オルティン・ドー


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オルティン・ドー

(モンゴル語: Уртын дуу,古い文献にはУрт дууも見られる,モンゴル文字ラテン文字転写ではurtu-yin daγuu, 日本ではオルチンドーとも表記)は、モンゴル語で『長い歌』という意味の民謡であり、ホーミーと並び遊牧民族モンゴル人を代表する歌唱法でもある。

特徴
「非拍節的な自由リズムにもとづく旋律で歌い演奏される」ものと言われる。

歴史
中国の歴史書『魏書』には、紀元前3世紀頃からその地にいた古代トルコ系の高車という人々が狼の吠声のように「好んで声を引いて長く歌」っていた、というモンゴルのオルティン・ドーを思わせる記述がある。また漢の北方に大帝国を築いた匈奴も同じような歌の形式を持っていたらしい。

歌手
代表的な歌手にモンゴル国のドルジダグワ、ノロブバンザド、チメドツェイェーらがいる。

現代のトルコでも民謡はリズミカルなものと声を長く引き伸ばすものの2つに分類される。後者は「ウズンハウ」で「長い歌」の意である。また日本の民謡の『追分』や『馬子唄』もオルティン・ドーと音楽的に類似していることから、音楽学者の小泉文夫は中央アジアから日本にかけて同起源の声を長く引き伸ばす歌の文化圏があるとしている。一方日本音楽研究者の小島美子はこのつながり、特に日本民謡とモンゴル民謡の同源説は歴史学の観点から証明は難しいとしている。