裏設定倉庫2

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AE)】 「宇宙世紀ガンダム」シリーズでもっとも有名な企業。原作では一年戦争の終結後に急成長を遂げ、ジオニックを始めとするジオン系企業を取り込み名実ともに業界トップのMSメーカーとして名を馳せた。 議長スレではBANDAIグループを構成する企業の一つで、事実上のグループの中核企業。アメリカのカリフォルニア州アナハイムに本社を置く。 メインは重電・産業用電気機器だが、一般にはMS製造の最大手として知られる。 月のフォン・ブラウン自由市の支社には、BANDAIグループ最大規模の生産能力を持つ工場が存在し、議長スレではAEが独自に保有する巨大な地下空洞の存在も明らかにされた。 [[木星帝国]]と[[地球連邦>連邦]]が使用するMSの大半の生産を請け負っているが、過去の経緯から、ガンダム系列の生産ラインは木帝が独占している。 ***【ツィマッド(ZIMMAD,Inc.)】 旧ジオン公国の陸戦用重MS『MS-09ドム』を生産していたMSメーカー。原作ではジオニックと共に初期からMSの開発に関わり、制式MS第1号や実用化MS第1号の名誉こそジオニックのMS-01クラブマンやMS-05ザクⅠに譲ったものの、一年戦争時代においてはジオニックとOEM生産や、得意とする推進装置のライセンス提供などで協力しつつ、ドムや初の実用水陸両用MS『MSM-03ゴッグ』を開発した。 議長スレでは、ジオニックなどのライバルメーカーが次々とアナハイム・エレクトロニクス=BANDAIグループに買収される中で唯一生き残り、独自にMSの生産を続けた。旧ネオ・ジオンに提供されたAMX-009ドライセン、[[ザフト>議長軍]]の次世代MS開発コンペで公開されたZGMF-XX09TドムトルーパーはMS-09の後継機種であり、「ドムシリーズ」と総称されている。 ドムシリーズはザク系列に比べるとやや高価だが、機動性や搭載力には定評があり、15年前の戦争では旧ジオン製にも関わらず当時の地球連合の一翼を担った。 その時の縁故で負債側とも繋がりが深く、開戦時からテロリストAAへドムシリーズを供給していた。 テロリストAAが[[ラクシズ]]へと改組した現在も彼らのメインスポンサーであり続け、自社のテストパイロットの派遣や補給などを請け負っている。 これは各地で神出鬼没に戦闘を行うラクシズがドムシリーズを使用する事が、自社製品の第三世界に向けての最良のコマーシャルとなっているためである。 現在ではドムシリーズの他、ドムトルーパー公開時にザフトから入手した技術で、フリーダムガンダムやジャスティスガンダムの予備部品製造やメンテナンスも行っている。 ***【ブッホ・コンツェルン(Butho Konzern)】 重工業・航空産業・デブリ回収業など複数の企業を傘下に置く木星圏の新興財閥。 創業者シャルンホスト・ブッホの優れた経営手腕により、一介のジャンク屋から地球圏有数の大財閥へと成長した。 経済的な成功を収めた彼は欧州の名家ロナ家の家名を買い取り、シャルンホスト・ロナと改名する。これが現在も続く木星貴族の中心的存在ロナ家の始まりである。なお、現当主カロッゾ・ロナ(鉄仮面)はシャルンホストの孫娘ナディアの女婿であり、シャルンホストや前当主マイッツァー(シャルンホストの息子・ナディアの父)ら創業者一族との血縁は存在しない。 現在は重工業部門がクロスボーン・バンガード及びザンスカール系の小型MSやMA、ナイトメアフレーム(KMF)の設計・製造を請け負っていると思われる。更にアナハイム・エレクトロニクスには設計図の存在しない旧ジオン系MSの部品製造などもブッホ・コンツェルン傘下の企業が行っている可能性は高い。 [[木星帝国]]はBANDAIグループの筆頭株主ではあるものの、経営面では同じく多くの株を所有する[[BF団]]や、かっての宗主国でありやはり何パーセントかの株を有する[[連邦]]の影響力を完全に払拭する事は出来なかった。その結果、アナハイム・エレクトロニクス(AE)の工場では木帝と連邦の両陣営のMSが生産されるという事態が発生した。これは民間人であるAEの社員を通じた機密漏洩や社内に潜伏したスパイによる破壊工作などを受ける可能性もあり(実際、同じBANDAIグループであるサンライズには多くの[[ラクシズ]]シンパが存在する)、主力兵器であるMSを生産する上では真に好ましからざる状況であった。対するブッホ・コンツェルンは経営者であるロナ家が政治の中枢に組み込まれており、また地理的な関係で外部からの影響を排除出来るという意味でも機密保持には最適であった。しかし、ブッホ・コンツェルンは資源や生産設備の関係からBANDAI静岡工場やAEフォン・ブラウン工場ほど大規模な工場を保有していなかった為、主要な量産型MSの生産は従来通りAEに委託する一方、試作機や新型機の生産ラインはブッホ・コンツェルン傘下の企業へと振り分けられる事となった。 こうした経緯を経て、事実上の木星帝国の国営企業としてブッホ・コンツェルンは盤石の地位を獲得するに至ったのである。 ***【アクタイオン・インダストリー(Actaeon Industry Inc.)】 地球圏(具体的な所在地は不明)に本社を構える中堅クラスの重機・兵器メーカー。 元々は戦闘車輌や強化服の製造を行っていたが、近年MS産業の分野に進出した。 他社製MSのOEM生産や強化パーツ製造などを中心に収益を上げている。 かつては独自にMS開発に取り組んでいたが、現在はほぼ休止状態となっている模様。 代表的な製品はGAT-X105Eストライクノワール、GAT-X1022ブルデュエルなど。 ストライクノワールは[[木星帝国]]の伝説のエースとして著名な故スウェン・カル・バヤン、ブルデュエルは[[動物帝国ZAFT]]の”姐さん”シホ・ハーネンフースの愛機として知られている。 このように対立する勢力に武器を売り捌く事もしばしばで、他の企業と比較して「死の商人」としての側面も色濃いものとなっている。 ***【アドゥカーフ・メカノインダストリー(ОАО «Механио-Индустрии Адукурф », Adukurf Mechano-Industries JSC)】 地球圏に本社を構える中堅クラスの重機・兵器メーカー。 自社製の兵器に搭載される大小火器にはロシア語や東欧風の名称(人名)が多く見られるため、恐らくはロシアあるいは東ヨーロッパ系の企業と思われる(議長スレではロシア法人として扱う。「ОАО(Открытое акционерное общество)」は日本の株式会社に相当)。 機動兵器の分野では大型モビルアーマー(MA)の設計・製造のみに特化した珍しいメーカーであり、YMAF-X6BD「ザムザザー」やGFAS-X1「デストロイ」を開発した事で知られる。また、アークエンジェル級戦艦やミネルバの主砲に採用されている陽電子砲を遮断する陽電子リフレクターを初めて実用化した企業でもある。 議長スレではデストロイやザムザザーの所属が不明確なため、現在までにアドゥカーフ製のMAが確認されている[[らんど>らんどの住人]]や[[議長軍]]などに幅広く部品供給を行っているものと推測される。 ***【ヴィックウェリントン(Vicwellington Heavy Industry,Inc)】 地球圏に本拠地を置く重工業メーカー。 主に[[地球連邦>連邦]]向けに航空機や艦船、量産型MSのOEM生産等を請け負っている中堅企業である。 最盛期にはハービック社と共に連邦軍の主力兵器の大半の生産を行っていたが、MSの登場以後はアナハイム・エレクトロニクスにシェアを奪われ、経営規模も大幅に縮小した。現在は造船部門が収益の大半を占めており、MS部門については独自開発を断念してOEM生産のみに特化している。ラー・カイラム級を始めとする各種艦艇の製造を手がけているほか、航空機メーカーとしてVF-1「バルキリー」など可変戦闘機の生産も行っている可能性も高い。 ***【モルゲンレーテ(Morgenroete,Inc.)】 [[オーブ首長国連合>オーブ]]のオノゴロ島に本社を置く重機・兵器メーカー。 現在までにモルゲンレーテが開発した代表的なMSはオーブ国防軍の主力機であるM1アストレイやムラサメ、ロンド・ミナ・サハク専用機のゴールドフレーム天(アマツ)、カガリ・ユラ・アスハ専用機のアカツキなど。 他にも[[ラクシズ]]のストライクガンダムや、ユニウス7において[[ザフト>議長軍]]に強奪されたブリッツガンダムなどもモルゲンレーテ製である。 MS本体以外にも各種ストライカーパックや航空機、オーブ海軍が保有する護衛艦なども同社が開発を行っている。加えてダイセイバーやアウゼンライダーなどのスーパーロボット、クロガネやゴーゴーボイジャーなどの超弩級戦艦のメンテナンスも請け負っている。 オーブの国営企業であり、過去のオーブ侵攻戦の際には真っ先に狙われ、幾度も破壊されたが、そのつど復興を遂げてきた。 ***【旋風寺財閥(Senpuji Konzern)】 日本に本社を置く世界的交通・物流・商業企業集団。「旋風寺コンツェルン(Senpuji Konzern)」とも呼ばれる。 創業者の旋風寺裕次郎が鉄道事業で得た巨万の富を元手に急成長した新興財閥。 数年前に現在のグループ本社「旋風寺フィナンシャルグループ」(Senpuji Financial Group Co.Ltd.SFGC)を設立。中核企業である旋風寺鉄道と旋風寺流通グループは会社分割・株式交換によってSFGCの事業子会社となった。 現在の総帥は旋風寺裕次郎の孫にして若干15歳の若き経営者、旋風寺舞人である。 彼は亡父の遺志を継いで、各地で多発する犯罪に対抗すべく私財を投じて私設防衛組織「勇者特急隊」を組織している。[[勇者新党]]に所属するマイトガインはこの勇者特急隊の出身であり、その事から新党とも非常に繋がりが深い企業である。 新党からは直轄の工場だけでは賄えない大量の部品生産や物資輸送、GGG技術部と提携した新兵器開発などを受注している。 国連からの支援が受けられなくなった現在、旋風寺財閥は勇者新党の最も有力なスポンサーとして活動を支援しているものと思われる。 旋風寺財閥の傘下には勇者特急隊とは別に民間軍事会社(Private Military Company=PMC)も存在する。 「旋風寺セキュリティシステム(Senpuji Security System)」、通称”SSS(スリーエス)”と呼ばれる企業がそれである。 SSSは旋風寺財閥専属の軍隊といっても過言ではなく、主に紛争地帯における要人・物資と施設の警護を担当している。 彼らの活動内容はそれだけに留まらず、旋風寺財閥に批判的な人物とその家族の拉致及び殺害などの非合法活動を行っているとの噂も存在するが、真相は定かではない。 民間企業とはいえ、戦闘部隊には傭兵や各国軍隊からヘッドハンティングされた元軍人が多数在籍している為、規模でこそはるかに劣るものの、個々の兵士の能力は正規の国家軍や「国家無き軍隊」[[最後の大隊]]と同等である。 マイトガインら勇者特急隊が所属する勇者新党にも相当数の社員が派遣されており、大柄な勇者ロボには困難な人間サイズでの作戦行動に従事している。 第405話「INDEPENDENCE DAY~アウターヘルアンドヘブン~」ではSSS社の兵士が射命丸文と伊吹萃香の拘束を試みているが、符の弐「坤軸の大鬼」により巨大化した萃香の前に敢無く撃退された。 第606話「勇気の金融危機」において世界恐慌と円高の進行による貿易部門の業績悪化により経営破綻。 [[人類帝国]]のダミー企業によって旋風寺フィナンシャルグループの保有する株式の大半が買い占められ、人類帝国の国有企業の一つとなった。それに伴って旋風寺グループの人員と機材も人類帝国の管轄に移動している。 ***【有限会社アカマツ工業(Akamatsu Industry Ltd.)】 日本に本社を置く重機械メーカー。 [[勇者新党]]が超AIロボやガオーマシンの部品生産を外部発注している数少ない企業の一つ。世界的には殆ど無名だが、それ故に勇者ロボの機密保持の観点から選ばれた(社長の阿嘉松滋が新党党首・獅子王凱の従兄弟であることも機密保持に適していたとされる)。ただし、大破した際のオーバーホールやGSライドなど組織の最高機密に触れる部分には関与していない。 「覚醒人」という機動兵器を独自開発したとの噂があるものの、未確認である。 ***【新中洲重工業株式会社(Shin-nakasu Heavy Industry Inc.)】 日本に本社を置く航空機部品製造メーカー。 主に[[地球連邦>連邦]]や[[ラクシズ]]向けにVF-1「バルキリー」のメインエンジンや機体を製造している。 これは旧地球統合軍時代、日本でVF-1Jとしてライセンス生産していた経験による。 一方で長年蓄積してきたOTM(Over Technology of Macros)の豊富なノウハウを活かし、既存の機体へOTM技術をコンバートする改造も請け負っている。 アーエルのF-14を宇宙空間でも飛行可能な仕様に改修したのもここ新中洲重工である。この宇宙仕様F-14が初投入されたのは、スフィア戦争の最中(第二次と第三次の間の時期)、すなわちアーエルが[[最後の大隊]]に籍を置いていた頃であったことから、一時は大隊ともつながりを持っていたようである。 ***【株式会社タミヤハセガワホールディングス(Tamiya-Hasegawa Holdings Corp.)】 日本の静岡県に本社を置く総合軍需企業。 もともとは模型メーカーであったが、次第に実際の戦車や軍用航空機・船舶の修繕や委託生産を請け負うようになり、やがて地球上各国の主要軍需企業を買収・合併してその規模を拡大した。 持株会社であるタミヤハセガワホールディングスの下に、陸上部門の「タミヤ」、航空・宇宙部門の「ハセガワ」、海洋部門の「ウォーターライン」、武器部門の「マルイ・オブ・トーキョー」の事業子会社4社を置く。 [[最後の大隊]]が保有する全ての兵器の製造・修理・レストアは、OTM(Over Technology of Macros)技術関連も含め、このタミヤハセガワで行われていると言われる。 BANDAIグループとは、模型メーカー時代からのライバル関係にある。 ***【株式会社大隊商事(Batallion AG)】 [[最後の大隊]]の関連企業。 大門圭介が時折この会社に言及していることから、大門団長が経営に関わっている可能性が高い。 その実態には謎が多いが、ペッパー伍長が任務中に発見した油田はここの管轄であるとされる。また大隊基地の表向きの姿である中華ファミリーレストラン『バーミヤン』も、名目上は同社の事業部門であるらしい。 ***【株式会社帝国商事】 [[銀河帝国]]の関連企業。 ストームトルーパーなど銀帝の一般兵から幹部まで大半の構成員は表向きはここの所属とされており、現在はシュウ・シラカワが常務、ダース・ベイダーも「米田」という名でスーツにネクタイ姿で勤務する姿が見られる。 業務は物資の調達からプロデュース業まで多岐に渡るが藤村大河主催のタイガー道場など過酷な社員研修でも知られており、自由時間や上司の趣味による合コンの多さなど福利厚生とつり合うのかは神のみぞ知るところである。 ***【木星船団公社(The Jupiter Convoy Co.& NGO)・木星公社(The Jupiter Co.& NGO)】 木星船団公社は核融合燃料であるヘリウム3の木星圏から地球圏への運搬や資材運送、木星-地球間の旅客船運営を目的をする非政府機関(NGO)。木星公社は木星圏のコロニー管理を目的とするNGOである。 登記上の本社所在地はタックスへイヴンとして知られる地球カリブ海のケイマン諸島だが、実際には木星の主要衛星のひとつ「ガニメデ」に本社オフィスを置く。 のちに[[木星帝国]]軍の総旗艦となる大型輸送船「ジュピトリス」は木星船団公社に船籍を置いていた。 NGOであるため、核燃料需要のある[[地球連邦>連邦]]や木帝にもヘリウム3を支給していると思われる。 [[国際連合]]の援助の下、日本政府の特殊法人である宇宙開発公団([[勇者新党]]の母体である旧GGGは同公団の一部署を装っていた)が打ち上げた、史上初の有人木星探査船「ジュピロス5」は2年の航海を経て木星圏到達に成功した。この快挙とその後の調査活動によって木星圏に豊富に存在するヘリウム3の採掘と地球への運搬が可能となり、諸事情により開発が中断されていた「人類の夢」核融合技術は飛躍的向上を見ることになる。そして核融合動力の実用化が成功したことで、日本のジュピロス・シリーズを母体とした大型輸送船「ジュピトリス」の完成は間近に迫った。これらを踏まえ、木星公社と木星船団公社は設立された。 地球からの監督は距離的な問題から非常に難しい事情もあって、木星圏の管理・運営に関わる業務はは木星公社と船団が実質的に独占するようになり、木星圏は「半植民地・班独立国」という特殊な環境に置かれた(これが木帝建国の遠因となる)。また両公社が発足した当時は、人類のコロニー移住はほぼ完了しコロニー側が政治的にも経済的にも力を付けてきた頃にあたり、連邦や国連加盟国は宇宙移民に対して政治的・経済的圧力をかけ始めていた。この事を背景として木星船団は裏でコロニー側にヘリウム3を優先的に支給するなどの工作を始めていた(サイド3に拠点を置くジオニックが地球側よりも先んじてMSの開発に成功したのも、木星船団の経済援助があったためとされる)。 これらを考えるに木星公社と船団の目的に今日の木帝が関係しているのは、木星船団統率者の[[パプテマス・シロッコ>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/113.html#id_59189ca7]]らにより木帝が建国されたこと、木帝政府・軍の高官に木星公社・船団の出身者が多いことからも容易に窺えるだろう。 なお、第495話「第五の力」によれば、木星公社と木星船団公社への出資比率は連邦系67:木帝系33である。木帝が経営の実権を握る一方で連邦が資本の2/3超を占める現状は、木帝が連邦から独立した経緯を考えると、今後の両国間の紛争要因になりかねないと考えられる。 ***【コロニー公社(Space Colonization Authority)】 地球における人口増加の解決策として宇宙移住を推進するため、スペースコロニーの建設・管理を目的として設立された半官半民の企業体。 当初は[[連邦]]政府の肝煎りとして設立された経緯から地球側の都合を代弁する組織であったが、膨大なコストや手間、人材不足を補うために民間参入を容認した結果「宇宙引越し公社」等の傍流企業の台頭を許した。 また宇宙移民の定着で(末端労働者から中堅幹部まで)社員に占める宇宙出身者の比率が増大した結果、徐々にコロニーの現実を知らずコロニー側に高圧的な態度で臨む上層部(そのほとんどは連邦から天下った官僚である)と、コロニー側の自治の一端を担い、その利益を代表する現場との対立が慢性化した。 その後の戦争によるコロニーの荒廃と再生、非公社系コロニーに地盤を置く[[プラント>議長軍]]の影響力の拡大、[[木星帝国]]の建国に代表される宇宙移民勢力の台頭と地球側(とりわけ連邦)の影響力の低下で経営は悪化。BANDAIグループ(アナハイム・エレクトロニクス)傘下のコロニー製造会社と提携するなど、その歴史的役割を終えようとしている。 ***【スターク・エンタープライセズ(Stark Enterprises Ltd.)】 アメリカ・ニューヨークに本拠を置く軍需企業。創業者ハワード・スタークが一代で築き上げ、ハワードが妻マリア共々交通事故で急逝後、一人息子のアンソニーが継承。発明家として優れた才に恵まれたアンソニーの下で、BANDAIグループやタミヤハセガワに伍する国際軍需企業として揺るぎ無い地位を築いている。 現社長アンソニーが「マシーン大元帥」=「アイアンマン」として[[グランショッカー]]に参加している事から、GSのスポンサー的立場にあると思われる。 ***【桐原コンツェルン(Kirihara Konzern)】 日本の東京都新宿に巨大な本社ビルを構える世界的企業グループ。創業者であり現代表でもある桐原剛造が一代で作り上げた新興財閥であり、その業務は軍需産業から証券取引まで幅広い。慈善事業などの社会奉仕活動(フィランソロピー)も積極的に行っており、桐原自身も篤志家として有名である。 しかし、その正体は桐原剛造=帝王ゴッドネロスを頂点とする秘密結社ネロス帝国であり、桐原コンツェルンはあくまでも世間を欺く為の表の顔に過ぎない。本社地下にはネロス帝国の本拠地である巨大闘技場ゴーストバンクが存在する。 また、ネロス帝国と桐原コンツェルンの活動はリンクしており、兵器の密輸や株価操作による利益誘導など非合法活動によって多大な利益を得ている。 議長スレでは[[グランショッカー]]の凱聖クールギンが代表を務めており、スターク・エンタープライセズと並ぶGSの資金源となっていると考えられる。 ***【帝愛グループ(Teiai Co.Ltd.)】 日本最大規模の財閥にして消費者金融グループ。 グループ総帥である兵藤和尊以下、「金」に最上の価値を置く社風が特徴である。 表向きは数多くの企業を傘下に収める大企業だが、その裏では債務者を対象とした危険なギャンブルや地下での強制労働など違法行為も数多く行っている。 議長スレでは大幹部の一人である利根川幸雄がザビーネ・シャルら[[木星帝国]]貴族派に接近している。かつて木帝が日本をエリア11として占領・統治した第二次日本戦争時にも帝愛グループの暗躍があったと噂されている。また[[最後の大隊]]の月代彩も帝愛グループにコネクションを持っているようだ。 ***【トーラス(AB Torus)】 北欧圏に拠点を置く新興企業(議長スレではスウェーデン法人として扱う。「AB(Aktiebolag)」は日本の株式会社に相当)。 エレクトロニクス系軍事企業[[アクアビット>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/169.html#id_55bc2df2]]を母体とするハイテク系企業で、永らくの間「コジマ粒子」と呼ばれる新たなエネルギー物質の軍事転用を独自にかつ秘密裏に研究を続けてきた。 何れも厳格に情報を秘匿しており、他企業にとってはコジマ技術の大半がブラックボックスであったが、他企業が開発したと思われる二足歩行機動兵器「ネクスト」が戦場に現れて以来、情報の流失とコジマ技術に関して後れを取ることに危機感を覚えたのか、自社が培ってきたコジマ技術とネクスト技術の情報を提供する代わりに実験機の実戦テストを行える環境を提供して欲しいと言う依頼を表立って各々の組織に依頼してきた。 コジマ技術に関して極めて高い専門性を発揮し、自社の利益よりも新技術の研究開発を優先するという浮世離れした技術屋集団と言う印象が強い。 現在は[[国際連合]]と提携を結んでいるが、その実は実験機の実戦データ収集と同時に、提携を結ぶ組織の技術情報と機密情報を秘密裏に得て自社の今後の研究開発に役立てようと言う魂胆を持つ、手癖の悪いブラック企業でもある。 ***【過去に存在した企業体】 ****【アクアビット(AB Akvavit)】 かつて北欧圏に拠点を置いていたエレクトロニクス系軍事企業。 数年前にコジマ粒子を他企業に先駆けていち早く発見したと言われ、情報を隠匿すると同時に独自に研究を進めていた。 プロトタイプネクストや実験機の開発もこの企業が行っていたとされている。 電算機、各種センサーなどの精密機器に強みを発揮し、開発された最先端ハイテク兵器は圧倒的な性能を発揮する反面、兵器にあるまじき脆さも持ち合わせていたと言われていたそうだ。 生産性や安定性を無視し、性能に特化した実用性の低い兵器を開発し続けていた為か、他企業と比べると需要や知名度は低かったとされているらしい 近年、首脳部と経営体制を刷新した際に社名を「[[トーラス>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/169.html#id_3d65d75c]]」と変更した。 ****【ジオニック(ZEONIC,Inc.)】 旧ジオン公国の本拠地サイド3(現在は中立コロニー)に本社を置いていた重機械メーカー。史上初めて二足歩行機動兵器「モビルスーツ」(Mobile Suit、MS)を実用化した事で知られる。代表的な製品はMS-05「ザクⅠ」、MS-06「ザクⅡ」、MS-07B「グフ」、MS-14A「ゲルググ」など。 MS産業での活動期間は実質数年と極めて短いにも関わらず、その間に史上初の量産型MSザクを始めとする歴史的な名機を世に送り出した伝説的MSメーカーである。 ジオン公国の敗戦後はアナハイム・エレクトロニクスに吸収合併され、会社は解散している。アナベル・ガトーが駆るガンダム試作二号機「サイサリス」はAE製だが、開発はジオニックなど旧ジオン系の技術者が多く在籍するAE第二研究事業部の手に成る事は有名。 また一部の技術者は地球の企業であるAEに屈服することをよしとせず、当時は新興コロニーの一つに過ぎなかった[[プラント>議長軍]]へ亡命している。彼らはコーディネイターにMS製造技術を伝え、ヤキン・ドゥーエ戦役におけるザフト軍主力機ZGMF-1017「ジン」など後のザフト系MSの基礎を築いた。 その他にも水陸両用MSなどにはジオン系のMSの影響が強く表れており、プラント黎明期において亡命ジオニック技術者が遺した功績の偉大さを窺い知る事が出来る。 なお、現在のザフト軍の主力機ZGMF-1000「ザクウォーリア」は彼らに教育を受けた世代がジオニックに敬意を表して製作したものである。 一年戦争当時フラナガン機関において開発が進められていたサイコミュはプラントにおいて独自の発展を遂げ、ビットや有線式メガ粒子砲の技術と共にドラグーンシステムとして完成している。 ****【MIP(MIP,Inc.)】 かつてジオン公国に本社を置いていた重工業メーカー。 一年戦争当時のジオンにおいてはジオニック・ツィマッドに次いで重要な地位を占めていた。MSの分野では水陸両用MSの傑作機MSM-07「ズゴック」を世に送り出し、またMA-04X「ザクレロ」やMA-05「ビグロ」などの大型モビルアーマーを積極的に開発した事でも知られる。また携行型ビーム兵器の開発が遅れ気味であったジオンにあっていち早くMS/MAへのメガ粒子砲の装備に成功しており、世界的に見ても高い技術力を持っていたことが窺える。 一年戦争後はアナハイム・エレクトロニクスに吸収される形で子会社化したが、一部の技術者は接収を免れた機材とデータを持って地球圏へ亡命。重MA製造メーカーであるアドゥカーフ・メカノインダストリーの設立にも関与したと言われているが、既にMIPに関する大半の資料が散逸しており真相は不明である。 しかし、最初からMS開発を捨ててまでMA開発に特化している事や、ビーム兵器に関する豊富なノウハウがなければ実現し得ない陽電子リフレクターの実用化など、両者の関係を示唆する事実は数多く存在する。 ****【アビテート(ABITATE Heavy Industries Ltd.)】 かつて地球に本社を置いていた建設機械メーカー。 MS以前の機動兵器『コンバットアーマー(以下CA)』を初めて開発した企業として知られる。代表的な製品は四足歩行型の多脚戦闘車輌「F44Aクラブガンナー」シリーズ。 当初は戦車に脚が生えたような独特の形状から異端視されたものの、不整地での優れた踏破性が前線で評価され、軍事分野におけるロボット兵器の普及に先鞭をつけた。 その後も新たにCA産業に参入したソルティック社などと共に順調に業績を伸ばしていたが、やがて始まった機動兵器の更なる巨大化・大出力化競争と共にその栄華も終焉を迎える事となる。 CA開発メーカー各社は加速する開発競争に追従出来ず、結果的に市場におけるCAのシェアそのものが明らかな減少傾向を示し始めたのである。 特に機動兵器の決定版とも言えるMSの登場以後は深刻な販売不振に陥り、最終的にはCA開発部門をアメリカのアナハイム・エレクトロニクス(BANDAIグループ)に、その他の部門を日本の小松製作所に売却し解散した。ちなみに小松にとってアビテート建機部門の買収は、米陸軍と共同開発した世界初の実用四足歩行車輌「ゴング」を擁するキャタピラーや、「ウニモグ」で知られるダイムラーなど、多脚歩行車輌で先行する海外メーカーに並ぶきっかけとなった。 なお、既に主力兵器の座から退いて久しいCAではあるが、現在でも政治的な事情でMSを購入出来ない第三世界の発展途上国や中立コロニーを中心に運用が続けられている。 議長スレの勢力では[[ランペルージ・ファミリー]]がクラブガンナーの砂漠仕様「F44Bデザートガンナー」を所有している。 ****【神羅電気動力株式会社(ShinRa Electric Power Company】 前身を小規模な兵器開発企業、神羅製作所にもつ株式会社。第364話「窮鼠猫を噛めず~傍伝・それぞれの騎士団~」でザビーネ・シャル主導の下、組織された。 本社をオーストラリアの[[木星帝国]]領ミッドガルに置き、同市に強い影響力を持っていた。 表向きはミッドガルの警備やインフラ整備などを担当する民間会社だが、実際は発見されたばかりの「星の生命」を使った電気動力の実用化に向けた研究や施設建設を行っていた。 しかしミッドガルでの戦闘により魔晄炉が失われ、木帝上層部がミッドガルからの一時撤退を決定した為に事実上の操業停止に追い込まれた。その後オーストラリア大陸そのものが[[銀河帝国]]の攻撃により消滅し、恐らく現在も会社再建の目処は立っていないものと思われる 当然の事ながら突然の廃業は株価の暴落を招き、[[らんど>らんどの住人]]のイエッタが日本円にして1兆円近い損失を被った事はよく知られている。しかしそれでも保有流動資産の約50%に抑えられた事実は、らんどの財務力のしぶとさを示しているといえる。 なお、会社設立の理由から、木帝政府との繋がりは非常に薄いと思われる。 **【通貨】 議長スレ世界においても、さまざまな通貨が通用している。 ***【ドル】 現実世界のアメリカ合衆国を中心とした各国で使用されている通貨。 アメリカ合衆国ドル(USドル)、カナダドルなど、使用する国家によって正式名称が若干異なっているが、単に「ドル」という場合はUSドルを指す。USドルは2007年現在、世界各国で国際基軸通貨として最も広く流通している通貨でもある。 議長スレ世界においても、国連が背後に存在する[[勇者新党]]を始めとして、地球圏に拠点を置く多くの国家・組織([[連邦]]、[[モルドール]]、[[ミケーネ帝国]]などを除く)でUSドルが通用していると思われる。 更にグラナダやフォン・ブラウンなど宇宙都市の一部ではドル(正確には「ドル」という名称の通貨)が流通しているという設定もあり、地球と貿易の盛んな地域では地球外であってもUSドルが通用する可能性はある。 ***【ユーロ】 現実世界のドイツ、フランスなどヨーロッパ連合(EU)加盟13カ国で使用されている統一通貨。 1992年に発効したヨーロッパ連合条約(マーストリヒト条約)に基づいて制定され、1999年1月1日より銀行間取引で先行通用を開始。2002年3月1日を期して、従来のドイツマルクやフランスフランなどに代わり一般通用を開始した。2007年現在、USドルと並ぶ国際基軸通貨としても広く用いられている。 ドイツに本拠を置く[[最後の大隊]]、フランスに重要拠点を置く[[勇者新党]](USドル、日本円と併用)の基軸通貨といわれる。 ***【EFドル】 地球連邦領で用いられている通貨。 ***【ハイト/クール】 いわゆる「宇宙世紀ガンダム」で用いられていた通貨の一つ。 OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で初めてその存在が明らかになった。 コロニー間の旅費が520ハイト、宇宙港のバーで売られる酒が一杯3クール5ハイトである。 この通貨が使用されていたのは中立コロニーのため、[[木星帝国]]や[[連邦]]領で使用できるかは不明。またハイト、クールのどちらかが補助通貨単位(USドルに対するUSセントに相当)となるかも明らかにされていない。 ***【フェザー】 漫画『ファイブスター物語』の舞台であるジョーカー太陽星団にて用いられている通貨。 星団各国共通の通貨で、星団内ならどこでも通用する。金本位制をとり(現実のUSドル、ユーロは貨幣の価値を金など貴金属と切り離した管理通貨制度)、1フェザーは約500円。補助貨幣単位はカントで1フェザー=100カント。 原作では「フェザーゴールド」と呼ばれる金貨も存在する。これは正しくは5ゾウリン金貨を指し(ゾウリンは正規の通貨単位ではない。いわば「1オンス金貨」「1/10オンス金貨」みたいなもの)、その時点の金価格にもよるがおおよそ1000フェザー(1ゾウリン=約200フェザー=約10万円)の価値がある。 [[騎士団]]や[[らんど>らんどの住人]]、[[銀河帝国]]の一部で通用しているものと思われる。
[[裏設定置き場]]である程度まとまった書き込みを移動・保管する倉庫です。 こちらでは「経済」の各分野を取り扱います。 「基地・拠点」「技術」「必殺技・特殊能力」「人」「政治」についてはこちら→[[裏設定倉庫1]] 「社会」についてはこちら→[[裏設定倉庫3]] 「情報・メディア」「地理」、既存のカテゴリに当てはまらない事柄についてはこちら→[[裏設定倉庫4]] ---- #contents ---- *【経済】 **【軍産複合体】 現実と同じく、議長スレ世界でも戦争の影には軍需産業が存在する。 ここではその代表的な企業体を挙げていく。 ***【株式会社バンダイ】 日本の東京・駒形に本社を置くコングロマリット(複合企業)。議長スレに登場する企業で数少ない、実在企業(バンダイナムコホールディングス)をモデルとする企業である。 地球圏全域に直営工場や系列企業が存在し、事業内容もモビルスーツ(MS)などの兵器から玩具、生活用品、食料品に至るまで幅広い。 大株主である[[木星帝国]]と[[BF団]]の影響力が強いが、グループの事業に関しては株主は干渉できないことになっており、また木帝総帥パプテマス・シロッコや上層部の意向もあって、勢力の垣根を越えて[[ザフト>議長軍]]や[[ラクシズ]]などにも支援を行っている。 直営工場で最大規模なのは同国静岡県にあるMS生産工場。系列企業を含め宇宙で最も大規模なのは月面フォン・ブラウン自由市にあるアナハイム・エレクトロニクス(後述)の工場である。 BANDAI静岡工場は、木帝内部では『極東軍事兵器工廠』とも呼ばれ、木帝内でも最重要MS生産拠点のひとつ。木帝の各基地で開発された機体を量産化している。ここで生産されたMSは他勢力にも販売され、ザフトのMSの一部も静岡工場製である。また、ラクシズの主力MSであるドムも、ツィマッドだけで生産がまかない切れなかった時期には、静岡工場にも生産が委託されていた。 [[プラント>議長軍]]最高評議会議長ギルバート・デュランダルやmay軍司令が好んで購入しているトレーディングカード付きウェハースチョコ「神羅万象」、シン・アスカや橘朔也、議長が好んでプレイしているビデオゲーム「Gジェネレーション」シリーズ、後述する「議長スレヒロインズ」もBANDAIの商品である。 :議長スレヒロインズ|BANDAIが一ヶ月ごとに企画、発売しているこの世界での大人のお友達に大人気のフィギュアシリーズ。 1体2859円の低価格とハイクオリティが売りで、今のところイリヤスフィール・フォン=アインツベルンや間桐桜などがラインアップ。 フィギュアの傾向をつかむために、独自にヤフオクなどのネットオークションで試供品が出品されることが多く、人気が出たフィギュアはその後に通常の市販ルートを経由して店先に出回る。 ヤフオクにイリヤのフィギュアが出品され、壮絶な戦いが起こった事がある。 :現在ラインナップ中の商品|イリヤ、桜、シホ、エミリア、シグナム、KOS-MOS、カレン・シュタットフェルト(new!!) ****【株式会社サンライズ】 BANDAIグループを構成する企業の一つ。アニメーションなどの映像製作が主事業だが、軍事シンクタンクという裏の顔を持ち、映像資料を元に日夜、各組織の戦略研究が行われている他、グループの大株主である[[木星帝国]]のプロパガンダの柱ともなっている。 ただし社内には[[ラクシズ]]や[[勇者新党]]、[[議長軍]]、[[オーブ]]のシンパも数多く潜んでおり、裏ではこれらの組織を非常に強くバックアップしているらしい。 第二次日本戦争中にラクシズが日本に立ち寄ったのも、社内のラクシズ支持派を救出するためのものだったと伝えられる。 ****【アナハイム・エレクトロニクス(Anaheim Electronics,Inc. AE)】 「宇宙世紀ガンダム」シリーズでもっとも有名な企業。原作では一年戦争の終結後に急成長を遂げ、ジオニックを始めとするジオン系企業を取り込み名実ともに業界トップのMSメーカーとして名を馳せた。 議長スレではBANDAIグループを構成する企業の一つで、事実上のグループの中核企業。アメリカのカリフォルニア州アナハイムに本社を置く。 メインは重電・産業用電気機器だが、一般にはMS製造の最大手として知られる。 月のフォン・ブラウン自由市の支社には、BANDAIグループ最大規模の生産能力を持つ工場が存在し、議長スレではAEが独自に保有する巨大な地下空洞の存在も明らかにされた。 [[木星帝国]]と[[地球連邦>連邦]]が使用するMSの大半の生産を請け負っているが、過去の経緯から、ガンダム系列の生産ラインは木帝が独占している。 ***【ツィマッド(ZIMMAD,Inc.)】 旧ジオン公国の陸戦用重MS『MS-09ドム』を生産していたMSメーカー。原作ではジオニックと共に初期からMSの開発に関わり、制式MS第1号や実用化MS第1号の名誉こそジオニックのMS-01クラブマンやMS-05ザクⅠに譲ったものの、一年戦争時代においてはジオニックとOEM生産や、得意とする推進装置のライセンス提供などで協力しつつ、ドムや初の実用水陸両用MS『MSM-03ゴッグ』を開発した。 議長スレでは、ジオニックなどのライバルメーカーが次々とアナハイム・エレクトロニクス=BANDAIグループに買収される中で唯一生き残り、独自にMSの生産を続けた。旧ネオ・ジオンに提供されたAMX-009ドライセン、[[ザフト>議長軍]]の次世代MS開発コンペで公開されたZGMF-XX09TドムトルーパーはMS-09の後継機種であり、「ドムシリーズ」と総称されている。 ドムシリーズはザク系列に比べるとやや高価だが、機動性や搭載力には定評があり、15年前の戦争では旧ジオン製にも関わらず当時の地球連合の一翼を担った。 その時の縁故で負債側とも繋がりが深く、開戦時からテロリストAAへドムシリーズを供給していた。 テロリストAAが[[ラクシズ]]へと改組した現在も彼らのメインスポンサーであり続け、自社のテストパイロットの派遣や補給などを請け負っている。 これは各地で神出鬼没に戦闘を行うラクシズがドムシリーズを使用する事が、自社製品の第三世界に向けての最良のコマーシャルとなっているためである。 現在ではドムシリーズの他、ドムトルーパー公開時にザフトから入手した技術で、フリーダムガンダムやジャスティスガンダムの予備部品製造やメンテナンスも行っている。 ***【ブッホ・コンツェルン(Butho Konzern)】 重工業・航空産業・デブリ回収業など複数の企業を傘下に置く木星圏の新興財閥。 創業者シャルンホスト・ブッホの優れた経営手腕により、一介のジャンク屋から地球圏有数の大財閥へと成長した。 経済的な成功を収めた彼は欧州の名家ロナ家の家名を買い取り、シャルンホスト・ロナと改名する。これが現在も続く木星貴族の中心的存在ロナ家の始まりである。なお、現当主カロッゾ・ロナ(鉄仮面)はシャルンホストの孫娘ナディアの女婿であり、シャルンホストや前当主マイッツァー(シャルンホストの息子・ナディアの父)ら創業者一族との血縁は存在しない。 現在は重工業部門がクロスボーン・バンガード及びザンスカール系の小型MSやMA、ナイトメアフレーム(KMF)の設計・製造を請け負っていると思われる。更にアナハイム・エレクトロニクスには設計図の存在しない旧ジオン系MSの部品製造などもブッホ・コンツェルン傘下の企業が行っている可能性は高い。 [[木星帝国]]はBANDAIグループの筆頭株主ではあるものの、経営面では同じく多くの株を所有する[[BF団]]や、かっての宗主国でありやはり何パーセントかの株を有する[[連邦]]の影響力を完全に払拭する事は出来なかった。その結果、アナハイム・エレクトロニクス(AE)の工場では木帝と連邦の両陣営のMSが生産されるという事態が発生した。これは民間人であるAEの社員を通じた機密漏洩や社内に潜伏したスパイによる破壊工作などを受ける可能性もあり(実際、同じBANDAIグループであるサンライズには多くの[[ラクシズ]]シンパが存在する)、主力兵器であるMSを生産する上では真に好ましからざる状況であった。対するブッホ・コンツェルンは経営者であるロナ家が政治の中枢に組み込まれており、また地理的な関係で外部からの影響を排除出来るという意味でも機密保持には最適であった。しかし、ブッホ・コンツェルンは資源や生産設備の関係からBANDAI静岡工場やAEフォン・ブラウン工場ほど大規模な工場を保有していなかった為、主要な量産型MSの生産は従来通りAEに委託する一方、試作機や新型機の生産ラインはブッホ・コンツェルン傘下の企業へと振り分けられる事となった。 こうした経緯を経て、事実上の木星帝国の国営企業としてブッホ・コンツェルンは盤石の地位を獲得するに至ったのである。 ***【アクタイオン・インダストリー(Actaeon Industry Inc.)】 地球圏(具体的な所在地は不明)に本社を構える中堅クラスの重機・兵器メーカー。 元々は戦闘車輌や強化服の製造を行っていたが、近年MS産業の分野に進出した。 他社製MSのOEM生産や強化パーツ製造などを中心に収益を上げている。 かつては独自にMS開発に取り組んでいたが、現在はほぼ休止状態となっている模様。 代表的な製品はGAT-X105Eストライクノワール、GAT-X1022ブルデュエルなど。 ストライクノワールは[[木星帝国]]の伝説のエースとして著名な故スウェン・カル・バヤン、ブルデュエルは[[動物帝国ZAFT]]の”姐さん”シホ・ハーネンフースの愛機として知られている。 このように対立する勢力に武器を売り捌く事もしばしばで、他の企業と比較して「死の商人」としての側面も色濃いものとなっている。 ***【アドゥカーフ・メカノインダストリー(ОАО «Механио-Индустрии Адукурф », Adukurf Mechano-Industries JSC)】 地球圏に本社を構える中堅クラスの重機・兵器メーカー。 自社製の兵器に搭載される大小火器にはロシア語や東欧風の名称(人名)が多く見られるため、恐らくはロシアあるいは東ヨーロッパ系の企業と思われる(議長スレではロシア法人として扱う。「ОАО(Открытое акционерное общество)」は日本の株式会社に相当)。 機動兵器の分野では大型モビルアーマー(MA)の設計・製造のみに特化した珍しいメーカーであり、YMAF-X6BD「ザムザザー」やGFAS-X1「デストロイ」を開発した事で知られる。また、アークエンジェル級戦艦やミネルバの主砲に採用されている陽電子砲を遮断する陽電子リフレクターを初めて実用化した企業でもある。 議長スレではデストロイやザムザザーの所属が不明確なため、現在までにアドゥカーフ製のMAが確認されている[[らんど>らんどの住人]]や[[議長軍]]などに幅広く部品供給を行っているものと推測される。 ***【ヴィックウェリントン(Vicwellington Heavy Industry,Inc)】 地球圏に本拠地を置く重工業メーカー。 主に[[地球連邦>連邦]]向けに航空機や艦船、量産型MSのOEM生産等を請け負っている中堅企業である。 最盛期にはハービック社と共に連邦軍の主力兵器の大半の生産を行っていたが、MSの登場以後はアナハイム・エレクトロニクスにシェアを奪われ、経営規模も大幅に縮小した。現在は造船部門が収益の大半を占めており、MS部門については独自開発を断念してOEM生産のみに特化している。ラー・カイラム級を始めとする各種艦艇の製造を手がけているほか、航空機メーカーとしてVF-1「バルキリー」など可変戦闘機の生産も行っている可能性も高い。 ***【モルゲンレーテ(Morgenroete,Inc.)】 [[オーブ首長国連合>オーブ]]のオノゴロ島に本社を置く重機・兵器メーカー。 現在までにモルゲンレーテが開発した代表的なMSはオーブ国防軍の主力機であるM1アストレイやムラサメ、ロンド・ミナ・サハク専用機のゴールドフレーム天(アマツ)、カガリ・ユラ・アスハ専用機のアカツキなど。 他にも[[ラクシズ]]のストライクガンダムや、ユニウス7において[[ザフト>議長軍]]に強奪されたブリッツガンダムなどもモルゲンレーテ製である。 MS本体以外にも各種ストライカーパックや航空機、オーブ海軍が保有する護衛艦なども同社が開発を行っている。加えてダイセイバーやアウゼンライダーなどのスーパーロボット、クロガネやゴーゴーボイジャーなどの超弩級戦艦のメンテナンスも請け負っている。 オーブの国営企業であり、過去のオーブ侵攻戦の際には真っ先に狙われ、幾度も破壊されたが、そのつど復興を遂げてきた。 ***【旋風寺財閥(Senpuji Konzern)】 日本に本社を置く世界的交通・物流・商業企業集団。「旋風寺コンツェルン(Senpuji Konzern)」とも呼ばれる。 創業者の旋風寺裕次郎が鉄道事業で得た巨万の富を元手に急成長した新興財閥。 数年前に現在のグループ本社「旋風寺フィナンシャルグループ」(Senpuji Financial Group Co.Ltd.SFGC)を設立。中核企業である旋風寺鉄道と旋風寺流通グループは会社分割・株式交換によってSFGCの事業子会社となった。 現在の総帥は旋風寺裕次郎の孫にして若干15歳の若き経営者、旋風寺舞人である。 彼は亡父の遺志を継いで、各地で多発する犯罪に対抗すべく私財を投じて私設防衛組織「勇者特急隊」を組織している。[[勇者新党]]に所属するマイトガインはこの勇者特急隊の出身であり、その事から新党とも非常に繋がりが深い企業である。 新党からは直轄の工場だけでは賄えない大量の部品生産や物資輸送、GGG技術部と提携した新兵器開発などを受注している。 国連からの支援が受けられなくなった現在、旋風寺財閥は勇者新党の最も有力なスポンサーとして活動を支援しているものと思われる。 旋風寺財閥の傘下には勇者特急隊とは別に民間軍事会社(Private Military Company=PMC)も存在する。 「旋風寺セキュリティシステム(Senpuji Security System)」、通称”SSS(スリーエス)”と呼ばれる企業がそれである。 SSSは旋風寺財閥専属の軍隊といっても過言ではなく、主に紛争地帯における要人・物資と施設の警護を担当している。 彼らの活動内容はそれだけに留まらず、旋風寺財閥に批判的な人物とその家族の拉致及び殺害などの非合法活動を行っているとの噂も存在するが、真相は定かではない。 民間企業とはいえ、戦闘部隊には傭兵や各国軍隊からヘッドハンティングされた元軍人が多数在籍している為、規模でこそはるかに劣るものの、個々の兵士の能力は正規の国家軍や「国家無き軍隊」[[最後の大隊]]と同等である。 マイトガインら勇者特急隊が所属する勇者新党にも相当数の社員が派遣されており、大柄な勇者ロボには困難な人間サイズでの作戦行動に従事している。 第405話「INDEPENDENCE DAY~アウターヘルアンドヘブン~」ではSSS社の兵士が射命丸文と伊吹萃香の拘束を試みているが、符の弐「坤軸の大鬼」により巨大化した萃香の前に敢無く撃退された。 第606話「勇気の金融危機」において世界恐慌と円高の進行による輸出部門の業績悪化により経営破綻。その後[[人類帝国]]のダミー企業によって旋風寺フィナンシャルグループの保有する株式の大半が買い占められ、人類帝国の国有企業の一つとなった。それに伴って旋風寺グループの人員と機材も人類帝国の管轄に移動している。 なお、グループ総帥であった旋風寺舞人は買収騒動の最中に行方不明となっている。 ***【有限会社アカマツ工業(Akamatsu Industry Ltd.)】 日本に本社を置く重機械メーカー。 [[勇者新党]]が超AIロボやガオーマシンの部品生産を外部発注している数少ない企業の一つ。世界的には殆ど無名だが、それ故に勇者ロボの機密保持の観点から選ばれた(社長の阿嘉松滋が新党党首・獅子王凱の従兄弟であることも機密保持に適していたとされる)。ただし、大破した際のオーバーホールやGSライドなど組織の最高機密に触れる部分には関与していない。 「覚醒人」という機動兵器を独自開発したとの噂があるものの、未確認である。 ***【新中洲重工業株式会社(Shin-nakasu Heavy Industry Inc.)】 日本に本社を置く航空機部品製造メーカー。 主に[[地球連邦>連邦]]や[[ラクシズ]]向けにVF-1「バルキリー」のメインエンジンや機体を製造している。 これは旧地球統合軍時代、日本でVF-1Jとしてライセンス生産していた経験による。 一方で長年蓄積してきたOTM(Over Technology of Macros)の豊富なノウハウを活かし、既存の機体へOTM技術をコンバートする改造も請け負っている。 アーエルのF-14を宇宙空間でも飛行可能な仕様に改修したのもここ新中洲重工である。この宇宙仕様F-14が初投入されたのは、スフィア戦争の最中(第二次と第三次の間の時期)、すなわちアーエルが[[最後の大隊]]に籍を置いていた頃であったことから、一時は大隊ともつながりを持っていたようである。 ***【株式会社タミヤハセガワホールディングス(Tamiya-Hasegawa Holdings Corp.)】 日本の静岡県に本社を置く総合軍需企業。 もともとは模型メーカーであったが、次第に実際の戦車や軍用航空機・船舶の修繕や委託生産を請け負うようになり、やがて地球上各国の主要軍需企業を買収・合併してその規模を拡大した。 持株会社であるタミヤハセガワホールディングスの下に、陸上部門の「タミヤ」、航空・宇宙部門の「ハセガワ」、海洋部門の「ウォーターライン」、武器部門の「マルイ・オブ・トーキョー」の事業子会社4社を置く。 [[最後の大隊]]が保有する全ての兵器の製造・修理・レストアは、OTM(Over Technology of Macros)技術関連も含め、このタミヤハセガワで行われていると言われる。 BANDAIグループとは、模型メーカー時代からのライバル関係にある。 ***【株式会社大隊商事(Batallion AG)】 [[最後の大隊]]の関連企業。 大門圭介が時折この会社に言及していることから、大門団長が経営に関わっている可能性が高い。 その実態には謎が多いが、ペッパー伍長が任務中に発見した油田はここの管轄であるとされる。また大隊基地の表向きの姿である中華ファミリーレストラン『バーミヤン』も、名目上は同社の事業部門であるらしい。 ***【株式会社帝国商事】 [[銀河帝国]]の関連企業。 ストームトルーパーなど銀帝の一般兵から幹部まで大半の構成員は表向きはここの所属とされており、現在はシュウ・シラカワが常務、ダース・ベイダーも「米田」という名でスーツにネクタイ姿で勤務する姿が見られる。 業務は物資の調達からプロデュース業まで多岐に渡るが藤村大河主催のタイガー道場など過酷な社員研修でも知られており、自由時間や上司の趣味による合コンの多さなど福利厚生とつり合うのかは神のみぞ知るところである。 ***【木星船団公社(The Jupiter Convoy Co.& NGO)・木星公社(The Jupiter Co.& NGO)】 木星船団公社は核融合燃料であるヘリウム3の木星圏から地球圏への運搬や資材運送、木星-地球間の旅客船運営を目的をする非政府機関(NGO)。木星公社は木星圏のコロニー管理を目的とするNGOである。 登記上の本社所在地はタックスへイヴンとして知られる地球カリブ海のケイマン諸島だが、実際には木星の主要衛星のひとつ「ガニメデ」に本社オフィスを置く。 のちに[[木星帝国]]軍の総旗艦となる大型輸送船「ジュピトリス」は木星船団公社に船籍を置いていた。 NGOであるため、核燃料需要のある[[地球連邦>連邦]]や木帝にもヘリウム3を支給していると思われる。 [[国際連合]]の援助の下、日本政府の特殊法人である宇宙開発公団([[勇者新党]]の母体である旧GGGは同公団の一部署を装っていた)が打ち上げた、史上初の有人木星探査船「ジュピロス5」は2年の航海を経て木星圏到達に成功した。この快挙とその後の調査活動によって木星圏に豊富に存在するヘリウム3の採掘と地球への運搬が可能となり、諸事情により開発が中断されていた「人類の夢」核融合技術は飛躍的向上を見ることになる。そして核融合動力の実用化が成功したことで、日本のジュピロス・シリーズを母体とした大型輸送船「ジュピトリス」の完成は間近に迫った。これらを踏まえ、木星公社と木星船団公社は設立された。 地球からの監督は距離的な問題から非常に難しい事情もあって、木星圏の管理・運営に関わる業務はは木星公社と船団が実質的に独占するようになり、木星圏は「半植民地・班独立国」という特殊な環境に置かれた(これが木帝建国の遠因となる)。また両公社が発足した当時は、人類のコロニー移住はほぼ完了しコロニー側が政治的にも経済的にも力を付けてきた頃にあたり、連邦や国連加盟国は宇宙移民に対して政治的・経済的圧力をかけ始めていた。この事を背景として木星船団は裏でコロニー側にヘリウム3を優先的に支給するなどの工作を始めていた(サイド3に拠点を置くジオニックが地球側よりも先んじてMSの開発に成功したのも、木星船団の経済援助があったためとされる)。 これらを考えるに木星公社と船団の目的に今日の木帝が関係しているのは、木星船団統率者の[[パプテマス・シロッコ>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/113.html#id_59189ca7]]らにより木帝が建国されたこと、木帝政府・軍の高官に木星公社・船団の出身者が多いことからも容易に窺えるだろう。 なお、第495話「第五の力」によれば、木星公社と木星船団公社への出資比率は連邦系67:木帝系33である。木帝が経営の実権を握る一方で連邦が資本の2/3超を占める現状は、木帝が連邦から独立した経緯を考えると、今後の両国間の紛争要因になりかねないと考えられる。 ***【コロニー公社(Space Colonization Authority)】 地球における人口増加の解決策として宇宙移住を推進するため、スペースコロニーの建設・管理を目的として設立された半官半民の企業体。 当初は[[連邦]]政府の肝煎りとして設立された経緯から地球側の都合を代弁する組織であったが、膨大なコストや手間、人材不足を補うために民間参入を容認した結果「宇宙引越し公社」等の傍流企業の台頭を許した。 また宇宙移民の定着で(末端労働者から中堅幹部まで)社員に占める宇宙出身者の比率が増大した結果、徐々にコロニーの現実を知らずコロニー側に高圧的な態度で臨む上層部(そのほとんどは連邦から天下った官僚である)と、コロニー側の自治の一端を担い、その利益を代表する現場との対立が慢性化した。 その後の戦争によるコロニーの荒廃と再生、非公社系コロニーに地盤を置く[[プラント>議長軍]]の影響力の拡大、[[木星帝国]]の建国に代表される宇宙移民勢力の台頭と地球側(とりわけ連邦)の影響力の低下で経営は悪化。BANDAIグループ(アナハイム・エレクトロニクス)傘下のコロニー製造会社と提携するなど、その歴史的役割を終えようとしている。 ***【スターク・エンタープライセズ(Stark Enterprises Ltd.)】 アメリカ・ニューヨークに本拠を置く軍需企業。創業者ハワード・スタークが一代で築き上げ、ハワードが妻マリア共々交通事故で急逝後、一人息子のアンソニーが継承。発明家として優れた才に恵まれたアンソニーの下で、BANDAIグループやタミヤハセガワに伍する国際軍需企業として揺るぎ無い地位を築いている。 現社長アンソニーが「マシーン大元帥」=「アイアンマン」として[[グランショッカー]]に参加している事から、GSのスポンサー的立場にあると思われる。 ***【桐原コンツェルン(Kirihara Konzern)】 日本の東京都新宿に巨大な本社ビルを構える世界的企業グループ。創業者であり現代表でもある桐原剛造が一代で作り上げた新興財閥であり、その業務は軍需産業から証券取引まで幅広い。慈善事業などの社会奉仕活動(フィランソロピー)も積極的に行っており、桐原自身も篤志家として有名である。 しかし、その正体は桐原剛造=帝王ゴッドネロスを頂点とする秘密結社ネロス帝国であり、桐原コンツェルンはあくまでも世間を欺く為の表の顔に過ぎない。本社地下にはネロス帝国の本拠地である巨大闘技場ゴーストバンクが存在する。 また、ネロス帝国と桐原コンツェルンの活動はリンクしており、兵器の密輸や株価操作による利益誘導など非合法活動によって多大な利益を得ている。 議長スレでは[[グランショッカー]]の凱聖クールギンが代表を務めており、スターク・エンタープライセズと並ぶGSの資金源となっていると考えられる。 ***【帝愛グループ(Teiai Co.Ltd.)】 日本最大規模の財閥にして消費者金融グループ。 グループ総帥である兵藤和尊以下、「金」に最上の価値を置く社風が特徴である。 表向きは数多くの企業を傘下に収める大企業だが、その裏では債務者を対象とした危険なギャンブルや地下での強制労働など違法行為も数多く行っている。 議長スレでは大幹部の一人である利根川幸雄がザビーネ・シャルら[[木星帝国]]貴族派に接近している。かつて木帝が日本をエリア11として占領・統治した第二次日本戦争時にも帝愛グループの暗躍があったと噂されている。また[[最後の大隊]]の月代彩も帝愛グループにコネクションを持っているようだ。 ***【トーラス(AB Torus)】 北欧圏に拠点を置く新興企業(議長スレではスウェーデン法人として扱う。「AB(Aktiebolag)」は日本の株式会社に相当)。 エレクトロニクス系軍事企業[[アクアビット>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/169.html#id_55bc2df2]]を母体とするハイテク系企業で、永らくの間「コジマ粒子」と呼ばれる新たなエネルギー物質の軍事転用を独自にかつ秘密裏に研究を続けてきた。 何れも厳格に情報を秘匿しており、他企業にとってはコジマ技術の大半がブラックボックスであったが、他企業が開発したと思われる二足歩行機動兵器「ネクスト」が戦場に現れて以来、情報の流失とコジマ技術に関して後れを取ることに危機感を覚えたのか、自社が培ってきたコジマ技術とネクスト技術の情報を提供する代わりに実験機の実戦テストを行える環境を提供して欲しいと言う依頼を表立って各々の組織に依頼してきた。 コジマ技術に関して極めて高い専門性を発揮し、自社の利益よりも新技術の研究開発を優先するという浮世離れした技術屋集団と言う印象が強い。 現在は[[国際連合]]と提携を結んでいるが、その実は実験機の実戦データ収集と同時に、提携を結ぶ組織の技術情報と機密情報を秘密裏に得て自社の今後の研究開発に役立てようと言う魂胆を持つ、手癖の悪いブラック企業でもある。 ***【過去に存在した企業体】 ****【アクアビット(AB Akvavit)】 かつて北欧圏に拠点を置いていたエレクトロニクス系軍事企業。 数年前にコジマ粒子を他企業に先駆けていち早く発見したと言われ、情報を隠匿すると同時に独自に研究を進めていた。 プロトタイプネクストや実験機の開発もこの企業が行っていたとされている。 電算機、各種センサーなどの精密機器に強みを発揮し、開発された最先端ハイテク兵器は圧倒的な性能を発揮する反面、兵器にあるまじき脆さも持ち合わせていたと言われていたそうだ。 生産性や安定性を無視し、性能に特化した実用性の低い兵器を開発し続けていた為か、他企業と比べると需要や知名度は低かったとされているらしい 近年、首脳部と経営体制を刷新した際に社名を「[[トーラス>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/169.html#id_3d65d75c]]」と変更した。 ****【ジオニック(ZEONIC,Inc.)】 旧ジオン公国の本拠地サイド3(現在は中立コロニー)に本社を置いていた重機械メーカー。史上初めて二足歩行機動兵器「モビルスーツ」(Mobile Suit、MS)を実用化した事で知られる。代表的な製品はMS-05「ザクⅠ」、MS-06「ザクⅡ」、MS-07B「グフ」、MS-14A「ゲルググ」など。 MS産業での活動期間は実質数年と極めて短いにも関わらず、その間に史上初の量産型MSザクを始めとする歴史的な名機を世に送り出した伝説的MSメーカーである。 ジオン公国の敗戦後はアナハイム・エレクトロニクスに吸収合併され、会社は解散している。アナベル・ガトーが駆るガンダム試作二号機「サイサリス」はAE製だが、開発はジオニックなど旧ジオン系の技術者が多く在籍するAE第二研究事業部の手に成る事は有名。 また一部の技術者は地球の企業であるAEに屈服することをよしとせず、当時は新興コロニーの一つに過ぎなかった[[プラント>議長軍]]へ亡命している。彼らはコーディネイターにMS製造技術を伝え、ヤキン・ドゥーエ戦役におけるザフト軍主力機ZGMF-1017「ジン」など後のザフト系MSの基礎を築いた。 その他にも水陸両用MSなどにはジオン系のMSの影響が強く表れており、プラント黎明期において亡命ジオニック技術者が遺した功績の偉大さを窺い知る事が出来る。 なお、現在のザフト軍の主力機ZGMF-1000「ザクウォーリア」は彼らに教育を受けた世代がジオニックに敬意を表して製作したものである。 一年戦争当時フラナガン機関において開発が進められていたサイコミュはプラントにおいて独自の発展を遂げ、ビットや有線式メガ粒子砲の技術と共にドラグーンシステムとして完成している。 ****【MIP(MIP,Inc.)】 かつてジオン公国に本社を置いていた重工業メーカー。 一年戦争当時のジオンにおいてはジオニック・ツィマッドに次いで重要な地位を占めていた。MSの分野では水陸両用MSの傑作機MSM-07「ズゴック」を世に送り出し、またMA-04X「ザクレロ」やMA-05「ビグロ」などの大型モビルアーマーを積極的に開発した事でも知られる。また携行型ビーム兵器の開発が遅れ気味であったジオンにあっていち早くMS/MAへのメガ粒子砲の装備に成功しており、世界的に見ても高い技術力を持っていたことが窺える。 一年戦争後はアナハイム・エレクトロニクスに吸収される形で子会社化したが、一部の技術者は接収を免れた機材とデータを持って地球圏へ亡命。重MA製造メーカーであるアドゥカーフ・メカノインダストリーの設立にも関与したと言われているが、既にMIPに関する大半の資料が散逸しており真相は不明である。 しかし、最初からMS開発を捨ててまでMA開発に特化している事や、ビーム兵器に関する豊富なノウハウがなければ実現し得ない陽電子リフレクターの実用化など、両者の関係を示唆する事実は数多く存在する。 ****【アビテート(ABITATE Heavy Industries Ltd.)】 かつて地球に本社を置いていた建設機械メーカー。 MS以前の機動兵器『コンバットアーマー(以下CA)』を初めて開発した企業として知られる。代表的な製品は四足歩行型の多脚戦闘車輌「F44Aクラブガンナー」シリーズ。 当初は戦車に脚が生えたような独特の形状から異端視されたものの、不整地での優れた踏破性が前線で評価され、軍事分野におけるロボット兵器の普及に先鞭をつけた。 その後も新たにCA産業に参入したソルティック社などと共に順調に業績を伸ばしていたが、やがて始まった機動兵器の更なる巨大化・大出力化競争と共にその栄華も終焉を迎える事となる。 CA開発メーカー各社は加速する開発競争に追従出来ず、結果的に市場におけるCAのシェアそのものが明らかな減少傾向を示し始めたのである。 特に機動兵器の決定版とも言えるMSの登場以後は深刻な販売不振に陥り、最終的にはCA開発部門をアメリカのアナハイム・エレクトロニクス(BANDAIグループ)に、その他の部門を日本の小松製作所に売却し解散した。ちなみに小松にとってアビテート建機部門の買収は、米陸軍と共同開発した世界初の実用四足歩行車輌「ゴング」を擁するキャタピラーや、「ウニモグ」で知られるダイムラーなど、多脚歩行車輌で先行する海外メーカーに並ぶきっかけとなった。 なお、既に主力兵器の座から退いて久しいCAではあるが、現在でも政治的な事情でMSを購入出来ない第三世界の発展途上国や中立コロニーを中心に運用が続けられている。 議長スレの勢力では[[ランペルージ・ファミリー]]がクラブガンナーの砂漠仕様「F44Bデザートガンナー」を所有している。 ****【神羅電気動力株式会社(ShinRa Electric Power Company】 前身を小規模な兵器開発企業、神羅製作所にもつ株式会社。第364話「窮鼠猫を噛めず~傍伝・それぞれの騎士団~」でザビーネ・シャル主導の下、組織された。 本社をオーストラリアの[[木星帝国]]領ミッドガルに置き、同市に強い影響力を持っていた。 表向きはミッドガルの警備やインフラ整備などを担当する民間会社だが、実際は発見されたばかりの「星の生命」を使った電気動力の実用化に向けた研究や施設建設を行っていた。 しかしミッドガルでの戦闘により魔晄炉が失われ、木帝上層部がミッドガルからの一時撤退を決定した為に事実上の操業停止に追い込まれた。その後オーストラリア大陸そのものが[[銀河帝国]]の攻撃により消滅し、恐らく現在も会社再建の目処は立っていないものと思われる 当然の事ながら突然の廃業は株価の暴落を招き、[[らんど>らんどの住人]]のイエッタが日本円にして1兆円近い損失を被った事はよく知られている。しかしそれでも保有流動資産の約50%に抑えられた事実は、らんどの財務力のしぶとさを示しているといえる。 なお、会社設立の理由から、木帝政府との繋がりは非常に薄いと思われる。 **【通貨】 議長スレ世界においても、さまざまな通貨が通用している。 ***【ドル】 現実世界のアメリカ合衆国を中心とした各国で使用されている通貨。 アメリカ合衆国ドル(USドル)、カナダドルなど、使用する国家によって正式名称が若干異なっているが、単に「ドル」という場合はUSドルを指す。USドルは2007年現在、世界各国で国際基軸通貨として最も広く流通している通貨でもある。 議長スレ世界においても、国連が背後に存在する[[勇者新党]]を始めとして、地球圏に拠点を置く多くの国家・組織([[連邦]]、[[モルドール]]、[[ミケーネ帝国]]などを除く)でUSドルが通用していると思われる。 更にグラナダやフォン・ブラウンなど宇宙都市の一部ではドル(正確には「ドル」という名称の通貨)が流通しているという設定もあり、地球と貿易の盛んな地域では地球外であってもUSドルが通用する可能性はある。 ***【ユーロ】 現実世界のドイツ、フランスなどヨーロッパ連合(EU)加盟13カ国で使用されている統一通貨。 1992年に発効したヨーロッパ連合条約(マーストリヒト条約)に基づいて制定され、1999年1月1日より銀行間取引で先行通用を開始。2002年3月1日を期して、従来のドイツマルクやフランスフランなどに代わり一般通用を開始した。2007年現在、USドルと並ぶ国際基軸通貨としても広く用いられている。 ドイツに本拠を置く[[最後の大隊]]、フランスに重要拠点を置く[[勇者新党]](USドル、日本円と併用)の基軸通貨といわれる。 ***【EFドル】 地球連邦領で用いられている通貨。 ***【ハイト/クール】 いわゆる「宇宙世紀ガンダム」で用いられていた通貨の一つ。 OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で初めてその存在が明らかになった。 コロニー間の旅費が520ハイト、宇宙港のバーで売られる酒が一杯3クール5ハイトである。 この通貨が使用されていたのは中立コロニーのため、[[木星帝国]]や[[連邦]]領で使用できるかは不明。またハイト、クールのどちらかが補助通貨単位(USドルに対するUSセントに相当)となるかも明らかにされていない。 ***【フェザー】 漫画『ファイブスター物語』の舞台であるジョーカー太陽星団にて用いられている通貨。 星団各国共通の通貨で、星団内ならどこでも通用する。金本位制をとり(現実のUSドル、ユーロは貨幣の価値を金など貴金属と切り離した管理通貨制度)、1フェザーは約500円。補助貨幣単位はカントで1フェザー=100カント。 原作では「フェザーゴールド」と呼ばれる金貨も存在する。これは正しくは5ゾウリン金貨を指し(ゾウリンは正規の通貨単位ではない。いわば「1オンス金貨」「1/10オンス金貨」みたいなもの)、その時点の金価格にもよるがおおよそ1000フェザー(1ゾウリン=約200フェザー=約10万円)の価値がある。 [[騎士団]]や[[らんど>らんどの住人]]、[[銀河帝国]]の一部で通用しているものと思われる。

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