Last update 2007年10月07日
タイトルなし 著者:ろくでなしブルース
「アレはオレじゃなかった」俺はそう言った。
これは見苦しい言い訳ではない。
本当にあれは俺じゃなかった。
俺は短い兵役を終えて帰ってきた。
俺は罪の無い人達を殺して帰ってきた。
これは見苦しい言い訳ではない。
本当にあれは俺じゃなかった。
俺は短い兵役を終えて帰ってきた。
俺は罪の無い人達を殺して帰ってきた。
空気を汚す悪い奴を世界平和の名の下に殺しに入ってきた。
彼らはただパンが欲しかっただけだった。
しかし彼らはパンを正しく焼く事ができなかった。
俺らのようにただパンが欲しかっただけ。
その結果そのススが世界に降り注ぎ、世界は汚れてしまった。
だから俺らは武器を取って彼らを殺した。
建物は壊さず、空気は汚れない。
痛みはなく苦痛は無い、泥や血で汚れた手足は綺麗な土に帰っていくそんな兵器を、
流線型の綺麗な飛行機で落とした。
彼らの上に綺麗な光が降り注いだ。
彼らはただパンが欲しかっただけだった。
しかし彼らはパンを正しく焼く事ができなかった。
俺らのようにただパンが欲しかっただけ。
その結果そのススが世界に降り注ぎ、世界は汚れてしまった。
だから俺らは武器を取って彼らを殺した。
建物は壊さず、空気は汚れない。
痛みはなく苦痛は無い、泥や血で汚れた手足は綺麗な土に帰っていくそんな兵器を、
流線型の綺麗な飛行機で落とした。
彼らの上に綺麗な光が降り注いだ。
本当に綺麗だった。
俺は下の状況など考えず、ただ綺麗な光を見ていた。
俺は下の状況など考えず、ただ綺麗な光を見ていた。
そんな事を思い出しながら彼女の待つ海の見える小高い公園に向かい車を飛ばした。
着いてみるそんな事も知らず無邪気に満面の笑顔で迎える彼女が居た。
俺と彼女の間には汚れていない綺麗な空気が流れていた。
着いてみるそんな事も知らず無邪気に満面の笑顔で迎える彼女が居た。
俺と彼女の間には汚れていない綺麗な空気が流れていた。
俺達二人。
それは端から見れば、平和な罪のない若い恋人同士にしか見えない
それは端から見れば、平和な罪のない若い恋人同士にしか見えない