分かたれたインテルメッツォ ◆WwbWwZAI1c
「さあ、始めようか。最初で最後の本気の勝負をな!」
「…………ハッ、待ってはやてちゃん!」
「ああ、なんや。正直なのはちゃんの御託はもう聞き飽きたで」
「違うの、聞いて。ねえ、さっきの放送はやてちゃんも聞いていたよね?」
「さっきの放送……? もちろん聞いていたで。それがどうしたん?」
「それなら思い出してみて! さっきの放送、今までと違ってじ「10分遅れていた」――え!?」
「それが言いたいんやろ。そんなこと気付いたに決まっているやん。
今まで1秒の狂いもなく行われていた放送が10分も遅れていたら、そりゃあ余程の阿呆でない限り気づくわ」
「だったら、こんなことしている場合じゃないよ! だって、もしかしたらプ「プレシアはもう死んでいるかもしれない」――って、はやてちゃん……気づいていたの……?」
「当たり前や。10分遅れた時点でプレシア側に何か問題が起こったということは容易に想像が付く。
最悪、いや寧ろ逆か、ともかくその延長線上で『あの放送のプレシアが偽者で本物のプレシアは既に死んでいる』なんて予想も容易く立てられるわ」
「それじゃあ、なんでかがみを殺そうとするの!? それだけ分かっているなら今はお互いに争っている場合じゃないってことぐらい分からないの!!」
「なのはちゃんこそ分かってへんな。逆や、逆。こんな状況だからこそなおさらや」
「ど、どういうこと……!?」
「まず、今のは全部ただの推測の域を出えへん代物や。状況証拠だけで物的証拠はなーんもあらへん。
そんな確証もない憶測で私は自分の信じた行動を覆せへん。
それにや、よーく考えてみ。私達の最終目的はプレシア……いやもう死んでいたら黒幕になるんか? まあ、ようはそいつらを倒すことや」
「……………………」
「つまり最終的にそいつらと戦うわけや。
でも、そんな時にあんないつまた裏切るか分からへん危険人物をのさばらせておくなんて愚の骨頂もいいところ。
そんなん役に立たへん足手まといを連れて行くよりもよっぽど質が悪いわ」
「だから、かがみは今までの事を反省して――」
「なあ、さっきからあの阿保餓鬼が改心したって言うけど――それならあっちのあれはどういうことや?」
「え、あれって……まさかデルタ……!?」
「ああ、やっぱりあれがデルタで変身した姿やったんか。ユーザーズガイド読んではいたけど、実物見るんは初めてや」
「でも、いったい誰が――」
「それはひょっとしてギャグで言ってるんか、なのはちゃん?」
「え?」
「あの阿保餓鬼、柊かがみがデルタやで」
「そ、そんな!?」
「なんならレイジングハートに調べてもらったらどうや? いくら力が制限されていてもそれぐらいならサーチできるやろ」
『マスター、残念ですがMs.八神の言う通りです』
「そんな……かがみ……なんで……」
「まあ理由はいろいろ思いつくけど、これではっきりしたやろ。
あいつは危険や、これからも自分の都合で力を振るって周りに危害を加える。
そうなる前に殺すべきや――私、なにか間違ったこと言っているか?」
「……………………させない」
「ん?」
「殺させない、かがみは絶対に殺させない! 私はそう約束したんだ!」
「……ふぅ、どうあってもあの阿保餓鬼の言葉を信じて心中する気みたいやな」
「私はかがみを信じるよ。あの涙が、言葉が、嘘とは思えないから!!!」
「……やっぱり実力行使しかないみたいやな」
「…………ハッ、待ってはやてちゃん!」
「ああ、なんや。正直なのはちゃんの御託はもう聞き飽きたで」
「違うの、聞いて。ねえ、さっきの放送はやてちゃんも聞いていたよね?」
「さっきの放送……? もちろん聞いていたで。それがどうしたん?」
「それなら思い出してみて! さっきの放送、今までと違ってじ「10分遅れていた」――え!?」
「それが言いたいんやろ。そんなこと気付いたに決まっているやん。
今まで1秒の狂いもなく行われていた放送が10分も遅れていたら、そりゃあ余程の阿呆でない限り気づくわ」
「だったら、こんなことしている場合じゃないよ! だって、もしかしたらプ「プレシアはもう死んでいるかもしれない」――って、はやてちゃん……気づいていたの……?」
「当たり前や。10分遅れた時点でプレシア側に何か問題が起こったということは容易に想像が付く。
最悪、いや寧ろ逆か、ともかくその延長線上で『あの放送のプレシアが偽者で本物のプレシアは既に死んでいる』なんて予想も容易く立てられるわ」
「それじゃあ、なんでかがみを殺そうとするの!? それだけ分かっているなら今はお互いに争っている場合じゃないってことぐらい分からないの!!」
「なのはちゃんこそ分かってへんな。逆や、逆。こんな状況だからこそなおさらや」
「ど、どういうこと……!?」
「まず、今のは全部ただの推測の域を出えへん代物や。状況証拠だけで物的証拠はなーんもあらへん。
そんな確証もない憶測で私は自分の信じた行動を覆せへん。
それにや、よーく考えてみ。私達の最終目的はプレシア……いやもう死んでいたら黒幕になるんか? まあ、ようはそいつらを倒すことや」
「……………………」
「つまり最終的にそいつらと戦うわけや。
でも、そんな時にあんないつまた裏切るか分からへん危険人物をのさばらせておくなんて愚の骨頂もいいところ。
そんなん役に立たへん足手まといを連れて行くよりもよっぽど質が悪いわ」
「だから、かがみは今までの事を反省して――」
「なあ、さっきからあの阿保餓鬼が改心したって言うけど――それならあっちのあれはどういうことや?」
「え、あれって……まさかデルタ……!?」
「ああ、やっぱりあれがデルタで変身した姿やったんか。ユーザーズガイド読んではいたけど、実物見るんは初めてや」
「でも、いったい誰が――」
「それはひょっとしてギャグで言ってるんか、なのはちゃん?」
「え?」
「あの阿保餓鬼、柊かがみがデルタやで」
「そ、そんな!?」
「なんならレイジングハートに調べてもらったらどうや? いくら力が制限されていてもそれぐらいならサーチできるやろ」
『マスター、残念ですがMs.八神の言う通りです』
「そんな……かがみ……なんで……」
「まあ理由はいろいろ思いつくけど、これではっきりしたやろ。
あいつは危険や、これからも自分の都合で力を振るって周りに危害を加える。
そうなる前に殺すべきや――私、なにか間違ったこと言っているか?」
「……………………させない」
「ん?」
「殺させない、かがみは絶対に殺させない! 私はそう約束したんだ!」
「……ふぅ、どうあってもあの阿保餓鬼の言葉を信じて心中する気みたいやな」
「私はかがみを信じるよ。あの涙が、言葉が、嘘とは思えないから!!!」
「……やっぱり実力行使しかないみたいやな」
「レイジングハート!」「マハ!」
「「いくよ!!/いくで!!」」
【2日目 黎明】
【現在地 C-9】
【現在地 C-9】
【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】疲労(小)、魔力消費(小)、はやてへの強い怒り、バリアジャケット展開中
【装備】とがめの着物(上着無し)@小話メドレー、すずかのヘアバンド@魔法少女リリカルなのは、レイジングハート・エクセリオン(6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ケリュケイオン(待機モード)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】支給品一式×2、グラーフアイゼン(0/3)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ホテル従業員の制服
【思考】
基本:誰も犠牲にせず極力多数の仲間と脱出する。
1.何があってもかがみを守るために全力全開ではやてを止める。
2.駅でユーノ達と合流する。
3.出来れば片翼の男(アンジール)と話をしたいが……。
4.極力全ての戦えない人を保護して仲間を集める。
【備考】
※キングは最悪の相手だと判断しています。また金居に関しても危険人物である可能性を考えています。
※はやて(StS)に疑念を抱いています。きちんとお話して確認したいと考えています。
※放送の異変から主催側に何かが起こりプレシアが退場した可能性を考えています。
【状態】疲労(小)、魔力消費(小)、はやてへの強い怒り、バリアジャケット展開中
【装備】とがめの着物(上着無し)@小話メドレー、すずかのヘアバンド@魔法少女リリカルなのは、レイジングハート・エクセリオン(6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ケリュケイオン(待機モード)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】支給品一式×2、グラーフアイゼン(0/3)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ホテル従業員の制服
【思考】
基本:誰も犠牲にせず極力多数の仲間と脱出する。
1.何があってもかがみを守るために全力全開ではやてを止める。
2.駅でユーノ達と合流する。
3.出来れば片翼の男(アンジール)と話をしたいが……。
4.極力全ての戦えない人を保護して仲間を集める。
【備考】
※キングは最悪の相手だと判断しています。また金居に関しても危険人物である可能性を考えています。
※はやて(StS)に疑念を抱いています。きちんとお話して確認したいと考えています。
※放送の異変から主催側に何かが起こりプレシアが退場した可能性を考えています。
【八神はやて(StS)@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS】
【状態】健康、複雑な感情、スマートブレイン社への興味、胸に裂傷痕、かがみへの強い怒り、騎士甲冑展開中
【装備】憑神刀(マハ)@.hack//Lightning、夜天の書@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ジュエルシード(魔力残量0)@魔法少女リリカルなのは、ヘルメスドライブ(破損自己修復中で使用不可/核鉄状態)@なのは×錬金、カートリッジ×3@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】なし
【思考】
基本:プレシアの持っている技術を手に入れる。
1.なんとしてでもなのはを倒して、必ずかがみに引導を渡す。
2.手に入れた駒は切り捨てるまでは二度と手放さない。
3.キングの危険性を伝えて皆で排除する。自分が再会したならば確実に殺す。
4.以上の道のりを邪魔する者は排除する。
5.ヴィータの遺言に従い、ヴィヴィオを保護する?
6.金居は警戒しておくものの、キング対策として利用したい。
【備考】
※この会場内の守護騎士に心の底から優しくするのは自分の本当の家族に対する裏切りだと思っています。
※キングはプレシアから殺し合いを促進させる役割を与えられていると考えています(同時に携帯にも何かあると思っています)。
【状態】健康、複雑な感情、スマートブレイン社への興味、胸に裂傷痕、かがみへの強い怒り、騎士甲冑展開中
【装備】憑神刀(マハ)@.hack//Lightning、夜天の書@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ジュエルシード(魔力残量0)@魔法少女リリカルなのは、ヘルメスドライブ(破損自己修復中で使用不可/核鉄状態)@なのは×錬金、カートリッジ×3@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】なし
【思考】
基本:プレシアの持っている技術を手に入れる。
1.なんとしてでもなのはを倒して、必ずかがみに引導を渡す。
2.手に入れた駒は切り捨てるまでは二度と手放さない。
3.キングの危険性を伝えて皆で排除する。自分が再会したならば確実に殺す。
4.以上の道のりを邪魔する者は排除する。
5.ヴィータの遺言に従い、ヴィヴィオを保護する?
6.金居は警戒しておくものの、キング対策として利用したい。
【備考】
※この会場内の守護騎士に心の底から優しくするのは自分の本当の家族に対する裏切りだと思っています。
※キングはプレシアから殺し合いを促進させる役割を与えられていると考えています(同時に携帯にも何かあると思っています)。
Back:解ける謎!!(後編) | 時系列順で読む | Next:S少年の事件簿/殺人犯、八神はやて |
Back:解ける謎!!(後編) | 投下順で読む | Next:戻らないD/スバル・ナカジマ |
Back:Pain to Pain(後編) | 高町なのは(StS) | Next:抱えしP/makemagic |
Back:Pain to Pain(後編) | 八神はやて(StS) | Next:抱えしP/makemagic |