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<h2>各種PDAとH/PC、タブPCの比較</h2> <p> H/PCとは、ハンドヘルドPCのこと。つまり、手で持ったまま使うPCである。docomoのシグマリオン、NECのモバイルギアHPのジョルナダ、VictorのInterlink(同名のWinXP搭載機もある。ここではWinCE搭載機)などがあったが、どれも今は生産規模を縮小しているのが惜しいところだ。</p> <h3>H/PC</h3> <p> 迅速に起動できる。軽い。手軽。PDAより大きくノートより小さい。ポケットには入らないが、かばんにすっぽり入ってACアダプタがいらない。電池使用のものあるくらいだ。ネットは快適、タッチパネルで絵を描いてキーボートで字を書いて、と何でもできる。</p> <p> …では、なぜ規模縮小なのか?売れないのか?持ってるだけでヲタ扱いなのか?</p> <p> 答えは簡単だ。中途半端、と世間が認識しているのだ。<br> メールを見るだけなのに、かばんからH/PCを出してくるのは面倒だ。ポケットに入っていないのに、メモをとる気にならない。電車の中でたったまま文章入力なんてできない。座れる場所があるんならノートPCのほうが快適でいいや、といった感じだろうか。</p> <p> なんだ欠陥品のような冒頭だが、H/PCは使い方によってはモバイルノートにも勝る能力がある。文章入力ならどう考えてもPDAより使い勝手がいい。簡単なイラストを添えるにも、手書き入力というのは便利だ。ノートPCのポインティングデバイスやタッチパッドでは表現できない。<br> 思いついた事をさっと保存でき、音楽を聴きながらの辞書引きも可能だ。<br> 出先でバッテリが切れても、小さなアダプタで電源供給をしたり乾電池を買ってきたりできる。それ以前に、まず出先でバッテリが切れる事はない。ノートPCのように無駄な電力を使わず、物理的な駆動部分もないため、省電力なのだ。音も出ない。</p> <p>価格は安価なノートPCと同じくらいだ。</p> <p> しかし、いかんせん中途半端なモデルのため、もっと考えなくてはいけない点もある。Blutoothや無線LANを入れたり、OSを改善してノートPC向けのアプリが使用できるレベルになれば(つまりWin98程度の実力があれば、だ。XPくらいあるとモバイルするのに本来不必要なものまでついてくる)、もっと好調に売れたのではないだろうか。</p> <p> 手軽に利用できるノートPCという事で、子供や学生に購買層が広がると思うのだが。</p> <h3>タブPC</h3> <p>最近はやりだしたタブ。</p> <p> 手書きによる直感的な操作、WinXPタブエディションという高い拡張性。PDAほどではないが機敏に動き、ネットもデスクと同じようなスピードで閲覧できる。プレゼン、設計士、電子カルテ…など用途は多岐に渡る。</p> <p>タブは、大きく二種類に分けられる。</p> <h4>コンバーチブルタブレット</h4> <p> ノートPCの画面が回転してタブになる。モバイル・セカンドPCとして買うならこちらはお勧めできない。重いいので左腕が疲れるし、ヒンジ部分の強度もまだまだ心配だ。ノートPCによく比較されるが、若干まだ機能が劣っている。逆に、一台で何もかも済ませたい人はこれを買えばいいのかというと、そうでもない。<br> たいていUSBがついている。ノートPCと同じだけのインタフェースがあるので、マウスを付けたりドライブを付けたりできる。</p> <h4>ピュアタブレット</h4> <p> 純粋に、画面と、いくつかのハードボタンしかない。そのため、キーボードやドッキングステーションとセットで販売されているものも多い。セットでなくても、たいていUSBがついているので、サードパティ製のキーボード(じつはこっちのほうが安くて機能的だったり)を使用したり、マウスを付けたりドライブを付けたりと好き放題できる。CDのリッピングなどは可能だろうが、動画のエンコードまで安定してできるほど高いCPUのものは販売されていない。あくまでモバイルとして考えるべきである。<br> 軽くて、結構頑丈である。アクティブに活動するためのものなので、バッテリも結構もつ。</p> <h4>タブPCとペンタブ+ノートPCの比較</h4> <p> 筆圧検出、手書き入力など、基本的な機能は違わないが、大きな差がある。</p> <p> ペンタブや、PDAは、指でも反応してしまうのだ。誤作動の可能性がある。そのかわり、ペンに電池を入れたり特別なメンテナンスをしなくてもいい。ペンは安価で販売されているので、紛失時も安心できる。</p> <p> タブPCは、ほとんどの場合電磁誘導式とかいう名前の構造だ。ペン自体が特殊なので、手で触っても誤作動しない。その代わり、入力にはペンが必須だ。電池が要るのかどうかは未確認だが、ペンはあまり市販されていない。だが、ペンを近づけるだけで反応する事もでき、パスワードの代わりに手書きサインが使えたり、ベクトル系ソフトでも快適に図表を描ける。</p> <br> <br> <p><br> <br></p>
<h2>各種PDAとH/PC、タブPCの比較</h2> <p> H/PCとは、ハンドヘルドPCのこと。つまり、手で持ったまま使うPCである。docomoのシグマリオン、NECのモバイルギアHPのジョルナダ、VictorのInterlink(同名のWinXP搭載機もある。ここではWinCE搭載機)などがあったが、どれも今は生産規模を縮小しているのが惜しいところだ。</p> <h3>H/PC</h3> <p> 迅速に起動できる。軽い。手軽。PDAより大きくノートより小さい。ポケットには入らないが、かばんにすっぽり入ってACアダプタがいらない。電池使用のものあるくらいだ。ネットは快適、タッチパネルで絵を描いてキーボートで字を書いて、と何でもできる。</p> <p> …では、なぜ規模縮小なのか?売れないのか?持ってるだけでヲタ扱いなのか?</p> <p> 答えは簡単だ。中途半端、と世間が認識しているのだ。<br> メールを見るだけなのに、かばんからH/PCを出してくるのは面倒だ。ポケットに入っていないのに、メモをとる気にならない。電車の中でたったまま文章入力なんてできない。座れる場所があるんならノートPCのほうが快適でいいや、といった感じだろうか。</p> <p> なんだ欠陥品のような冒頭だが、H/PCは使い方によってはモバイルノートにも勝る能力がある。文章入力ならどう考えてもPDAより使い勝手がいい。簡単なイラストを添えるにも、手書き入力というのは便利だ。ノートPCのポインティングデバイスやタッチパッドでは表現できない。<br> 思いついた事をさっと保存でき、音楽を聴きながらの辞書引きも可能だ。<br> 出先でバッテリが切れても、小さなアダプタで電源供給をしたり乾電池を買ってきたりできる。それ以前に、まず出先でバッテリが切れる事はない。ノートPCのように無駄な電力を使わず、物理的な駆動部分もないため、省電力なのだ。音も出ない。</p> <p>価格は安価なノートPCと同じくらいだ。</p> <p> しかし、いかんせん中途半端なモデルのため、もっと考えなくてはいけない点もある。Blutoothや無線LANを入れたり、OSを改善してノートPC向けのアプリが使用できるレベルになれば(つまりWin98程度の実力があれば、だ。XPくらいあるとモバイルするのに本来不必要なものまでついてくる)、もっと好調に売れたのではないだろうか。</p> <p> 手軽に利用できるノートPCという事で、子供や学生に購買層が広がると思うのだが。</p> <h3>タブPC</h3> <p>最近はやりだしたタブ。</p> <p> 手書きによる直感的な操作、WinXPタブエディションという高い拡張性。PDAほどではないが機敏に動き、ネットもデスクと同じようなスピードで閲覧できる。プレゼン、設計士、電子カルテ…など用途は多岐に渡る。</p> <p>タブは、大きく二種類に分けられる。</p> <h4>コンバーチブルタブレット</h4> <p> ノートPCの画面が回転してタブになる。モバイル・セカンドPCとして買うならこちらはお勧めできない。重いいので左腕が疲れるし、ヒンジ部分の強度もまだまだ心配だ。ノートPCによく比較されるが、若干まだ機能が劣っている。逆に、一台で何もかも済ませたい人はこれを買えばいいのかというと、そうでもない。<br> たいていUSBがついている。ノートPCと同じだけのインタフェースがあるので、マウスを付けたりドライブを付けたりできる。</p> <h4>ピュアタブレット</h4> <p> 純粋に、画面と、いくつかのハードボタンしかない。そのため、キーボードやドッキングステーションとセットで販売されているものも多い。セットでなくても、たいていUSBがついているので、サードパティ製のキーボード(じつはこっちのほうが安くて機能的だったり)を使用したり、マウスを付けたりドライブを付けたりと好き放題できる。CDのリッピングなどは可能だろうが、動画のエンコードまで安定してできるほど高いCPUのものは販売されていない。あくまでモバイルとして考えるべきである。<br> 軽くて、結構頑丈である。アクティブに活動するためのものなので、バッテリも結構もつ。</p> <h4>タブPCとペンタブ+ノートPCの比較</h4> <p> 筆圧検出、手書き入力など、基本的な機能は違わないが、大きな差がある。</p> <p> ペンタブや、PDAは、指でも反応してしまうのだ。誤作動の可能性がある。そのかわり、ペンに電池を入れたり特別なメンテナンスをしなくてもいい。ペンは安価で販売されているので、紛失時も安心できる。</p> <p> タブPCは、ほとんどの場合電磁誘導式とかいう名前の構造だ。ペン自体が特殊なので、手で触っても誤作動しない。その代わり、入力にはペンが必須だ。電池が要るのかどうかは未確認だが、ペンはあまり市販されていない。だが、ペンを近づけるだけで反応する事もでき、パスワードの代わりに手書きサインが使えたり、ベクトル系ソフトでも快適に図表を描ける。</p> <p><br></p> <hr> <p> 肩がこってきたのでこの辺で終わりたいと思うが、手帳として買うならPalm、動画も見るならPocketPC、とにかく軽く文章が入れたいならH/PC、美しい手書きと実用性をとるならタブPCだ。</p> <p><br></p> <p><br> <br></p>

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