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誇りの系譜(後編) ◆HlLdWe.oBM




程なくしてブレンヒルトは一枚の絵を持って戻ってきた。

「それがさっき言っていた絵?」
「……そうよ」

やはりどこか落ち着かない様子のブレンヒルトを訝しみながらユーノはその絵に視線を移した。
それは森の風景を描いた油絵だった。
大型のキャンバスに描かれているのは深い黒と緑で彩られた森。
随分描き込んでいるせいか丹念に作り上げられた絵の出来は素人のユーノも感心するほどだった。
奥底の黒い森がキャンバスの向こうまで静かに広がっていて、一瞬その絵の中に吸い込まれそうな錯覚を得るかのようだった。
だがなぜかその絵の中央は木炭で下書きされただけでほとんど白紙のままであった。

「この中央の部分は……えっと、これは小「小屋よ」え?」

ユーノが疑問に思っていると突然説明の手が入った。
だがそれは意外にもブレンヒルトからであった。

「森が木々の群れではなく森たる所以は、人が至る場所だから。人がいるから木は群れではなく数えられ、そして憶えられる」
「ブ、ブレンヒルト?」
「森って、あの世界で一番初めに知った漢字だけど、良い表現ね」

ユーノはただ呆気に取られていた。
だがブレンヒルトの説明はまるでこの絵の主の意図をはっきりと説明したかのようであった。
いやそうではない。
ユーノは誰がこの絵を描いたのかだいたい見当が付き始めていた。

「そして森には人が至るけど、そこに住まう人々は隠者と呼ばれる者と、その弟子と、庇護を求めてきた者達。
 隠者とは賢者のこと、つまり世界を憂う者がそこに住むの」

確かに下書きされているものはブレンヒルトの言う通り小屋と数人の人だ。
小屋の中で本を読む老人、小屋の前で一羽の鳥と遊ぶ少女と女性、そしてもう一人。
なぜか老人と女性に見覚えがあり、少女はブレンヒルトにどこか似ている気がした。
あと最後の人物だけ下書きの線が荒く消されていた事が気になったが、それよりも大きな疑問があった。

「あの、もしかしてこの絵を描いたのは……」
「私よ」

それはユーノが予想していた答えだった。
あの説明は本人でなければ出来ないものだ。
最初この絵の存在を隠そうとしたのもブレンヒルトが描いたものであれば納得がいく。
さすがにこの状況で未完成の自分の絵を披露するのは気が進まないものだろう。

「でもなんでブレンヒルトの絵がこんなところにあったんだろう」
「知らないわよ。私もこれを見つけた時はびっくりしたわ。でも……」
「でも?」
「この絵は私の故郷の1st-Gを描いたものなの」
「そうなんだ」

ユーノは1st-Gという言葉を聞いたのは初めてだった。
なんとなく1stという文字が付くからには2ndや3rdの文字が付くGがあるのかなと考えていた。

「……今はもうないわ」
「え!?」
「滅んだのよ。だから今私と仲間達はその滅んだ世界のために活動しているの。その大事な時に私は……」
「デスゲームに連れて来られたんだ」
「そうよ」

自らの境遇を離すブレンヒルトはどこか儚げであった。
だからと言ってユーノはどう言葉をかけていいか分からなかった。

「もしかしてプレシアはこう言いたいのかもしれないわね、『こんなところで油を売っていていいのか』って」
「…………」

ユーノは言葉を返せなかった。
実際この会場でこの小屋にブレンヒルトが立ち寄る確証はないが、ブレンヒルトの言っている事には一理ある。
確かにブレンヒルトには一刻も早く元の世界に帰る理由がある。
おそらくユーノに構っているよりも脱出方法を早急に確立させたいはずだ。
でも現状ブレンヒルトはユーノの怪我の治療のために満足な行動ができていない。
あまり表情に変化を見せないが、心の内では歯痒い思いをしているのかもしれない。

それでもブレンヒルト・シルトはユーノ・スクライアを助ける事を優先した。

ブレンヒルトは有力な情報を得たいと言っていたが、ユーノはそれだけではないような気がしていた。
兎にも角にも理由はどうあれ今こうして自分が無事でいられるのはブレンヒルトのおかげだ。
ブレンヒルトが助けてくれなければ自分は死んでいたに違いない。
だから何らかのお礼はしなくてはいけないと強く思ったのだ。
そしてユーノは口を開いた。

「あの、ブレンヒルト。もしここから脱出できたら僕も君達に協力するよ」
「え?」
「今まで世話になりっぱなしだからそのお礼という事で……」
「無事に脱出させてくれれば、それでいいわよ」
「でも、それに、あの絵すごく綺麗だから、その1st-Gも――」
「うるさい!」

自分でも何を言っているかよく分からない内にユーノはブレンヒルトに首根っこを掴まれると、そのままデイパックの中に入れられた。
あとにはなぜか嬉しそうな表情を浮かべたブレンヒルトとずっと寡黙を貫いたバルディッシュが残るだけだった。


     ▼     ▼     ▼


E-5に聳え立つ時空管理局地上本部。
そこにいる者は皆無だ。


     ▼     ▼     ▼


ブレンヒルトは考えていた。
なぜ先程のような行動に至ったのか。

(……どうも私らしくないわね。必要以上に過去を話すなんて……ああ、そうか。あのお節介な黒猫に似ているんだ。
 あの妙に私のことを気に掛ける使い魔の黒猫に……)

そう強引に結論付けた瞬間、時間にして1分程度経った頃、ユーノがいきなりデイパックから出てきた。
正確には弾かれたらしい。
どうやらデイパックの中に参加者が入っている事ができる時間は1分だけのようだ。
おそらくプレシアの細工に違いない。
デイパックの中に籠って殺し合いを避ける参加者が現れないようにするために。

(それにしても話に聞いた通りの人物だわ。一応いろいろと考えているみたいだし、信用するには足りる人物ね)

実はブレンヒルトは事前にバルディッシュよりユーノの情報を簡単に教えてもらっていたのだ。
だから先程ユーノに自己紹介を求めていたが、別にそれは既に知っていた事だった。
だが敢えて質問したのには理由がある。
それはユーノが本当に信頼に値する人物かどうかブレンヒルトなりに判断するためである。
もしも嘘を付けば何か不審な点ありと見なして対応したところだが、結果的にユーノは正直に答えた。
だからブレンヒルトもユーノを信じてみようという気になったのだ。
その後でのやり取りでもユーノの優しさが十分把握できた。

「そうだ、さっき部屋から出ていく時に歌っていたメロディーって……」
「え、ああ、あれね。あれは昔まだ私が1st-Gにいた頃によく耳にした歌よ」
「そうなんだ。それってクリスマスの時――」

ブレンヒルトはいきなりの質問に戸惑ったが、すぐに答える事ができた。
しかし元々あの歌はLow-Gのものだったはず。
なぜそれをユーノが知っているのか、と疑問に思う間もなくユーノの叫びが思考を遮った。

「――あ!」
「そんな間抜けな声を出して、どうしたのスクライア?」
「え、間抜けは余計じゃ……って、そうじゃなくて。ブレンヒルトには何が支給されていたの!」

ユーノの説明によるとこのデスゲームでは各々にいくつか道具が支給されている。
あの広間でもプレシアがそのような節を言っていた。
実際ユーノには闇の書とバリアのマテリアとシェルコートが支給されていた。
今の話の中でユーノはクリスマスという単語から連鎖的に自分の支給品に闇の書があった事を思い出したのだ。
そこでまだブレンヒルトの支給品を確認していない事に気付いて先の質問をしたわけである。

「ああ、そういえばスクライアには言っていなかったわね。私に支給された道具は全部で三つよ」
「僕もルーテシアもチンクも明日香も三つずつ……支給される道具は三つずつなのかな……」
「その可能性は高いわね、でも本当に全員に三つずつかどうかはまだ判断しきれないわ」
「それもそうか。で、何が支給されていたの?」
「まずはこの1st-Gの賢石、そして双眼鏡、最後は――」

そう言いながらブレンヒルトは最後の支給品として一振りの短剣を取り出した。
その短剣の刀身は紅く、見る者に禍々しさを伝える印象的なものだった。

その短剣の名は――

「ベガルタ、キース・レッドの探しものの一つよ」

――それは『小怒/小なる激情』の名を冠した武器であり、キース・レッドが探し求めていたものの一つであった。

「ちょ、ちょっと待ってブレンヒルト! いったい、いつのまに……あ、さっき探索に出ていた時に見つけたんだね」
「いえ違うわ。言ったでしょ、これは『私の最後の支給品』よ」
「え、でもキース・レッドには――」
「ええ、あの時に素直に白状する事も出来たわ。」

そうあの時素直に差し出す事もできた。
だが敢えてその選択肢は外した。
それはキース・レッドの不敵な態度に依るところが大きかった。

「これを渡したところであいつが言葉通り私達を見逃す確証は低いと判断したの。
 それならその事をダシに上手い具合に切り抜けられないかって思ったのよ」
「でもばれたらヤバいんじゃ……」
「平気よ、もう一番の山場は過ぎたから。本当は適当に探す約束だけに済ませたかったけど、18時までに見つけて来いって……。
 まあ結果オーライね。これを持って行って差し出せば、少なくともすぐに身に危険が及ぶ事はないでしょ」



「魔女よ、よくも私を愚弄してくれたな」



そして静かな森の中に終わりを告げる銃声が轟いた。


     ▼     ▼     ▼


「ちょっとブレンヒルト! 何するんだ!」
「いいから! 黙ってデイパックの中に入っていなさい。スクライアがいると邪魔なのよ」
「いや、僕だって補助系の魔法は――」
「あなたはまず自分の傷を癒す事に専念しなさい。中途半端な状態で勝てるような相手じゃないわ」
「でもそれなら尚更――」
「……私もあとで合流するわ……それじゃあ、さようなら」
「え!?」
「さっきの約束、もし忘れたら一生記憶に残るぐらいの痛い目に遭わせてやるから、心しておきなさい」


     ▼     ▼     ▼


結局、俺は『ベガルタのある場所』を選んだ。

まず選択肢としてキース・シルバーという目標かベガルタやガ・ボウという武器か。
結局選んだものは武器。
なぜならキース・シルバーを越えるには相応の力が必要になる。
こちらの戦力は可能な限り整えておく必要があるのだ。

次にベガルタかガ・ボウか。
ここで決め手となったのは、ここへ来る直前の一連の戦闘だった。
キース・シルバーとの決着が付く前にアギトに強制的に融合されて俺の身体の制御を奪って撤退した時の出来事。
あの時ガ・ボウはキース・シルバーに刺さったままでこのままでは解析される可能性があった。
だからアギトにガ・ボウを破壊させた。
そのため予備があるとはいえ、もしかしたらここにガ・ボウはないのかもしれないと思ったのだ。
ベガルタならここに来る直前まで所持していたからこちらは確実と言ってよかった。
それにここではARMSの力は制限を受けているらしく、特にガ・ボウに固執しなくてもいい状況なのも一因であった。



だがそんな事はもうどうでもいい。



俺は愚弄されたのだ。
あのブレンヒルトと云う忌々しい魔女に。
ベガルタを所持していながら、その事実を隠蔽して俺を騙した女。
最初小屋の中に転移した時は失敗したかと考えたが、そうではなかった。
あの転移魔法陣は本物だった。
壁一枚隔てて聞こえてきた言葉が全てだった。

ベガルタを所持したブレンヒルト・シルトの下へ転移できたのだから。

ああ、生かしておくものか、命乞いなど許しはしない。

さあ覚悟しろ! 見せてやる、我が最強のARMS、グリフォンをな!!!


     ▼     ▼     ▼


おそらく私はここで死んでしまうだろう。
キース・レッドの銃撃。
その初弾は木製のドアを簡単に破壊した。
そして次弾は窓から逃げようとした私の背中を穿った。
あれを避けられなかった時点でもう私の命運は尽きていたのかもしれない。
外に飛び出して走っている最中に背中から血が零れ落ちていくのがはっきりと分かった。
一応安全だと判断して賢石の節約のためにバリアジャケットを解除していた事が悔やまれるが、もう遅い。
その傷自体はユーノの位置からは目に付かない場所だったが、残念ながら背中を豪快に掠った銃弾に血と肉を削られすぎた。

だから悟った、もう助からないと。

ユーノの治療魔法なら助かる可能性はあるのかもしれない。
だが殺気立っている敵の目の前で呑気に治療している時間などない。
そんな事をすれば二人ともジ・エンドだ。

だからユーノはデイパックに押し込んで境目まで行ってから投げ込んでループさせた。
バルディッシュも一緒に入れておいた。
私がここで死んだら碌な目に遭いそうにないから。
少し前にループの存在を確認していた事が早くも功を奏した。
幸いキース・レッドがループに気付く事はなかった。

我ながら何をしているんだろう。
私はこんな事をする優しい魔女さんではなかったはずだ。
知りあって間もない誰かを生かすために犠牲になるなんて……しかもあんな嘘まで付いて……。
約束か……結局私は何がしたかったんだろう……。
ギル・グレアム……もしかしてあなたもそうだったのかしら?
誰かのために嘘まで付いて一人で苦しんで――。

「もう逃げないのか?」

でもスクライアだから、こんな事をするのかしら。
あなたは私の故郷を、1st-Gの世界を……だから……。

「……守るわよ」

何をと問われれば答えはおそらく一つだろう。
それにまだ生きる事を完全に諦めたわけではない。
だから手負いの身だからと思って油断しない事ね。

「文字をもってあなたに刻印してあげるわ! ――我が名誉の一戦ここにあり!!」


     ▼     ▼     ▼


魔獣と魔女は戦う。
どちらかが倒れるまで。
見たところ両者の力は拮抗していると言えよう。
それほどまでに魔獣と魔女の戦いは熾烈であった。
お互いが放った銃弾は周囲の木々を容赦なく薙ぎ倒していく。
森の中での戦いゆえに木々を壁にする事も回避の手段になり得る。
そのため森は信じられない早さで崩壊していった。

だがそれは偽りの拮抗。
その証拠は両者の様子。
魔獣の顔にはまだ十分な余裕が見て取れる。
一方で魔女の顔には余裕など微塵も見て取れない。

そう最初から勝敗は明らかだった。

そしてとうとう魔女が動きを止めた。
原因は傷を負った身体に限界が来た事。
もう魔女の身体は縦横に動けるほど力は残されていなかった。
当然魔獣はこれを好機と見た。
満足に動けない魔女に向かって必殺の超振動『グリフォン』を叩きこむ。
その威力は周囲の地面は隆起させて木々を根元から倒すほど。
まともに喰らえばそれはまさしく必殺の一撃。

だが魔女は耐えた。

自らの身の前に光の盾を作りだし、必殺の一撃に耐えていた。
そしてこの瞬間魔獣にとっての好機は魔女にとっての好機となった。
魔女の傍らには激戦の最中に斬り倒された大木のなれの果て。
それが魔女の手によって竜砲へと生まれ変わる。
次の瞬間、龍の咆哮に匹敵するかと思える砲撃が魔獣を襲う。
その威力は射線上の木々を一瞬で焼き払うほど。
まともに喰らえばそれはまさしく必殺の一撃。

だが魔獣はいなかった。

竜砲が火を噴く寸前に横に飛び退いて射線から外れていた。
そしてこの瞬間魔女にとっての好機は魔獣にとっての好機となった。

魔獣は笑った。
魔女は身構えた。
魔獣が腕を振り上げる。
魔女が青い石を掲げる。

そして激戦に決着が付く。


     ▼     ▼     ▼


H-8の畑の隅にある一軒の小屋。
だが数十分前には温かな空気に満ちていた小屋は魔獣の襲撃で半壊してしまった。
そして今その小屋の中では破壊した当人であるキース・レッドが戦いの疲れを癒していた。

(放送までもう時間がないか。予想外に長引いたな)

結果的に魔獣キース・レッドと魔女ブレンヒルトとの戦いはキース・レッドの勝利に終わった。
主な戦場であったI-8の森は壊滅状態に近いものになり、もうそこは森とは呼べない状態だ。
そして勝利を収めたとは言えキース・レッドはあまり喜べなかった。
二人の戦いは最初こそ均衡していたが、しばらくするとその拮抗は崩れ、そこで勝負は付いた。
そしてキース・レッドが勝利するのだが、その損失は思いの外大きかった。
ジャッカルとカスールの弾を合計15発も使用した後に銃弾を補充した結果、とうとう専用の予備弾はなくなってしまった。
途中で拾ったデイパックの中に確か各種弾薬があったので、あとで確認しておく必要がある。
さらに奥の手であるグリフォンを防がれるという結果を残してしまった。
最期の一撃も盾に阻まれて結果的にブレンヒルトに直撃する事はなかった。
終始あの青い石の力で攻防を担っていたようだが、結局あれが何かは分からずじまいだった。
サンライトハート改を出さずに勝てると思っていたが、正直ここまで力を消費するとは予想外だった。

だが本来ブレンヒルトの実力は満足な状態であれば機動六課の高町なのはと同等のレベル。
手負いのブレンヒルトの側に立ってみれば賢石一つでよく持ち堪えた方だ。
所謂最期の輝きと云うものか。

そして予想以上に消耗した身体を休めるためにキース・レッドは一度小屋に身を落ち着けた次第だ。
だがそれも間もなく終わる。
時間短縮には核鉄の効果によるARMSの治癒促進が大きな助けとなった。
ブレンヒルトの他に誰かいた気がするが、追っている最中にそれらしき人影がなかった。
おそらく気のせいだろうとキース・レッドは結論付けた。
首尾よくベガルタも手に入れる事が出来たので、あとは再び地上本部に戻って転移魔法陣を使うだけだ。
ここに転移する前に最上階の展望室に通じる地上本部の移動手段は全て潰してきた。
これで他の参加者が仲間と合流するなどのような厄介な行動を取る心配もない。

「シルバーよ、もうすぐだ……もうすぐ……」


【1日目 昼(放送直前)】
【現在地 H-8 畑の隅にある小屋の中】
【キース・レッド@ARMSクロス『シルバー』】
【状態】健康、中程度の疲労(回復中)
【装備】ベガルタ@ARMSクロス『シルバー』、核鉄「サンライトハート改」(待機状態)@なのは×錬金、対化物戦闘用13mm拳銃ジャッカル(6/6)@NANOSING、.454カスール カスタムオートマチック(6/6)@NANOSING
【道具】支給品一式×6、レリック(刻印ナンバーⅦ)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ヴァッシュのコート@リリカルTRIGUNA's、S2U@リリカルTRIGUNA's、各種弾薬(各30発ずつ)、カートリッジ(残り13発)、レイトウ本マグロ@魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER、杖@ゲッターロボ昴、首輪×2(優衣、なのは@A’s)、ランダム支給品(元カレン:0~2)
【思考】
 基本:キース・シルバー(アレックス)と戦い、自分の方が高みにある事を証明する。
 1.地上本部の転移魔法陣を使ってシルバー(アレックス)及び『ガ・ボウ』の捜索。
 2-1.出会った者にシルバーと『ガ・ボウ』について知っている事を聞き出す。
 2-2.聞き出した後、役に立ちそうならシルバーと『ガ・ボウ』を探すようにさせ、役に立たないなら殺す。
 3.1及び2を邪魔するものは容赦なく殲滅する。
 4.できるだけ早く首輪を外したい。
【備考】
※キース・シルバーとは「アレックス@ARMSクロス『シルバー』」の事だが、シルバーがアレックスという名前だとは知りません。
※神崎優衣の出身世界(仮面ライダーリリカル龍騎)について大まかな説明を聞きました。
※自身に掛けられた制限について把握しました。
※白刃の主をヴァッシュだと思っています。
※サンライトハート改は余程の事がない限り使う気はありません。
※ルーテシアの話の真偽についてはどうでもいいみたいです。
※アンデルセンのデイパックを拾いました。


     ▼     ▼     ▼


「…………」
『Mr.ユーノ』

なんで僕はここにいるんだろう。
その理由はバルディッシュの説明もあってだいたい理解できた。
どうやらこの会場は対応する端と端でループしているらしい。
あの時僕はブレンヒルトの手で無理やりデイパックの中に入れられてしまった。
だからおそらくそれがI-7付近の境目に投げ入れられて、そのまま川に落ちてここまで流れ着いたんだろう。
デイパックの口を縛っていたみたいだけど、1分経ったから強制的に出されたらしい。
すぐ近くに温泉みたいな建物が見えるからここはB-7の東側の岸かな。

「ブレンヒルト……君は……」

そして二回目の放送が始まった。


【1日目 昼(放送直前)】
【現在地 B-7 川の東側の岸】
【ユーノ・スクライア@L change the world after story】
【状態】魔力消費小、腹に刺し傷(ヒーリング中)、フェレットに変身中、呆然
【装備】なし
【道具】支給品一式、双眼鏡@仮面ライダーリリカル龍騎、バルディッシュ・アサルト(カートリッジ4/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ブレンヒルトの絵@なのは×終わクロ、首輪(矢車)
【思考】
 基本:なのはの支えになる。ジュエルシードを回収する。フィールドを覆う結界の破壊。
 0.ブレンヒルト……。
 1.ルーテシアと話をする。
 2.ジュエルシード、シャマルとザフィーラの捜索。
 3.Lや仲間との合流。
 4.首輪の解除。
 5.ここから脱出したらブレンヒルトの手伝いをする。
【備考】
※JS事件に関連した事は何も知りません。
※プレシアの存在に少し疑問を持っています。
※ルーテシアはマフィアや極道の娘であり、自分が刺された原因は破廉恥な行いをしたからだと思っています。
※ルーテシアに刺されてから小屋に着く途中まで気絶していたのでルーテシアや明日香がどうなったのか知りません。
※結界を壊す一つの手段として、ジュエルシードの力の解放を考えていますが、実際にやるかどうかはまだ分かりません。
※平行世界について知りました(ただしなのは×終わクロの世界の事はほとんど知りません)。
※会場のループについて知りました。


     ▼     ▼     ▼


地図上にI-8と定められた1km四方の地帯。
もうそこには木漏れ日も疎らな暗く黒い森は広がっていない。
そこにあるのは焼け野原だ。
ほとんどの木々は根元から折れて倒木となり、そうでないものは根が付いたまま倒木となり、I-8全域に散乱している。
木々を育んできた大地には大小様々なクレーターが無数に穿たれて、見るも無残な光景だ。
それらの惨状は全てキース・レッドとブレンヒルト・シルトによるものである。

だがそんな焼け野原の中で一人の少女が根っこにもたれている。
正面から見る限り大きな傷は見当たらず、顔は土埃を被っているだけに見える。
その少女の服装は紺を基調としたブレザーに明るい灰色っぽいスカート。
いくぶん煤けて千切れているが、それは微々たるものであり、制服の形は保たれたままであった。
そしてその傍らには限界を越えて酷使された賢石の破片が役目を終えたかのように散らばっていた。

不意に風が少女を撫でていった。
ツインテールを形作っていた対のリボンは既にどこかに消え、灰色に近いプラチナブロンドの髪は風で靡くままになっている。

だが1st-Gの魔女の顔は安らかなものであった。

もう奥底知れぬが豊かな森の中に彼女の声が響く事はない。

【ブレンヒルト・シルト@なのは×終わクロ  死亡確認】

【全体備考】
※I-8はほぼ壊滅状態になりました。
※地上本部の転移魔法陣からプレシアのところへ転移する事は不可能です。
※地上本部の最上階の展望室に通じる地上本部の全ての手段は破壊されました(ただし階段は中腹から下のみ破壊されています)。

【ブレンヒルトの絵@なのは×終わクロ】
森の風景を描いた油絵。製作者はブレンヒルト・シルト。
ちなみに下書き状態の人物は老人→レオーネ・フィルス、少女→幼い頃のブレンヒルト、女性→ミゼット・クローベル(たぶん若い)、最後の一人→ギル・グレアムとなっている。



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投下順で読む Next:第二回放送
キース・レッド Next:共振~バイブレーション~
ユーノ・スクライア Next:白き覚醒
ブレンヒルト・シルト GAME OVER






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