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第9話 父,帰る(前編) - (2006/02/22 (水) 00:28:13) のソース
<p>サンクルスに小瓶の中に入った手紙が流れ着いた。<br> 差出人はリュークの父、リューヤ。<br> マリアとダイダロスは、小瓶に入った手紙というロマンティックな響きを感じたが、手紙に書いてあった文はそれとはかけ離れた内容だった。<br> 「見なかったことにしよう」<br> 「はっはーんそれで仕送りが途絶えてたんだな!」<br> 五年ぶりに現れたリュークの父、リューヤは、歯みがき粉をとりにきただけだといけしゃあしゃあとリュークに告げた。<br> 子供のころの嫌な記憶を思い出し、我慢ならなくなったリュークは島民の前でこう宣言した。</p> <p> <strong>「オレは親父みてーに自己中なヤツとはもう口きかねーからな!」</strong><br> </p>