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I Would Be the ***** in This Battle Royale ◆Qpd0JbP8YI




辺りは瓦礫が散乱していた。
壁には穴があき、地面には皹が入り、ドアノブはねじ切られ、
ドアそのものは解体されたかのように粉々になって横たわっていた。
法の塔として存在していた地上本部の医務室には、最早かつての面影は見られない。
今は亡きレジアスに代わって歩くその地の主は、ただ幽鬼のように存在していた。




吸血鬼の恐るべきところは、その力の強さだ、とヘルシング卿は言っていた。
その人間を遥かに超えた筋力、鉄さえも容易く引きちぎることができる膂力。
彼らはただ単に強力なのだ。
言葉にすれば、それは容易い。
だけど不幸なことに彼らは、人知を超えるくらいの力を兼ね備えているのだ。
そして今そこに立つ彼はその吸血鬼の中で一等強力な吸血鬼の血を受けた存在。
ならば、弱いはずなく、単に強いはずもなく、ただただ最強なのだ。





その最強が血を求めて歩く。



それはどれほど悲劇を招くのだろうか。





彼に血を求めることに忌避などはない。
彼は有能であれば、犯罪者をも犯罪捜査に役立てようとする性格だ。
その善悪云々という観念を排し、目的達成のために合理性を追求する彼であれば、
吸血鬼化という身体能力強化の恩恵は、このデスゲームの中では僥倖とも取れるもの。
故に人間をやめたということに大して感慨は持たない。




勿論、彼には人を襲う気など微塵もなかった。
自らの思想を人に押し付け、命を奪う。
そんな神と名乗るかつての敵を悪と断じたように
彼には自らの都合で人の命、人としての人生を危ぶませるのは、許せないことだった。



だけど、彼には絶対的に血が足りていなかった。
彼の在り方を決める最も必要な要素がそこにはなかった。
それは最悪にして災厄の光景。
彼が求めた正義ゆえにか、怪我を負い、魂の通貨ともいえる血を垂れ流した。
そしてその負債は悲しいことに今ここに求められる。




血の不足。




それは奔流のような吸血衝動によって彼の確固たる理性を犯す。
それは焼け付くような喉の渇きでもって彼の高潔たる精神を踏みにじる。





「喉が……渇く」






吸血鬼Lは、血を求めて地上本部を徘徊する。

【1日目 午後】
【現在地 E-5 地上本部】
【L@L change the world after story】
【状態】吸血鬼化、吸血衝動(大)、多量の失血
【装備】全身にほつれた包帯と湿布
【道具】なし
【思考】
 基本:プレシアの野望を阻止し、デスゲームから帰還する。デスゲームに乗った相手は説得が不可能ならば容赦しない。
 1.血が飲みたい / 喉を潤したい
【備考】
※参加者の中には、平行世界から呼び出された者がいる事に気付きました。
※クアットロは確実にゲームに乗っていると判断しています。
※ザフィーラ以外の守護騎士、チンク、ディエチ、ルーテシア、ゼストはゲームに乗っている可能性があると判断しています。
※首輪に何かしらの欠陥があると思っています。
※アレックスからセフィロスが殺し合いに乗っているという話を聞きました。
※アーカードが残したメモは読みました。自分が吸血鬼であることは把握してます。
※どの程度理性が残っているかは、次の書き手に任せます。



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