ユーノ・スクライア司書長の女難 ◆9L.gxDzakI
時は流れ、暗黒の森にも微かな明度が差していた。
フィールド全体を覆っていた夜の闇はなりを潜め、僅かに顔を出した太陽の光が広がっていく。
朝靄漂う森の中、かさり、かさりと響く音。
朝露に濡れた草木を踏みしめながら、林間を進む者達がいる。
並んで立つ2人組はどちらもが女性であり、どちらもが白い服を身に纏い、どちらもが金色の瞳を持っていた。
とはいえ共通点はそれだけで、他の部分は大幅に異なっている。
まず、頭髪。片方は瞳と同じ金色だが、もう片方はむしろそれと対を成す銀髪。
続いて、外見年齢。金髪の方は10代後半の少女だが、銀髪の方はその10代に差し掛かるか否かと言った幼児。
特に金髪の方はというと、非常に整ったプロポーションを持った、グラマラスな女性だった。
豊かに胸元の布を押し上げる双丘、一級品の彫刻のごときラインを有した肢体。
隣の幼児体型の銀髪と並べると、これは一体何の嫌がらせですか、とでも言いたくなる。
とはいったものの、もはや銀髪の方はそれも気にならなくなったらしい。
傍らでふわふわと浮遊するガジェットを見ながら、何事かを思考している。
「まずいな……レリックの反応が移動を始めた」
微かに苦々しげな響きを込めながら、銀髪――チンクが呟いた。
片方を眼帯に覆われた黄金の隻眼は、レーダーの上で動くマーカーをじっと見つめている。
「レリックの持ち主が、病院を出たということ?」
「そうなるな」
金髪――明日香の問いに、チンクは答える。
「となると、結構厄介なことになりそうね……」
言いながら、明日香が嘆息した。
もしも目標が病院に篭ったままだったならば、ある程度はスムーズに事が進んだだろう。
しかし目標は動いている。となると、少々面倒なことになってくる。
もとより病院というものは、この舞台の中でも比較的安全な場所と言えた。
バリケードを設置すれば侵入者を遮断できるし、医療品を使った治療も行える。
もっとも、自分達戦闘機人のように、通常の人体とは異なる身体を持っている者の場合は、若干勝手が違ってくるのだが。
ともかくも、病院に篭っていれば、ある程度の安全性が確保できる。
つまりそこに居続ける者は、この殺し合いに消極的である者である可能性が高い。
だが、今回のようにそこから移動する人間は違う。
わざわざ安息の地を捨ててまでフィールドをうろつく理由は2つに1つ。
積極的に殺し合いを止めようとする人間か、積極的に殺し合いに乗ろうとする人間のどちらかだ。
特に後者であった場合、非常に始末が悪くなる。不用意に接触しては、そのまま戦闘になりかねない。
(もしも戦闘になった場合、レリックの回収と姉妹との合流……どちらを優先する?)
そしてこの場において、もっともチンクが問題視していたのが、それだ。
既にメッセンジャーとして、2機のガジェットを街に放った。
これをクアットロとディエチが読めば、2人は日が昇りきるまでに病院に向かうだろう。
しかしそこに、自分がいなかった場合はどうなる。
時間の推移から察するに、2人が病院に着くのは最初の放送の後となる可能性が高い。
前ならばまだよかった。無人の病院に着いたとしても、後から流れる放送に自分の名前がなければ、ひとまず生きていると確認は取れる。
だが生憎と、それは望めそうにない。情報も何もないままに、姿を現さないチンクの安否への不安に囚われることとなる。
叶うことならばレリックを後回しにし、姉妹との合流を急ぎたいとは思う。
しかし、それではそのタイムロスの間に、聖王の器が殺害されてしまうかもしれない。
脱出のための鍵を取るか、共に脱出すべき家族を取るか。
答えが出るとも到底思えない、究極の二者択一。
「……天上院、ひとまずお前の支給品を見せてくれないか? いざ戦闘となった場合のために、使える手札は把握しておきたい」
だがどちらを選ぶにせよ、まずはしておかなければならないことがあった。
時間を破ってまでレリック確保に専念するにせよ、時間を守って敵前逃亡するにせよ、武器は必要だ。
「分かったわ」
言いながら、明日香がデイパックの口を開け、中の物をあさり始めた。
無論、ケースに入れられた3つのカプセルについては伏せながら。
「一番目立つのはこれね」
最初に取り出されたのは、大仰な兜だった。
煌びやかな宝石がちりばめられた豪奢な造形に、両脇からせり出した猛牛のごとき凶悪な角。
中央には黄金の翼を生やした、コブラのレリーフが取り付けられている。
見るからに剛健な兜が、明日香の両手に抱えられていた。
「確かに防御力はありそうだが……頭だけ守ってもな」
「ええ……それにこれ、すごく重いし」
互いに険しい表情を浮かべるチンクと明日香。
これがまだ鎧だったならば、まだ防御手段としては有効だっただろう。
しかし、この支給品は兜単品。頭狙いの攻撃以外は防げない。その上一般人が扱うには凄まじく重い。
これでは装備したとしても、ただの重りにしかなり得ないだろう。
もっとも、このインパクトに見合うだけの人物が装備すれば、それなりの威圧感を与えられたのだろうが。
ともあれ少なくとも、これは明日香には見合わない物だ。現状において役立たずとなったそれを、デイパックにしまう。
そうして続いての支給品を取り出した。
「これは……籠手、か?」
外気に晒されたのは、またしても黄金色に輝く物体だった。
緑色の宝石を煌かせ、獅子の顔を象ったようなそれは、見たところ左腕に嵌めるためのガントレットらしい。
「ここに……ほら」
怪訝そうな表情を浮かべるチンクの目の前で、明日香がそこから何かを引き抜いてみせた。
現れたのは1振りのナイフ。エメラルドのごとく透き通った、見事な刀身を輝かせている。
他に機能はないようだ。要するに、これはそのナイフの鞘らしい。
「また随分と大仰な鞘だな」
もう少しデザインセンスはなかったものか、と、呆れながらチンクが言った。
ともあれその鞘――彼女らは知る由もないが、名を「ガオーブレス」と言う――を、明日香の左腕に嵌める。
頑丈な金属で作られている以上、籠手としても一応扱うことはできるだろう。
おまけに、それほど重くない。戦闘が控えていると分かった以上は、装備しない手はない。
そして、取り出された最後の1つは、
「……トランプ?」
絵札52枚に、ジョーカー2枚。ケースに収められた、54枚組1セットのトランプだった。
何の変哲もない、ただのカード。おおよそ意味があるとは思えない。要するに、ハズレ。
どうやら明日香に支給された物のうち、役に立つのはガオーブレスぐらいだったらしい。
もっとも、先の兜などは、最悪ランブルデトネイターで爆弾へ変えることもできる。ただ、それはあくまで最終手段。
考えても見てほしい。それほどまでに大きく重いものを、わざわざしんどい思いをしてまで誰が投げようか。
「まぁ、何にせよ、このレリックの持ち主と相対した時には……、!」
言いかけたチンクが、そこで言葉を切った。
「どうしたの?」
「しっ……誰かが近寄ってきている」
首を傾げた明日香に向かって囁くと、木陰に隠れるように指示を出した。
戦闘機人の鋭敏な聴覚は、唯人たる明日香には捉えられないような音でさえも聞き分ける。
彼方から迫ってくる車輪の音。すなわち、何者かの気配。
可能性は薄いだろうが、あの緑の鎧の男かもしれないのだ。明日香を庇いながら戦える相手ではないことは、先の戦闘で重々承知している。
やがて音量は彼女の耳にもはっきり聞き取れるようになり、そのまま通り過ぎた。
ぶぅぅぅぅぅん。エンジン音が疾走し、彼女らのすぐ傍を走り抜ける。
一瞬しか見ることはできなかったが、確かローラーブーツを履いた少女だったか。
ちょうどチンクと外見年齢は同じくらい。紫の髪に、赤い瞳が特徴的だった。
感情に乏しい表情で、コートをたなびかせながら脇を通過していき――
フィールド全体を覆っていた夜の闇はなりを潜め、僅かに顔を出した太陽の光が広がっていく。
朝靄漂う森の中、かさり、かさりと響く音。
朝露に濡れた草木を踏みしめながら、林間を進む者達がいる。
並んで立つ2人組はどちらもが女性であり、どちらもが白い服を身に纏い、どちらもが金色の瞳を持っていた。
とはいえ共通点はそれだけで、他の部分は大幅に異なっている。
まず、頭髪。片方は瞳と同じ金色だが、もう片方はむしろそれと対を成す銀髪。
続いて、外見年齢。金髪の方は10代後半の少女だが、銀髪の方はその10代に差し掛かるか否かと言った幼児。
特に金髪の方はというと、非常に整ったプロポーションを持った、グラマラスな女性だった。
豊かに胸元の布を押し上げる双丘、一級品の彫刻のごときラインを有した肢体。
隣の幼児体型の銀髪と並べると、これは一体何の嫌がらせですか、とでも言いたくなる。
とはいったものの、もはや銀髪の方はそれも気にならなくなったらしい。
傍らでふわふわと浮遊するガジェットを見ながら、何事かを思考している。
「まずいな……レリックの反応が移動を始めた」
微かに苦々しげな響きを込めながら、銀髪――チンクが呟いた。
片方を眼帯に覆われた黄金の隻眼は、レーダーの上で動くマーカーをじっと見つめている。
「レリックの持ち主が、病院を出たということ?」
「そうなるな」
金髪――明日香の問いに、チンクは答える。
「となると、結構厄介なことになりそうね……」
言いながら、明日香が嘆息した。
もしも目標が病院に篭ったままだったならば、ある程度はスムーズに事が進んだだろう。
しかし目標は動いている。となると、少々面倒なことになってくる。
もとより病院というものは、この舞台の中でも比較的安全な場所と言えた。
バリケードを設置すれば侵入者を遮断できるし、医療品を使った治療も行える。
もっとも、自分達戦闘機人のように、通常の人体とは異なる身体を持っている者の場合は、若干勝手が違ってくるのだが。
ともかくも、病院に篭っていれば、ある程度の安全性が確保できる。
つまりそこに居続ける者は、この殺し合いに消極的である者である可能性が高い。
だが、今回のようにそこから移動する人間は違う。
わざわざ安息の地を捨ててまでフィールドをうろつく理由は2つに1つ。
積極的に殺し合いを止めようとする人間か、積極的に殺し合いに乗ろうとする人間のどちらかだ。
特に後者であった場合、非常に始末が悪くなる。不用意に接触しては、そのまま戦闘になりかねない。
(もしも戦闘になった場合、レリックの回収と姉妹との合流……どちらを優先する?)
そしてこの場において、もっともチンクが問題視していたのが、それだ。
既にメッセンジャーとして、2機のガジェットを街に放った。
これをクアットロとディエチが読めば、2人は日が昇りきるまでに病院に向かうだろう。
しかしそこに、自分がいなかった場合はどうなる。
時間の推移から察するに、2人が病院に着くのは最初の放送の後となる可能性が高い。
前ならばまだよかった。無人の病院に着いたとしても、後から流れる放送に自分の名前がなければ、ひとまず生きていると確認は取れる。
だが生憎と、それは望めそうにない。情報も何もないままに、姿を現さないチンクの安否への不安に囚われることとなる。
叶うことならばレリックを後回しにし、姉妹との合流を急ぎたいとは思う。
しかし、それではそのタイムロスの間に、聖王の器が殺害されてしまうかもしれない。
脱出のための鍵を取るか、共に脱出すべき家族を取るか。
答えが出るとも到底思えない、究極の二者択一。
「……天上院、ひとまずお前の支給品を見せてくれないか? いざ戦闘となった場合のために、使える手札は把握しておきたい」
だがどちらを選ぶにせよ、まずはしておかなければならないことがあった。
時間を破ってまでレリック確保に専念するにせよ、時間を守って敵前逃亡するにせよ、武器は必要だ。
「分かったわ」
言いながら、明日香がデイパックの口を開け、中の物をあさり始めた。
無論、ケースに入れられた3つのカプセルについては伏せながら。
「一番目立つのはこれね」
最初に取り出されたのは、大仰な兜だった。
煌びやかな宝石がちりばめられた豪奢な造形に、両脇からせり出した猛牛のごとき凶悪な角。
中央には黄金の翼を生やした、コブラのレリーフが取り付けられている。
見るからに剛健な兜が、明日香の両手に抱えられていた。
「確かに防御力はありそうだが……頭だけ守ってもな」
「ええ……それにこれ、すごく重いし」
互いに険しい表情を浮かべるチンクと明日香。
これがまだ鎧だったならば、まだ防御手段としては有効だっただろう。
しかし、この支給品は兜単品。頭狙いの攻撃以外は防げない。その上一般人が扱うには凄まじく重い。
これでは装備したとしても、ただの重りにしかなり得ないだろう。
もっとも、このインパクトに見合うだけの人物が装備すれば、それなりの威圧感を与えられたのだろうが。
ともあれ少なくとも、これは明日香には見合わない物だ。現状において役立たずとなったそれを、デイパックにしまう。
そうして続いての支給品を取り出した。
「これは……籠手、か?」
外気に晒されたのは、またしても黄金色に輝く物体だった。
緑色の宝石を煌かせ、獅子の顔を象ったようなそれは、見たところ左腕に嵌めるためのガントレットらしい。
「ここに……ほら」
怪訝そうな表情を浮かべるチンクの目の前で、明日香がそこから何かを引き抜いてみせた。
現れたのは1振りのナイフ。エメラルドのごとく透き通った、見事な刀身を輝かせている。
他に機能はないようだ。要するに、これはそのナイフの鞘らしい。
「また随分と大仰な鞘だな」
もう少しデザインセンスはなかったものか、と、呆れながらチンクが言った。
ともあれその鞘――彼女らは知る由もないが、名を「ガオーブレス」と言う――を、明日香の左腕に嵌める。
頑丈な金属で作られている以上、籠手としても一応扱うことはできるだろう。
おまけに、それほど重くない。戦闘が控えていると分かった以上は、装備しない手はない。
そして、取り出された最後の1つは、
「……トランプ?」
絵札52枚に、ジョーカー2枚。ケースに収められた、54枚組1セットのトランプだった。
何の変哲もない、ただのカード。おおよそ意味があるとは思えない。要するに、ハズレ。
どうやら明日香に支給された物のうち、役に立つのはガオーブレスぐらいだったらしい。
もっとも、先の兜などは、最悪ランブルデトネイターで爆弾へ変えることもできる。ただ、それはあくまで最終手段。
考えても見てほしい。それほどまでに大きく重いものを、わざわざしんどい思いをしてまで誰が投げようか。
「まぁ、何にせよ、このレリックの持ち主と相対した時には……、!」
言いかけたチンクが、そこで言葉を切った。
「どうしたの?」
「しっ……誰かが近寄ってきている」
首を傾げた明日香に向かって囁くと、木陰に隠れるように指示を出した。
戦闘機人の鋭敏な聴覚は、唯人たる明日香には捉えられないような音でさえも聞き分ける。
彼方から迫ってくる車輪の音。すなわち、何者かの気配。
可能性は薄いだろうが、あの緑の鎧の男かもしれないのだ。明日香を庇いながら戦える相手ではないことは、先の戦闘で重々承知している。
やがて音量は彼女の耳にもはっきり聞き取れるようになり、そのまま通り過ぎた。
ぶぅぅぅぅぅん。エンジン音が疾走し、彼女らのすぐ傍を走り抜ける。
一瞬しか見ることはできなかったが、確かローラーブーツを履いた少女だったか。
ちょうどチンクと外見年齢は同じくらい。紫の髪に、赤い瞳が特徴的だった。
感情に乏しい表情で、コートをたなびかせながら脇を通過していき――
「――ってちょっと待ったぁぁぁぁぁ!」
思いっきり見覚えのある人間を、チンクは身を乗り出して呼び止めた。
◆
自分は何をやっているのだろう。
心底、ユーノ・スクライアは呆れ返っていた。
自分の保身のために人間の男としての尊厳を捨て、彼は1匹の雄フェレットとしての道を選んだ。
そもそもそれが、自分が小さくなれば首輪も外れるだろうという、馬鹿馬鹿しい判断ミスに端を発している辺りが情けない。
おかげで自分は、人間として行動することを許されなくなった。少なくとも、この少女と同行している限り。
この身体では支給品を扱うこともできないし、仲間との合流にも支障をきたす。何より、獣として振る舞うのは居心地が悪い。
そしてそのユーノだが――今は所在なさげに、小さな顔を真っ赤に染めていた。
現在地、幼女の胸元。扇情的なバニースーツと、暖かな体温に挟まれている。
確かルーテシアと名乗ったか。この少女は現在の状況に、微塵も羞恥心を抱いていないようだ。
これだから、獣というのはやってられない。人間じゃないからということで、すぐにこんな風に扱われる。
自分はれっきとした男なのに。男なりに恥ずかしくてたまらないのに。
どぎまぎしつつも、しかし一切の抵抗もできないまま、ユーノは疾走するルーテシアの胸に身を預けていた。
……いやいやちょっと待て。自分は一体何をどぎまぎしているんだ。
いかに女性とはいえ、この子はまだ幼い女の子じゃないか。
これが成熟したセクシーな女性ならまだしも、何を自分は子供相手にこんなに過剰反応しているんだ。
まさかなのはと初めて会った、ガキの頃の自分じゃあるまいし。変態嗜好のロリコンでもあるまいし。
相手は子供。慌てることはない。自分にそっち方面の趣味は絶対ない!
そんな風にして、必死に平静を保とうとする。
心底、ユーノ・スクライアは呆れ返っていた。
自分の保身のために人間の男としての尊厳を捨て、彼は1匹の雄フェレットとしての道を選んだ。
そもそもそれが、自分が小さくなれば首輪も外れるだろうという、馬鹿馬鹿しい判断ミスに端を発している辺りが情けない。
おかげで自分は、人間として行動することを許されなくなった。少なくとも、この少女と同行している限り。
この身体では支給品を扱うこともできないし、仲間との合流にも支障をきたす。何より、獣として振る舞うのは居心地が悪い。
そしてそのユーノだが――今は所在なさげに、小さな顔を真っ赤に染めていた。
現在地、幼女の胸元。扇情的なバニースーツと、暖かな体温に挟まれている。
確かルーテシアと名乗ったか。この少女は現在の状況に、微塵も羞恥心を抱いていないようだ。
これだから、獣というのはやってられない。人間じゃないからということで、すぐにこんな風に扱われる。
自分はれっきとした男なのに。男なりに恥ずかしくてたまらないのに。
どぎまぎしつつも、しかし一切の抵抗もできないまま、ユーノは疾走するルーテシアの胸に身を預けていた。
……いやいやちょっと待て。自分は一体何をどぎまぎしているんだ。
いかに女性とはいえ、この子はまだ幼い女の子じゃないか。
これが成熟したセクシーな女性ならまだしも、何を自分は子供相手にこんなに過剰反応しているんだ。
まさかなのはと初めて会った、ガキの頃の自分じゃあるまいし。変態嗜好のロリコンでもあるまいし。
相手は子供。慌てることはない。自分にそっち方面の趣味は絶対ない!
そんな風にして、必死に平静を保とうとする。
「――ってちょっと待ったぁぁぁぁぁ!」
そして次の瞬間、それは唐突に打ち切られた。
「え?」
背後から声がする。自分達を呼び止める叫びが響く。
ユーノにとっては聞き覚えのない声。しかし、ルーテシアには覚えがあったのだろう。
反射的にマッハキャリバーにブレーキをかけると、数秒の思考の後、踵を返して再度加速する。
緩やかな速度で後退すると、そこには1人の銀髪の幼女と、1人の金髪の女性の姿があった。
「ご無事でしたか、ルーテシアお嬢様」
歩み寄ったのは銀髪の方で、発した声音も先ほどの制止と同じ。
片方しか開いていない金色の瞳に安堵の色を映し、外見の割には幾分か落ち着いた口調で言った。
「チンク」
いつも通りのぽつりと呟くような声で、ルーテシアがその名を呼ぶ。
チンク、という名前には聞き覚えがあった。ルーテシアと面識のある人間として、紹介された名前だったはずだ。
「知り合いなの?」
「まぁ、そんなところだ」
金髪の明日香の問いかけに答えたことからも、その様子が伺えた。
(……うん? ちょっと待てよ?)
と、その時、不意に浮かんだ疑問が1つ。
ルーテシアの仲間は見つかった。彼女を「お嬢様」と呼ぶ隻眼の幼女が。
(で……この人は一体何?)
このチンクという少女は一体何者で、一体ルーテシアとどういった関係にあるというのだ。そもそもルーテシアは何者なのだ。
普通に考えるならば、それこそ良家のお嬢様で通るだろう。
旧時代の貴族の家系。かの有名なモンディアル家のような富豪の令嬢。あるいは管理局高官の娘とも。
異様に幼いチンクの容姿も、使用人の娘だとか、乳兄弟だとかといった線で説明はつく。
そう。普通ならば。
だがこの少女の容姿の何としたこと。片目に眼帯をした少女など、真っ当な家庭ではまず見られない。
ましてや、それが医療用の白いものでなく、レザーでできたいかにも悪そうな黒眼帯なら尚更だ。
こんな見るからに怪しい娘に「お嬢様」と呼ばれる少女が、普通の良家の子供なわけがない。
更に引っ掛かるのは、例の「アジト」という言い回し。
本当なら信じてやりたい。こんな想像はしたくない。でもそう思わずにはいられない。
こうした情報から想定しうるルーテシアの身分を、不幸にもユーノは知っていた。
すなわち――マフィアの娘。
ヤクザのボスの子。
極道の世界のお嬢様。
ドコノクミノモンジャワレスマキニシテシズメタルゾコラ、とか、そういう世界の人。
背筋が一気に粟立った。全身の毛皮が逆立った。
ひょっとすると自分は、とんでもない子を見つけてしまったのではなかろうか。
まして自分が人間であるとばれ、こんな破廉恥な行いに出たと知れた時には――
「――それでお嬢様、その動物は?」
がちがちと震え上がるユーノの思考を、チンクの問いが遮った。
「ユーノっていう……喋るイタチの子」
「……フェレットです……」
本当はフェレットですらない。人間です。それも貴方よりも大分年上なんです。
そうだと気付いてほしい。
ああいや、微妙。そうは気付いてほしくないかもしれない。少なくとも、この極道っぽい子にはバレない方がいい。
簀巻き、指詰め、ロシアンルーレット。想定されるありとあらゆる「けじめのつけ方」。
どれもこれも、できれば味わいたくない。最も、チンクは極道の人間ではないのだが。
「へぇ……こんな子まで参加させられてるのね」
ルーテシアの胸元のユーノを覗き込みながら、明日香が言った。
周囲が周囲なだけに、彼女の抜群のプロポーションはよく目立つ。
所在なさげにユーノは視線を逸らした。
どうもここに来てから、自分はこんな目にばかり遭っているような気がする。
この殺し合いから脱出できたら、しばらく女の子とは距離を取りたい。割と本気でそんなことを思っていた。
「それでお嬢様は、どちらに向かわれるおつもりで?」
「ドクターのアジトに、ゼストやチンク達を捜しに……」
「我々もそこから来たのですが、特に他には誰も……」
ユーノがどぎまぎしてたり肝を冷やしている間にも、ルーテシアとチンクは話を進めていく。
どうもこの2人もそのアジトという場所を目指し、そこで何らかの収穫があってここまで来たらしい。
それがチンクの横でふよふよと浮いている、楕円型の機械。ガジェットとか言っていたか。
それにはレーダーがついていて、レリックという、ここからの脱出のために使える物を探知できるのだそうだ。
そして今、それが反応を示している。すなわち、脱出の鍵が見える範囲にある。
「あとは聖王の器……それを捜すために、既に姉妹達にも、アジトから連絡を入れてあります。とはいえ、こちらから一方的にですが」
「ちょっと待って! そんなの聞いてないわよ」
「ああ、すまなかった。言うのが遅れていた」
隠し事をされた明日香の憤慨を、チンクがさらりと流す。どうやらこの2人、あまり友好的でもないらしい。
「いかに貴方と言えど、ガリューや地雷王なしでは危険すぎる……我々と共に病院へ向かい、姉妹の保護を受けてはもらえないでしょうか」
最後に、チンクがルーテシアへと懇願した。
これはユーノにとっては知る由もないが、チンクは彼女の存在によって、ようやく決心をつけることができたのだ。
脱出の鍵となるレリックと器を探すのが先か、共に脱出すべきクアットロとディエチと合流するのが先か。
彼女が選んだのは、後者。
強力な召喚術の使い手たるルーテシアだったが、この場ではどうやら下僕達を呼ぶことはできないらしい。
すなわち、召喚こそを戦闘の肝とする召喚士にとっては、あまりにも危険すぎる状況。
彼女はスカリエッティの大事な協力者だ。家族同様、無事に連れ帰らなければならない。
そのためにも、今レリックを持っている相手との戦闘に巻き込むことはできなかった。
だから、病院に集まるであろう姉妹にルーテシアを預ける。必然的に、朝までの集合の約束を守ることもできる。
「うん、分かった」
ゆっくりとルーテシアが首を縦に振ったことで、この場の協力関係は確定した。
ルーテシア、ユーノ、チンク、明日香。以上3名と1匹(厳密には4名)で病院を目指す。
「じゃあ、行きましょうか」
女性陣の中でも最年長と思われる明日香が、率先して先へと進む。
一方、ルーテシアの胸に抱えられたユーノはというと、何やら難しそうな表情を浮かべていた。
どうにも引っかかるのだ。ルーテシアの反応が。
(さっきの、レリックって言葉を聞いた時……この子の目の色が変わった)
今までぼんやりとしていた彼女の赤い瞳に、ほんの少しだけ感情が見えた。鋭さが増した。
そのレリックという何かに対して、彼女が強い執着を見せたのだ。
つまりそれは元々ルーテシアにとって、とても重要な意味を持つものであったのだろう。
ではそのレリックというのは、一体何なのだろうか。
ルーテシアが求めていたもの。それでいて、この殺し合いからの脱出さえも可能とするもの。
であればその力を、彼女は一体何のために使おうとしているのだろう。レリックの確保とはあくまで手段であり、目的ではないはずだ。
一体彼女は――
「うわっ!?」
瞬間、ぐらり、と。
身体が揺れた。ユーノだけではない。ルーテシアの身体も。
すとんと足場の高度が落ち、衣服の隙間からフェレットの身体が落下する。
足並みをチンク達と合わせるべく、ルーテシアがマッハキャリバーを解除したのだろう。
結果、ローラーの分の身長が縮まり、それによって振動が生じたのだ。
それによって地面に投げ出されたユーノは、そのままチンクの足元へと落下する。
「いてて……」
小さな呻きを漏らしながら、毛皮についた土埃をふるふると払った。
そして、視線を戻す。
ちょうどその先にはチンクの身体。衣服の裾から覗くもの。
そこにあったのは、
「――ッッッ!!?」
「え?」
背後から声がする。自分達を呼び止める叫びが響く。
ユーノにとっては聞き覚えのない声。しかし、ルーテシアには覚えがあったのだろう。
反射的にマッハキャリバーにブレーキをかけると、数秒の思考の後、踵を返して再度加速する。
緩やかな速度で後退すると、そこには1人の銀髪の幼女と、1人の金髪の女性の姿があった。
「ご無事でしたか、ルーテシアお嬢様」
歩み寄ったのは銀髪の方で、発した声音も先ほどの制止と同じ。
片方しか開いていない金色の瞳に安堵の色を映し、外見の割には幾分か落ち着いた口調で言った。
「チンク」
いつも通りのぽつりと呟くような声で、ルーテシアがその名を呼ぶ。
チンク、という名前には聞き覚えがあった。ルーテシアと面識のある人間として、紹介された名前だったはずだ。
「知り合いなの?」
「まぁ、そんなところだ」
金髪の明日香の問いかけに答えたことからも、その様子が伺えた。
(……うん? ちょっと待てよ?)
と、その時、不意に浮かんだ疑問が1つ。
ルーテシアの仲間は見つかった。彼女を「お嬢様」と呼ぶ隻眼の幼女が。
(で……この人は一体何?)
このチンクという少女は一体何者で、一体ルーテシアとどういった関係にあるというのだ。そもそもルーテシアは何者なのだ。
普通に考えるならば、それこそ良家のお嬢様で通るだろう。
旧時代の貴族の家系。かの有名なモンディアル家のような富豪の令嬢。あるいは管理局高官の娘とも。
異様に幼いチンクの容姿も、使用人の娘だとか、乳兄弟だとかといった線で説明はつく。
そう。普通ならば。
だがこの少女の容姿の何としたこと。片目に眼帯をした少女など、真っ当な家庭ではまず見られない。
ましてや、それが医療用の白いものでなく、レザーでできたいかにも悪そうな黒眼帯なら尚更だ。
こんな見るからに怪しい娘に「お嬢様」と呼ばれる少女が、普通の良家の子供なわけがない。
更に引っ掛かるのは、例の「アジト」という言い回し。
本当なら信じてやりたい。こんな想像はしたくない。でもそう思わずにはいられない。
こうした情報から想定しうるルーテシアの身分を、不幸にもユーノは知っていた。
すなわち――マフィアの娘。
ヤクザのボスの子。
極道の世界のお嬢様。
ドコノクミノモンジャワレスマキニシテシズメタルゾコラ、とか、そういう世界の人。
背筋が一気に粟立った。全身の毛皮が逆立った。
ひょっとすると自分は、とんでもない子を見つけてしまったのではなかろうか。
まして自分が人間であるとばれ、こんな破廉恥な行いに出たと知れた時には――
「――それでお嬢様、その動物は?」
がちがちと震え上がるユーノの思考を、チンクの問いが遮った。
「ユーノっていう……喋るイタチの子」
「……フェレットです……」
本当はフェレットですらない。人間です。それも貴方よりも大分年上なんです。
そうだと気付いてほしい。
ああいや、微妙。そうは気付いてほしくないかもしれない。少なくとも、この極道っぽい子にはバレない方がいい。
簀巻き、指詰め、ロシアンルーレット。想定されるありとあらゆる「けじめのつけ方」。
どれもこれも、できれば味わいたくない。最も、チンクは極道の人間ではないのだが。
「へぇ……こんな子まで参加させられてるのね」
ルーテシアの胸元のユーノを覗き込みながら、明日香が言った。
周囲が周囲なだけに、彼女の抜群のプロポーションはよく目立つ。
所在なさげにユーノは視線を逸らした。
どうもここに来てから、自分はこんな目にばかり遭っているような気がする。
この殺し合いから脱出できたら、しばらく女の子とは距離を取りたい。割と本気でそんなことを思っていた。
「それでお嬢様は、どちらに向かわれるおつもりで?」
「ドクターのアジトに、ゼストやチンク達を捜しに……」
「我々もそこから来たのですが、特に他には誰も……」
ユーノがどぎまぎしてたり肝を冷やしている間にも、ルーテシアとチンクは話を進めていく。
どうもこの2人もそのアジトという場所を目指し、そこで何らかの収穫があってここまで来たらしい。
それがチンクの横でふよふよと浮いている、楕円型の機械。ガジェットとか言っていたか。
それにはレーダーがついていて、レリックという、ここからの脱出のために使える物を探知できるのだそうだ。
そして今、それが反応を示している。すなわち、脱出の鍵が見える範囲にある。
「あとは聖王の器……それを捜すために、既に姉妹達にも、アジトから連絡を入れてあります。とはいえ、こちらから一方的にですが」
「ちょっと待って! そんなの聞いてないわよ」
「ああ、すまなかった。言うのが遅れていた」
隠し事をされた明日香の憤慨を、チンクがさらりと流す。どうやらこの2人、あまり友好的でもないらしい。
「いかに貴方と言えど、ガリューや地雷王なしでは危険すぎる……我々と共に病院へ向かい、姉妹の保護を受けてはもらえないでしょうか」
最後に、チンクがルーテシアへと懇願した。
これはユーノにとっては知る由もないが、チンクは彼女の存在によって、ようやく決心をつけることができたのだ。
脱出の鍵となるレリックと器を探すのが先か、共に脱出すべきクアットロとディエチと合流するのが先か。
彼女が選んだのは、後者。
強力な召喚術の使い手たるルーテシアだったが、この場ではどうやら下僕達を呼ぶことはできないらしい。
すなわち、召喚こそを戦闘の肝とする召喚士にとっては、あまりにも危険すぎる状況。
彼女はスカリエッティの大事な協力者だ。家族同様、無事に連れ帰らなければならない。
そのためにも、今レリックを持っている相手との戦闘に巻き込むことはできなかった。
だから、病院に集まるであろう姉妹にルーテシアを預ける。必然的に、朝までの集合の約束を守ることもできる。
「うん、分かった」
ゆっくりとルーテシアが首を縦に振ったことで、この場の協力関係は確定した。
ルーテシア、ユーノ、チンク、明日香。以上3名と1匹(厳密には4名)で病院を目指す。
「じゃあ、行きましょうか」
女性陣の中でも最年長と思われる明日香が、率先して先へと進む。
一方、ルーテシアの胸に抱えられたユーノはというと、何やら難しそうな表情を浮かべていた。
どうにも引っかかるのだ。ルーテシアの反応が。
(さっきの、レリックって言葉を聞いた時……この子の目の色が変わった)
今までぼんやりとしていた彼女の赤い瞳に、ほんの少しだけ感情が見えた。鋭さが増した。
そのレリックという何かに対して、彼女が強い執着を見せたのだ。
つまりそれは元々ルーテシアにとって、とても重要な意味を持つものであったのだろう。
ではそのレリックというのは、一体何なのだろうか。
ルーテシアが求めていたもの。それでいて、この殺し合いからの脱出さえも可能とするもの。
であればその力を、彼女は一体何のために使おうとしているのだろう。レリックの確保とはあくまで手段であり、目的ではないはずだ。
一体彼女は――
「うわっ!?」
瞬間、ぐらり、と。
身体が揺れた。ユーノだけではない。ルーテシアの身体も。
すとんと足場の高度が落ち、衣服の隙間からフェレットの身体が落下する。
足並みをチンク達と合わせるべく、ルーテシアがマッハキャリバーを解除したのだろう。
結果、ローラーの分の身長が縮まり、それによって振動が生じたのだ。
それによって地面に投げ出されたユーノは、そのままチンクの足元へと落下する。
「いてて……」
小さな呻きを漏らしながら、毛皮についた土埃をふるふると払った。
そして、視線を戻す。
ちょうどその先にはチンクの身体。衣服の裾から覗くもの。
そこにあったのは、
「――ッッッ!!?」
「……そういえば、貴方……下着つけてなかったわね」
きょとんとしたチンクと動揺するユーノを見て、明日香がため息をついた。
きょとんとしたチンクと動揺するユーノを見て、明日香がため息をついた。
【1日目 早朝】
【現在地 E-9】
【ユーノ・スクライア@L change the world after story】
【状態】健康、幸せ?、混乱、フェレットに変身中
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
基本 なのはの支えになる、ジュエルシードの回収
1.ルーテシア、チンク、明日香と共に病院を目指す
2.ルーテシアの保護
3.くぁwせdrftgyふじこ!?
4.Lや仲間との合流
5.首輪の解除
【備考】
※JS事件に関連したことは何も知りません
※プレシアの存在に少し疑問を持っています
※ルーテシアがマフィアや極道の娘だと思っています
【現在地 E-9】
【ユーノ・スクライア@L change the world after story】
【状態】健康、幸せ?、混乱、フェレットに変身中
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
基本 なのはの支えになる、ジュエルシードの回収
1.ルーテシア、チンク、明日香と共に病院を目指す
2.ルーテシアの保護
3.くぁwせdrftgyふじこ!?
4.Lや仲間との合流
5.首輪の解除
【備考】
※JS事件に関連したことは何も知りません
※プレシアの存在に少し疑問を持っています
※ルーテシアがマフィアや極道の娘だと思っています
【ルーテシア・アルピーノ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】健康
【装備】バニースーツ@魔法少女リリカルなのはStrikers-砂塵の鎖― 、マッハキャリバー(待機形態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
シェルコート@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】支給品一式×2、ジュエルシード@魔法少女リリカルなのは、バリアのマテリア@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使、夜天の書@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【思考】
基本 ナンバーⅩⅠのレリックの捜索
1.ユーノ、チンク、明日香と共に病院を目指す
2.仲間との合流
3.ジュエルシードの回収を手伝う
【備考】
※参戦時期はゆりかご決戦前です
※ユーノが人間であることを知りません
※殺し合いに全く興味がありません
【状態】健康
【装備】バニースーツ@魔法少女リリカルなのはStrikers-砂塵の鎖― 、マッハキャリバー(待機形態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
シェルコート@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】支給品一式×2、ジュエルシード@魔法少女リリカルなのは、バリアのマテリア@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使、夜天の書@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【思考】
基本 ナンバーⅩⅠのレリックの捜索
1.ユーノ、チンク、明日香と共に病院を目指す
2.仲間との合流
3.ジュエルシードの回収を手伝う
【備考】
※参戦時期はゆりかご決戦前です
※ユーノが人間であることを知りません
※殺し合いに全く興味がありません
【天上院明日香@リリカル遊戯王GX】
【状態】健康
【装備】ガオーブレス@フェレットゾンダー出現!
【道具】支給品一式、ラオウの兜@ティアナが世紀末にやって来たようです、
トバルカインのトランプ@NANOSING、ゾナハカプセル@なのは×錬金
【思考】
基本 殺し合いには乗らない。仲間達と合流し、プレシアを打倒する。
1.ユーノ、ルーテシア、チンクと共に病院を目指す
2.チンクっていうこの子は……信用し切れない
3.チンクとは協力するけど、何があっても対応出来る様に隙は見せない様にしよう
4.ゾナハ……って何?
5.全くもう、この子は……
【備考】
※転移魔法が制限されている可能性に気付きました
※万丈目にバクラが取り憑いている事を知りません
※チンクの「万丈目に襲われた」という情報は、嘘か誤りだと思っています
※ガオーブレスのギャレオンを呼び出す機能は封印されています
※トバルカインのトランプが武器として使えることに気付いていません
【状態】健康
【装備】ガオーブレス@フェレットゾンダー出現!
【道具】支給品一式、ラオウの兜@ティアナが世紀末にやって来たようです、
トバルカインのトランプ@NANOSING、ゾナハカプセル@なのは×錬金
【思考】
基本 殺し合いには乗らない。仲間達と合流し、プレシアを打倒する。
1.ユーノ、ルーテシア、チンクと共に病院を目指す
2.チンクっていうこの子は……信用し切れない
3.チンクとは協力するけど、何があっても対応出来る様に隙は見せない様にしよう
4.ゾナハ……って何?
5.全くもう、この子は……
【備考】
※転移魔法が制限されている可能性に気付きました
※万丈目にバクラが取り憑いている事を知りません
※チンクの「万丈目に襲われた」という情報は、嘘か誤りだと思っています
※ガオーブレスのギャレオンを呼び出す機能は封印されています
※トバルカインのトランプが武器として使えることに気付いていません
【チンク@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】健康
【装備】被験者服@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】支給品一式、ガジェットドローンⅠ型@魔法少女リリカルなのはStrikerS、工具セット@オリジナル、
料理セット@オリジナル、翠屋のシュークリーム@魔法少女リリカルなのはA's
【思考】
基本 姉妹と一緒に元の世界に帰る
1.ユーノ、ルーテシア、明日香を伴い、病院に向かって医療品を集め、姉妹との合流を図る
2.姉妹と合流した後に、レリックを持っている人間を追う
3.姉妹に危険が及ぶ存在の排除、及び聖王の器と“聖王のゆりかご”の確保
4.こいつ、獣のくせして何を驚いてるんだ?
5.クアットロと合流し、制限の確認、出来れば首輪の解除
5.Fの遺産とタイプ・ゼロの捕獲
6.天上院を手駒とする
【備考】
※制限に気付きました
※高町なのは(A's)がクローンであると認識しました
※この会場にフェイト、八神はやてのクローンがいると認識しました
※ベルデに変身した万丈目(バクラ)を危険と認識しました
【状態】健康
【装備】被験者服@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】支給品一式、ガジェットドローンⅠ型@魔法少女リリカルなのはStrikerS、工具セット@オリジナル、
料理セット@オリジナル、翠屋のシュークリーム@魔法少女リリカルなのはA's
【思考】
基本 姉妹と一緒に元の世界に帰る
1.ユーノ、ルーテシア、明日香を伴い、病院に向かって医療品を集め、姉妹との合流を図る
2.姉妹と合流した後に、レリックを持っている人間を追う
3.姉妹に危険が及ぶ存在の排除、及び聖王の器と“聖王のゆりかご”の確保
4.こいつ、獣のくせして何を驚いてるんだ?
5.クアットロと合流し、制限の確認、出来れば首輪の解除
5.Fの遺産とタイプ・ゼロの捕獲
6.天上院を手駒とする
【備考】
※制限に気付きました
※高町なのは(A's)がクローンであると認識しました
※この会場にフェイト、八神はやてのクローンがいると認識しました
※ベルデに変身した万丈目(バクラ)を危険と認識しました
【チーム:ユーノとハーレム】
【共通思考】
基本 仲間達を集め、聖王のゆりかごで殺し合いから脱出を図る
1.病院に向かい、クアットロ、ディエチと合流する
2.その後は戦闘可能な面々でヴィヴィオとレリックを探す
【備考】
※それぞれが違う世界から呼ばれたということに気づいていません。
【共通思考】
基本 仲間達を集め、聖王のゆりかごで殺し合いから脱出を図る
1.病院に向かい、クアットロ、ディエチと合流する
2.その後は戦闘可能な面々でヴィヴィオとレリックを探す
【備考】
※それぞれが違う世界から呼ばれたということに気づいていません。
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