《ゲセル法王》(2007)


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

第1幕第1場:場所はゲセルの宮殿。十方を治めるゲセル・ハーンは臣下の者たちと宴を開いているが、やがて手勢を連れて狩に出かける。妻のアルルンゴア妃が宮殿に一人残された。それを知った叔父のチョトン公が突如やって来る。アルルンゴアは供応するが、チョトンは「おお、かわいい我が甥嫁よ、ゲセルはそなたに影すら見せぬではないか。心細いことであろう。わしがそなたを娶ろうぞ」と彼女に迫る。アルルンゴアは「チョトン叔父様、何をおっしゃるのですか?万の兵を率いる叔父様も我が夫ゲセルに敵いましょうか。ご自身の体面をお考えくださいませ。」と門番を呼んで追い返させてしまった。第2場:呪いの黒い鳥の住処。チョトンは何とかアルルンゴアをゲセルと別れさせる方法はないかと地獄に住む呪いの黒い鳥のところへ行く。真夜中、黒い鳥は従者と共に現れ、怯えるチョトンに来た訳を問う。チョトンが訳を話し供物を差し出すと、黒い鳥と策謀をめぐらし、呪いでゲセルを弱らせ、ついには消してしまおうと考えた。そのためにまずはアルルンゴアを地獄に引きずり込もうと彼らはゲセル宮に向かう。第3場:アルルンゴアが物思いに耽っていると、チョトンと呪いの黒い鳥が宮殿を襲い、臣下や衛兵をみな殺しにしてしまう。最後に残ったアルルンゴアは一人戦うが力及ばず捕まってしまう。黒い鳥が宮殿に呪いをかけ、アルルンゴアは地獄に引きずり込まれる。復讐の成功を確信したチョトンは宮殿を自分のものにしたのだった。第2幕第4場:ゲセルが狩から戻ってくると、宮殿がぼろぼろなのを見て驚き、手勢を遣わして侵入者の足跡を追跡させる。兵たちはたちまちチョトンを捕らえる。チョトンは、自分がやったのではない、と悪びれた様子もないが、魔法の赤い紐を引き全てを悟ったゲセルは激怒し、手勢にチョトンを地獄へ落とさせる。第5場:ところ変わって草原。ゲセルは高い山の頂に上り、勝利の三姉妹に祈りを捧げると、三姉妹は青い守護鳥に姿を変えて天上から降りてくる。ゲセルはその青い鳥たちと踊りながら、自分は地獄へ妻を救出しに向かうので力を貸して欲しいと懇願する。三姉妹は力と勇気をこめて宝珠の矢を与える。第6場:地獄の宮殿では閻魔大王の使いである呪いの黒い鳥が宴を開き、アルルンゴアに力を見せつけていた。地獄の守護神たちが舞い踊るが、アルルンゴアは一人悲しみに暮れる。その間ゲセルは地獄で罰を受ける罪人に化けて紛れ込み、暴動を起こす。黒い鳥は飛んできてゲセルと戦うが、後からゲセルの手勢がチョトンを連れてくる。こうしてチョトンを地獄に置き去りにしアルルンゴアを救い出したゲセルは手勢と共に宮殿に帰る。第7場:アルルンゴアと共に宮殿に帰還したゲセルは三揃えの金の仏塔の前で十方の臣民に呼びかけ、肉を供し、馬乳酒を捧げ、白い石を砕くと、山並みが鳴動するまで舞い踊り、大宴会を催し、「極楽浄土に黄金の太陽と白銀の月のとわに昇らんことを!」と祝福した。