《幸福への道》(1951)


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第一場:1945年のナーダムも終わったある日、ネグデル(牧民協同組合)の組合員たちが、バータル翁(テノール)の仕事を手伝いに家から出てくる。皆祖国を称える歌を歌いながらフェルトを作る。今日は優秀な牧民としてバータルが勲章を受け、そのお祝いをする日だ。すると、怠け者で組合員たちからつまはじきにされているジャルサル(テノール)がやってきて、バータルの娘ハリオン(ソプラノ)に言い寄ろうとするが、周りの娘たちに散々に言われすごすご退散する。牧民のボル(テノール)とその友チョローン(テノール)がナーダムから戻ってきて、相撲でどんなに活躍したか皆に話して聞かせ、皆の賞賛を浴び、皆相撲の話で盛り上がる。そして愛し合うボルとハリオンが語らっているとバータル叙勲のお祝いが始まる。年長者からお祝いの言葉が述べられ、バータルは大変だった昔の思い出を語り、歌が歌われ宴たけなわとなる。すると突然、モンゴル国が日本の帝国主義者たちと戦うことを決めたという報せが届く。若者たちは奮い立ち祖国を守る決意を堅くする。第二場:関東軍の塹壕に内モンゴルの兵たちが取り調べのため連行されてくる。日本の将校(テノール)は日本軍の秘密部隊を捕虜にしたモンゴル国のスパイがどこに隠れているのかをあの手この手で聞き出そうとするが、一向に口を割らない。将校が5分の猶予を与えて外へ出ると、スパイをしていたモンゴル革命軍兵士ボルが内モンゴル軍の同調者と共にやってきて、内モンゴル兵士はボルが作戦でいかに勇敢だったか語る。内モンゴル人に請われてボルは自由な祖国モンゴル国がいかに素晴らしいか語って聞かせる。日本軍の将校が戻ってきてもう一度取り調べるが、何も答えないのに苛立ち、一人のモンゴル兵を殴り始める。これを見たボルは我慢できずに将校の前に出てきてしまい、将校は彼を取り調べることにする。どんな拷問にも動じないボルに業を煮やした将校は彼を銃殺するよう命じる。そして日本兵が銃を構えたその時、大砲の砲声が響く。それはソ連、モンゴル、中国の連合軍が攻勢を開始した合図だった。日本軍は慌てて逃げ出し、徹底的に叩き潰されて戦争は終わる。第三場:1945年秋、再びバータルの故郷。ネグデルの若者たちと生産大隊員たちが競って働き大きな成果を挙げ、赤旗の下誰もが幸せに働いていることを歌う。そして徴兵されていた人々が前線から帰ってくる。その中にボルの友チョローンもおり、人々は勝利を祝い、彼を温かく迎える。ハリオンも出てきて愛するボルの行方をチョローンに尋ねるが、作戦中に消息不明になったと聞き、一同悲しみに暮れる。ネグデルの党委員長バター(テノール)が集まった皆に「祖国の輝ける未来のために祖国を守り戦った兵士たち、そこで命を落とした同郷の士のために、彼らを見習ってより一層労働に励もう」と呼びかけた。その後のある日の早朝、ネグデル員たちは祖国の独立を決める国民投票に向かう。晴れやかな雰囲気の中、ボルが突然ソ連の将校と共に帰ってくる。ボルはどんな作戦に従事していたか、いかに死線を潜り抜けたか、その時ソ連軍の仲間がいかに勇敢に救出してくれたかを語る。人々はソ連軍将校を称え、モンゴルとソ連の友好を高々と歌う。大喜びのハリオンはボルに駆け寄りボルは彼女を力強く抱きしめる。人々は独立の投票を終え「名誉あるわが人民のとわに美しきしるしとなった金のソヨンボの旗よ、掲げよ旗を!万歳!栄えよわが祖国!万歳!」と歌い上げる。