第292話 モルドール咆ゆ-天の轟き、地の響き-

ラクシズとの戦闘で幹部が次々と敗れ、総帥シロッコがMIAとなるなど甚大な被害を蒙った木星帝国では、カノントータスの指揮の下で戦力の再編成が進められていた。この最中、先の内乱後帰参していたベラがロナ家の家督を継ぎ、正式に木帝軍にに復帰したのは朗報であった。
最後の大隊では、バルマー帝国の出現で複雑化する外交関係を検討すべく、戦線に復帰した大門団長、作戦部長に就いた彩、情報部長代理が会議を開いていた。代理は衛星破壊事件と同時にオービットベースに攻撃を受けた勇者新党、大隊と共にバルマーから協力を持ちかけられたミケーネ帝国、プラント侵攻でバルマーの助力を得たモルドールに、前回のゼブリースとの会談内容を送付するよう提案するが、「大戦争のネタを切り売りするわけにはいかない。彼らも気付いているはず」と彩が反対。結局団長の案で、報道機関に匿名メールの形で会談記録がリークされることとなる。
グランショッカーでは、クライシス要塞を破壊したシンと愉快な仲間達を精神操作で崩壊に導くべく、ズノー陣がユーチャリスに向った。
そんなシリアスな展開の一方で、新年度を迎えた各勢力では学力テストが行われた。騎士団ではネクロンの壊滅的な学力が判明し、大勢のツッコミを買っていた。

そんな中、モルドールが魔王様の命令一下、進軍を開始した。目標は宿敵勇者新党、そしてゼブリーズとの一件で外宇宙勢力への対決姿勢を見せた最後の大隊である。

  • 【攻撃側:モルドールvs防御側:勇者新党、最後の大隊】
  • 戦場は長崎・佐世保~オービットベース。
  • モルドールvs最後の大隊は、議長スレ292話にして史上初。
新党は地球に降下してモルドール軍を迎え撃とうと図るが、モルドールはガイガンがカーペンターズを蹴散らしてOB外壁に穴を開け、そこからジャミラら宇宙怪獣が突入。再建されたばかりのOB内で大乱闘を繰り広げた。しかしジェネシックキラーと化したエースキラーの必殺技エンド・アンド・メビウスを党首凱が真っ向勝負で退け、撃退に成功した。
一方地上では、バルタン星人一族を中心とする怪獣軍団が、参謀陣以外の名有りの召集に手間取り戦力不足の大隊を蹂躙。たまたま佐世保に立ち寄り戦闘に出くわしたペッパーが即座に大隊に復帰し、修行の成果を見せ、狂四郎とともに大隊名有り勢で数少ない戦果を挙げたが、モルドールは魔王様が圧倒的な魔力で彩を下すと、暴れるだけ暴れ撤退していった。
この戦闘によって、モルドールは長年の同盟勢力であった大隊へ絶縁状を突きつける形になった。喫茶ピアース陥落以来、時代は確実に動いていた。
……魔王様の強さになぜか失望したモリガンが自分の魔界へと帰郷してしまったのはご愛嬌。

戦闘終息語、木帝ではMIAになっていたシロッコがジ・Oと共に漂流していたところを回収され、らんどに囚われかけた鷹野女史もアヴァロンに帰還を果たした。
しかし、外宇宙の調査より帰還した往還船に招かれざる船客が乗っていることに、シロッコたちは気づいていなかった……