LOST REGNUM(ロストレグナム)~魔窟の皇帝~ @wiki

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古びた図面


~古びた図面~



 ふんだんに使われた、エジプトの御影石に、
カララの大理石。それらは速やかに運び込まれ
秩序正しく組み上げられた。        

 何千本という、きらびやかな柱が、天へ伸び
ている。違和感を感じさせず、旧市街の溶け込
みゆく神殿群。なだらかに並び、つながり、最
後にオレスティスの大岩へと収まる。    


 大岩に座すユピテル神殿は、まさしく神の降
り立つ場所。夜明けの光に包まれるとき、神殿
は光り輝き、天空の一部となる。トラキア人た
ちは、この地を神域と呼ぶ。        

 ラビリウスの手腕は、賢人ヒッポダモスに比
肩するといえよう。数々の伝説は、すべて本当
のことだったのだ。            


 誇りとなる、実り多き仕事だった。この都市
の名が表すように、例えそれが私情によるもの
であったとしても。            


奴隷長の日記


~奴隷長の日記~



 新しく入ったトラキア人たちに仕事を教える
日々。それにしても、マストルの不器用さには
困り果てる。               

 今日は皇帝様のお食事中、ガラス皿を落とし
て割ってしまった。幸いアンティノス様が取り
繕ってくださり、何とかその場は納まったが、
もう大切な給士の役目をさせるわけにはいかな
いだろう。                



 アンティノス様は本当におやさしい方だ。 

 聞いた話では、皇帝様が盗賊どもの隠れ家を
せん滅した際、牢獄に幽閉されていたアンティ
ノス様を見つけられ、救出されたそうだ。  


皇帝様はその権力を振りかざすことなどなく、
自分に仕えてくれと願い、説得され、そしてア
ンティノス様はそれにこたえられた。    

 なんと劇的で美しい話だろう。わたしが詩人
なら、お二人を称える詩を献上するところだ。


 ここにも大分慣れてきた。ティヴォリのお屋
敷ほど広くはないが、地下通路は比べるまでも
なく複雑で、未だに時々迷ってしまう。   

 だが、お二人に仕えることは身に余る光栄。
奴隷長として精一杯がんばろう。      



近衛兵の日誌


~近衛兵の日誌~



 都市の改築は八割方終了している。住民の協
力もあって、工事は至って順調に進んだ。  

 恐れていた東方からの侵攻も、今のところ見
受けられない。北方の蛮族以外にローマを敵に
回す無謀な奴らは、もう少ないという話だ。 


 それにしても、ハドリアヌス様のお考えが分
からない。何故このような辺境をご自身の隠居
先に定められたのだろう?         

 確かに、ここはローマにとって東方の拠点で
あり、重要な場所ではあるが、余生を送られる
場所として、はたして適切なのだろうか?  


 あの神官を地下でよく見かける。オシリス神
に仕える者という話だが、あの目つきといい気
配といい、どうも不気味だ。        


紙切れの束


~紙切れの束~



 神官の使いという奴が、大量の食物を買いに 
来た。儀式に必要というが、軍隊を数ヶ月は維 
持できる量だ。               

 どんな儀式を行なうのだろう? 神がかった 
奴らの考えることは、よく分からないね。   


 しかしこれだけの荷を、あの岩山の頂上まで 
運ばなければならない。参道のほとんどが階段 
だから、荷車で運ぶことは無理だ。      


 まったく、迷惑な場所に神殿を建ててくれた。


女主人の日記


~女主人の日記~



 アヴィキス様は一度お顔を出されたきり。忙
しい方だから仕方ないのだけれど、自分のご主
人様の顔を知らない奴隷の方が多いのだから、
困りものだわ。              


 世界中に十数軒の豪邸を持っているそうだか
ら、こんな辺境に来ることは、もうないのかも
しれない。                

 寂しいけれど、ご恩に報いるため、留守を預
る者として頑張らなくては。        


 明日はカシウス様のお屋敷に、二十本のアン
フォラを届けなければいけない。あの方は美少
年がお好きだから、スポルスに行かせるとしま
しょう。                 

老皇帝様といい、最近の殿方は困ったもの。 


獣皮の手紙


~獣皮の手紙~




 ポルティコへ              

 この都市はへんだ。生きている住民はひとり
もいない。生きている死体なら、そこら中をは
いまわっているがな。           


 たんさく中にまよいこんだ場所で、ミノタウ
ロスにでくわした。あれは人間がつくった魔物
というはなしだ。これはどういうことだ?  

 数日まえまで住民は生活していたようだ。こ
んせきが残っている。ヤバイにおいがプンプン
する。                  


 しかし、お宝は山とある。カギのかかってい
ない宝物庫が、たくさんならんでいるようなも
のだ。命をかけてもそんはないぜ? おまえも
はやくこいよ。              


警備兵の日誌


~警備兵の日誌~



 ノネ4日前               

 今日もいくつか式典が行なわれたようだ。皇
帝様の隠居地ということで、金儲けを企む商人
どもが、この地に集まって来ているらしい。 

 それにしても、ここ最近ローマからの伝書鳩
がこない。最後の伝書鳩が来てから、ひと月は
経つというのに。気がかりだ。       


カレンデ18日前             

 岩山の近くで不審な一団を見かけた。追いか
けたが、クモの子を散らすように逃げていって
しまった。まさか蛮族の先遣隊ではないか? 


カレンデ                 

 アンティノス様が死んだという噂が流れてい
る。隊長に聞いてみたのだが、上からは何も聞
かされていないらしい。この前の不審な一団と
いい、嫌な予感がする。          


イドゥス                 

 岩山の方が騒がしい。大きな儀式を行なうと
いう御触れがあったが、それだろうか?   

 詳しいことは伏せられている。何の儀式だろ
う? 今晩は眠れそうにない。       


小さな木板


~小さな木板~



 今まで我らの信仰は尊重されてきた。だが、 
あの老皇帝は違った。            

 魂の栄光を司る聖なる岩山に、あのような神 
殿を建てるとは。このままでは、肉体から解放 
された魂が道を見失ってしまう。       


 ハドリアヌスは呪われるだろう。ローマの要 
求を受け入れてしまった。我らも同罪だ。   

 呪われた肉体は日の光を嫌い、地の底をはい 
かいする。残された魂は行き場を失いさまよう。


 もはや天上での繁栄は約束されない。    


書きかけの手紙


~書きかけの手紙~



 50人の剣闘士、13頭の刃虎、4頭の象。
これだけでも十分だが、目玉はあの巨人どもだ
ろう。目の肥えた観客でも、あれには度肝を抜
かれるはずだ。              

 問題は、奴らの相手となる剣闘士を見つけら
れるかどうかだ。相当の腕利きでないと、潰さ
れて、すぐに闘技が終わってしまう。    


 兄のステロペスは剛力の持ち主だ。どんな鎧
を着ていても、振り下ろす一撃で潰されてしま
うだろう。                

 弟のアルゲスは巨人のくせに気が弱い。すぐ
逃げ出してしまう。だがな、遠くから石を投げ
つけてくるんだ。頭が良いのか悪いのか、卑怯
な野郎だ。                


 しかしこれが、狙いはいいかげんなんだ。問
違えて兄貴の体に石をぶつけることが、時々あ
る。でかいだけに細かい事が苦手なんだ。  

 コスコニウスよ、奴らをここまで連れて来る
ことは簡単ではなかった。どうやったと思うか
ね? 次に会うときに教えてやろう。上等のワ
インを用意して、楽しみにしておいてくれ。 


 しかし、あのラビリウス様が協力してくれる
とは。巨人には他にも使い道があるといってい
た。あの方の考えることは計り知れない。  


邪教徒書簡1


~邪教徒書簡1~



 都市の改築は予定通り進んでいる。儀式の間
も無事に出来上がった。ユピテル神殿の最下層
が、我らの祭壇となっているとは、誰も気がつ
くまい。                 

 ここは、我らに約束されし地だ。     


 予想通りラビリウスの追求は厳しかったが、
われは皇帝の強い信頼を得ている。安心してく
れ。この隠し宮殿は、我が魔力により何者も立
ち入ることはできない。          


 ラマシュト様の御心の下に。       


邪教徒書簡2


~邪教徒書簡2~



 計画は順調だ。いけにえの食事に混ぜてきた
毒が、そろそろ効果を出しはじめる。死んでし
まっては意味がないぞ。慎重に事を進めよ。 

 仮死状態となったいけにえは数週間目覚めな
い。その間に皇帝を洗脳する。魂の復活を信じ
込ませ、我らの操り人形となってもらう。  


 門題はラビリウスだ。われを疑っている。儀
式までの間、ここに居られてはまずい。   

 にせの書状を用意するのだ。元老院からの緊
急の知らせがよいだろう。どこかへ、それもで
きるだけ遠くへ旅立ってもらう必要がある。 


 儀式は次の満月に行なう。皆の働きに期待し
ている。                 


 ラマシュト様の御心の下に。       


邪教徒書簡3


~邪教徒書簡3~



 儀式は成功した。いけにえの魂が肉体から切 
り離されたとき、異界において、激しい力の渦 
が巻き起こったのだ。オレスティスの霊脈はそ 
れに呼応し、息吹いた。           

 すべて、われの想定通りだ。        


 しかし霊脈の激しい放流により、都市に住ま 
う民の魂も、肉体から不完全に抜け出たようだ。

 残された肉体は生きる屍となり、闇をさまよ 
うことだろう。               


 ラマシュト様の御加護がなければ、我らも危 
うかった。                 

 あの老皇帝にも、強い影響があったようだ。 
霊脈に溺れ、以前にも増して侮りがたい魔力に 
満ちあふれている。             


 だが、案ずることはない。そのために、いけ 
にえの魂を儀式の間に封じたのだ。      

 あれは愛する者の魂をより所に、その身朽ち 
果てるまで、神殿にこもっていることだろう。 


 我らは強大な霊脈の力と、ローマ皇帝の威光 
を、共に手中に収めたのだ。このチある限り、 
我らの繁栄は約束される。          

 そしてこの鋼石によって、われには、新たな 
地位が与えられるだろう。          


 今、われは時間を必要としている。副王様へ 
のご報告はもう少し待つように。       

 また、元老院に気がつかれる前に、事態を収 
拾しなければならない。さらなる皆の働きに期 
待している。                


 ラマシュト様の御心の下に。        


邪教徒書簡4


~邪教徒書簡4~



 時間の経過がおかしい。宮殿の構造が刻々と
変化する。この岩山を中心に結界が張られてい
るのだ。                 

 どう歩いても出口にたどり着くことができな
い。我が魔力は岩盤に吸収されてしまう。完全
に閉じ込められてしまった。        

 らびりうすだ。こんなことができるのは奴し
かいない。奴を侮りすぎていたようだ。   

 何とかしてこの結界から脱出せねば、すべて
が無駄となってしまう。          


 宮殿の数ヶ所に、我らの知らぬ装置が設置さ
れている。乳白色をした鉤爪のような物体だ。

 われが見たところ魔法の扉と思われる。霊脈
を利用して空間を操作しているようだ。ラビリ
ウスが仕掛けたものに間違いないだろう。  


 装置を調べるのだ。かならず封印を解く術が
あるはずだ。               


 ラマシュト様の御心の下に。        


血染めの手紙


~血染めの手紙~



 アンティノス様が亡くなられて以来、ハドリ
アヌス様は変わってしまわれた。      

 視線が定まらず、空中を見つめ独り言をつぶ
やいているかと思えば、急に感極まって泣きだ
される。食事はほとんど召上らないし、夜は十
分に眠れていないご様子。頬はこけ、目の下に
は隈が絶えない。             

 昨日まではそうだったのだ。悲しみに溺れて
いなさった。               

 しかし、今朝のハドリアヌス様の目には異様
な輝きが宿っていた。立ち直られたのかと思っ
たが、どうも様子がおかしい。       


 いつも傍らにより添っている神官マルドゥク
が、微笑を浮かべていた。嫌な感じだ。   

 パルテニウスよ、奴は何かを企んでいるぞ。
警戒の目を光らせていてくれ。       


 わたしはラビリウスを呼び戻すため、ローマ
へ向かう。彼の力が必要になるはずだ。   

                 シーゲル


夢想録1


~夢想録1~



 誰が為でもない、純粋なる独白を、今ここに
書き記す。これは我が魂の告白である。   

 ハドリアヌスという名の肉体は、魂の入れ物
としての役目を終えつつある。この朽ちゆくの
みの肉体、そして疲労した精神は、皇帝として
多くを経験してきた証であり、我が人生の誇り
であるはずだ。              


 はたして、それに如何ほどの価値があったと
いうのか?                

 若かりし頃、度を好むわたしにとって、戦争
は外国へ行くための良い口実だった。しかし、
そこで、どれだけ武勲を挙げたとしても、個と
しての満足を得ることはついになかった。  


 皇帝という地位を手中にした後、あらゆるも
のをつくり上げた。城壁を築き、都市を興し、
法を整備した。そして国は栄え、人々は豊かに
なったかもしれぬが、わたしは何を得た?  

 追従、嫉妬、裏切り、汚職、放蕩、飽食… 
これが我が努力の見返りだろいうのだろうか?


 わたしはすべてに絶望し、残された人生に決
着をつけることばかり、夢想していた。   

 しかし、神はわたしを見捨てはしなかった。
今、わたしの傍にはアンティノスがいる。大理
石の肉体、高潔な精神、そして黄金の魂…すべ
てが完全な美である奇跡。この者が傍にいるだ
けで我が魂の暗黒は晴れ渡るのだ。     



夢想録2


~夢想録2~



 我が魂の片割れ、アンティノスよ。    

 多くの人間を目にしてきたが、おまえほど高
潔で、純粋な精神の持ち主はいない。    

 はじめて出会った頃、皇帝という人間を前に
して、あのようにまっすぐな視線を返してきた
者は、後にも先にもお前一人、今この時も忘れ
えぬ瞬間だ。               


 兵を伴いエフィソスへと向かう途中の小さな
農村で、害をなす盗賊を誅してほしいと民によ
る訴えがなければ、あの忌まわしき地下牢から
おまえを救い出すこともなかったであろう。 

 あのような境遇におかれてなお、高潔な精神
を保つことができる人間がいるという事実に、
わが心は打たれたのだ。          


 それより以前は、我が人生の終結ばかりを考
えていた。今では、如何にしてお前と過ごす時
間を長らえることができるかに腐心している。

 マルドゥクという異国の神官の言葉を信ずれ
ば、このチは、時を遅める力を持つとのこと。
ここで共に余生を過ごすことが出来れば、それ
こそが、我が人生の報酬としてふさわしい。 

 ラビリウスはあの者を信用していないようだ
が、わたしは、この老体に残された時間を引き
伸ばすこちができるのならば、どんなに可能性
が低くとも試さなければならぬのだ。    

 長年の友人の忠告より、我が眼前を照らし出
す太陽であるお前との時間が大切だということ
を分かってもらいたい。          


夢想録3


~夢想録3~



 わたしは全てを憎む。          


 この世界を、神を、命を呪おう。     


 太陽は落ちた。             


 二度と魂を暖めることはない。      


 永遠の冬、永遠の闇。          


 神殿に感じられる太陽の残り火よ。    


 我が唯一の慰め。            


 共に世界が終わるまで、この地に……   





傭兵指南書1


~傭兵指南書1~



 調査のために必要なアイテムの幾つかは、支
給品として一定量を調査隊長から受け取ること
ができる。                

 ただし、アイテムボックスに同じアイテムが
既に存在している場合、それを差し引いた数が
支給される。支給される数を超えて所持してい
る場合は、支給されない。         


 調査の中で、アイテムが無くなり行き詰った
ら、公共広場に戻って支給品を受け取り、再挑
戦すれば生存確率は高まるだろう。     

 無理は禁物だ。公共広場に戻っても、それま
でに得た経験が無駄になるわけではないことを
忘れるな。                

                 アルドラ


傭兵指南書2


~傭兵指南書2~



 攻撃と防御は戦いの基本中の基本だ。まずは
攻撃についてまとめよう。         

 □ボタンの小攻撃と△ボタンの大攻撃の組み
合わせで、さまざまな連続攻撃が可能だ。一通
りの組み合わせを試して、それぞれの特徴を把
握しておこう。              


 大型の敵になればなるほど、相手の行動を攻
撃で止めることは難しくなってくる。敵をひる
ませたり、転ばせることができる技を覚えてお
くと混戦時に役立つだろう。        

 背後からの攻撃なら、正面からの攻撃よりも
相手の行動を止めやすい。よく肝に銘じておく
ように。                 


 防御行動は<ガード>と<ドッジ>がある。

 <ガード>はRボタンを押している最中、正
面からの攻撃を防ぐことができる。ただし、爆
弾の爆発や一部の攻撃は防ぐことができない。

 <ドッジ>は、攻撃が当たる瞬間にRボタン
をすばやく入力することで、敵の攻撃を避ける
ことができる。こちらは背後からの攻撃も避け
ることが可能だ。WILも回復するのでチャン
スがあれば狙っていくべきだ。       

                 アルドラ


傭兵指南書3


~傭兵指南書3~



 ベルトアイテムの効果や、スキルの効果など
で、敵の頭の上や自分の体力ゲージの下段にア
イコンがでることがある。これは<状態異常>
と呼ばれる状態を示している。       

 マイナス効果だけではなく、プラス効果も存
在し、様々な<状態異常>が同時につくことも
ある。                  


 どのベルトアイテム、どのスキルを当てると
どういった<状態異常>がつくのか? または
どの敵の攻撃がどういった<状態異常>をして
くるのかを覚えていくことで、多彩な状況に対
応できるようになるはずだ。        


 “すばやい敵には、麻痺や睡眠などの足止め
効果がある<状態異常>が有効”といった戦術
を組み立てることで、有利に戦いを進められる
ようになるだろう。            

                 アルドラ


傭兵指南書4


~傭兵指南書4~



 敵によっては、暗闇の<状態異常>にしても
なお追ってくる敵が存在する。       

 それらの敵は視覚に頼って行動しているので
はなく、熱源や音源を追いかけているのかもし
れない。そういう時、熱風トーチや絶叫トーチ
を使ってみると、相手が何に反応しているかが
推測できるだろう。            


 ベルトアイテムや、スキルで<状態異常>に
なったとき、その効果によっては光、熱、音な
どを発することがある。そのようなときは足元
に現れる効果を見れば、区別できるだろう。 

 そのような時、何か敵がいつもと違う反応を
示せば、その効果が発するものに反応している
ということだ。              


 敵を集めたり、遠ざけたりする時に有効な手
段となる場合もある。思わぬ場所で役立つかも
しれないので、覚えておいて損はないだろう。

                 アルドラ


傭兵指南書5


~傭兵指南書5~



 ベルトに登録することができて、戦闘中でも 
瞬時に使うことが可能なものを、ベルトアイテ 
ムという。                 

 回復アイテムや、きのこ、爆弾、トーチなど 
が主なベルトアイテムだ。          


 ベルトアイテムは“自分自身に使うもの”と 
“敵に対して使うもの”の2つに大別できる。 

 ベルトに登録してR+△ボタンを押すことで 
前者は自らにそのアイテムの効果を与え、後者 
は足元に設置する。R+□ボタンなら、どちら 
も前方へ放り投げることができる。      


 R+△ボタンでのベルトアイテムの使用は、 
基本的に、どのような状況でも使えるのを覚え 
ておけ。例えば、敵に倒されてダウンしていて 
も体力を回復することができるし、ジャンプで 
敵を飛び越しざまに爆弾を落とすことも可能だ。


 探索していくなかで、出会う時に適したベル 
トアイテムを渡鹿しておくと、戦闘が楽になる 
だろう。                  

 いろいろ試して、その特性を把握するのだ。 

                 アルドラ


傭兵指南書6


~傭兵指南書6~



 レベルアップするごとにアビリティポイント
を得ることができる。           

 アイテムボックスのステータス画面で“アビ
リティポイント”を選び、このポイントを割り
振ることで、アビリティレベルを変更できる。


 一度割り振ったアビリティポイントを、元に
戻すこともできる。試しに様々なアビリティレ
ベルを上げてみて、自分の戦闘スタイルに適し
たものを探してみるといいだろう。     

 それぞれのアビリティの効果を以下に記す。


STR 力強さ:基本攻撃力に影響する。  

DEX 器用さ:クリティカル確率と、移動ス
        ピードに影響する。    

VIT 生命力:基本体力であるHPと防御力
        に影響する。       

WIL 精神力:スキルの発動に必要なWIL
        の最大量に影響する。   

RES 抵抗力:マイナス効果の状態異常時間
        を短くする。       

大剣マスタリー:大剣を扱ったときの攻撃力に
        影響する。        

2刀マスタリー:2刀流になったときの攻撃力に
        影響する。        

剣盾マスタリー:剣と盾を扱ったときの攻撃力
        に影響する。       

弓マスタリー :弓を扱ったときの攻撃力に影
        響する。         

アイテムの知識:アイテムを使用したときの効
        果をより良くする。    

以上だ。一度ポイントをあるアビリティに割り
振っても、再度、別のアビリティに振り直すこ
とが可能だ。積極的に、あらゆるパターンを試
してみるがいい。

                 アルドラ


傭兵指南書7


~傭兵指南書7~




 スキルを使うときに注意すべき点を、何点か 
説明しよう。覚えておけば戦闘で役に立つ情報 
になるはずだ。               


1:戦闘中に使用するスキルの登録はアイテム 
  ボックス内のステータス情報が表示されて 
  いるウィンドウの2ページ目でのみ行う。 
  よって、戦闘中は変えることができない。 
  苦戦したら、一度公共広場に戻り、スキル 
  の組み合わせを考え直すことも必要だ。  
  
  
2:スキルレベルは、使えば使うほど上がり、 
  得られる効果が強化されていく。最初は使 
  いにくいと思っていたスキルも、育てるこ 
  とで印象が変わるかもしれない。     
  また、幾つかのスキルは、敵の種類によっ 
  て意味をなさないものもある。使いどころ 
  を考えて選択するべきだ。        
  
  
3:同じスキルは連続して出すことができない。
  一度使用した後、しばらくアイコンが点滅 
  していたら、まだ準備ができていない状態 
  だ。ただし、別のスキルであれば続けて使 
  用することができる。この特性を利用すれ 
  ば、攻撃を一気に畳み掛けることも可能だ。
  
  
4:スキルを出すことができないのは、必要な 
  WILが足りないとき、ジャンプしている 
  とき、そして麻痺、睡眠、激怒といった状 
  態異常のときだ。            
  それ以外であれば、いつでも出すことがで 
  きる。例えダウンしてしまっても、強引に 
  スキルで反撃することが可能だ。     
                  アルドラ


必読合成入門1


~必読合成入門1~



 合成とは、ある物質に別の物質を混ぜて鍛え
ることで、不思議な効果を宿らせる高度な鍛治
の技術です。               

 合成のベースは武器や鎧などに限ります。加
えることができるのは、武器か合成素材のみで
す。合成素材とは鉱石、化石、水晶のことで、
これらを発見したら、なるべく持ち帰ることを
お勧めします。              

 武器や鎧、合成素材には3つの大いなる力が
込められていると伝えられています。    

 我々のような鍛治を生業とする者は、その力
を20段階の逆三角形で書き記します。その三
角形を物質力のパワーゲージと呼んでいます。

 ここで肝心なのは<祝福>です。     

 パワーゲージのどれかを0、もしくは20に
変化させることで、武器や鎧に不思議な効果が
宿ります。これを<祝福>と呼び、その武具を
装備する者に恩恵を与えてくれるのです。  

 <祝福>は一つの武具に最大3つまで、つけ
ることができます。            

 鍛治の風習に“<祝福>を得た武器に一つ名
を銘うつ”というものがあり、<祝福>の状態
でその銘は異なります。お気に入りの名前でそ
ろえるのもいいかもしれませんね。     

                 リエッタ


必読合成入門2


~必読合成入門2~



 ある<祝福>を、別の武器に移そうと思って
うまくいかなかった経験はありませんか?  

 パワーゲージの同じ場所にそれぞれ<祝福>
が宿っている状態で、それらを合成しようとす
ると、その場所のパワーゲージの高い方が優先
されます。ですから、パワーゲージを合成素材
などで調整してから合成すると良いでしょう。


 また、合成しようとした時に、パワーゲージ
の結果が0以下、もしくは20以上になってし
まう場合は、合成ができません。      

 それも合成素材をうまく使って、パワーゲー
ジを調節してみてください。パワーゲージは合
成によって、3つすべて上がることは無く、逆
に3つすべて下がることもありません。基本的
に何かが上がれば、何かが下がります。   


 あとは、武器から鎧に<祝福>を移すときに
効果が変わってしまうものがあるので、注意が
必要です。何が何に変わるかは、結果画面をよ
く見て判断してください。         

 また、<祝福>は別のものに移るとき、効果
が半減してしまうことを忘れずに!     


 いままで記したことに注意すれば、目的とす
る<祝福>を狙って別の武具に移すことができ
るはずです!               

 これで、主に装備する武具を変更するときに
今まで育て上げた<祝福>が無駄になることは
ないでしょう。              

                 リエッタ


必読合成入門3


~必読合成入門3~



 最後に合成のコツについて、お伝えしようと 
思います。                 

 これが、合成マスターへの道しるべとなれば 
幸いです!                 


その一                   
 お気に入りの武器、または鎧を、むやみに合 
成し続けると、<祝福>の力が弱くなってしま 
うこともあるので、注意! 結果画面でRボタ 
ンをおして、以前の能力値と比較しましょう。 


そのニ                   
 目的意識を持った合成をしましょう。闇雲に 
合成をし続けても、ある一定以上の強さは得ら 
れません。攻撃力アップに特化したり、弱点を 
補う<祝福>で固めるなど、アビリティや戦闘 
スタイルにあわせて工夫するのが良いでしょう!


その三                   
 装備しなければ<祝福>の効果は得られませ 
ん。逆にいえば、サブ装備も<祝福>の効果が 
得られます。メイン装備と、鎧だけでは効果が 
物足りないときは、サブ装備をしっかり鍛えて 
あげると良いでしょう!           


 とにかく、合成を完了する前に、わたしが示 
す合成の結果予測をよく見て、他の組み合わせ 
の方がよくないか、いろいろ比較してみてから 
決定するのがお勧めですよ。         

 お気に入りの武器は、時間をかけてじっくり 
鍛えてあげてください!           
                 リエッタ 


物々交換心得1


~物々交換心得1~



 この世の中、あまりにモノの価値をわかって
いない客が多い……なので、このような心得を
書かなければいけない。この紙もタダではない
が、ここに記したことを覚えてもらうことで、
よりいっそう、わたしの利益につながるのであ
れば、必要な投資と考えざるを得ない。   

 いや、こんなことを書いていてもインクの無
駄だ。本題に入るべし。          

 必要のないモノは貯め込んでおいて、必要な
モノと交換……これが大前提だ。      

 効果が小さいアイテムも、数があれば、より
よい効果を持つアイテムと交換することができ
る。いらないからといって無闇にモノを捨てる
ことは、モノの価値がわかっていない者がやる
憎むべき行為……考えるだけでハラワタが煮え
くり返る!                

 興奮してしまった……とにかく、わたしが伝
えたいのは、見つけたら拾い、拾ったら貯め、
貯まったら必要なモノと交換すべしということ
だけだ。                 

 この心得を読んだ客が、貴重品を捨てるよう
な愚行を繰り返さないことを願う。     

                  ブラド


物々交換心得2


~物々交換心得2~



 わたしが提案するトレードの条件は一つとは 
限らない。その中で一番集まっているもの、集 
めやすいもので選べば効率的なはずだ。    

 今までに行ったことがある場所でも、必要な 
モノが落ちるかもしれない。どこで、どんなモ 
ノが手に入るかを気に留めておくと、あとで必 
要なモノが出てきたときに、その記憶が頼りに 
なるだろう。                


 また、欲しいモノとの交換に必要なモノが足 
りなくても、簡単にあきらめてはいけない。  

 例えば、AはBと交換が可能で、BはCと交 
換が可能だとする。もし、Aが必要なときにB 
が手元に無くとも、Cを持っていれば、それを 
Bに交換し、そのBを用いてAを得ることがで 
きる……少し遠回りだが、必要なモノを手に入 
れるための重要なトレードテクニックだ。   


 わたしの商品棚には支給品では手に入らない 
様々なアイテムや合成素材を豊富にとりそろえ 
ているつもりだ。              

 これらの商品を、お客である傭兵が利用する 
ことで調査の効率が上がり、その傭兵は、さら 
に良い品をここに持ち帰ることができるはずだ。



 このように利害が一致しているとき、商売は 
正しく機能するものなのだ。         

 (我ながら良いことを書いた)       

                  ブラド 


物々交換心得3


~物々交換心得3~



 調査員や傭兵たとが運んでくる品々を鑑定し、
彼らの話と総合すると、それぞれのモノが持っ 
ている特性に気がつきはじめた。その特性につ 
いて、まとめて記しておこう。        


 体力を徐々に回復する粉薬を服用すると、し 
ばらく、体から光を発するようだ。精神力を徐 
々に回復する酒を飲んでも同様の効果があり、 
その状態で歩き回っていると、光を好む魔物が 
よってきたと、ある兵士が調査隊長様に報告し 
ているのを耳にした。            


 剛力の魔石は、その効果を受けた者から熱が 
発せられるようだ。守護の魔石では光が、疾風 
の魔石では音が、それぞれ発せられるらしい。 

 主だった効果の影に、副次的な効果が隠され 
ているわけだ。               


 この点に着目して作られたと思われる品が、 
トーチと呼ばれるものだ。          

 絶叫トーチからは音、閃光トーチは光、熱風 
トーチは熱を発する。これらの効果を覚えてお 
けば、それぞれに反応する敵を、おびきよせる 
ことができるだろう。            


 柄にもなく、学者のようなことをしてしまい 
少々頭が疲れたが、扱っている商品に関して正 
しい知識を得ることは商人として基本の姿勢だ 
からな。                  

それにこのような情報をまとめて仕上げれば、 
それで商売ができるかもしれないではないか? 

                  ブラド 

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