もしもシリーズ

VIPRPG もしもシリーズ


概要

2ちゃんねるの板の一つ「ニュー速VIP板」に存在するRPGツクールスレッドが発祥の、RPGツクール2000製の
作品群のこと。同スレッドの目玉と言ってもいい人気を保持している。
「シリーズ」と言っているが個人の制作物ではなく、設定や世界観を多くのツクラーで共有しあいながらそれぞれが思い描いた
ネタを作品としてうpしていくという、同人作品的なスタイルである。

ある程度の数がまとまってきた場合は、有志の手によって多数の作品が一つのゲームに収録され、まとめられた「もしもコレクション」
という作品となって専用wikiに保管される。また、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などには多くのツクラーが作品を持ち寄って
実力を競い合う祭りも定期的に開催されている。
ただし、VIPのツクスレはあくまで「ジャンル不問」という立場であり、VIPツクスレでは必ずしももしもシリーズを意識する必要は無い
という点に注意。興味があるなら、まずは専用wikiから上記の「もしもコレクション」をDLして実際にプレイするのが良いだろう。

ニコニコRPGにおいては直接の関係はないが、15話のSTGパートに登場する死神が「五世」、ワイバーンが「ナス」と
編集モードでもしもシリーズのキャラクターの名がつけられていることから、作者も少しだけこのシリーズを意識していたことがわかる。

シリーズの始まり

最初の始まりは、あるツクラーが投稿した「もしも勇者が最強だったら」という短編作品である。

「ポテチを魔王に奪われた人間の王様が勇者アレックスにポテチ奪還を依頼し、アレックスが魔王の城まで出かけて行って
 並みいる敵をビシビシふっ飛ばしながら、魔王からポテチを取り戻す」
という、ぶっちゃけ一発ネタに近い作品であったのだが、道中の群がる敵シンボルを接触しただけで弾き飛ばす爽快感と、微妙に投げやりな
キャラクターたちの態度が妙に受け、多くのVIPツクラーに愛されるシリーズへと発展していった。

誰を主人公にして、誰をふっ飛ばすかは完全に個人の自由だが、基本的には

アレックスが王様から依頼される

フィールドを通過して魔王城へ

部屋で駄弁っている魔王の部下の四天王と魔王をふっ飛ばして「帰るか」

めでてぇwww

という流れを主として、随所に個人個人でネタを仕込みアクセントを加えていくのが通例である。
もちろん、この流れとは別にキャラクター同士の掛け合いを純粋に楽しむ作品や、中編、長編クラスの作品も存在する。
RTPキャラ以外にも、このもしもシリーズから生まれたオリジナルのキャラクターたちも多く存在する。


もしもシリーズのキャラクターたち

ここでは、ニコニコRPGに登場したキャラクターのみに絞って紹介する。
ニコニコRPGでの出演についても一応書いておくが、いずれも外見(グラフィック)が同じだけの別人なので注意されたし。

魔王

人間の王様が持っていたポテチを奪っていったがために、アレックス始め多くのキャラにぶっ飛ばされることになった悲劇の魔王。
この人がポテチを奪っていかないことには、話が始まらない。
魔族であるが基本的に魔王様本人も部下たちも、王様のポテチをパクっていく以外には大した悪事も働かずに、魔王城で一同
またーりしていることのほうが多い。

シリーズ中盤からは「魔王の娘」や「魔王の嫁」といったオリジナルのキャラクターが家族として追加されたことから、現在では
悪の総大将というよりは、「おトボケな部下たちに手を焼く苦労人な上司」「家族思いのマイホームパパ」「親馬鹿」
といった穏やかな側面が目立っている。
それでもなお、魔王としての強大な力は健在であり、シリアスな場面では人の上に立つ者として威厳と風格を見せることも。

ニコニコRPGでは外見だけが同じの「グランドソード」の魔王が登場。無論中身は別人である。

ムシャ

魔王様に仕える「四天王」の一角。RTPデフォルトの鎧武者で、自称「岩をも砕く大剣豪」。
目立ったキャラをつけづらいことから、長年の間「空気キャラ」とされた不遇な過去を持つが、現在ではすっかり板についてしまった
空気キャラを、逆に個性として存分に発揮している模様。
今でもその名残で、ムシャを半透明で表示したり他の四天王から一歩離れた場所に配置するツクラーも少なくない。

ニコニコRPGでは武者型ロボットとしてロボットの町に登場した。無論中身は別人。

ダークエルフ(ダーエロ)

魔王様に仕える「四天王」の一角。RTPデフォルトのダークエルフで、自称「ドラゴン500匹と同等の力を持つ」。
とあるもしもシリーズ作品で、辞書の「おっぱい」という項目を赤ペンでチェックしていたのを同僚に発見され、以降
それが原因となって「ダーエロ」というあだ名がすっかり定着してしまった。
それに伴って当人のキャラも「典型的なエロゲオタ」となったが、その割にはポジティブで明るい性格のため、魔王陣営に所属する
キャラの中では、主役になるケースも比較的多い。いわゆる残念なイケメン。

ニコニコRPGには魔王の部下として顔だけ登場。中身は別人。

パワードラゴナス

魔王様に仕える「四天王」の一角。RTPデフォルトのワイバーン。魔王様を乗せてラピュタの周囲を包む雷雲を突破するハメになった。
名前がちょっと長いので、大抵皆から「ドラゴナス」「ナス」などと省略されて呼ばれている。
もしもシリーズ登場初期はムシャと同じくキャラづけに悩むことが多かったが、現在ではハーピーのハーたんと結婚して、娘まで設けている果報者。

ニコニコRPGでは魔王の部下として一部イベントや「東方天空城」の中ボスで登場、嫁は「天空城」の雑魚敵で登場した。

死神五世

魔王様に仕える「四天王」の一角。RTPデフォルトの大鎌を持った死神。
ナスやムシャ同様にキャラづけで悩む時期が非常に長かった。
なお、もしもシリーズ初期の魔王陣営には女性キャラが少なかったため、その埋め合わせとしてドラゴナスとこの死神五世は
女性キャラへと変身することが出来るという特殊能力を持っており(両者とも本来の性別は♂だが)、それが魔王陣営の中で
一時期ブームになったことがある。

ニコニコRPGでは魔王の部下として「東方天空城」の中ボスで登場した。

ニンニン

魔王様に仕える「四天王」の一角で、RTPデフォルトの忍者。
5人だったら「四天王」じゃねえじゃんというツッコミは至極最もであるが、ツクラー達もゲーム内のキャラも全く気にしていないので問題無し。
常に四天王の先鋒として派手な演出で現れ、そしてあっさり倒されるのがお約束となっている。

ニコニコRPGではモブ役でニコニコ市場に登場していた。

恍惚なる闇

もしもシリーズの魔王陣営の中では、四天王より1ランク地位が低い「幹部」クラス扱いで、「恍惚なる闇」や「クレイス」といった名前で登場する。
「人は何故……」という語り口上を常として、哲学的な命題をふっかけ……る前に大抵ふっ飛ばされるカワイソスな人。
おトボケな四天王に代わって魔王城の諸々を管理したり、他のキャラのボケを抑えにかかる組織の良心として扱われることが多いが、
この人自身が変な方向に物故割れることもしばしばで、ダークエルフと同じ「残念なイケメン」カテゴリに分類される。

ニコニコRPGでは魔王のお供の一人「闇魔導師」としてラピュタでの戦闘に参加した他、ザコ敵「さんま」のグラフィックで登場した。

ドラゴン

RPG定番のモンスターで、闇魔導師と一緒に魔王のお供をするNPCキャラ。城DEKEEEEEEEEEEEE!!

もしもシリーズでも中堅クラスのモンスターとして要所の門番をしたり、大量に湧いて出るザコキャラポジションだったりと出番は多い。
また、自身にとっては先輩にあたるドラゴナスが女性に変身できることを羨み、キャラづけも兼ねて自分も変身術を会得したが、
ナスや五世がスタイル抜群な大人の女性に変身するのに対し、このドラゴンは緑髪にサイドポニーの幼女の姿へと変身が可能となった。
……というか、現状ではむしろこの幼女化形態での姿の方が人気が出るので、最初っから幼女化状態で頑張ることも多い。このロリコンどもめ!

ニコニコRPGでは魔王のお供の一人「ドラゴン」としてラピュタでの戦闘に参加した。

ゴメス

RTPキャラのヒゲ面の海賊。もしもシリーズではガチホモのネタキャラとして活躍しており、その穴の堀りっぷりには、さしもの魔王や四天王も敵わない。
基本的には一発ネタ等で男キャラの尻を掘ったり、話の終わりに「めでてぇwww」の掛け声とともに爆発オチを担当することがほとんど。

ニコニコRPGではデュエリストの召喚モンスター「ゴメス」として出演したほか、終盤にパワーアップした「神GOMES」が登場した。

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最終更新:2018年03月03日 12:35