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残る命、散った命(後編) ◆gFOqjEuBs6




なのはは、かがみの豹変ぶりに、素直に驚いていた。
いきなり笑いだしたと思ったら、すぐに走っていってしまったのだ。
危なすぎる。あれは絶対に危なすぎる。なのはもすぐに追いかけようと走り出すが———

「君……ちょっと、待ちなさ―——」
「やめておけ」
「……ッ!?」

走り出そしてすぐ、金居がなのはの前に手を突き出した。
咄嗟に、なのはも動きを止めてしまう。

「あんたも見ただろう? あいつは狂ってる。おまけにモンスターまで付き従えてる。
 追い掛けたところで、あんたの寿命を縮めるだけだ」
「……それは……」

金居の言葉に、なのはは顔を背けた。言い返す言葉が思い付かなかったからだ。
悔しいが、少し状況をまとめて、出来ることならばこの二人と一緒に行動した方がいい。
なのはは、表情を曇らせたまま、あの少女を追いかけることを断念した。

それからややあって、なのはは金居とペンウッドと自分の持てる情報を交換した。
金居達から聞き出した情報は、恐らくプレシアはこの首輪で一人一人の動きを正確に把握仕切れていないということ。
金居達二人は、この首輪を解除する為にも、工場を目指しているということ。
以上の情報を聞いたなのはは、次に自分の持てる情報。プレシアは恐らく、自分の娘を蘇らせるのが目的という事。
それから、自分とフェイトという少女が見た、プレシアの結末を話した。
あとは三人それぞれの簡単な自己紹介。

このペンウッドという男は、自分が元いた世界——即ち97管理外世界の、英国海軍の人間だという。
それなりの地位も持っているようだが、そうなるとなのはには、このデスゲームの参加者がどういう基準で選ばれているのかが解らなくなって来る。

「あの……失礼ですが、時空管理局に知り合いは……?」
「え……あ、ああ……いるよ。三人程」
「なるほど……やっぱり……」

英国の海軍の人間ならば、例え管理局に知り合いがいたとしてもそれは六課とは関わりの無い人間だろう。
そう思ったなのはは、三人の名前までは聞かなかった。いや、そんなことよりも重要な事に気付いたからだ。
そうだ。アリサと、このペンウッドという男性に共通していること。それは、管理局員を知り合いに持っているということだ。

「恐らく、このデスゲームの参加者は、管理局員……それから、管理局員を知り合いに持つ、地球の人間が呼ばれているんだと思います……
 だから私の知り合いも、ペンウッドさんも——」
「いないぜ」
「——え……?」

なのはの言葉に割り込みをかけたのは、自分の隣に立っていた眼鏡の男——金居。

「いないぜ。俺にそんな知り合いは」
「そ、そんな……」
「ここに呼ばれた中で俺の知り合いと言えるのは……ジョーカーとキング、カブトの三人だけだ」

金居が名簿を取り出し、サラっと言ってのける。
金居という男が、97管理外世界において“アンデッド”という存在で、一万年前から種の存続をかけた戦いを続けているという話は聞いた。
俄かには信じ難いが、先程見た金色のクワガタムシのような姿が、それを証明している。
恐らくはクワガタムシ種の化身なのだろう。
自分の世界で、人知れずそんな戦いが繰り広げられていたというのは非常に驚いたが、自分のやっている仕事だって一般人が聞けば十分驚かれる内容だ。
故に金居を信じたなのはは、そのまま話を続けた。

「でも……じゃあ一体どういう基準で参加者が選ばれたのか……」
「そんなことは今気にすることなのか?」
「う……た、確かにそうだね……」

しかしなのはの頭に妙に引っ掛かるのが、さっきの紫髪の少女。
彼女は、どういう訳か、自分と知り合いであるかのような言い草だった。
しかし、もちろん自分にはあの少女との面識は一切無い。
金居の言うように、頭が狂っていると考えればそれまでだが。
なのはには、自分が先程読んだ“デルタギア”のユーザーズガイドのラストに書かれていた、“デモンズスレート”の意味が理解出来なかった。
それが柊かがみという少女を蝕み、狂わせたということも、少女と一切の面識を持たないなのはには到底解る筈も無かった。
どちらにせよ、柊かがみについてはこれ以上考えた所で意味は無いだろう。
故になのはは、金居から名簿を受け取り、そのまま話を続ける事にした。

「じゃあ……この名簿の中で、貴方たち二人の知り合いはどれくらい居ますか?
 危険人物と、味方……それから、保護すべき人物等がいれば、教えて下さい。」
「え、えっと……危険人物は、アーカードと……アンデルセンの二人。味方は……ヘルシング卿……くらいかな……うん」
「……危険人物は相川始、キング。味方は天道総司。それだけだ」
「アーカード、アレクサンド・アンデルセン、相川始、キングが危険人物……
それから……天道総司さんに、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシングさん……解りました」

状況を纏めたなのはは、金居から借りたペンで、金居の名簿に印しをつけて行く。
危険人物のマークと、味方・及び保護対象のマークに分け、○と×で、だ。
一人やけに名前が長いなぁなどと考えながら。

「良ければ……それぞれの特徴をもう少し詳しく教えてくれませんか? 解る限りでいいので」
「あ、アーカードは……アーカードは間違い無く、人を殺す……! インテグラの制止が無ければ、間違い無く……!
 あの男は、あの吸血鬼は、それだけ危険な化け物だ……味方についた場合は心強いが……敵になった場合は……」
「……解りました。じゃあ、アンデルセンって人は……?」
「え? あ……え、えーと……ア、アンデルセンについては良くは知らないが……数々の異名を持つ殺し屋だと聞いてるよ……」

元々なのかも知れないが、ペンウッドは動作の一つ一つが大袈裟だ。
だが、それ程にアーカードとアンデルセンという男が危険だと言う事は十分に理解出来た。
どちらも放っておいていい相手では無いだろう。最悪の場合は、戦ってでも止めなければならないかもしれない。
もしもそうなれば、もちろん自分も戦うが、きっと金居の力も必要になってくるだろう。そんなことを考えながら、なのはは金居の顔に視線を送るが———

「……なんだ?」
「ううん……なんでも無い」

なのはにはこの男が、どうにも信用できなかった。何故かはわからないが、とても誰かの為に戦うような男の目には見えないのだ。
それこそ、まるで野望をうちに秘めているかのような、不敵な雰囲気にしか見えず。
……しかし、それだけで判断するのは悪いことかも知れない。この男については、もうしばらくは保留だ。
とりあえず、今の話を聞く限りでは、ヘルシングさんという人物の制止があればアーカードは止まるらしい。
ならば、やはりヘルシングさんは保護対象だ。見付け次第、保護せねばなるまい。
ペンウッドについての情報はこんなところだろう。
次はとりあえず、金居からも情報を聞き出さなければならない。
正直、さっきの戦いを見る限り、この男もかなり危険な気がするが、少なくとも敵意は無いのだろう。
信用していいのかという疑問は浮かぶが、この男が悪人ならば、すでにアンデッドの力を使って自分たちを殺しているだろう。
無駄に命を奪おうとしない限り、出来れば味方としてやっていきたい。

「うん……じゃあ、金居君は……?」
「そうだな、まずはキング。こいつはまず間違い無くこのゲームに乗るだろうな。奴は面白ければそれでいい、他人の命など労りもしない。そんな奴だ。
 相川始は……ジョーカー、死神だ。その名の通り、奴が勝てば全ての生命は滅ぶ。こいつが勝ち残ることだけは阻止しなければならない。
 そして天道は……味方だ。人の為に、“正義と愛”とやらで世界を守る、所謂“正義の味方”って奴だ。」

なのはは薄く頷くと、この二人も相当に危険な人物なのだろうと判断。
アーカードとアンデルセンに続けて、相川という男と、キングという男にも危険人物の印をつける。
ここで気になったのは、天道総司さんという人物について。
金居が何故か嘲笑うように、嫌味たらしく“正義の味方”と言ったのは気になるが、それが本当なら、是非味方に付けたい。

「なら……私からも。危険人物は……クアットロ。味方は——」

クアットロ。あの女は、JS事件終結後も、まったく改心する様子無く、獄中で何かを企んでいるような女だ。
あの女がゲームに乗るかは定かではないが、間違いなく利益になることは無い。
されど、彼女の頭脳があれば、首輪解体には役立つかもしれない。
まぁクアットロについてもこれ以上考えても仕方がないので、そのまま話を続けていく。
次に味方だ。50音順に並んだ名簿から、機動六課のメンバーを一人一人挙げて行く。
いずれもかなりの実力を誇る隊長格に、自分達が育て上げた立派なフォワードメンバー達。
フェイトにはやて、シグナムにヴィータ、そしてスバルにティアナ、エリオにキャロ——
一人一人名前を呼んでいき、味方であるマークをつけていく。
何故か名前が二つある参加者が存在したが、それもミすぷりんとだろうと軽く流す。
彼女らがそう簡単に敗れるとは思えないが、出来る事ならば保護したい。
エリオも正直心配だが、自分が育て上げた未来のエースが、そんな簡単にやられるなどと、考えられなかった。
そして、最後に呼ぶ人物。彼女こそが、なのはが最も心配している相手。
なのはは、表情を曇らせて、その名を呼んだ。

「それから……ヴィヴィオ。私の、何よりも大切な……大切な、娘です」
「……年齢は?」
「まだ、5歳くらい……こんな小さな女の子まで巻き込むなんて……」

金居の質問に、声を震わせて答える。
同時に、プレシア・テスタロッサに対して、再び堪えようのない怒りが込み上げて来る。
もしもヴィヴィオを傷付ける者があれば、なのはは絶対にそいつを許しはしない。
それ程までに大切な存在である愛娘を、こんな戦いに巻き込むプレシア。
考えるだけで、わなわなと拳が震えた。
それに気付いたのか、金居が口を開いた。

「わざわざみせしめ用に参加者を余分に調達したり、そんな子供を参加者に入れたりする辺りを考えると、
 あのプレシアとかいう女は相当に質が悪いようだな」
「へ……? みせ……しめ?」
「そうだ。最初に殺された女は、最初からみせしめの為だけに呼ばれたんだろうな。
 いや、あの女だけがみせしめ用として呼ばれたのかは分からんが、みせしめ要員として一人余分に参加者を調達したのは間違い無いだろう」
「そんな……」

金居の推測に、さらになのはは怒りの炎を燃やした。
ヴィヴィオのような子供を参加させ、最初から命を奪うつもりで一人余分に参加者を集めた……?
信じられない。非道過ぎる。そんなことを出来るのが、本当に人間なのだろうか?
そんな考えがなのはの頭を過ぎる。
いや、もしかしたら。今のプレシアはもう、人間では無いのかも知れない。
虚数空間に墜ちたプレシアは、人間の心を捨て、鬼となって戻って来たのかも知れない。
そんな女だからこそ、平気で自分達の首にこんな爆弾を仕掛けられるのだ。
何にせよ、プレシアの、あんな魔女の思い通りになどは絶対にさせない。
ヴィヴィオは、他の参加者達は、絶対に守り抜いて見せる。
それを心に誓い、今度は金居に地図を取り出すように頼んだ。
自分のデイバッグを漁り、地図を取り出した金居は、なのはに手渡しながら言った。

「工場に向かうのは決まったが……ここが何処か、わかるのか?」
「うん……ここはE-2だよ」
「……何故解る?」
「私はさっきまでF-2の翠屋にいて……ここに来るまで、真っすぐな道が続いてたからだよ。曲がり角は一つも無かった」
「なるほど……」

金居が微笑む。現在地が分かって嬉しいのだろう。
実際なのはの推測が外れているとは思えないし、冷静に考えれば、
翠屋から大通りを真っ直ぐに走り続けて、辿り着けるのはE-2しか有り得ない。
しかし、現在地がわかっても、どうやって工場まで行くかを考えねばならない。
工場があるのは、B-8。地図で言うと、かなりの右上。それも川を渡らなければ行けない場所だ。
そして、川を渡る為の橋が存在するのが、F-3とD-5の二カ所。

「川を渡るなら……橋が二つあるね。どっちを渡る……?」
「うーん……近さで言えば、F-3だが……」
「……俺ならD-5だな」

眼鏡をついと押し上げ、金居は不敵に笑う。

「確かにF-3の橋は近いかも知れないが……その先工場まで向かう途中、一体どれだけ施設がある?」
「あ……あぁ、確かに……それに遠回りだ……」
「うん……D-5の方が、橋自体は遠いけど、安全な道で工場に向かえるね」

ペンウッドに続き、なのはが頷く。
しかし、なのはの目的はこのゲームに巻き込まれた参加者を救う事なのだ。
金居の言い分は確かに正しいが、参加者と出会わなければ、守ることも出来ない。
かと言ってわざわざ危険な道を選んで、命を落としてしまっとは元も子も無い。

「俺の考えはこうだ。まずはここから北上し——」

金居が、地図上のE-2からD-2にかけての大通りを、指でなぞる。

「そして、D-2のスーパーで食料や役に立つ物を調達する。
 そこからC-3の商店街に向かい、スーパーでは調達仕切れ無かった物を頂いて行く」
「な、なるほど……」

そのまま金居の指は、大通りを道なりに進み、橋を渡る。ここで指は一度止まり、金居は顔を上げた。

「さて……ここから徒歩で行くか……それとも、E-8の駅。ここで電車に乗るか。」
「電車……?」
「……いや、なんでも無い。やはり徒歩で行くべきだな。電車が確実に走っているという保証は何処にも無い。」

金居の言葉に、なのはは納得した。
確かに電車は気になるが、停車駅がマップに印されていない為に、何処で停まるのかも解らない。
そんな不確定な物に乗るくらいなら、徒歩で行く方がいい。
しかし、やはりなのはには、本当に北から行っていいのか、という疑問が残る。

「私は……出来るだけ、皆を救いたい。だから……」
「ならば尚更だな」
「へ……?」
「考えてもみろ。俺達は何故北を進もうとしている? 無駄な戦いを避けたいからだ。
 逆に戦いを望む奴が施設の多い南を進むというのは簡単に想像出来る」
「だ、だからこそ戦えない人を助けなきゃ———」
「だから、戦えない人間ならば出来るだけ見付からないように北を進むって言ってるのさ、俺は」
「あ……」

な、なるほど……と、なのはが小さく頷く。
確かに金居の言うように、北へ進めば、逃げて来た戦え無い人々を保護しながら進む事が出来るかもしれない。

「ま、そんな戦えない人間を狙った奴が北へ進まないとも限らないが……な?」
「じゃ、じゃあ……ッ!」
「結局は一緒なんだよ、どっちを通っても。北にも南にも、戦える奴もいれば戦えない奴もいる。
 ならさっきも言ったように、戦えない弱者が逃げて来る道を進んだ方が“君”の目的も果たしやすいって言ってるのさ、“お嬢ちゃん”」
「…………」

嫌味たらしく言う金居。
だが、そう言われて見れば、確かに金居の言う事は正しい。
力の無い者から守って行かねばならないのだから。
ならば北を進んだ方がそんな人間に会える可能性が高いというのは、嘘では無いのだろう。

「分かった……じゃあ、ペンウッドさんはどうしたい……?」
「え……あ、えっと……私は……それでいいと、思うよ」
「ならば、決まりだな」

行動方針は決定した。後は、仲間を集めながら、首輪を解除するべく工場へ向かうのみ。
いざ行かんと、歩を進めようとしたなのはを引き止め、金居が銃を手渡してくる。

「これは……?」
「持っておけ。お前、デイバッグを持って行かれただろう? 見てて色々と危なっかしいからな」
「……ありがとう」

一言礼を言いながらも、なのはは銃をスカートのポケットへと忍び込ませた。
出来ることならこんなものは使いたくは無いが、もしもAMFが展開されれば、支給品を失ったなのはは無力だ。
だから、護身用として一応持っていよう。使うかどうかは別として。
今度こそなのはは、決意を胸に、歩き始めた。

———私の目の前で、絶対に誰も殺させない。絶対に、皆で帰るんだ……!




【1日目 現時刻 深夜】
【現在地 E-2 路上】

【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】健康、プレシアに対する怒り
【装備】グロック19(14/15+1発)@リリカル・パニック
【道具】特に無し
【思考】
 基本 誰の命も欠かす事無く、出来るだけたくさんの仲間を集めて脱出する
 1.なんとしてもヴィヴィオを救出する。それは何よりも優先。
 2.工場に向かい、首輪解除の手がかりを探す
 3.出来る限り全ての戦えない人を保護し、仲間を集める。
 4.さっきの子(柊かがみ)はどうするんだろう……?
 5.アリサの思いと勇気は、絶対に無駄にはしない
【備考】
 ※金居のことは多少警戒しています。
 ※名簿の名前が二つある人物に関しては、現時点ではあまり気にしていません。
 ※エリオが死んだという話は信じていません。

【シェルビー・M・ペンウッド@NANOSING】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ランダム支給品(未確認1〜2個)
【思考】
 基本:自らの仕事を果たす
 1.まずは工場に向かい、首輪を解除する手がかりを探す
 2.殺し合いに乗るつもりはない
 3.アリサという少女の思いは無駄にしてはいけない。
【備考】
※少なくとも第四話以降の参戦です

【金居@魔法少女リリカルなのはマスカレード】
【状態】健康、変身による疲労。一時間変身不可(ギラファUD)
【装備】特になし
【道具】支給品一式、ランダム支給品(未確認1〜3個)、カードデッキの複製(タイガ)@リリカル龍騎
【思考】
 基本 首輪を解除し、このゲームから脱出する。
 1.工場に向かい、首輪を解除する手がかりを探す
 2.利用できるものはすべて利用する。邪魔をする者には容赦しない。
 3.脱出の為ならば、人間と手を組むのも仕方がない
 4.ジョーカーは出来ればこの戦いの中で倒してしまいたい。
 5.もしもラウズカード(スペード10)か、時間停止に対抗出来る何らかの手段を手に入れた場合は容赦なくキングを殺す
【備考】
 ※このデスゲームにおいてはアンデッドは死亡=カードへの封印だと思っています。
 ※最終的な目的はアンデッド同士の戦いでの優勝なので、ジョーカーもキングも封印したいと思っています
 ※どちらかと言えば悪者側よりも仮面ライダー側に味方した方が有利だと思っています

【チーム:少し、頭冷やそうか】
【共通思考】
 基本 首輪を解体し、このゲームから脱出する
 1.工場に向かい、首輪解除の手がかりを探す
 2.戦えない者は保護していく
【備考】
 ※それぞれが違う世界から呼ばれたということに気づいていません。
 ※なのはの話から、プレシア・テスタロッサについてだいたいの情報を得ました。
 チーム内で、ある程度の共通見解が生まれました。
 敵対的:アーカード、アレクサンド・アンデルセン、相川始、キング
 友好的:機動六課組、インテグラ・ヘルシング、天道総司
 要注意:クアットロ
 また、アーカードについてはインテグラと合流出来れば従わせることが可能だと判断しています。


「戦わなきゃ……戦わなきゃ、生き残れない……!」

橋を渡り終えたかがみは、小さく呟いた。
殺される前に、殺す。
デルタの力を使って、絶対に優勝してみせる。
それが、かがみの思考であり、かがみなりにエリオの意思を受け止めた結果であった。
エリオは、自分に生きる事を望んだのだ。
それだけじゃない。なのはだって、自分に生きていて欲しいと言った。
だからなのはは、自分にデルタをくれた。
だからなのはは、あのクワガタ怪人を止めてくれた。
手を見ると、バチバチと輝く赤い稲妻が見える。
この力があれば、自分は絶対に負ける気はしない。

「ありがとうなのは……私、生き残ってみせるから……!!」

デルタギアに搭載された悪魔のシステム——デモンズスレート。
オルフェノク、もしくは精神的に強く、気高い者であったならば、そのシステムに犯されることは無かっただろう。
しかし、かがみは犯されてしまったのだ。悪魔のシステム、デモンズスレートに。

「生き残って、みんな、みーんな、私が殺してあげるからね!」

デモンズスレートは、装着した人間の闘争本能を極限まで高める。
それがかがみの、潜在的な闘争心を高め、あまつさえかがみという少女を戦闘狂へと変えてしまった。
デルタの力に溺れた者は皆、こうして他人を信用することが出来なくなり、ベルトの力に依存してしまう。
或いは高町なのはなら、そんな力に溺れる事は無かったのかもしれない。
友の死を乗り越え、悲しみを怒りに変え、尚も自分を見失わなかった精神を持った高町なのはなら。
しかし、もう遅い。デルタのベルトは、高町なのはの手を離れてしまったのだ。
一度正しい装着者を失えば、ベルトは更なる争いを、戦いを呼ぶだけ。
デルタに溺れたかがみは、そんなベルトの意思を体言するかのように、更なる闘争を求める。

「最初は誰から……殺してあげようかなぁ」

微笑むかがみの目に入ったのは、立体駐車場。

———そうだ……結構疲れちゃったし。あそこで休んでからにしようかな

この場所で、既に戦いが始まっているとも知らずに。
柊かがみは、立体駐車場へと歩き出した。
その目的は、あくまで“勝ち残り、家に帰る為”に。
その為にかがみは、闘争を楽しむ道を選んだ。


【一日目 深夜】
【現在地 F-3 立体駐車場付近】

【柊かがみ@なの☆すた】
【状態】健康、疲労(小)。一時間変身不可(デルタ)
【装備】カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル龍騎、デルタギア一式@魔法少女リリカルなのはマスカレード
【道具】基本支給品×3、ランダム支給品(0〜6)、デルタギアケース@魔法少女リリカルなのはマスカレード
【思考】
 基本 みんな殺して生き残る!
 1.今は少し休みたい
 2.エリオやなのはの気持ちを無駄にはしないためにも、戦う

【備考】
 ※なの☆すた第一話からの参戦です。
 ※エリオとなのはのデイバッグを回収しました。
 ※デルタギアに適合しなかった後遺症として、凶暴化と電撃を放つ能力を得ました
 ※デモンズスレートによる凶暴化の効果は数時間続きます。
 ※ユーザーズガイドを読めばデルタギアの全てを理解することが出来ます。
 ※ベノスネーカーは回復中です。餌を食べれば回復は早まります。
 ※王蛇のデッキには、未契約の契約カードがあと一枚入っています。
 ※参加者名簿や地図、デイバッグの中身などは一切確認していません。
 ※一部の参加者や、その他に関する知識が消されています。ただし、何かのきっかけで思い出すかもしれません。



Back:残る命、散った命(中編) 時系列順で読む Next:楽園への小道
投下順で読む Next:楽園への小道
柊かがみ Next:Little Wish(前編)
シェルビー・M・ペンウッド Next:敵か味方か?
金居 Next:敵か味方か?
高町なのは(sts) Next:敵か味方か?






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