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過去 から の 刺客(前編) ◆7pf62HiyTE




 チンクは空を見ていた。そして、あの時の事を考えていく……

 まずはアレクサンド・アンデルセンという名の神父に出会った時の事を考える。彼はチンク達ナンバーズを敵視していた。
 何故彼がチンク達の事を『最後の大隊(Letzt Batallion)』と呼んでいたのかは不明だが、大隊という意味を考えるにナンバーズだけではなくドクターであるジェイル・スカリエッティの関係者全てがそれに該当する可能性はある。
 勿論、管理局も自分達と敵対しているため敵対する事自体には不思議はない。問題は自分達を殺すという過激な行動をとっている事だろう。管理局であれば捕獲する事はあっても殺すという考えにはまず至らないからだ。
 その行動から考えるに管理局関係者の可能性は低いだろう。
 さて、彼の言っていたヴァッシュ・ザ・スタンピードはどういう人物なのか? 金髪で赤いコート以外は詳細が不明だが、アンデルセンと行動を共にしていた事から考え、アンデルセンの行動に賛同している可能性はある。
 となれば自分達と敵対……それこそ殺すつもりでいるかも知れない。ならば彼についても警戒をした方がいいだろう。
 次にチンクを助けに現れたアンジールと呼ばれた男の事だ。何故か彼はチンクの事を知っていた。当然チンクにとっては未知の人物であるはずだが……
『あ、ああ……しかし、お前は一体……』
『やはりな……だが、説明は後だ。お前の味方だと捉えてくれれば、今はそれで構わない』
 そのやり取りから考えるに、アンジールはチンクがアンジールの事を知らないと答える可能性があるのを知っていた事になる。どういう事かは全く不明だが……。
 しかし、彼が味方という事はほぼ確実だろう。アンデルセンから自分を助けてくれたのは確かであるし、同時に見知らぬとはいえISを使っていた事から考えて、スカリエッティがチンクの知らない所で作った戦闘機人の可能性があるだろう。
 それでも、チンクに対して馴れ馴れしかった理由については全くわからないが……。
 そして、戦っている所に現れた炎の巨人の事を考える……あれが敵なのは明白だ。アンジールが声を掛けてくれなければあれの攻撃によって命を落としていたのは明白だろう。
 アンジールがあれの存在に気付いていた事から考えるに恐らくアンジールはあれの攻撃を回避しただろう。アンデルセンの方はどうだろうか?
 恐らくその攻撃を身に受けた可能性が高いだろう。敵対している事から考えて、あの攻撃で倒されていればいいが、再生能力がある事を考えるとそれでも無事である可能性はある……。

 ところで、あの炎の巨人は何だったのだろうか? 真っ先に考えつくのは参加者である可能性……しかし、あまりにも異質だった事からそれを否定する。むしろ、ガリュー等といった召喚獣の類の可能性がある。
 つまり、炎の巨人は参加者によって召喚されたものだという事だ。
 だが、それならそれで別の問題が出てくる。まず召喚行為というのは稀少技能(レアスキル)……つまり、使える者が限られているという事だ。
 チンクの知る限り召喚行為が可能なのはルーテシアの他にキャロ・ル・ルシエだけである。勿論、未知の参加者の中に召喚士がいる可能性は無いわけではないが、稀少技能である事を踏まえればそういう人物が参加している可能性は低いだろう。
 また、参加していたとしても別の問題がある。チンクはルーテシアと合流した際にこの場では下僕を呼び出す事が出来ない事を聞いていた。つまり、召喚士がいた所で召喚は不可能だという事だ。

 なお、チンクが見落としている事実として、実の所この場においては召喚士でなくても幾つかの支給品を使う事で召喚を行う事が可能である。
 まず、仮面ライダーに変身する事のできるカードデッキだ。カードデッキはそれぞれモンスターと契約をしており、カードデッキの力を使う事でモンスターを呼び出す事が出来る。
 ちなみに、チンクは一度その仮面ライダーと交戦しているものの、その時その仮面ライダーはモンスターを召喚していなかった為、チンクはその事実を知らない。
 次に、デュエルモンスターズのカードだ。この場においてはデュエルモンスターズのモンスターカードを使いモンスターを召喚する事が出来る。
 幸運にもチンクはデュエルモンスターズのカードに詳しい天上院明日香と行動を共にしていたが、明日香自身チンクを信用していなかった事もありチンクはデュエルモンスターズの話を全く聞かされていなかった。
 そして、召喚マテリアと呼ばれるものだ。それを使う事でマテリアに眠る召喚獣を召喚する事が出来る。
 なおアンジールのいた世界で使われたものではあるが、アンデルセンとの戦闘を優先しなければならなかった為、やはりチンクはその説明を聞く事が出来なかった。
 何にせよ、これらの道具を使えば召喚士で無くても召喚を行う事が出来るという事になる。
 結論から言えば、炎の巨人……イフリートは召喚マテリアによって召喚されたものである。アンジールが早々に察知出来たのは前述の通りイフリートの存在について知っていたからだ。

 だが、その事実を知らないチンクにはそれはわからない話だ。チンクから見た場合は召喚士が召喚したと考えるしかない。しかし、そうなると何故召喚不能になっていないのかという問題がある。
(お嬢様が嘘を吐いていた……?)
 チンクは召喚は可能だったという可能性を考えた。召喚が出来ないという話はルーテシアからの情報でしかない。ルーテシアがチンク達に嘘を吐いた可能性はあり得る。
 では、何故嘘を吐くのか? チンクはルーテシアが殺し合いに乗っている可能性を考えた。あの場で嘘を吐いたのは自分を保護してもらい集団に潜り込む為だと……。
 そう考えれば病院で待っていても彼女達が来なかった事も頷ける。チンクが病院に先行する為3人と別行動を取った後、ルーテシアが他の2人を襲ったと考えれば辻褄が合う。だが……
(落ち着け……お嬢様から話を聞いたのは放送前……御褒美の話は放送で初めて語られた事だ……あの時点では殺し合いに乗る筈が無い……ならばあの場で嘘を吐く必要はない……)
 チンクは御褒美の話のタイミングからあの時点では殺し合いに乗っていないと考えた。故に召喚不能の話は真実だと……いや、むしろ信じたくなかったのかも知れない……ルーテシアが殺し合いに乗っていないと……。

 考えた所で結論など出るわけがない。チンクはその事についての考えを切り上げ、これからの事を考える……だが、考えた所でどうすればいいかがわからなかった……
 その理由は今のチンクの状態だ。炎の巨人の攻撃についてはアンジールのお陰で直撃を免れる事が出来た。だが、あくまでも直撃を免れただけでしかない。
 死ぬ程ではないが火傷によるダメージは大きい……しかし、何より問題なのはその攻撃によって両腕を失った事だ。
 チンクのISであるランブルデトネイターは手で触れた金属物を爆発物に変える能力……だが、両腕を失った事でその能力を使う事は不可能となった。
 いや、それ以前に両腕を失った以上、殆どの行動に支障がでるのは明白だ。そう、誰の目にもチンクが戦闘不能なのは明らかな話だった。
 1人で行動するのは殆ど無理、仮に誰かに保護されたとしても足手まとい以外の何者でもない。
 当然、この状態でクアットロを捜せるとは思えないし病院に戻るのも得策とは言えない。また、レリックを持っていると思われる人物を追う事も困難だ。
 スカリエッティのアジトまで戻れば生体ポッドを使いある程度の傷の手当ては可能かも知れない。だが、腕の欠損を再生する事などまず不可能と考えた方が良いだろう。
 いや、それ以前に今いる場所からアジトまでは随分と距離が開いている。真面目な話、チンク1人だけで行くのは無謀だし、仮に誰かに保護されたとしてもわざわざそこまで付き合ってくれるとは思えない。

(絶望的……だな……)

 故にチンクは今いる場所から動けなかった……死に至る程では無いとは言えダメージは大きく、先程までの疲労がある……空を眺めて考えていく内に――

 ―――いつしかチンクの意識は途絶えていた―――



   ★   ★   ★   ★   ★



 G-6にてアンジールは眠っていた。目の前で守れる場所にいたはずの妹であるチンク、彼女を守れなかった事が彼を精神的に追いつめていた。そして何時しか彼は倒れ込みそのまま意識を手放していた。
 彼は意識を失うその瞬間までチンクを守れなかった事を悔やんでいた。本当であればすぐにでもクアットロを助けるために動き出さなければいけないはずなのに後悔の為動く事が出来なかった。
 しかし、彼は気付いていないが幸運にもチンクはまだ生きている。勿論、次の放送まではまだ時間があるためそこまで生き残れるかは断言出来ない。しかし、放送まで生きている可能性はある。
 つまり、放送さえ聞けばチンクの生存を確認出来る可能性があった。だが、今のままではアンジールがそれに気付く事はないだろう……眠り続けているアンジールが放送を聞き逃す可能性が高いからだ。
 故に次に目が覚めた後、彼はチンクが未だ生きている事に気付かないということになる。それはつまり、永久に自分がチンクを死なせてしまったと悔やみ続けるという事を意味する。
 そして、アンジールは眠り続ける……何事も無ければこのまま眠っていることだろう……そう、『何事も無ければ』……だが――


 ―――その瞬間、空が光った―――


 アンジールは何か眩しい光を感じ意識を取り戻す。ゆっくりと身体を起こし光の方に視線を向けながら何が起こったのかを考える……いや、結論から言えば思考についてはほぼ一瞬で終わった。
 あの光は何者かの攻撃もしくは戦闘で起こったもの、周囲の様子に何も変化が無い事から距離は少し離れていること、にもかかわらずここまで届いた事から相当な威力を誇っているということ……
 つまり、あの光は先程自分達の前に現れチンクを焼き殺したイフリート並の威力を誇る可能性があるという事だ。
 ならばすべき事は何か? 考えるまでもない、あの場所には間違いなく光を放った参加者がいるはずだ。アレを放置しておけば生き残った唯一の妹クアットロが危機に晒されてしまう。
 真面目な話、チンクを失った事については未だに悔やんでも悔やみきれない。だが、あの光にクアットロが殺されると考えると眠っているわけにはいかない。
 そう、アンデルセンが死んだとは言えまだこの場にはセフィロスやヴァッシュ、そしてイフリートを召喚した奴がいる。彼等を殺さない限りクアットロを守る事は出来ない。
 最終的にプレシアを殺さない限り真の意味で妹達を守れない以上、その目的を果たすために他の参加者と組む事も視野に入れなければならない。とはいえまだ敵は多い、現状では敵を殺す事を優先すべきだ。
 だからこそアンジールは走る。光が見えた方向へと……その方向は南西。そこにクアットロがいて無事ならば今度こそ彼女を守ればいい、クアットロがいないのならばそこにいる光を放った参加者を殺せばいい、
 その光によってクアットロが殺……いや、そんな事など今は考えない。今はその場所に向かう事が最優先事項だ。一分でも……一秒でも早く……
 地図を見た所南西にはデパートがある。確かにそこなら参加者が集まっている可能性が高い、ならばそこへ向かえば良い。アンジールはデパートに目標を定め走り続けた。
「今度こそ……今度こそ……俺は……守る!!」



 実はその瞬間、デパートには3人の参加者が集まっていた。そしてその際の戦闘によって起こった光は強く、周辺エリアにまで届くものだった。
 アンジールを眠りから覚まし、再び妹を守るために走り出すきっかけを与えたのはその光だったのだ。
 だが、アンジールがデパートに辿り着く時にはその場所にいる生きている参加者はたった1人だろう。1人は戦いによって川に落ちて流されていった。もう1人は残る1人を助けようとした際の事故より死んだ。
 そして残された1人を見た時、ある意味では拍子抜けするだろう。その最後の1人は本当に何の力も持たない一般人なのだから。ただ、強力な支給品を与えられただけでしかない。
 とはいえその支給品こそがある意味最強なのだろう。その支給品の力は絶大……それこそあの高町なのはとフェイト・T・ハラオウンが2人で戦ってようやく互角ぐらいなのだから……。
 既にその支給品は失われているが、その人の手元には再びその力を引き出すための道具がある。制限下の状況、アンジールが対抗しきれるかどうかは不明だ。
 その人物とアンジールの遭遇がどのようなものになるか……そして、今度こそクアットロを守れるのか……同時に、チンクが生存している事を知ったとしたらどう思うか……それはまだ誰にもわからない。
 それでも、この瞬間……アンジールは走り続けていた。


 その最中、デイパックの中にはレイジングハートは思案していた。
 元々レイジングハートが支給されたのはクアットロだった。だが、クアットロが危険人物だとわかっていたレイジングハートはクアットロに一切力を貸さなかった。
 その後、クアットロはレイジングハートをアンジールに渡した。ちなみにレイジングハートはアンジールを知らないがクアットロの兄と名乗っていた事もあり、クアットロ同様警戒し一切反応する事はなかった。
 実際、その直後クアットロとアンジールが組みシャマルを騙していたためその判断は間違っていない。
 但し、反応しないとは言っても周辺の状況はデイパックの中でずっと探っていた。何れはマスターであるなのはと再会出来る事を信じて……
 だがレイジングハートに待っていたのは辛い現実だった。放送で語られたなのはを含む多くの仲間達の死、さらに自分のすぐ傍で起こった八神はやての死、そしてそれをきっかけにして起こったセフィロスの豹変……
 それでもレイジングハートは挫けたりはしない……聞いた程度の話ではあるが幾つか気になる事があった。
 まず、前述の通りアンジールの存在、それからクアットロの言動……どうも彼女の言動を見る限り『これから地上本部を襲撃する所だった』というのが推測出来た。
 レイジングハートの知る限り、地上本部襲撃どころか既にJS事件は終わっていて、クアットロは牢獄行きになっていたはずだ、少なくともシャマルの証言からそれが間違いないのは明白。だとしたらこれはどういうことなのだろうか?
 他にもセフィロスとアンジールの会話による差異など引っかかる点は数多い。この点を解明出来ればこの殺し合いを打破できるのでは無いのだろうか?
 そして、レイジングハートは考える……この状況下、今現在同じデイバックに入れられているグラーフアイゼンは何を考えているのだろうか? クアットロ達の言動から考えるにグラーフアイゼンが自分達の知るそれとは違う可能性はある。
 いや、仮に違っていたとしても、きっとグラーフアイゼンも自分のマスターであるヴィータ……そしてヴィータの主であるはやてが気になるはずだ。
 となればこの状況はある意味皮肉な状況だろう。何しろはやてを殺した人物が今の持ち主なのだから……もっとも、レイジングハートがそれを伝えない限り知る事はない話ではあるが……

 一方のグラーフアイゼンは確かにヴィータ達ヴォルケンリッター、そしてはやての身を案じていた。グラーフアイゼンはアンデルセンに支給され、彼が死にアンジールの手に渡るまではずっと彼が持っていた。
 真面目な話、グラーフアイゼンはアンデルセンを危険人物だと認識し警戒していた。その為、先程の攻撃でアンデルセンが死に彼と離れる事が出来た事に安堵していた。
 さて、アンデルセンがアーカードとの戦闘に突入する際にグラーフアイゼンはある少女を見かけた。その少女は間違いなくヴィータの主であるはやてであった……だが、それにしては明らかに妙だった。
 それははやてが何故か約10年前の姿をしていたという事である。偽物と考えるにはあまりにも似すぎている。勿論偽物かも知れないが本物の可能性は否定出来ない。
 丁度そのタイミング流れた放送で知らされたシグナムの死については確かに衝撃はあったものの、それでもはやての無事を彼女もヴィータも望むのは間違いないため何とかはやてらしき少女と合流したいと思っていた。
 だが、グラーフアイゼンは知らない、その直後にその少女は命を落としており、彼女を殺したのが今現在自分を所持しているアンジールだという事を……。
 仮に放送ではやての死を知ったところで、その少女が死んだ事も、アンジールがその少女が死んだ事も知り得ない。その非情なる現実を知らぬままグラーフアイゼンはヴィータ達の身を案じていた。

【1日目 昼】
【現在地 G-6】
【アンジール・ヒューレー@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使】
【状態】疲労(中)、全身にダメージ(小)、セフィロスへの殺意、深い悲しみと罪悪感
【装備】バスターソード@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使、アイボリー(6/10)@Devil never strikers、チンクの眼帯
【道具】支給品一式×2、レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS、グラーフアイゼン@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【思考】
 基本:クアットロを守る。
 1.デパートへ急行する。
 2.クアットロ以外の全てを殺す。特にセフィロスは最優先。
 3.ヴァッシュ、イフリートを召喚した奴には必ず借りを返す。
 4.いざという時は協力するしかないのか……?
【備考】
※ナンバーズが違う世界から来ているとは思っていません。もし態度に不審な点があればプレシアによる記憶操作だと思っています。
※制限に気が付きました。
※ヴァッシュ達に騙されたと思っています。
※チンクが死んだと思っています。
※ガジェットが無くなった事に気付いていません。
※レイジングハートは参加者の言動に違和感を覚えています。
※グラーフアイゼンははやて(A's)の姿に違和感を覚えています。



   ★   ★   ★   ★   ★



 F-6の大通りをルーテシアが走っていた。彼女はマテリアで召喚したイフリートでG-6の大通りを焼き払った後、一度G-5の方に向かった。但し、G-6を経由せずF-5を通ってだ。
 その目的は病院に向かう途中自分達を襲った衝撃波を発した物……それが向かった場所に何があるかを確かめる為である。
 結論から言えばその場所は瓦礫の山でしかなかった。勿論、この場所を詳しく調べれば何か見付けられる可能性はある。しかし、ルーテシアは詳しく調べる事なく、再び元来た道を戻っていった。
 元々、少し覗いてみたいと思った程度の事だ。彼女にとってはさして重要な話ではない。そう、ルーテシアにとってはスカリエッティのアジトにある生体ポッドを確かめる事の方が重要だったのだ。
 ルーテシアが確かめたいのは生体ポッドに眠っているであろう自身の母親であるメガーヌ・アルピーノである。一応明日香の話では生体ポッドの中には何も無かったらしいが、自分でも確かめてみたいと思ったからだ。

 では、アジトで生体ポッドを確かめた後はどうするのだろうか? ルーテシアは移動しながらそれを考えていた。
 ルーテシアの目的はこの殺し合いに優勝してメガーヌの目を覚まさせる事だ。故に、ルーテシアはどうやって他の参加者を殺すかを考えていた。
 ルーテシアの手元にはイフリートのマテリアがある。イフリートの威力は絶大、これを使えばどんなに強大な参加者であっても仕留める事は可能。だが、ここで問題が幾つか存在する。
 まずは召喚による疲労が大きく、多用は出来ないという事だ。何しろ先程の疲労もまだ抜けていないのだ。むやみやたらと使うのは避けるべきだろう。
 次に召喚術師であるルーテシアにとっては当たり前の話ではあるが召喚には若干の時間がかかるという事だ。そんな時間を悠長に待ってくれる相手などいないだろう。
 そして最大の問題はどんなに強力な攻撃も当たらなければ全く意味が無いという事だ。
 あの時はチンク、剣士、神父の3人がいたが仕留める事が出来たのは神父1人だけ、チンクの方は重傷を負ってはいるだろうが恐らくは無事、剣士に至ってはイフリートの存在を先に察知され回避されてしまった。
 仮の話だが、あの後剣士が自分の存在に気づき、向かってきたらどうなっただろうか? 返り討ちに遭うのは明白だ。故に、イフリートの使い所は考えなければならないと思っていた。
 なお、ルーテシアは気が付いていないが実の所イフリートが倒される可能性は存在する。実際参加者の1人であるセフィロスはかつてイフリートを一撃で撃破している。
 勿論、制限等の関係もあり同じ様にいく保証は全く無い。それでもセフィロス、もしくはそれに準ずる力を持った参加者ならばイフリートへの対処は十分可能だろう。むしろ倒される可能性だってある。
 この事実をルーテシアは知らない。だが、どちらにしても使い所を考えなければならないことに変わりはない。

 どう動くべきか、ここでルーテシアの脳裏にキース・レッドと交わした約束が浮かんだ。18時に『ベガルタ』『ガ・ボウ』、キース・シルバーに関する情報を手に入れて地上本部に来いというものだ。
 真面目な話、ルーテシアにとってはその事などどうでも良く守ってやる義理は全く無い。一応、探すぐらいの事はしてもいいとは思うもののそんな必要は無いと考えていた。
 だが、ここで考え方を変えてみよう。約束を交わした相手は他にブレンヒルト・シルトとユーノ・スクライアもいた。つまり、2人も地上本部に来る可能性があるということだ。
 更にキース・レッドの様子を見る限り他の参加者にも同じ話を持ちかける可能性がある。
 つまり18時頃に多くの参加者が集結する可能性があるという事だ。ならば、そのタイミングでイフリートを召喚すればどうなるだろう? 参加者を一網打尽に出来る可能性が高い。
 誰も来ない可能性はあるが、少なくてもキース・レッドだけは間違いなく来る筈だ。奇襲に成功すればキース・レッドを仕留める事は出来る。
 唯一の懸念はキース・レッドがイフリートの力を知っている可能性があるという事だろう。何しろイフリートのマテリアは彼から渡されたものなのだから。とはいえ、仕掛けてみる価値は十分にあるだろう。
 なお、キース・レッドを殺す以上『ベガルタ』『ガ・ボウ』、キース・シルバーの情報を探す必要は全く無いが、事前に彼に察知さる時の事を考えて、空いた時間で一応それらの情報も集めておこうと考えている。割とどうでもいい話ではあるが。
 どちらにしても待ち合わせは18時、今からまだ6時間以上もある。今の所はアジトに向かってポッドを確かめる事が先だろう。
 故にルーテシアは走りF-6の大通りを駆け抜ける。途中、何か美味しそうな匂いがしたもののそれに足を止めることなくF-6を抜けてF-7へと入ろうとしていた。

 前述の通り、彼女が優勝を目指しているのは優勝者が叶えられる願いでメガーヌの目を覚まさせる為である。そうすればルーテシア自身にも『心』が生まれるからと……
 ルーテシアはプレシアの言葉を疑ってはいないものの、仮に嘘であっても全く問題はない。何故なら彼女は参加者が皆異なる並行世界から連れて来られている事を聞いており、仮に皆殺しにしても元の世界には皆が無事でいるからだ。
 だからこそ、先程ルーテシアは本来は仲間であるはずのチンクですらイフリートで焼き払おうとしたのである。
 さて、ルーテシアはこの殺し合いに呼び出される前からレリックを探していた。その理由はメガーヌの目を覚まさせる為にレリックが必要だと聞かされていたからだ。

 だが、結論から言えば実はレリックは必要ない……というより、本来向かえるべきはずだった未来では、メガーヌはレリックを使う事なく目を覚ましている。その未来においてルーテシアはメガーヌと幸せに暮らしていた。
 しかし、あくまでもそれはJS事件後の話である。ここにいるルーテシアはJS事件の最中から連れて来られたため、当然その事実は知らない。
 結局の所、ルーテシアがレリックを探す必要など無かったのだ。当然、優勝者への御褒美を使う必要すら無い。そう、完全にルーテシアは手駒として利用されているのである。


 その事実を知ることなく、只少女は走り続けていた……一方、少女の足下にあるものはその事を知っていた。


 今現在、ルーテシアの足にはマッハキャリバーが装着されている。迅速にアジトまで移動するために起動して装着したのだ。
 なお、マッハキャリバーはJS事件の顛末、及び関係者がどうなったのかを把握している。つまり、ルーテシアが本来どういう顛末を向かえたのかを把握しているのだ。
 さて、マッハキャリバーはルーテシアに支給されたものだ。マッハキャリバーから見た場合、ルーテシアは管理局下で更正プログラムを受けていたはずであり、この殺し合いにおいてスバル達の味方になってくれると考えていた。
 だが、ルーテシアの行動は明らかに奇妙な行動だった。いや、この話はルーテシアに限った話ではない。

 マッハキャリバーはデイパックから出された時にはルーテシアの他にフェレット状態になっていたユーノがいた。何故ユーノがフェレットになっていたのかは理解に苦しむがそれについてはこの際考えない。
 ここで問題なのはルーテシア及びユーノの言動だ。
 ルーテシアは自分の知り合いについてゼスト・グランガイツ、クアットロ、チンク、ディエチの4名と語っていた。だが、マッハキャリバーの知る限り他にもキャロ・ル・ルシエ、エリオ・モンディアルの名前が出なければおかしいはずである。
 ちなみに、マッハキャリバー自身もルーテシアが名簿を広げた時点でそれを確認しているため、参加者については把握している。
 ところが問題はルーテシアだけではない。ユーノ自身がルーテシアの言っていた4人を把握していなかったのだ。それ以前にルーテシアの事すら知らないのは明らかに妙である。少なくても名前ぐらいは知っているはずである。
 続いて2人が出会ったのはチンクと明日香である。マッハキャリバー自身も知らない明日香は別にして、問題はやはりチンクである。
 チンクはJS事件後、ルーテシア同様妹達と共に更正プログラムを受けていたはずである。やはり、スバル達の味方となりうる人物のはずだ。
 だが、チンクの言動を見る限り彼女が合流しようとしているのは姉妹達であり、少なくとも管理局の味方とは思えない感じだった。
 更に、その時の情報交換でレリックの事を聞いた時のルーテシアが反応していたのが気にかかった。既にレリックを探す必要は無かったのではなかったのか?
 以上の違和感を覚え、マッハキャリバーは思案していた。そしてある仮説が浮かんだものの、あまりにも非現実的であるゆえ断定する事が出来なかった。
 その後ルーテシア達を衝撃波が襲った後、ルーテシアがユーノを襲った時に言った――
『私には叶えたい願いがある』
 その言葉と、その時の表情からマッハキャリバーは確信した。ルーテシアは……いや、ユーノもチンクも含めてそうだろう、それは――

 ―――ルーテシア達はJS事件が終結する前から呼び出されている―――

 こう考えればルーテシアの知り合いが4人だけだったのも、ユーノがその4人を把握していなかったのも、チンクが管理局との合流を口にしなかったのも全て辻褄が合う。
 ところで、その直後ブレンヒルト・シルトとキース・レッドが現れた後にルーテシア自身が参加者は皆別の世界から連れて来られていると語っていた。つまり、皆並行世界の人達という事だ。
 確かにキース・レッドというマッハキャリバーにとって未知の人物がルーテシアを知っていたのはそれが理由だろう。
 だが、仮に並行世界によるものだとしても、時間軸の差異は見逃す事の出来ない話だ。参加者の言動を見る限り、ルーテシア、ユーノ、チンクの言動に関しては並行世界による差異と言うよりは時間軸の差異と考えた方が自然と言えよう。

 さて、マッハキャリバーは今後について考える。当然の事だがマッハキャリバーは殺し合い自体に協力するつもりは全く無い。とはいえ、殺し合いに乗っているルーテシアが所持している以上は使われる事もやむを得ない話ではある。
 ルーテシアの説得も一応考えてはいた。未来では普通にメガーヌが目を覚ましている事を話せば凶行を止めてくれる可能性は確かにある。
 だが、この話をルーテシアが信じるという保証は全く無い。また、仮に信じたとしてもこの殺し合いから脱出しない限りは全く意味が無い話だ。
 さらに厄介な事にルーテシアは参加者を皆殺しにしても元の世界では皆元気であると思っている。だからこそ本来仲間である筈のチンクすら殺そうとしていたのだ。
 そう、仮にルーテシアが未来を知り自分の行動に意味が無い事を知っても、手っ取り早く脱出するために皆殺しをする可能性があるという事だ。別に元の世界では皆揃っている為全く問題は無いのだから。
 正直な話、並行世界の話が真実の可能性が高い以上その部分の説得は困難だ、故に自分ではルーテシアを止める事は出来ないと考えていた。
 何より避けなければならないのは説得に失敗し自分が捨てられ、スバル達の力になれなくなる事だ。故にマッハキャリバーは現状ルーテシアに従う事を選んだ。何れ、スバル達と合流出来る事を信じて……
 幸い、現状は移動手段としてしか利用されていない。ルーテシアが殺し合いに乗っていたとしても、ルーテシアを死なせるわけにはいかない為に自分が利用されるのは都合がよいだろうと考えていた。
 ひとまず現状ではルーテシアを説得出来る参加者と合流出来る事を願うしかないだろう……生き残っている中ではキャロ・ル・ルシエ、ゼスト、チンク……彼女達ならばルーテシアを止める事が出来るかも知れない。
 だが、マッハキャリバーには懸念があった……参加者が異なる時間軸及び並行世界から連れて来られているならば彼等の状況が変わっているのでは無いだろうか?
 並行世界ならばさして状況も変わらないだろうが、異なる時間軸ならば面倒だ。特にキャロ辺りはルーテシアと出会う前から連れて来られている可能性はある、それならば説得は不可能だろう。
 そして、同じ事が自身の相棒であるスバルにも言える。果たしてスバルはどのタイミングでこの殺し合いに連れて来られているのだろうか?
 同時に他の参加者についてはどうだろうか? 特にスバルの姉であるギンガ・ナカジマの場合は敵に回った時期から連れて来られている可能性がある。仮にそうだとするならば苦しい戦いを強いられるのは明白だ。
 マッハキャリバーはルーテシアの足下で静かに思案し続ける……

【1日目 昼】
【現在地 F-7 大通り】
【ルーテシア・アルピーノ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】健康、魔力消費(中)、疲労(小)、キャロへの嫉妬
【装備】マッハキャリバー@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ウィルナイフ@フェレットゾンダー出現!
【道具】支給品一式、召喚マテリア(イフリート)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使、
    エボニー(10/10)@Devil never strikers、エボニー&アイズリー用の予備マガジン
【思考】
 基本:最後の一人になって元の世界へ帰る(プレシアに母を復活させてもらう)。
 1.どんな手を使っても最後の一人になる(自分では殺せない相手なら手は出さずに他の人に任せる)。
 2.北へ向かい、スカリエッティのアジトへ一度行って生体ポッドの様子を確かめる。
 3.18時に地上本部へ行き、キース・レッド他集まった参加者をイフリートで一網打尽にする。
 4.3がキース・レッドに察知された時の保健として、一応キース・シルバーと『ベガルタ』『ガ・ボウ』を探してみる(割とどうでもいい)。
 5.もしもレリック(刻印ナンバーⅩⅠ)を見つけたら確保する。
【備考】
 ※ここにいる参加者は全員自分とは違う世界から来ていると思っています。
 ※プレシアの死者蘇生の力は本物だと確信しています。
 ※ユーノが人間であると知りました。
 ※マッハキャリバーは参加者の時間軸の差異に気付いています。



   ★   ★   ★   ★   ★



 ヴィヴィオはシャーリー・フェネットに背負われる中、考えていた。あの時何が起こったのかを……

 ヴィヴィオはシャーリーから彼女の友人についての話を聞いていた。彼女の口から聞かされたのはカレン・シュタットフェルト、スバル・ナカジマ、ルルーシュ・ランペルージの3名。
 その中でもルルーシュの事について話す彼女は何処か嬉しそうな顔をしているのがヴィヴィオにもわかった。
 一方で、シャーリーはゼロという人物に対して憎しみを抱いているのもわかった。なお、シャーリーはヴィヴィオにゼロについて詳しく話をしたわけではない。
 だが、ゼロ……天道総司に対する態度を見れば彼に憎しみを抱いているのはすぐにわかる。最初を見かけた時もそうだったし、キングが天道を抱えている所に遭遇した時も彼の事を沢山の人を殺したテロリストだと言っていた。
 つまり、ヴィヴィオはゼロを沢山の人を殺した悪い人と認識していた。だからこそシャーリーは彼を憎んでいるのだと思っていた。ちなみにゼロがシャーリーの父親を殺したという話は知らない。
 なお、天道がゼロであったとしても、ヴィヴィオから見れば傷を負ったお兄さんでしか無いため、ヴィヴィオは彼を助けたいと思っている。

 余談ではあるがヴィヴィオはシャーリーと出会う前から一緒に行動していた浅倉威を自分を救ってくれたヒーローだと思っている。その為、ゼロこと天道と戦いたがっていたのも悪い奴と戦うためだと思っていた。
 突如浅倉が豹変してヴィヴィオに殴りかかって自分達の元を去った時は正直訳がわからずショックを受けたもののザフィーラが励ましてくれた事もあり、多分何か理由があったのだろうと考える事にしていた。
 その為、再び浅倉と再会した時にお話出来ればいいと考えていた。
 なお、実際の所浅倉はヴィヴィオの考えるような悪い人と戦うようなヒーローでは決してない。

 閑話休題、浅倉と別れた後シャーリーとヴィヴィオは施設を回っていたが、ヴィヴィオの体力の限界が来たこともあり、シャーリーはヴィヴィオを休ませるためにデュエルアカデミアに向かった。
 シャーリーにしてみれば出来ればここで味方……特にルルーシュと出会えれば良いと考えていた。
 結論から言えば幸運にもそこでルルーシュと再会する事が出来たが、不幸にも同時にルルーシュがゼロだという真実を突き付けられたのだ。そして、シャーリーはそこから逃げるように去っていった……ヴィヴィオを背負ったまま……。
 だが、ヴィヴィオにしてみれば何が起こったのかを理解する事が出来なかった。そもそもルルーシュというのはシャーリーが会いたがっていた大事な友人ではなかったのか? にも関わらず何故シャーリーは悲しそうにしているのだろうか?
 更に言えばルルーシュがゼロというのはどういう事なのだろうか? 天道がゼロでは無かったのか? ルルーシュがゼロだとしたら天道は誰だというのだ?
 それにシャーリーの話ではルルーシュは妹思いの優しいお兄ちゃんではなかったのか? 平然と沢山の人を殺すテロリストであるゼロの筈がないのではないか? まだ幼いヴィヴィオにとってはどういう事か全くわからなかった。
 少なくてもルルーシュがゼロなのは間違いないだろう。ルルーシュはゼロだと言われた際、それを否定する事なく認めたのだから。
 只、本当にシャーリーの言っていた様な悪人かどうかまではわからなかった。少なくてもシャーリーに指摘されるまではシャーリーが話していた通りのルルーシュの人物像そのままだったのだから。
 突然豹変した理由は不明だが、きっと浅倉同様何か理由があったのだろうと考えていた。だから何とかお話ししたいとヴィヴィオは思っていた。

 だが、今のヴィヴィオにとってはルルーシュや浅倉よりもシャーリーが気がかりだった。
「お姉さん……」
 ヴィヴィオはシャーリーに声を掛けるものの彼女は反応してくれない。何を思っているのかを知る事は出来ないものの、少なくてもさっきの事でショックを受けているのは間違いない。だから、何とかして元気づけたいと思っていた。


 その最中、シャーリーが身に付けているクラールヴィントは2人の様子を見て何を思っているのだろうか? 真面目な話、ゼロに関係する話は状況がわからない為、クラールヴィントはそれについて考えることはあっても口に出すつもりはない。
 早々に持ち主であるシャマルと合流したい所ではあったが、とりあえずヴィヴィオの近くにいるという状況は悪いものではないと考えていた。状況的に守れるとは言い難いが目の届く範囲にいる分まだ良い状況だからだ。
 正直な話元々の支給先である浅倉についてはデイパックの中で危険視していた為、彼とヴィヴィオが離れる事が出来たのはある意味幸運だと思っていた。
 その最中、幾つか気になる事があった。1つは何故かヴィヴィオいつもの服ではなく被験者服を着ていた事だ。何故彼女は被験者服を来ているのだろうか?
 もう1つはヴィヴィオがザフィーラに会ったという話だ。クラールヴィントも周囲の様子は把握していたがそれらしき反応など無かった。
 それに、仮にザフィーラが現れたならば何故すぐに姿を消したのだろうか? 殺し合いに乗っているならば2人を襲わなければ不自然だし、そうでないとしてもやはり2人を放置する理由はない。
 正直な話をすればクラールヴィントは嫌な予感を感じていた……最初の放送で早々にシグナム達の死が伝えられた事を考えればあり得ない話ではない。
 果たしてシャマルやザフィーラ、ヴィータ……そして彼女達の主である八神はやては無事なのだろうか? そして機動六課の面々はどうなっているのか? シャーリーの傍で誰に気付かれる事も無く静かに考えていた。



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