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Last update 2007年10月07日

中性洗剤の夢ってどんな夢なの? 著者:知


 「誰が中性洗剤だ」

 今日の彼の寝言の第一声はこれだった。
 ……何時もの事ながらどんな夢を見ているのだろう……
 一回尋ねてみたことがあるんだけど、覚えてないと言われた。 意味不明な事をはっきりと言うから気になって仕方がない。

 はぁ……今日は……眠れそうにないね……
 そうため息をつきながらも口元に微笑みが浮かぶのがとめられない私がいる。
だって、それは彼が私といることで安心していてくれているということだから。

 彼が寝言をいう癖があるのを知っている人は殆どいない。
 小学校の修学旅行のときに「寝言がうるさい」とクラスの皆に怒られてから寝言をいわないように努力した……とのこと。
 努力して寝言を言わないようにできるのかは疑問があるんだけど、実際、彼の高校の友達に寝言のことを尋ねても寝言をいうことを知らなかったと答えた。

 ただ、いくら寝言を言わないように努力しても家では――家族といるときは――寝言をいわないようにすることはできなかった。
 どうやら、安心して眠りにつくと寝言をいってしまうようだ(安心して眠りについた日に常に寝言をいうわけではない)とは彼の言葉。


 私は彼に安らぎを与えることはできているのだろうか。
 彼は私と付き合っていることで幸せになれているのだろうか。
 私は今が一番幸せだと胸を張って言える。
 彼は……どうなのだろうか……


 このように彼の寝言や寝息を聞きながら考え事をしていると時々びっくりすることがある。
 それは、彼が寝言でいった言葉が妙に私の考えていたことに対する返事に聞こえる事。
 まるで、私の考えていることが全てわかっていて、それに返事をしているかのように寝言をいうんだよね。

 「またそんなシュールな冗談を」





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