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サイカイ ◆Qz0BXaGMDg




「ここは……」

光が止むと、シャマルはすぐに自分の場所を確認し始めた。
先程の場所とは明らかに違っていた。
目の前には大きな建物があり、すぐ後ろには川が流れていた。

「本当にワープしたのね……」

その証拠に、先程まで一緒に居た少年の姿は今はない。
それに……

「まさか、本当に罠じゃないなんてね……」

目の前にある建物を見てシャマルはそう言った。
図書館――それは先程、十代との会話で例えとして出した場所だった。

「でも、一体どうしてプレシアはあんなものを置いたのかしら……」

そう。
問題になっていた“魔法陣が罠なのかどうか”ということ。
結果的に罠ではなかったものの、尚更訳が分からなくなった。
プレシアは殺し合いを望んでいたはずである。
なら何故、殺し合いを望んでいない人達が合流してしまいそうなものを置いたのか。
場所が場所なだけに、見つかりにくいとは思う。
だが、それは安全策でもなんでもない。
プレシアが安全にデスゲームを執行するには、こんなもの始めから置かなければいい話である。
なのに何故?

「……考えてもしかたがないわね。どうせ彼女の考えなんて分からないもの」

そう言って、シャマルはこれからどうするかを考えていた。
十代のことは問題ないだろう、とは思った。
きっと、仲間と合流できているはずだ。
なので、今は地上本部にいるクアットロが心配であった。
できればすぐにでも、地上本部に行きたいところだが……

「……図書館に寄ってからでも遅くはないわよね」

もしかしたら、何か重要な情報があるかもしれない。
そんな思いから、シャマルは図書館を調べることにした。

「さってと、じゃあ調べてみますか」

そう言ってシャマルは扉を開けようとした。
その時だった。

「どうしたものかな……」

そんな声が聞えたのは。


えっ……?
今の声って……。
まさか、まさか。
そんな偶然って……。

シャマルは混乱しながらも、少し開いた扉に顔を出し、中を見た。


図書館の中は、静かなものだった。
どんな小さな音一つでも、大きな音に聞こえてしまうような。
そんな幻想的な空間。
そんな空間の中に、一人の女性が居た。
その女性は管理局の服を着ていた。
その女性の髪は短く切り揃えてある茶髪。
その女性は二つの剣を持っていた。
その女性は何かを見ていた。
その女性は……その女性は……。


その女性は…………シャマルの主だった。

「はやてちゃん!!!!!!!!!」

シャマルは扉を開けて走り出す。
自身の主――八神はやてに向かって。
どの世界のはやてかなんてどうでもよかった。
ただ、今は。
この再会に祝福を……。




【1日目 朝】
【現在地 E-4 図書館】

【シャマル@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状況】健康、疲労(小)
【装備】血塗れの包丁@L change the world after story
【道具】支給品一式、白衣(若干血で汚れてる)、ガ・ボウ@ARMSクロス『シルバー』
【思考】
 基本:はやてを含めた、全ての仲間を守り抜く
 1.はやてちゃん!!!!!!
 2.はやて(A's)と合流したなら全力で守り抜く
 3.できれば機動六課の仲間達とも合流したい
 4.クアットロ、十代のことが心配。
【備考】
 ※クアットロが別世界から連れて来られた事を知りました
 ※参加者は別々の世界・時間から連れて来られている可能性に至りました
 ※この場にいる2人のなのは、フェイト、はやての片方が19歳(StS)の彼女達でもう片方は9歳(A's)の彼女達だと思っており、はやて(A's)は歩けないものだと思っています
 ※クアットロを信用するようになりました(若干の不安は消えています)
 ※デュエルゾンビについては可能性がある程度にしか考えていませんが、一応エリオと万丈目がデュエルゾンビになっている可能性はあるとは思っています
 ※この殺し合いがデス・デュエルと似たものではないかと考えています
 ※殺し合いの中で起こる戦いを通じ、首輪を介して何かを蒐集していると考えています


【八神はやて(sts)@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS】
【状態】健康
【装備】ツインブレイズ@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】支給品一式×2、ランダム支給品1~3個(武器では無い) 、主要施設電話番号&アドレスメモ@オリジナル、医務室で手に入れた薬品(消毒薬、鎮痛剤、解熱剤、包帯等)
【思考】
 基本 プレシアの持っている技術を手に入れる
 1.図書館を調べるか、電話をかけるか…… ってシャマル!!?
 2.ある程度時間が経ったらメールの返信を確かめる
 3.もう1人の「八神はやて」を探し、その後他の守護騎士を戦力に加える
 4.キングの危険性を他の参加者に伝え彼を排除する。もし自分が再会したならば確実に殺す
 5.首輪を解除出来る人を探す
 6.プレシア達に対抗する戦力の確保
 7.以上の道のりを邪魔する存在の排除
 【備考】
 ※参戦時期は第一話でなのは、フェイトと口喧嘩した後です
 ※名簿を確認しました
 ※プレシアの持つ技術が時間と平行世界に干渉できるものだという考えに行き着きました
 ※ヴィータ達守護騎士に優しくするのは自分の本当の家族に対する裏切りだと思っています
 ※キングに対する認識を改めました。プレシアから殺し合いを促進させる役割を与えられていると考えています。同時に携帯にも何かあると思っています
 ※ヴィータと戦う事になったのはキングが原因だと断定しました。その事を許すつもりはありません
 ※転移装置を、参加者を分散させる為の罠だと勘違いしています
 ※自分の知り合いの殆どは違う世界から呼び出されていると考えています
 ※放送でのアリサ復活は嘘だと判断しました。現状蘇生させる力はないと考えています
 ※プレシアの目的はアリシア復活で、その為には普通の死ではなく殺し合いによる死が必要だと考えています。
 ※プレシアには他にも協力者がいると考えています。具体的には並行世界を含めて闇の書事件やJS事件関係者がいると考えています
 ※施設には何かしらの仕掛けが施されている可能性があると考えています。
 ※キングのデイパックの中身を全て自分のデイパックに移しました。キングのデイパックも折り畳んで自分のデイパックに入れています
 ※図書館のメールアドレスを把握しました




一方、十代はというと……

「ああ、あああ、ああああ」
「……」

彼は今、柊つかさの前に居た。
いや、正確には彼女の後ろに出現し、そのままよって来たというだけなのだが……。
十代はワープする時、つかさのいる場所に行きたいと思った。
アカデミアのみんなや、クアットロが心配じゃなかったわけではなかった。
しかし十代は、つかさにどうしても言いたいことがあった。
だから、ここまで来たのだ。
だが……。

「……つかささん」
「い、イヤ、イヤ、た、助けて……」

思い出してほしい。
つかさが十代をどう見ていたのかを。
彼女の淡い夢を壊した人物。
そして、自身を殺そうとしていた人物。
それが彼女の、柊つかさから見た遊城十代だ。
その殺人鬼が、今また自分の前に居る。
つかさは、何故急に現れたのかも考えずに、ただ目の前の人物に恐怖した。
それだけ、十代の存在が怖かったのだ。

(イヤだ、イヤだ、イヤだ、イヤだ、死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない……)

彼女は目の前の殺人鬼の少年に殺される。
そう思っていた。

(死にたくない死にたくない、助けてお姉ちゃん……。助けてこなちゃん……。助けてフェイトちゃん……)

だから、なのだろうか。

(助けて助けて助けて助けて助けて助「ごめん!!!!」けて助け……え?)

目の前の少年が、頭を下げて謝っているのを認識するのに時間が掛かったのは。


「つかささん、本当にごめん!!あん時の俺、少し無神経だったよな……。つかささんを怖がらしっちゃって、ホントゴメン!!!」
「え? え? え? わ、私を殺さないの?」

つかさは本当に混乱した。
目の前の殺人鬼だと思っていた少年が、いきなり謝ってきたのだ。
自分を襲いにきたんじゃなかったのか?
自分を殺しにきたんじゃなかったのか?
自分を……

「つかささん」
「え? ……ふぇぇぇええええ!!!!!?」

少年はいきなり自分を抱きしめてきた。
これは、つかさでなくとも混乱するだろう。

「あ、あ、あのあの、えっとあの、えええっと……」

何かを言う前に十代は言った。

「……辛かったよな」
「……ふぇ?」
「こんな殺し合いのゲームに参加されたんだ。辛くないわけないだろ」
「……うん。そうだね……」

しだいにではあったが、つかさから少年に対する恐怖は無くなっていた。
この少年は殺し合いなんてしない。
どこかフェイトに似た、雰囲気がある。
なんとなく、そう思えたのだ。

「……正直………泣きたい気分だよ……」
「なら、泣けばいいだろ」
「無理だよ……こんなところだよ? それにさっきも泣いたばかりだし……」
「……あのな、つかささん」
「うん?」

もはや、つかさの中に少年への恐怖はなかった。
だからなのだろう。
素直にこの言葉が聞けたのは。

「我慢すんのもいいけど、たまは我慢しなくてもいい時だってあるんだぜ?」

その言葉を、つかさは待っていたのかもしれない。

「…………うん、そうだよね。………遊城、十代君、だったっけ?」
「あぁ。合ってるぜ。なんだ?」
「……少し胸貸してくれるかな?」
「……あぁ、いいぜ」
「ゴメンね。じゃあ少しだけね……」

そう言って、つかさは十代の胸に蹲った。
そして……

「………うっ、うう、うわああああああ……」

泣いた。
フェイトと一緒に居た時も泣いたが、それとは少し違っていた。
この少年は殺人鬼じゃなかった。
自分は死ななくていいんだ。
それに、もう一人じゃないんだ。
寂しかった。
本当は寂しくてしかたがなかった。
そんな思いが涙に込められていた。

それを傍に居た十代はというと……

(……これでよかったんだよな……)

不安は残る。
自分達もいつ死んでしまうのかわからない。
もしかしたら、もうすぐ本当の殺人鬼が来てしまうかもしれない。
でも。
でも今だけは。
この再会に祝福を……。




【1日目 朝】
【現在地 H-5 デパートサービスカウンタ】

【柊つかさ@なの☆すた】
【状態】不安、 ひざ小僧ヒリヒリ
【装備】シーナのバリアジャケット@SHINING WIND CROSS LYRICAL
【道具】支給品一式、電話帳@オリジナル、
    青眼の白龍@リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)」
【思考】
 基本:殺し合いを避ける
 1.今はとにかく泣く
 2.施設を調べるかどうかを決めメールを返信する
 3.フェイトちゃんが帰ってくるまでデパートにいる(早く帰ってきて!)
 4.家族や友達に会いたい
【備考】
  ※十代と和解しました
  ※禁止エリアの位置を忘れました。ご褒美の話も忘れています。死者の名前数名分しか覚えていません(なのはが呼ばれた事は覚えている)
  ※電話帳はあまり役に立たない物だと思っています。また、遊戯王カードが武器として使えることに気付いていません
  ※キングを警戒する事にしました
  ※メールの差出人と内容を信用しています


【遊城十代@リリカル遊戯王GX】
【状態】健康
【装備】バヨネット@NANOSING
【道具】支給品一式、んまい棒×4@なの魂、ヴァイスのバイク@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【思考】
 基本:殺し合いには乗らない。
1.つかさが泣き止むのを待つ
2.フェイト(StS)に会って誤解を解きたい。
3.クアットロさんって良い人だなー。
4. 余裕があればハネクリボーやネオス、E・HERO達を探す
【備考】
 ※参加者は別々の世界・時間から参加者は別々の世界・時間から連れて来られている可能性に至りました。
 ※フェイト(StS)が自分とは別の世界・時間軸から呼ばれていてデュエルゾンビではないと判断しました。エリオ、万丈目についても断定はしないもののデュエルゾンビではない可能性があると思っています。
 ※この場にいる2人のなのは、フェイト、はやての片方が19歳(StS)の彼女達でもう片方は9歳(A's)の彼女達だと思っています。
 ※クアットロを完全に信用しています。
 ※PT事件の事を大まかに知りましたが、プレシアがフェイトを造った話は聞いていません。
 ※この殺し合いがデス・デュエルに似たものではないかと考えています。
 ※殺し合いの中で起こる戦いを通じ、首輪を介して何かを蒐集していると考えています。




二人はそれぞれ会いたい人物に再会した。
結果的には良かったのかもしれない。
会えないまま死ぬよりは全然いいのかもしれない。
だが。
同時に。
一人の仲間を置いていってしまったことに変わりない。
一人の仲間が不幸になったことに変わりない。
これから一体どうなるのか。
それは……誰にもわからない。

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投下順で読む Next:Face
遊城十代 Next:Paradise Lost(前編)
シャマル Next:脅剣~キャロ・ル・ルシエ~
クアットロ Next:エリオ君がみてる
柊つかさ Next:Paradise Lost(前編)
八神はやて(StS) Next:脅剣~キャロ・ル・ルシエ~






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