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キングの狂宴/狙われた天道(前編) ◆HlLdWe.oBM




『現在あなたがいるエリアは禁止エリアに指定されています。30秒以内に退去してください』

唐突に耳に入ってきた声は聞き覚えのない若い女性の声だった。
それゆえに声の主が誰なのかという疑問を抱いた。
だがその疑問はすぐに規則正しく刻まれる機械音にかき消された。

――……ピ、ピ、ピ。

それはまるで死刑台へのカウントダウン。


     ▼     ▼     ▼


「これは、ひどいな」

万丈目と別れたゼストは数時間ぶりに商店街に戻っていた。
そして目の前の光景には絶句せざるを得なかった。
双龍の対決を遠目に見ていたからある程度の覚悟はしていたが、これは想像以上だった。
もうそこに商店街の面影はほとんど見られなかった。
小さなスーパーも、華やかなティックも、C.C.が待っているはずの家電量販店も、どこにもなかった。
辛うじて被害を免れた両端部分を除いて商店街のありとあらゆる店舗は全て瓦礫と化していた。
火が回ったのか所々焦げ跡や煙が目に映ったが、幸い小規模なものに収まったようで火事には至っていない。
それでも商店街が壊滅状態である事実に変わりはない。

「首尾よく逃げられたか、あるいは誰かに保護されたか」

だが放送で名前が呼ばれなかった以上C.C.があの災厄から逃れた事もまた事実だ。
問題は今どこにいるかだ。
まだ近くにいるかもしれないと期待しつつゼストが跡地での捜索に取りかかろうとした時、視界に白い物が横切った。
よく見れば僅かに残っている壁の一部に貼られたメモのようだ。
しかも何か文字が書かれている。

「ん、これは?」

それは書き置きだった。
しかもゼストの行動を根本から揺るがすような。


     ▼     ▼     ▼


「…………」
「…………」

そこそこの規模のスーパーの周囲を歩いている一組の男女。
だがその男女の外見は異色だった。
一人は茶髪で若干童顔、赤いジャケットにネックレスや指輪にピアスなどの大量のアクセサリで自身を派手に着飾った青年。
一人は緑の髪に金色の瞳で額には奇妙な文様、白い拘束服を身に纏った不思議な雰囲気を漂わせた少女。
青年の名はキング、万物の始祖たる不死の生物アンデッドだ。
少女の名はC.C.、コードの力を宿す不老不死の魔女だ。
そんな異色の組み合わせはかなり目を引くものになっていた。
しかし当事者であるキングとC.C.は常日頃から唯我独尊でいるせいか自身の見た目については一切気にしていなかった。

(あれは結局無駄足だったが、さてこれからどうするべきか)

これからの行動を模索しつつC.C.はここまでの事を思い返していた。
あれは二回目の放送が行われる少し前。
発端はここより北に位置する商店街の跡地で南の方で起こった爆発を察知した事だった。
高町なのは、シェルビー・M・ペンウッド、C.C.、天道総司、キング。
一癖も二癖もある5人が一堂に会したのは幾重にも重なった運命の悪戯か、はたまた龍による導きか。
お互い簡単に自己紹介を終えたところで南の方から聞こえてきた爆発音。
当然無視する事は出来ず、当初はゼストを待つ組と爆発地点に向かう組で別れるつもりだった。
だが結果的にそうする事はなかった。
なぜなら理由はバラバラだが全員が爆発地点に向かうと主張したからだ。

なのは曰く、唯一の回復手段を持つ自分が適している。
天道曰く、おばあちゃんが言ってい(ry
ペンウッド曰く、ここまで大して役に立っていない自分こそ行くべきだ。
キング曰く、怪我人やおじさんより僕の方がいいよ(本心はなんか面白そうだから)。
C.C.曰く、貴重な情報源である高町なのはと離れる事は避けたいから同行する。
それに加えてお互い怪我や疲労を考慮したりして一向に決まる気配がなかった。

結局話し合っている時間が惜しいと云う結論に至ったので5人全員で黒の騎士団専用車両を経由して爆発地点に向かう事になった。
ゼストに関しては商店街から黒の騎士団専用車両に着くまでに合流すればいいとなった。
だが予想と反してゼストに会えないまま黒の騎士団専用車両に着いてしまった。
そこでプレシアによる二回目の放送が行われた。
放送による感情は各々いろいろあったが、ひとまず爆発地点に向かう事で合意した。
ゼストにはあらかじめ商店街跡地に書き置きを残してきたので大丈夫だと判断した。
それから数十分後、件の爆破地点に到着した。

爆破地点であるE-2とE-3の境界線付近を通る大通り上の状況は酷いものだった。
周囲を見渡してみれば何か爆発した跡がアスファルトの上に鮮明に残っていた。
ひび割れたアスファルト、一ヶ所を中心に描かれる火薬による黒い花火、そして一帯に散らばる機械の残骸。
それらはそこで何かが爆発した事を雄弁に示していた。

さっそく到着するなり誰かいないか捜索したが、途中ペンウッドが焦って何度か転んだ以外は特に何もなく、結局収穫はなし。
そこで事前に決めていた通りスーパーでひとまず休息を兼ねた情報交換をする流れになった。
だがまずはスーパーの安全を確認した方がいいという事で中と外に別れて調べる事になった。
そこで天道と以前訪れた事のあるなのはとペンウッドが中を、C.C.とキングが外を、それぞれ調べるために一度別れた。
何かあればトランシーバーで連絡を取る手筈になっているので各個撃破される心配もない。

(正直なところゼストにピザの借りを返したら、さっさとルルーシュを探しに行きたいが……全くどこで何をしているのやら……)

二回目の放送を乗り越えたと言っても油断はできない。
ギアスと頭脳を除けばルルーシュはただの童貞のもやしっ子でしかない。
手足となる参加者を見つけていればいいが、そうでなければいつ殺されてもおかしくない。
だから出来る限り早くルルーシュと合流したいが、あまり勝手な行動は天道達が許さないだろう。
デイパックの奥でクシャクシャになっていたカードデッキの説明書を見つけて渡したが、その程度でこちらの要望が通るとは思えなかった。

「……このまま離れるのもいいかもしれないな」

そんな事は出来ないと分かりつつも呟かずにはいられなかった。
そしてその小言は横を歩くキングに聞かれていた。

「ん、何か言った?」
「なんでもない。気にするな」
「あ、そう。そういやさ、一つ気になっている事があるんだけど……」

さもキングは何気なく聞いた風を装っているが、どう見てもそんな風には見えない。
いつ切り出したら面白そうかタイミングを見計らっていた気がする。
それは単なる長年の勘でしかないが、さりとて無視すれば後々面倒になりそうなのでとりあえず聞くだけ聞いてみる事にした。

「ミラーモンスターに襲われたにしてはさ、君の身体、綺麗すぎない? まるでミラーモンスターが君を避けたみたい」

キングの言いたい事は分かった。
確かにミラーモンスターに襲われたにしてはC.C.の身体は傷一つない状態だ。
だがそれはなのはが身を挺して必死に守ってくれた事が大きい。
とりあえずその事を言おうとしたが、キングの言葉はまだ続きがあった。

「それに僕見たんだよね。君の身体に付いた傷が何もしていないのに勝手に治っていくところ。これってどういう事なんだい?」

その時のキングの顔は吐き気を催すほど憎らしいものだった。
キングは全部分かった上でC.C.に尋ねている。
おそらくその答えも薄々感づいているようだが、敢えて知らない風を装ってC.C.に答えを言わせたがっている。
性根が腐っているとはこういう奴にこそ相応しい言葉だとC.C.は心底思った。

「私は不老不死の魔女だからな」

結局誤魔化すのも面倒なので本当の事を言った。
だがよく考えてみればキングはアンデッドという不死の生物だとか。
つまりはC.C.とキングは似た者同士とも言える。

「へぇ、不老不死か。なに、つまりそんな顔しておいて実際はおばあちゃん?」
「ふん、それならお前はおじいちゃんだな」

C.C.にしてみればこれはいつもの皮肉でしかなかった。
このような異常な状況下ではついつい日頃の行動が懐かしくなる。
これは敢えて言うなら反射に近い行動だった。

だがキングにしてみればそうではない。
自ら最強であるキングを名乗るほど自信に満ち溢れている王にとって、その言葉は決して皮肉で済むようなものではなかった。
その時、キングに宿った感情が何だったのか。
半歩先を歩くC.C.はキングの変化に気付く事はなかった。


     ▼     ▼     ▼


「おい、高町。俺とペンウッドはあっちを調べておくから、奥の事務室は頼んだぞ」

そして一方スーパーの中では3人による調査が進められていた。
ここまで3人一緒に内部を調べていたが、ここで天道は二手に分かれる事を提案してきた。
むしろ提案と言うより命令に近い気がしない事もないが。

「え、私だけですか?」

確かに二手に分かれて探った方が効率は上がるだろう。
戦力に関してもこの分け方なら別に問題はない。
だがなぜこのタイミングで天道がそんな事を言ったのか。
その理由が全く分からなかった。

「おばあちゃんが言っていた……絆とは決して断ち切る事の出来ない深いつながり。例え離れていても心と心が繋がっている……ってな」
「て、天道さん……急に何を言って……それにその言葉はさっきも聞きましたけど――」
「先はまだまだ長いんだ、あまり無理はするな」

そう言ってなのはの返事を待たずに言いたい事を言い終えた天道はペンウッドを連れて別の部屋に移動していった。
後に残されたのはなのは一人。
だがなのはは天道が何を言いたかったのか分かっていた。
だから今は黙ってその言葉に甘えさせてもらう事にした。
天道の言葉を借りるなら先はまだまだ長いのだ。

「今は私一人だけ」

一番奥の事務室には当然だが誰もいなかった。
念のためケリュケイオンで調べてみても気になる点はなかった。
これでなのはの担当は終わり。
あとは皆と合流するだけだ。
しかし合流まではまだ少しばかり時間がある。

「ちょっとだけ、ちょっとだけなら……いいかな……」

いつのまにかなのはの頬には一筋の涙が流れていた。

「弁慶さん……ザフィーラ……ギンガ……はやてちゃん…………フェイトちゃん……ッ!!!」

放送が終わってから今までなのはは涙一つ見せなかった。
それはキングの動向を警戒したりペンウッドの様子が気掛かりだったり理由はいろいろあった。
だが一番の理由は皆に心配を掛けたくなかったという事になる。
いつ狙われるかもわからないこの場所で不用意に隙を見せてはいけないという責任感がなのはを気丈にさせた。
だが時空管理局のエースと言っても突然の親友の死は大きな衝撃だ。
それはまるで心にぽっかり空洞ができたみたいだった。

「――――――――――ッ」

その空洞を埋めるかのように泣いた。
この涙は悲しみの涙に非ず、もうこれ以上犠牲は出さないという決意の涙。
だが今だけは『時空管理局のエース高町なのは』ではなく、ただの『高町なのは』でいたかった。
そして泣いた後の瞳には――強い意志が宿っていた。


     ▼     ▼     ▼


情報交換。
それは複数の人物が自分の知っている情報を各々提示する事でより多くの情報を得るイベントを指す。
単体では意味を為さない情報でも2つ3つと合わさる事で新たに判明する事もある。
情報交換とはそういう相乗的な面も持ち合わせている。
今回スーパーに集った5人は周囲及び内部の安全を確認すると、改めて情報交換を行う事にした。
放送前に商店街跡地でも行っていたが、あの時は簡単な自己紹介だけだったので今回はもっと詳しい人物相関や今までの出来事などにも触れていくつもりだ。
それに際して事前にいくつか決まりを設けた。

  • 発言者の話が終わるまで他の者は口出ししない(話の腰が折られる事を回避するため)。
  • もし発言者の情報に意見があるなら話し終えてから設ける質疑応答で対応する。
  • 参加者は自分と同じ世界の人物つまり自分が知っている人物を想定して話す(平行世界は後から考えた方が賢明だと判断したため)。
  • 他の参加者から聞いた情報の場合、この場にその情報を伝えた者がいるならそれは省く(情報提供者からの方が詳しく聞けるため)。
  • とりあえず商店街での情報交換以前の段階の情報を前提で話す(商店街での情報交換が不完全のためこの場できちんとした認識を構築するため)。

この5項目を急場の骨子として情報交換は始まった。

一人目の発言者は高町なのはで発言内容の概略は以下の通り。

  • スタート地点はF-2の翠屋。支給品が杖(非デバイス)とデルダギア(説明書は途中まで読んだ)であると確認。
  • 銃声と叫び声を聞きつけたので現場に駆けつけたところ紫髪の女子高校生に出会う。
  • 一悶着の後に彼女は紫の大蛇となのはから奪ったデルタギアを使って逃亡。(金居とペンウッドにはその際に出会う)。
  • 情報交換をした後に施設を回りつつ工場を目指す途中でスーパーに到着。内部を調査したところで弁慶に出会う。
  • 学校上空にドラグレッダーを発見。すぐさま現場に急行したが誰もいなかった(回収物:龍騎のカードデッキ、デイパック×3、赤い恐竜と黄色い恐竜の死体)。
  • 第一回放送後、二手に別れる事にした(なのはとペンウッドはこのまま施設巡り、金居と弁慶はまっすぐ工場に向かう)。
  • 商店街に到着(そこでC.C.と出会う)。商店街を探索した直後にミラーモンスターに襲われてフリードで応戦、今に至る。

その後の質疑応答と参加者観。

  • プレシア→PT事件の概要を説明(ただしフェイトの出自については伏せた)。
  • 紫髪の女子高校生→誰も知らない。
  • 紫の大蛇→元々は浅倉が持っていたカードデッキが使役するミラーモンスター。つまり彼女はカードデッキを持っている(by天道)。
  • 参加者が別世界から集められた(知り合いと思っていてもそうではない可能性がある)→全員概ね納得。
  • 金居→バトルファイトの勝者になりたがっているから皆と協力して元の世界に帰還できる方が得と判断しているなら一応信用できる(byキング)/弁慶だけが死んでいるので注意するべき。
  • 赤い恐竜→ギルモン。八神はやてによって背後から刺殺された(byキング)。
  • 黄色い恐竜→アグモン(第一回放送で呼ばれた死者のうち5人が知らない名前はアグモンと神崎優衣と殺生丸とミリオンズ・ナイブズの4人で、同じく死者として呼ばれたギルモンと似た体型な事から黄色い恐竜=アグモン)。
  • 『銀色の鬼は危険人物でペンウッドとグルかもしれないby金居』→事実無根。悲しむ素振りを見せなかったのは行動で報いたいと思ったから(byペンウッド)。
  • 情報処理室→他の施設にもパソコンがある可能性は大きい(by天道)。
  • ギルモンの首輪→自分達で仮にも整えた死体を傷つける事はしたくなかった。

  • 安全:(もう一人のなのは)、フェイト、(もう一人のフェイト)、はやて、(もう一人のはやて)、ユーノ、(クロノ)、(シグナム)、ヴィータ、シャマル、(ザフィーラ)、スバル、(ティアナ)、(エリオ)、キャロ、(ギンガ)、ペンウッド、天道≪金居情報≫、(弁慶)
  • 危険:相川始・キング≪金居情報≫
  • 要注意:クアットロ、銀色の鬼?、金居
  • それ以外:チンク・(ディエチ)・ルーテシア≪どういう行動を取るか判断しきれない≫、ゼスト≪元の世界では既に死亡している≫、ヴィヴィオ≪保護対象≫、(アリサ)、プレシア、紫髪の女子高校生≪保護対象≫、(ギルモン)・(アグモン)≪死体で発見≫

二人目はシェルビー・M・ペンウッドで発言内容の概略は以下の通り。

  • スタート地点は不明。遠くないところから聞こえてきた銃声と叫び声の元へ向かう(金居とはその途中で出会う)。
  • ミラーモンスター出現の気配を察知すると大蛇がなのはに襲いかかる場面に遭遇。金居がなのはを救う。
  • 情報交換をした後に施設を回りつつ工場を目指す途中でスーパーに到着。内部を調査したところで弁慶に出会う。
  • 学校上空にドラグレッダーを発見。現場に急行したが誰もいなかった(回収物:龍騎のカードデッキ、デイパック×3、ギルモンとアグモンの死体)。
  • 第一回放送後、二手に別れる事にした(なのはとペンウッドはこのまま施設巡り、金居と弁慶はまっすぐ工場に向かう)。
  • 商店街に到着(そこでC.C.と出会う)。商店街を探索した直後にミラーモンスターに襲われて負傷・回復、今に至る。

その後の質疑応答と参加者観。

  • ミラーモンスター出現を察知する→タイガのカードデッキの複製
  • 『銀色の鬼がギルモンとアグモンを殺したかもしれないby金居』→少なくともギルモンは違う(byキング)。
  • 銀色の鬼?→ギルモン殺しの前提が崩れたのでどういうスタンスか予測不可能。
  • 瀕死の重傷が完治した→ナイトブレスの力かもしれないという事以外は全く分からない。

  • 安全:(インテグラル)、(ティアナ)、スバル、ヴィータ、天道≪金居情報≫、(弁慶)、金居
  • 危険:アーカード、(アンデルセン)、相川始・キング≪金居情報≫
  • 要注意:銀色の鬼?
  • それ以外:紫髪の女子高校生≪保護対象≫、(ギルモン)・(アグモン)≪死体で発見≫

三人目の発言者は天道総司で発言内容の概略は以下の通り。

  • スタート地点はおそらくA-6付近。どう行動するべきか考えている最中に黒い鎧の仮面戦士に不意打ちを食らって川に転落。
  • どうにか川から上がって温泉に辿り着いたところで意識を失う。
  • 目が覚めるとオレンジの少女(なぜか父の仇ゼロと誤解される)に襲われるが、浅倉とオッドアイの女の子が現れたのでとりあえず逃げる(少女とは途中で別れる)。
  • 駐車場に止めてあったカブトエクステンダーで南下したところで桃色髪の少女に出会う。直後に再び意識を失う(第一回放送を聴き逃す)。
  • 目が覚めるとなぜか温泉に戻っていてキングがいた。
  • エネルの仕業と思われる落雷を確認。エネルの元に向かうべく温泉を出発。
  • その途中フリードとドラグレッダーの戦いを発見。商店街に向かってモンスターとの戦闘、今に至る。

その後の質疑応答と参加者観。

  • 黒い鎧の戦士→相川始。ジョーカーという全てを滅ぼそうとする危険な存在(byキング)。
  • オレンジの髪の少女とゼロを憎む理由→シャーリー・フェネット。ゼロの行動で父を失ったから(byC.C.)。
  • オッドアイの女の子→ヴィヴィオ(byなのは)。
  • 桃色髪の少女→キャロ・ル・ルシエ(byなのは)/放送で名前が呼ばれなかった事からエネルからは逃げられたらしい。

  • 安全:なのは、(もう一人のなのは)、フェイト、(もう一人のフェイト)、はやて、(もう一人のはやて)、(クロノ)、キャロ
  • 危険:浅倉、相川始、エネル≪姿は知らない≫
  • 要注意:(矢車)
  • それ以外:(アリサ)、シャーリー、ヴィヴィオ

四人目はキングで発言内容の概略は以下の通り。

  • スタート地点は不明。開始直後にエネルに襲われるが何とか逃げ切る(暗かったので姿は見ていない)。
  • E-5の地上本部付近で八神はやてがギルモンを殺害する場面に遭遇。その現場を携帯のカメラで撮影する。
  • その際見つかったため余計な揉め事を避けるために何とか言い包めて同行する事になる。
  • 地上本部捜索中に最上階で発見した転移装置が原因ではやてと離ればなれになり、Dライン上の川付近に転送される。
  • 第一回放送後、川に沿って移動中に気絶した天道を発見する。
  • 治療のために温泉に向かっている途中で鎌とマントを持った魔法を使う危険人物に襲われかけるが、バイクで振り切る。
  • その後に浅倉・ヴィヴィオ・シャーリー一行と遭遇。行き先が違うためすぐに別れた。
  • 温泉にて天道の手当てをした後、少しくつろぐ。
  • 天道が目を覚ます。直後にエネルの仕業と思われる落雷を確認。エネルを放っておけないという天道の意見で温泉を出発。
  • その途中フリードとドラグレッダーの戦いを発見。商店街に向かってモンスターとの戦闘、今に至る。

その後の質疑応答と参加者観。

  • エネル→電撃を操る危険人物。キング以外誰も知らない。
  • はやて→何か事情があったのか本人に会った時にきちんとお話したい(byなのは)。
  • 転移装置→『魔力を込めれば対象者の望んだ場所にワープできます』という看板あり。転移先に望んだ場所は守護騎士の元。
  • キャロの行方→天道を見つけた時は近くに誰もいなかった。
  • 鎌とマントを持った魔法を使う危険人物→勘違いだと思いたいがフェイトの可能性がある(byなのは&天道)。
  • 浅倉・ヴィヴィオ・シャーリー→ぱっと見た感じヴィヴィオは浅倉を慕っている様子。シャーリー共々酷い目に遭っているようには見えなかった。

  • 安全:金居
  • 危険:フェイト?、エネル≪姿は知らない≫、はやて
  • 要注意:浅倉
  • それ以外:(ギルモン)≪死体で発見≫、ヴィヴィオ・シャーリー≪浅倉と同行≫

最後はC.C.で発言内容の概略は以下の通り。

  • スタート地点はA-4の神社。そこでゼストと出会う。
  • それぞれの探し人に会うために都市部に向かうが、市街地で強大な魔力行使による光を確認したので危険と判断。
  • 第一回放送後、腹ごしらえのために商店街に向かう。
  • 商店街の安全を確認するとゼストは一足早く役に立ちそうな黒の騎士団専用車両を取りに向かう。
  • なのはとペンウッドに出会う。再び商店街を探索した直後にミラーモンスターに襲われて応戦、今に至る。

その後の質疑応答と参加者観。

  • ゼスト→高町なのはが復讐鬼と化した世界から来た。
  • 市街地での強大な魔力行使による光→直接目にしていないが確かに魔力は感知した。場所が特定できなかったので様子見に徹した(byなのは)。
  • 黒の騎士団専用車両→ゼロをリーダーとする集団である黒の騎士団が所有する大型トレーラー。内部に色々と役立つ物(首輪の解析など)がある。

  • 安全:ルルーシュ、(カレン)、シャーリー、スバル、ゼスト、ルーテシア≪ゼスト情報≫
  • 危険:なのは
  • それ以外:(もう一人のなのは)・フェイト・(もう一人のフェイト)・はやて・(もう一人のはやて)・ユーノ・(クロノ)・(シグナム)・ヴィータ・シャマル・(ザフィーラ)・(ティアナ)・(エリオ)・キャロ・(ギンガ)・クアットロ・チンク・(ディエチ)≪ゼスト情報≫

そして5人の意見を総合してできたものが以下の通り(アリサとプレシアは参加者ではないので除外)。

安全:なのは、(もう一人のなのは)、フェイト、(もう一人のフェイト)、(もう一人のはやて)、ユーノ、(クロノ)、(シグナム)、ヴィータ、シャマル、(ザフィーラ)、スバル、(ティアナ)、(エリオ)、キャロ、(ギンガ)、ヴィヴィオ、ペンウッド、天道、(弁慶)、ゼスト、(インテグラル)、C.C.、キング、ルルーシュ、(カレン)、シャーリー
危険:アーカード、(アンデルセン)、浅倉、相川始、エネル
要注意:クアットロ、はやて、銀色の鬼?、金居、(矢車)
それ以外:チンク・(ディエチ)・ルーテシア、紫髪の女子高校生、(ギルモン)・(アグモン)


     ▼     ▼     ▼


次いで話は支給品に移った。

なのはの所持品:デイパックと基本支給品一式×1、グロック19、ケリュケイオン、フリードリヒ、ヘアバンド。

「ケリュケイオンとフリードリヒ……それとヘアバンドは私がこのまま持っていますね」
「ああ、その方がいいだろう。なにせお前しかそれを扱えないからな」

ブーストデバイスであるケリュケイオンと白銀の飛竜フリードリヒ。
その力を最も引き出す竜魂召喚を扱えるのは5人の中ではエース級の魔導師である高町なのはのみ。
だからこの天道の返事は当然とも言える答えだった。

「それにしてもなんだいヘアバンドって? プレシアももっとマシな物入れたらよかったのにさ」

一方でキングはなのはの所持品の中にあったヘアバンドを見て奇妙なものを見たかのような表情を浮かべていた。
確かに殺し合いを促したいなら何の仕掛けもないヘアバンドを支給する気が知れない。
だが他の人から見れば何の変哲もないヘアバンドでもなのはにとってはかけがえのないものだ。
それをキングは無神経に嘲笑っていた。
大切なヘアバンドを侮辱された事になのはは一瞬不快な感情を覚えたが、すぐに気持ちを抑えた。
今は下手に言い争っている場合ではない。
だからキングの揶揄は一貫して無視する方針に決めた。

「あとこの銃は……ペンウッドさんが持っていて下さい」
「わ、私が!?」

そう言ってペンウッドの方に身体を向けたなのはが差し出したのはグロック19だった。
さすがにいきなりだったのでペンウッドは怪訝な表情を浮かべた。
魔導師にとって殺傷能力を持つ質量兵器は使い慣れない物だが、ペンウッドの常識では銃器は手頃な武器に入るからだ。

「ええ、私が持っていても上手く使う事はできないですから。だからもしもの時の護身用に持っていて下さい」
「……高町君」
「さっきは守ってもらってありがとうございました。だから今度は私が守る番ですけど、さすがに絶対とは言い切れません。
 ここはそういう場所ですから……だから万が一に備えていて下さい」
「ああ、分かった。私も精いっぱい抵抗して自分の義務を果たそうじゃないか」

実を言うとなのはにとってこの銃は苦い経験を思い出させるものだった。
だからこそこの銃を持つ人は今度こそ守りたいと強く思った。
その様子を見ていたC.C.は妙な感覚を覚えて声をかけてきた。
同じく知り合いが銃で苦い経験をしたせいもあってか、なのはが纏う雰囲気の変化を感じ取っったのだ。

「その銃、もしかしてさっき話した紫髪の少女のものか」
「ええ、あの時は何も分からなかったけど、今ならあの少女が何を言っていたのか分かるんです」

なのはは後悔していた。
あの時紫の髪の少女は混乱して勘違いしていると思っていたが、実際は嘘などついていなかったのだ。

――私は……人を殺しちゃったの……! エリオを殺しちゃったの!!
――私のせいで……私がいなければ、エリオは死なずに済んだのに! こんな私が、許されていい訳がない!!
少女には傷はなかったのに近くに出来ていた不自然な血だまり。
――私と一緒にいたら……なのはまで死んじゃうから……! もう嫌なのよ……これ以上私のせいで、誰かが死ぬのは……
突然襲いかかって来た紫の大蛇(天道曰く、浅倉の使うカードデッキのモンスター)。
――な……何……また……!?

おそらく商店街でドラグレッダーがいきなり餌を求めて暴れ出したように紫の蛇が暴れてエリオはそれを止めようとして喰われてしまったのだろう。
先程の戦闘と天道からの証言でその推測は容易に立てられた。

――な、何……なのは、まさかあんた……転校したばっかりだからって、もう私の名前忘れちゃったの……!?
――あんた、まさか……私が解んないの!? こんな時に……冗談はやめてよ!!
――な、何……何それ……こんな時に、そんな冗談やめてよ……! あんたは、陵桜高校3年B組の、高町なのはでしょ!?
――……そんな……なのはが……こんな事言う人だったなんて……

陵桜高校3年B組に転入してきた高町なのは。
それがあの少女にとっての『高町なのは』なのだ。
ただでさえあの時の彼女はエリオが死んだ事への負い目で精神状態が不安定だった。
そんな時に知り合いの『高町なのは』に会えたと思ったところで、つい自分は知らないと言ってしまった。
これではあのような事態になったのも無理はない。
ここにいる参加者が別世界から来ている事には既に気付いていた。
その時は別世界でもそこまで影響ないだろうという結論に至ったが、それでは甘かった。
現にこうしてなのはと少女の間には誤解が生じて、少女は混乱と絶望の中に堕ちていってしまった。
これこそプレシアの思惑。
なのはは知らず知らずの内にその策略に乗せられてしまっていたのだ。

「だから今後あの少女に出会えたら……私、まずはきちんと話して謝りたいです」
「そうか……まあせいぜい取り零すなよ」

C.C.の言葉は妙に意味深だが、その真意を知るのは発言した当の本人だけだった。
なのははもう少し聞くべきか一瞬迷ったが、あまり触れてない方がいいと悟ってそのまま聞かないようにした。
まだ知りあって間もない間柄だからそういう部分を伏せる気持ちは理解できる。
だけどいつかは聞いてみたいとなのはは心の奥で思うのだった。

なのはの所持品:グロック19→ペンウッドへ。

「よし、次は俺だ」

天道の所持品:デイパックと基本支給品一式×1、龍騎のカードデッキ、爆砕牙、カブトエクステンダー、ゼロの仮面、『SEAL―封印―』『CONTRACT―契約―』のカード

天道の支給品のうち大半の物はそのまま天道が持つ事になった。
一度使った龍騎のカードデッキ。見た目が剣の爆砕牙。見た目がバイクのカブトエクステンダー。
ただ『SEAL―封印―』『CONTRACT―契約―』のカードの詳細は不明のままだった。
だがカードデッキに付随する物だと思われるのでこのまま龍騎のデッキに収納して天道が持っている事になった。
そしてゼロの仮面だけはC.C.の申し出によって譲渡された。

「天道、その仮面は私にくれないか」
「ああ、いいだろう。ただしシャーリーと再会した時はきちんと説明してもらうからな」
「別に構わないぞ(シャーリーと私で面識がないが、まあなんとかなるだろ)。
 それから仮面の代価にこのスティンガーを5本やる、ギブアンドテイクだ」

C.C.にとって今後の事を考えると是が非でもルルーシュのためにここはどうにかしてゼロの衣装は揃えておきたかった。
だから仮面がスティンガー5本で手に入るなら安いものだ。
シャーリーの説得という厄介な仕事はあるが、それは実際会った時にまた考えればいいだろう。

天道の所持品:ゼロの仮面→C.C.へ/C.C.から→スティンガー5本。

「あ、僕はこの携帯電話だけ」

キングの所持品:携帯電話

「そういえば貴様、デイパックはどうしたんだ?」
「はやてが全部預かるって言うからはやてが持ったままだよ」

かなり辟易した様子だったが、一応キングは聞かれた事には答えた。
携帯の映像については先程確認したところ『相川始の変身シーン』『はやてがギルモンを殺すシーン』の二つだけだった。
なのはと天道は特にはやての画像を念入りに確認したが、結局細工を施した形跡は見つけられなかった。

「次は私かな。私の所持品は今もらった仮面とこの――」

続いてC.C.が支給品の説明をしようというところで異変は起きた。
突如5人の真上に設置された天井の蛍光灯が割れたのだ。
思わず振りかかる破片を避けるために5人が方々に散って天井を見上げた次の瞬間――。

――乾いた炸裂音と共に部屋は白い煙に包まれた。


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