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古代Calradia帝国
かつてこの地に栄えた偉大なる帝国。ローマ帝国がモデル。
栄光の日々が過ぎ、落ち目となった帝国は「蛮族の侵入を防ぐため帝国のために戦う」ということを条件に
Swadia、Vaegirs、Khergit、Nords、Rhodoksの5つの部族をその領内に招き寄せる。
が結果、帝国はそれらの部族に国をのっとられた。
帝国の中心はSunoにあったようで、今ではSwadia王国の支配下にあるがこの地の民は今でも自分たちこそがCalradiaを継ぐ者と考えており
PravenのSwadia国王も所詮蛮族の王としかみなしていない。オリーブとブドウは元はこの地に存在せず皇帝が海の向こうから手に入れたらしい。
Swadia
おそらく最初に帝国に招聘された部族。そのためか帝国中心地付近に領土を持つ。帝国を直接滅ぼしたのも彼らであろう。
女系相続の伝統があったらしく、かつては女王が国を率いることもあったようである、だがそれはCalradia帝国に粉砕されたようだ。
現在の王は前王Esterichの従兄弟Harlaus。Esterichには嫡男がおらず、娘のIsollaを女王として国を継がせようとしていた。
しかしEsterichの死後、貴族の支持を取り付けたHarlausによりIsollaの即位は立ち消え、自身が王となった。
Isolla側の主張では、Harlausを正統と認めた判事が買収されていたとも言われるが、真偽は定かではない。
Vaegirs
おそらくは帝国に2番目に招聘された部族。かなり広大な領土を与えられていたようで現在のKhergit領の半分は元はVaegirs領である。
以前は東の山脈の向こうの地に住んでいた。コンパニオンのAlayenはこのVaegirsの故地出身である。
南ではKhergitにその領土を奪われたが、北ではCalradia最大の要塞Rivachegを拠点にNordsの攻勢に耐えることに成功した。
山向こうのVaegirlsの故地に住む人々とは現在も根強い親交があり仕官のため山を越えてくる者も多い。
王国の摂政Burelekはかつて、若くして死んだ王の庶子Valdymに王位を譲らず、
Valdymの出生の由来に穢れがあるとしてその母を処刑してしまった。
Burelekの死後、嫡子Yaroglekが後を継ぎVaegir王となった。
Khergit
Khergitは古くからCalradiaに来て交易や略奪を行っていた。他の部族と同じように皇帝から領土を与えられ住み着くようになったが
その領土は小さなものだったと考えられる。やがて彼らの故地に謎の敵が大群で襲来し、故郷を追われた彼らは大挙してCalradiaへ侵入。
肥大化した人口を養うためVaegirs領を奪い取り雪山の向こうへと追いやった。定着したことにより年々、その生来の戦闘力は低下している。
Khergitの伝統では、家長が亡くなれば家財や家畜は子息が平等に分け合う、これは王国も同じであると考えられている。
そのためか悲惨な内戦が巻き起こることが多い。
前ハーン、Janakir Khanには母の違う二人の息子がいたが、年若きDustumを寵愛し統治の一部を任せていたと言う。
だがハーンの死後、Dustumが国を離れている隙に、密かに自派を形成していたもう一人の息子Sanjarによりハーンの即位の儀が行われてしまった。
Dustumは異議を唱え自らもハーンを名乗ったが、強大なKhergit軍を味方につけたSanjarに表立って逆らう諸侯は現れていない。
Nords
ヴァイキングがモデル。海向こうのNordLand(コンパニオンのMatheldはこの地の出身)から皇帝の招聘をうけ海岸地方を与えられる。
最初にCalradiaにやってきたGundig Hairy-Breeksは岬に旗を突き立てて正統な所領を取り戻すまでこのままにすると誓った。
ちなみにこの正当な所領というのはCalradia全土のことで彼らの吟遊詩人はGundigに皇帝が領土を遺贈したと詠っている。
かつては海岸地方のVaegirsにノルドゲルトという貢納を払わせていた。
川をさかのぼり内陸への侵攻を目指すがVaegirsの抵抗により、それは止まる。
NordLandとは現在も深い親交がある。
かつて”古強者”の異名を持つHakrim王により国は治められていた。王は嫡子Lethwinを遠い海の果ての国へ派遣し、
法と学問による新しいNordの発展を考えていたと言われている。
王が死ぬとLethwinは帰国の途についたが、途中船が難破し足止めを余儀なくされてしまった。
その報を聞いた有力豪族のRagnarはLethwinの死を発表し、諸侯に己の即位を認めさせた。
Rhodoks
最初のswadia侵攻の際、英雄Grunwalderにより槍と弩の戦列で戦う現在のRhodoksの戦術が誕生する。
その後一時的に共和制が誕生したようだがCulmarrで伯爵を名乗る族長があらわれ共和制は終わりを告げた。
現在ではJelkala、Veluca、そしてYalenの各都市より民会に出た者の間から籤に当たったものが評議会を開き、大貴族の一族から選ばれた者が王となる。
議会はJelkalaの野で開かれ、選挙の間は武器を持って近寄る者は死で罰せられる。
前回の評議会の際に王候補となったのはKastor公とGraveth卿であった。しかし評議の真っ只中、Swadiaの攻撃の報が入る。
Gravethは慣例を破り武装して評議会に現れ、Swadia軍を撃退した後そのまま王として留まった。
この事からGravethは軍に影響力を持っていたと思われ、実質クーデターにより即位したのである。
その他
・ ガレノス派
Calradiaの大学に巣食う派閥で現在は主流派をなしている。古めかしい一派らしい。