セフィロス
,..、
/ i |ヽ_,、
|,j l | l i゙'i ___
li | ! l l ゙i´─ `゙'''‐- 、
_r'ヘ、 l.! | i i i l !二二 -‐ `゙ヽ、
,l| .!ミミヽ、 /!| i| | !_ ̄`ヽ、-- 、 ヽ
!|i | ヾヾV〃|.! j! | | `゙ヽ、ヽ、 ヽ
l | i.| ヾヽ∨川 i .!i | 二 ‐-、ヽ、 、 ゙、
! l .!| i゙`' j.! | l i i.|== 、ヽ、`ヽ、 \ヽ ゙、
| i, i゙il .! /|.i| ! | l |三ミミヽ、ヾ、 ヽ、ヽヽ ゙!
| |i l゙il | j,|,..-;|i"i | .l ド、ミy‐‐、ミ、ヾ、 \ヽ l
.! i|゙i,l ヽ ヾ, ,..-''r,;┬i|z i |.|゙i i|_/、 i.!゙iヾ、ヾ、 ヾ、゙i、
i l !ヽ, '"i "i゙ー'"l| i i| |l| | |ゝ レ,|i |i, i,、 ヾ、 ヽ ゙、`ー-
゙i, .! i. / | || | i| i.! .| .!/-',イj i| l | i__ヾ、ヾ゙iヾ:、
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出典:魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使
死亡時期:1日目・夕方
殺害者:八神はやて(StS)
最期の言葉:願わくば、此度の転生の先に、彼女の姿があらんことを――
死亡時期:1日目・夕方
殺害者:八神はやて(StS)
最期の言葉:願わくば、此度の転生の先に、彼女の姿があらんことを――
【ロワ内での活躍】
人類抹殺を目論むセフィロスは、初めは殺し合いに乗るつもりだった。
しかし最初に出会った参加者は、はやてと瓜二つの姿をし、はやてと同じ名前を持った少女。
その正体は分からないが、少なくとも「八神はやて」ではあると認識した彼は、再びはやての元で戦う道を選ぶ。
なのはの実家であるという翠屋へとたどり着き、そこではやてを休ませたセフィロスは、戦闘とティアナの死を目撃。
すぐさまそのシグナムとアレックスとの戦いに乱入し、戦闘を止めさせようとする。
驚異的な実力で2人を圧倒するセフィロスだったが、そこへ別の乱入者が現れた。
目を覚まし駆けつけてきたはやてだ。
そして自分が殺し合いに乗っていると誤解していたアレックスが、保護するために彼女を拉致、そのまま逃走してしまう。
それを追わんとするセフィロスの元へ、更にデモンズスレートに冒されたかがみが乱入。
仮面ライダーへと変身し、ミラーモンスターを従えて、彼とセフィロスへと襲い掛かった。
一時的に共闘し、敵を撃破するセフィロスとシグナム。
ちょうどそこへ、自力でアレックスから逃れたはやてが戻ってくる。
彼女の説得により殺し合いに乗ることをやめ、共に罪を償うと決めたシグナム。
これで全てが解決したかと思いきや、まだかがみは戦力を残していた。
王蛇へと変身し必殺技を発動した彼女は、セフィロスの目の前で、はやてを庇ったシグナムを殺害。
シグナムが遺した愛刀・正宗を受け取り、彼はかがみを倒そうと迫るが、
悲しみと彼女の死がもたらした決意のもとに、憑神刀(マハ)を覚醒させたはやてにより、かがみは吹き飛ばされてしまう。
その後意識を失ったはやてを抱えたセフィロスは、彼女と共に身を隠す。
己の無力に屈辱を覚え、そして目覚めたはやての涙と意志を見届けた彼は、彼女らを守るという意志をより強固に固めた。
そしてそこへ響いている、アーカードが拡声器を用いて放送した演説。
これ以上誰も死なせない。誰かが殺されるのを止めたい。
セフィロスははやての決意を受け止め、共にアーカードのもとへと飛翔。
共に最強候補と謳われた参加者同士が、遂に激突の時を迎えた。
序盤はスピードで撹乱していたセフィロスだったが、それもアーカードに追いつかれ、その圧倒的パワーと再生能力の前に屈してしまう。
アンデルセンの乱入がなければ、止めに入ったはやて諸共、その場で殺されていたに違いなかった。
満身創痍となり、一旦意識を手放したセフィロスだが、そこへ更にヴァッシュのエンジェルアームが放たれる。
彼は土壇場で意識を回復。最後の力を振り絞り、はやてを抱えて戦場を離脱した。
そのまま再び失神した彼が気がついた時、そこは近場のビルの中。
何もできなかったという無力感を抱え、自己嫌悪に陥ったはやてへと、慰めの言葉をかけるセフィロス。
そこで床に転がった仙豆に気づき、薬草か何かではないかと判断し、気休め程度の治療にはなるかもしれないと踏んだのだが、
しかしそれを飲む前に、新たな敵が姿を現す。
それはミッドチルダで対決し、この手で殺したはずの旧友・アンジール。
銃を向けられたセフィロスは、己の死を覚悟する。
だがその弾丸が貫いたのは彼ではなく、反射的に飛び込んできたはやてだった。
驚愕と焦燥と共に、彼らしくもない大声をもって、ひたすらにはやての名を呼ぶセフィロス。
彼の手は彼女へと届くことなく、少女はそのまま息を引き取る。
かつて彼の知るはやてが、別れの時に口にしたものと、全く同じ言葉が遺言となった。
彼女が守れと言った大切な人は、他の誰でもなく、はやてのことだったというのに。
孤独の中にあった自分を、その手で救ってくれた彼女を守ることが、この場の自分にとっての全てだったのに。
彼の胸に押し寄せるのは、とめどない悲しみと絶望の渦。
そしてそれは怒りと憎しみに変わり、遂に彼は咆哮し、再び闇へと堕ちてしまう。
ジェノバとしての自分の冷酷さを取り戻したセフィロスは、アンジールの腹へとバスターソードを突き立てる。
自らを癒した仙豆の片割れをその場に残し、痛みと絶望の中で死んでいけと言い残し、彼ははやての遺体と共にその場を去った。
彼女を埋葬せんとしたセフィロスの元へと、新たにやって来たのはヴィータ。
彼がはやてを殺害したと認識したヴィータは、怒りと共に襲い掛かるも、逆にセフィロスが彼女を圧倒。
とどめを刺す一歩手前まで迫ったセフィロスだったが、そこへその手を止める者が現れた。
はやてを自己嫌悪へと陥らせた、あの吸血鬼アーカードだ。
彼女の遺した憑神刀を手に、再びセフィロスはアーカードへと挑む。
全く互角の壮絶な激戦の中、互いに相手を宿敵と定め、互いに今度こそ決着をつけるために得物を振るう。
そこへ飛び込んできたのは、彼らの猛威に恐怖を覚え、この場で殺さねばと息巻くヴィータだった。
怖れに震えた彼女の手では、セフィロスを倒すことなどできない。
当然脅威にもならなかったが、彼が彼女を殺さんとした矢先、偶然にもヘルメスドライブが起動。
セフィロスはヴィータの支給品に巻き込まれ、その場からワープしてしまう。
そして転移したその先には、それ以上の衝撃が待ち受けていた。
もう1人のはやての姿が、彼の視界に飛び込んできたのだ。
それが何者かを確認する暇もなく、襲撃された彼女を守るべく、反射的にセフィロスは彼女を庇う。
彼女を見失った彼を襲うのは、これ以上ないほどの混乱だった。
どういうことだ。はやては自分の目の前で死んだはずだ。
ヴィータが彼女に襲いかかっていたが、つまりそれは、彼女が偽者であるということか。
しかしその姿は、むしろ死んだはやてよりも、自分の知るはやてに近いではないか。
全てを確かめるためにも、セフィロスはもう1人のはやての元へと向かう。
道を遮るミライを斬り捨て、彼女に同行していたクアットロを捕まえ、たどり着いたのはまたも翠屋。
そこで待ち受けていたはやては、自らをパラレルワールドの存在ではないかと語る。
住む世界こそ違うものの、やはり彼女も「八神はやて」だというのだ。
しかしその結論は、到底認められるものではなかった。
平然と他人を利用しようとしていた彼女を、はやてと同一と見なすことはできなかった。
この女は「八神はやて」ではない。
自分の守りたかったものが、こんなものであっていいはずがない。
容赦なくセフィロスは牙を剥き、彼女が盾にしたシャマルを殺害する。
胸に押し寄せる迷いも痛みも、全て翠屋へと置き去りにし、彼ははやての偽者を殺すべく、彼女の目指したスマートブレインへと向かう。
追いついた先にいた彼女は、何故か敵対していたはずのヴィータと行動を共にしていた。
しかし、そんなことなどどうでもいい。あの憎むべき女を殺せればそれでいい。
彼女らを追うセフィロスだったが、そこへまたもアーカードが立ちはだかった。
最強と最強の激突は、実にこれで三度目となる。
今度こそ互いに持てる全ての力を発揮。展開されたのは、人知を超越した総力戦。
フィールド一帯を焼き尽くす戦闘の果てに、遂にセフィロスはアーカードを退けた。
決着の直前に致命傷を食らい、瀕死の状態となったセフィロスは、それでも偽のはやてを殺すために立ち上がらんとする。
だが、それもかなわなかった。
確かにはやては追うまでもなく、彼のもとへと出向いてきた。
しかし彼女の放った銃弾が、セフィロスへととどめを刺したのだ。
偽のはやてへの憎しみの記憶を、彼女を殺すことによって消し去り、本物のはやての思い出を独占しようとしたセフィロス。
しかしその憎しみは、彼女を殺すまでもなく、不思議と彼の胸から消えていく。
最期の瞬間に思い出すのは、かつての彼が望んで止まなかった、当たり前のような仲間達との日常と、
それを自分に与えてくれた、本物のはやての笑顔だった。
こうして遂にセフィロスは、四度目になる死を迎える。
しかし肉体が滅んでもなお、彼の戦いは終わらなかった。
彼の魂はカオスと名乗る何者かによって、いずこかへと連れ去られてしまう。
どこともつかぬ世界の中で、彼に課せられたのは戦いの輪廻の宿命。
全ての記憶を失いながらも、胸に残った女の笑顔を糧として、セフィロスは今もなお、大いなる異説の中で戦い続けている。
人類抹殺を目論むセフィロスは、初めは殺し合いに乗るつもりだった。
しかし最初に出会った参加者は、はやてと瓜二つの姿をし、はやてと同じ名前を持った少女。
その正体は分からないが、少なくとも「八神はやて」ではあると認識した彼は、再びはやての元で戦う道を選ぶ。
なのはの実家であるという翠屋へとたどり着き、そこではやてを休ませたセフィロスは、戦闘とティアナの死を目撃。
すぐさまそのシグナムとアレックスとの戦いに乱入し、戦闘を止めさせようとする。
驚異的な実力で2人を圧倒するセフィロスだったが、そこへ別の乱入者が現れた。
目を覚まし駆けつけてきたはやてだ。
そして自分が殺し合いに乗っていると誤解していたアレックスが、保護するために彼女を拉致、そのまま逃走してしまう。
それを追わんとするセフィロスの元へ、更にデモンズスレートに冒されたかがみが乱入。
仮面ライダーへと変身し、ミラーモンスターを従えて、彼とセフィロスへと襲い掛かった。
一時的に共闘し、敵を撃破するセフィロスとシグナム。
ちょうどそこへ、自力でアレックスから逃れたはやてが戻ってくる。
彼女の説得により殺し合いに乗ることをやめ、共に罪を償うと決めたシグナム。
これで全てが解決したかと思いきや、まだかがみは戦力を残していた。
王蛇へと変身し必殺技を発動した彼女は、セフィロスの目の前で、はやてを庇ったシグナムを殺害。
シグナムが遺した愛刀・正宗を受け取り、彼はかがみを倒そうと迫るが、
悲しみと彼女の死がもたらした決意のもとに、憑神刀(マハ)を覚醒させたはやてにより、かがみは吹き飛ばされてしまう。
その後意識を失ったはやてを抱えたセフィロスは、彼女と共に身を隠す。
己の無力に屈辱を覚え、そして目覚めたはやての涙と意志を見届けた彼は、彼女らを守るという意志をより強固に固めた。
そしてそこへ響いている、アーカードが拡声器を用いて放送した演説。
これ以上誰も死なせない。誰かが殺されるのを止めたい。
セフィロスははやての決意を受け止め、共にアーカードのもとへと飛翔。
共に最強候補と謳われた参加者同士が、遂に激突の時を迎えた。
序盤はスピードで撹乱していたセフィロスだったが、それもアーカードに追いつかれ、その圧倒的パワーと再生能力の前に屈してしまう。
アンデルセンの乱入がなければ、止めに入ったはやて諸共、その場で殺されていたに違いなかった。
満身創痍となり、一旦意識を手放したセフィロスだが、そこへ更にヴァッシュのエンジェルアームが放たれる。
彼は土壇場で意識を回復。最後の力を振り絞り、はやてを抱えて戦場を離脱した。
そのまま再び失神した彼が気がついた時、そこは近場のビルの中。
何もできなかったという無力感を抱え、自己嫌悪に陥ったはやてへと、慰めの言葉をかけるセフィロス。
そこで床に転がった仙豆に気づき、薬草か何かではないかと判断し、気休め程度の治療にはなるかもしれないと踏んだのだが、
しかしそれを飲む前に、新たな敵が姿を現す。
それはミッドチルダで対決し、この手で殺したはずの旧友・アンジール。
銃を向けられたセフィロスは、己の死を覚悟する。
だがその弾丸が貫いたのは彼ではなく、反射的に飛び込んできたはやてだった。
驚愕と焦燥と共に、彼らしくもない大声をもって、ひたすらにはやての名を呼ぶセフィロス。
彼の手は彼女へと届くことなく、少女はそのまま息を引き取る。
かつて彼の知るはやてが、別れの時に口にしたものと、全く同じ言葉が遺言となった。
彼女が守れと言った大切な人は、他の誰でもなく、はやてのことだったというのに。
孤独の中にあった自分を、その手で救ってくれた彼女を守ることが、この場の自分にとっての全てだったのに。
彼の胸に押し寄せるのは、とめどない悲しみと絶望の渦。
そしてそれは怒りと憎しみに変わり、遂に彼は咆哮し、再び闇へと堕ちてしまう。
ジェノバとしての自分の冷酷さを取り戻したセフィロスは、アンジールの腹へとバスターソードを突き立てる。
自らを癒した仙豆の片割れをその場に残し、痛みと絶望の中で死んでいけと言い残し、彼ははやての遺体と共にその場を去った。
彼女を埋葬せんとしたセフィロスの元へと、新たにやって来たのはヴィータ。
彼がはやてを殺害したと認識したヴィータは、怒りと共に襲い掛かるも、逆にセフィロスが彼女を圧倒。
とどめを刺す一歩手前まで迫ったセフィロスだったが、そこへその手を止める者が現れた。
はやてを自己嫌悪へと陥らせた、あの吸血鬼アーカードだ。
彼女の遺した憑神刀を手に、再びセフィロスはアーカードへと挑む。
全く互角の壮絶な激戦の中、互いに相手を宿敵と定め、互いに今度こそ決着をつけるために得物を振るう。
そこへ飛び込んできたのは、彼らの猛威に恐怖を覚え、この場で殺さねばと息巻くヴィータだった。
怖れに震えた彼女の手では、セフィロスを倒すことなどできない。
当然脅威にもならなかったが、彼が彼女を殺さんとした矢先、偶然にもヘルメスドライブが起動。
セフィロスはヴィータの支給品に巻き込まれ、その場からワープしてしまう。
そして転移したその先には、それ以上の衝撃が待ち受けていた。
もう1人のはやての姿が、彼の視界に飛び込んできたのだ。
それが何者かを確認する暇もなく、襲撃された彼女を守るべく、反射的にセフィロスは彼女を庇う。
彼女を見失った彼を襲うのは、これ以上ないほどの混乱だった。
どういうことだ。はやては自分の目の前で死んだはずだ。
ヴィータが彼女に襲いかかっていたが、つまりそれは、彼女が偽者であるということか。
しかしその姿は、むしろ死んだはやてよりも、自分の知るはやてに近いではないか。
全てを確かめるためにも、セフィロスはもう1人のはやての元へと向かう。
道を遮るミライを斬り捨て、彼女に同行していたクアットロを捕まえ、たどり着いたのはまたも翠屋。
そこで待ち受けていたはやては、自らをパラレルワールドの存在ではないかと語る。
住む世界こそ違うものの、やはり彼女も「八神はやて」だというのだ。
しかしその結論は、到底認められるものではなかった。
平然と他人を利用しようとしていた彼女を、はやてと同一と見なすことはできなかった。
この女は「八神はやて」ではない。
自分の守りたかったものが、こんなものであっていいはずがない。
容赦なくセフィロスは牙を剥き、彼女が盾にしたシャマルを殺害する。
胸に押し寄せる迷いも痛みも、全て翠屋へと置き去りにし、彼ははやての偽者を殺すべく、彼女の目指したスマートブレインへと向かう。
追いついた先にいた彼女は、何故か敵対していたはずのヴィータと行動を共にしていた。
しかし、そんなことなどどうでもいい。あの憎むべき女を殺せればそれでいい。
彼女らを追うセフィロスだったが、そこへまたもアーカードが立ちはだかった。
最強と最強の激突は、実にこれで三度目となる。
今度こそ互いに持てる全ての力を発揮。展開されたのは、人知を超越した総力戦。
フィールド一帯を焼き尽くす戦闘の果てに、遂にセフィロスはアーカードを退けた。
決着の直前に致命傷を食らい、瀕死の状態となったセフィロスは、それでも偽のはやてを殺すために立ち上がらんとする。
だが、それもかなわなかった。
確かにはやては追うまでもなく、彼のもとへと出向いてきた。
しかし彼女の放った銃弾が、セフィロスへととどめを刺したのだ。
偽のはやてへの憎しみの記憶を、彼女を殺すことによって消し去り、本物のはやての思い出を独占しようとしたセフィロス。
しかしその憎しみは、彼女を殺すまでもなく、不思議と彼の胸から消えていく。
最期の瞬間に思い出すのは、かつての彼が望んで止まなかった、当たり前のような仲間達との日常と、
それを自分に与えてくれた、本物のはやての笑顔だった。
こうして遂にセフィロスは、四度目になる死を迎える。
しかし肉体が滅んでもなお、彼の戦いは終わらなかった。
彼の魂はカオスと名乗る何者かによって、いずこかへと連れ去られてしまう。
どこともつかぬ世界の中で、彼に課せられたのは戦いの輪廻の宿命。
全ての記憶を失いながらも、胸に残った女の笑顔を糧として、セフィロスは今もなお、大いなる異説の中で戦い続けている。