孔明・シロッコ会談議事録

第43話「エクスカイザー暁に散る」において行われた、オーブ(カガリ・ユラ・アスハ及び諸葛亮孔明)と連邦(パブテマス・シロッコ)との講和交渉議事録。
オーブの今後に関する議論が戦わされたが、同時に「我々二人には有益」という孔明の言葉が示すように、シロッコと孔明は連邦への姿勢で腹の探り合いを行っていた。

【シロッコ】
いやはや、すみませんね
我々ジュピトリスとしての要求は以下6つ
  • 中立国として他勢力との同盟を完全に廃棄すること
  • 上記を認めない場合は連邦またはプラントに恭順すること
  • テロリストAA並びにラクス・クラインの身柄引き渡し
  • オーブ軍の解散(ここでは軍隊の不所持とする)
  • 代表カガリ・ユラ・アスハの身柄引き渡し
  • 以上の要求を受け入れられない場合はそれなりの処置をとる
回答は土曜日まで待ちます

【孔明】
我々ジュピトリスとしての要求は以下6つ
ふむ…。カガリ殿の意思が必要な部分が多いですな。ですが、ここは私が答えましょう。
先ず一つ。我々は国家ではなく結社。オーブとの連携した行動は一つの経済活動です。国同志ではありませんから、同盟の破棄はBF団には無効ではありませんかな?また、永世中立国として、「武力が必要ない」という理屈は通りません。
今回のような事例もあります。この連邦軍の不当はミリアリア殿の映像でわかるでしょう。
また、ラクス・クラインの引渡しは我々では関与できません。オーブの見解では彼らの所在は「知りません」。代表のカガリ殿の引渡しは以上を以って不当と思う所存です。まあ、決定は彼女にしてもらいますが。それに…お互い連邦や大隊のほうが不安なのではないですかな?フフフ…。

【シロッコ】
また、永世中立国として、「武力が必要ない」という理屈は通りません。
それもそうですな
私の要求ではオーブは裸同然
『殺してください、抵抗しませんから』といってるようなものですね
失礼、ではこうしましょう
  • オーブ軍の解散(ここでは軍隊の不所持とする)
を撤回し
  • オーブが中立国となる場合には戦力の所持を認める
 ただし随時戦力は他勢力に公開すること
  • オーブがAAなどの破壊工作に関与していることがわかる
 または反抗すれば理由を問わず直ちに武力で制裁を加える
でどうでしょうか?

【孔明】
  • オーブが中立国となる場合には戦力の所持を認める
ただし随時戦力は他勢力に公開すること
または反抗すれば理由を問わず直ちに武力で制裁を加える
このままでは降伏文書ですな。これはカガリ殿の裁量次第でしょう。しかし、シロッコ殿。オーブを丸裸にしたところであなた方の領地や戦力になるわけではありませんぞ?むしろ、貴方が嫌がった結果独立した連邦や、隙をねらってやってくる大隊に多大な戦力を与えてしまう。貴方はそれでよろしいのですかな?
私には、そもそもの害悪を討った方が、ジュピトリスとしても有益だと感じておりますが…。

【カガリ】
我々ジュピトリスとしての要求は以下6つ
すまないが要求には応じられない!
同盟を破棄せよとのことだが、今ある各勢力との同盟や関係は
かつてあったオーブ崩壊戦のさいに世話になった勢力との
ものばかりだ。
ここでこの要求に応じることは彼らが助けてくれた
ことに対する裏切りのようなものだと私は考える。
またアナタ方の要求に応じることは今日戦ってくれたみなの意思を
無にすることだとも思う。
ゆえにこの要求を飲み込むことはできない。

【シロッコ】
そうですか・・・
永世中立国となれば戦力の所持も我々は認めたものを・・・
まぁ時間は土曜日までにあります
オーブ側の最終回答は土曜日にもう一度だけ聞きましょう

【孔明】
(カガリ様。ここは少し冷静に。
どちらにせよこのままでは対立をあおります。
それよりも、もっといい手がありますぞ。)

【カガリ】
(それではどうしたらいいというんだ?孔明。)

【シロッコ】
私には、そもそもの害悪を討った方が、ジュピトリスとしても有益だと感じておりますが…。
だから私は孔明殿と密約を交わしています
オーブが我々と共に戦う意思があるのなら
考えないこともないですが・・・
では最後の手段です
我々の方、つまり連邦もしくはプラントに参加してくださるのなら
この要求は破棄いたしましょう

【孔明】
(それではどうしたらいいというんだ?孔明。)
(今ここで全面対決をしたところでお互いの消耗戦になりますからな。少し、搦め手を使いましょう。)
我々の方、つまり連邦もしくはプラントに参加してくださるのなら
この要求は破棄いたしましょう
なるほど、オーブ、BF団にあなた方の手伝いを。
連邦に協力はできませんが、プラントとならばオーブも停戦に応じることは出来ましょう。
私は、シロッコ殿の立ち位置が知りたいですな。もし、我々がプラントおよびジュピトリスと協力するならば、貴方は一体「どこと」戦うおつもりかな?

【シロッコ】
私は、シロッコ殿の立ち位置が知りたいですな
いいでしょう
私が連邦軍に賛同しているのは自勢力の拡大のためです
機が熟すまでは私はそれなりの行動をしていこうと思っています
私はですね、時と運がよければ連邦軍を掌握することは
可能だと思っているんですよ

【孔明】
なるほど……。なら、今ここで我々と無条件の停戦をなさい。その機会が得られますぞ。
例えば、このミリアリア殿の連邦軍の不当な侵攻の記録。そして、プラントとオーブの単独停戦の末、この記録を使った議長の演説。さて…聡明な貴方なら分かるのではないですか?
議長は宇宙において最大の人望がある人物。そして、カガリ殿は地上のオーブにおけるいわゆる、アイドル性を持つ女性。
この双方の糾弾によっての連邦の立場…。貴方にとって最大の好機ですぞ?しかも、誰にも止められない上に大義までついてきます。その上で、貴方が戦後処理といって連邦を改善する名目で…。フフフ。どうですかな?まあ、あくまでここで無条件で和睦していただければ…の話ですが。

【シロッコ】
あくまでここで無条件で和睦していただければ…の話ですが。
さすが策士と呼ばれるだけありますな
いい計画ですな
議長による連邦批判演説、それにつづく連邦軍攻撃
そうすれば自然と連邦は落ちるわけですか
私もバカですな
人の仕掛けた罠に簡単に引っかかる・・・
いいでしょう、あなたの策にのりましょう
あなた方が我々議長派に参加表明をすれば
ジュピトリスは全軍撤退を約束しましょう
あくまで連邦軍ではなくジュピトリスはですがね

【カガリ】
シロッコ殿に最終的な要求の返答をする。これはBF団にも聞いていただかなくてはならないだろう。
いろいろ尽力してくれた孔明殿には申し訳ないが要求は呑めない。
地球連邦を掌握といっていたが、私にはそこまでして戦力を拡大しようとするシロッコ殿が、われわれの望む平和な世界を築くことができるとは思えない。
オーブは支配のために戦っているのではない!戦争を終わらせるためにその武力を使いたいと私は考える。
シロッコ殿は力をむやみに拡大させてこの世の頂点にでも立つおつもりですか?
戦う理由の元が我々では違う。それにやはり今の仲間たちを裏切るわけにはいかない。よって同盟を組むことも傘下に入ることもできない。
BF団には今後も我々の盟友であっていただきたいが、こればかりは孔明殿の意思に任せるしかあるまい。
(オーブのみんなごめんね、シロッコの仲間になっても正直立ち位置が良くわからなくなる気がするもんで)

【シロッコ】
まずは私の立ち位置をはっきりさせます
私は地球連邦軍所属ですが議長派です
連邦軍に参加しているのはいずれ連邦軍を掌握するための
布石作りのためと考えていただきたい
いろいろと混乱を招き、大変失礼しました
しかし私は非常に悲しいですな
まぁ土曜日は楽しみにしていますよ

【孔明】
ふむう…それならば仕方ありますまい。
なに、BF団は影の組織。誰が頂点に立とうとも、世界に広がるシンジケートは動きません。ただ、オーブは地球の象徴。
それに好感を持っていましてな。またバックアップはさせていただきますぞ。
それと…シロッコ殿。カガリ殿がこうでは議長との演説もままなりません。これではまだ機ではありませんが、BF団は連邦を糾弾する材料は用意できます。しばらくは戦うしかありませんな。そして、連邦内部の腐敗をもっと露呈ことが得策です。よろしいかな?

【シロッコ】
了解しました
では今回の講和会議は実質無効・・・ということで
よろしいですね

【孔明】
ええ…。我々二人には有益でしたが、勢力としては無効です。土曜日はまた戦いですな。