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Last update 2007年10月07日

タイトルなし 著者:kazumi


「・・・そろそろ、行かなくちゃ。」
「?どこへ?それじゃ、答えになってないよ・・。」
彼女は振り向くと、満面の笑みを浮かべた。
満面でありながら、どこかうつろな、希薄な笑みだった。
「私があなたを見た。あなたが私を見た。その事実だけが残る。」
「え?」
答えず彼女はもう一度微笑む。と、ゆっくりと背中を向けた。
問いかけをその背中はやわらかく拒絶しながら、しかし彼女の親愛は確かに彼を包んでいた。
それと気づいた時、
なにも、わからなくていいや、このまま・・・。彼は、そう思った。今、こんなに光を感じているのだから。
それは彼女の、午後の日ざしを浴びたうしろ姿と、風におどるたんぽぽ色の髪のせいもあるだろう 。






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