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拍手ネタにしようと思ってちょこちょこ落書きしているのですが、中々形になりません。やっぱり、描かないと描けなくなるもんだなあ。それは文章もイラストも一緒か。
と言うわけでここでネタだしですよ。
ま、勝手に管理人が妄想しているBSSのとあるワンシーン。相方に話したら「みじかっ!」と言われました。
ま、勝手に管理人が妄想しているBSSのとあるワンシーン。相方に話したら「みじかっ!」と言われました。
大きな窓が三つ並ぶ食堂のテーブルに子供が2人座っていた。手にはそれぞれスプーンを持ち、反対の手でスープ皿を押さえている。あまりに小さな手は、その子供が今だ就学年齢に達していないことを現していた。最も、歳を重ねたとて、2人が学校へ行くことはなかったのであるが。
2人は兄弟である。歳は同じだったけれど、自然と姉と弟になっていた。美しい金髪を肩で切り揃えた少女がフィシス、同じ長さの黒髪の少年がキース。少しだけ太陽が西に傾いた午後の入り口、2人は広い食堂で遅い昼ごはんにありついていた。
キースはたどたどしい手でコーンスープをすくうと、スプーン一杯のスープがかすかに揺れて、一滴も零しちゃだめなんだよと、じいっと見つめながらそろそろと口に運ぶ。次はスプーンと同じだけ大きく口を開いて・・・、次の動作に移ろうとしたその時、隣でフィシスが立ち上がった。
「もっと欲しいです。母様!」
キースはびっくりした。すこし肩がびくりとなったかもしれない。
スープの事などすっかり忘れて、すぐ横で両手でスープ皿を突き出しているフィシスを見上げた。姉がおかわりをねだったのだ。
ぴとん。
「あ」
余所見をしたキースの目の前でスプーンからたらりとスープが零れたのだった。
「キース、余所見をしては駄目。フィシスも食器を差し出すなんて駄目よ」
フィシスから皿を受け取ったイライザが回り込む。
前掛けにしみこんだスープを見た後、口に付いたコーンスープを拭った。
学校に行きたいフィシスと、巻き込まれたキースの大冒険とか。私が読みたい。
カテゴリ: [ネタの種] - &trackback() - 2008年01月17日 23:08:44
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