これより我ら修羅に入る!

ジャンプコミックス「花の慶次 -雲のかなたに-」(コミックス10巻)より。

佐渡島での本間一族の内紛を機に、佐渡平定を行おうと合戦を仕掛ける上杉軍。しかし、上杉方に協力的な姿勢を見せていた本間佐馬助の真意は時間稼ぎであり、佐馬助の仕掛けた罠によって直江兼続率いる部隊は壊滅の危機に陥ってしまう。
そこに現れ上杉の危機を救ったのが、莫逆の友である兼続を追って佐渡入りした前田慶次であった。

慶次は本間一族同士が手を抜いて合戦していると看破、強襲による短期決戦を提案し上杉軍から兵を借りようとするも、上杉方は「我が藩士に死んでも惜しくない者など一人もおりませぬ」と頑なに兵を動かす事を拒否する。

そこで慶次は自軍を囚人(軍令違反を犯した元兵士)や、河原田城に子や孫を捕らえられた老いた百姓のみで編成、統率し、更に奇策を用いて佐馬助の軍を強制的に味方につけて河原田城へと攻め入った。
その時の慶次のセリフが以下のものである。

「これより我ら修羅に入る!
 仏と会えば仏を斬り!
 鬼と会えば鬼を斬る!

 情を捨てよ!!ただ一駆けに攻め入れ!!
 めざすは―――――河原田城ーっ!」


本編では河原田城がニコニコ中枢部に変わっている。


余談だが、原作に当たる「一夢庵風流記」とでは、慶次が佐渡入りする経緯が異なる。
更に「花の慶次」では複数のオリジナルキャラを登場させたため、佐渡攻めのエピソードは河原田城突入前後とも時間をかけて描かれてあるが、「一夢庵風流記」では慶次が軍議に参加してから河原田城が落ちるまで、僅か6ページで終了している。また、「これより我ら修羅に入る!」のセリフも登場しない。



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最終更新:2009年09月27日 17:57