囚人へのペル・エム・フル

RPGツクールDante98Ⅱで製作されたPC用ホラーRPG。かなり古い作品だが、なかなかバランスが取れており面白い。
デジタルファミ通HPのインターネットコンテストパークにおいて、初のプラチナ(最高の賞)を受賞した作品。
何と受賞は1998年8月。
公式サイトはhttp://www.tsukuriya.jp/syuujin_site/
ウィンドウズで起動させるためのソフトはhttp://www.enterbrain.co.jp/digifami/conpark/dantewin.htmlで。

エジプトに建つ大ピラミッド。考古学者である土田教授は、独断先行でその地下に巨大な遺跡を発見する。
しかしそこは、数々のワナが張り巡らされた死の遺跡だった。
事が公になる前に最深部まで暴きたいと考えた教授は、観光ツアーで現地を訪れていた観光客を盾に探索しようと企む。
騙されて連れて来られた主人公「歩人」たち11人が無事遺跡を探索しきることが目的のゲーム。

ゲームの舞台であるピラミッド地下は死後の世界を模しており、
そこに閉じ込められ、罪を裁かれるキャラクター達は、いわば死後の囚人達である。
その囚人達に贈る、死後案内書「エジプト死者の書」というのが、
タイトルの「ペル・エム・フル」の意味である。

このゲームは仲間の生死に直接関わる主人公の「行動」が重要になっており、
パートナー選択の「仲間にする」や「押す」「引く」「かがむ」など、これらのコマンドにより的確な行動をすることが、
被害を最小限に食い止めることに繋がる。
ツアー客全員を死なせずに脱出することがベストだが、主人公の「行動」に失敗してしまうと、仲間に残酷な死に方をさせてしまう。
しかも、なぜか男性よりも女性キャラのほうが死に方が酷い。
さらに、死者を出した場合、死んだ仲間たちの悲惨な姿を目の当たりにすることになる。

戦闘は容易で、RPGでありながらホラーアドベンチャーとも言える。
背景やキャラグラフィックは細部まで描き込まれているため、プレイヤーは仲間の死に直面したときに
凄惨な現場を見せられる。これらの残酷なイベントが不気味さや怖さをより一層引きたてている。
また、キャラクター描写が上手く、一人一人がなんらかの事情や秘密をもっており、
キャラクター達の言動から個々の性格が読みとれ、好きなキャラクターへの感情移入がしやすい。

※残虐表現の苦手な方は動画閲覧の際に注意すること(特に1番下)!



関連項目

キャラクター

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