毒電波

広義には、妄想癖が激しいちょっとアレな人などが自ら「発信している」と主張する電波のこと。

1980年代頃からスラングとして使われていた言葉だが、Leafのノベルゲーム『雫』で一躍有名になった。
作品内の毒電波は一部のキャラクターが持つ超能力であり、脳に伝わる電気信号をこちら側から発射し、相手の脳を直接操るというもの。
その電波による干渉は、「ちりちりちりちりちり・・・」という独特の効果音で表現される。

これにより他者の行動を意のままに操る事が出来るほか、肉体限界を超えた行動を可能にしたり、膨大な電波とめちゃくちゃな命令を与え続ける事で相手の精神を崩壊させる事も可能な恐ろしい能力である。

ちなみに毒電波のモデルは大槻ケンヂ著の小説「新興宗教オモイデ教」に登場する「メグマ」と呼ばれる超能力であり、こちらも相手の脳に命令を与え操るというものである。
また、『雫』には毒電波以外にもこの小説から影響を受けていると思われる箇所が複数存在している。
近年発売されている「新興宗教オモイデ教外伝」には逆に『雫』のオマージュと思わせる箇所がある。

ニコニコRPGではヤンマーニの技の一つに登場。『雫』と同じ「ちりちりちりちりちり・・・」というエフェクトが入るが、
その効果は支配でも精神崩壊でもなく、全体を中毒(攻撃力、精神力半減。最低1ターンの持続の後、50%の確率で自然治癒)状態にするというもの。
おそらくこれは元ネタ動画のもつ驚異的な中毒性からだと思われる。
ついでに言うと原作での彼女には毒電波の能力は無く、精神的にもいたってまともである。

余談だが、ニコニコRPGと双璧をなす某ワールドでは、毒電波は「動画視聴者を洗脳する有毒な電波」という扱いがなされている。
こちらも『雫』の用法に近いといえるだろう。

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最終更新:2014年10月29日 14:15