mov
コンテナは、トラックと呼ばれるレイヤー構造により、動画・音声のみならず、テキストトラック、チャプタトラック等を含むことができる。mov コンテナの特筆すべき点は、このトラックによるファイル構造の柔軟性であり、mov ファイルといえど、ビデオトラックのみを含むもの、音声トラックのみを含むものといったものが作成可能な点である。 例えば既存のmovファイルにヒントトラックを追加するだけでストリーミング配信が可能になる。 トラックはいつでも削除できる。
mov コンテナのレイヤー構造は、
MPEG-4 のファイルフォーマットである MP4 や JPEG 2000 のファイルフォーマットである JP2 などに採用され、そのベースとなっている。
バイナリエディタ(HexEdit, HexDump等)で MP4 ファイルをダンプしてみると「moov」という文字列が確認できる。
最終更新:2005年11月03日 00:34