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うーん、斃れし者って誰のことを指すのだろう。
7月から3巻刊行されたマラザンを読みました。1回目はほとんど話が頭に入らなかったので、通しでもう一回読みました。なんとか、シーンがめまぐるしく変わるから、アニメとかコミックをそのまま小説にしたような感じです。NHKあたりがアニメ化してくれたら面白いことになりそうな気がします。
ゲームのようなファンタジーだし、帝国と侵略される都市だし、神だし、モンスターだし、亜人だし、剣と魔法だし。
こっから先は個人的なまとめ。
世界は剣と魔法のファンタジー世界。電気はない、でも爆薬はある。乗り物は馬とか船とか虫。車や鉄道はない、大陸間は船。惑星(?)上にはいくつも大陸があって、マラザン帝国が版図を拡大中で、本拠地とは別の大陸で戦線拡大中、そんな別の大陸の征服目標の三つの都市がメインの舞台。
帝国は空中都市のムーンズスポーンと膠着状態にあって、大陸の別の都市ペールを攻略中。ムーンズスポーンはペールと組んで帝国とぶつかるが、帝国の2個戦団を葬って、同盟解除、帝国はペールを手に入れ、大陸一の都市ダルジスタンを侵略目標に設定。
生き物のヒエラルキー。神も人間と同じように血を流すし、死ぬ世界。
- 神:事象のもの、今のところ闇だけ?
- 昇格神:格下の存在がランクアップした存在?死をつかさどるフッド、影のシャドースローン、吉凶の双子神オポンとか。
- 竜や神の子とか:闇の女神の子アノマンダー・レイクとその友人の竜たち。縄使いのコティヨンもここ?
- 古代人種:人の先祖。普通に魔法を使う。嘗て大陸に巨大な帝国を築き上げていたが、争いで滅んだ。僅かに生き延びた種族もあり。ジャグート専制王とかオノス・トーランとか。
- 魔導師・錬金術師:魔法使い。魔法使いでなくても、古代人種や上位の存在は普通に使う。帝国側クイック・ベン、タターセイル、ティシュレン、都市側バルーク、マレット、クルッペ、ボルカンとか。
- 亜人・人間:バタバタ死んでいく人たち。魔法攻撃で戦団規模で消えるぜ。
- その他の動植物:馬、ロバ、ねずみ、豚、カラス、創作の動物、人が乗れるくらいの昆虫とか。
メインは3人。パラン、ソリー、クローカスでいいよね。一応、全員人間。
次にアノマンダー・レイク、クイック・ベン、クルッペ、ローン、タターセイルでいいかな。
これ、1巻をジャケ買した本だけど、表紙のパランはのっけから描写違ってあせったよ。カバー絵と頭の人物紹介の絵でいきなり髪の色違っててさ、ぶっちゃけ皆同じ顔に見えて困った。表紙絵だってパラン→ソリーときて、3巻目がパランの上官(じゃなかった部下だった)のウィスキージャック。奴は元大佐今軍曹の胡麻塩頭の壮年なのに、髪黒々で若いイラスト。
帝国側の将校にパラン、対立する都市ムーズスポーンの領主アノマンダー・レイクが帝国軍にかく乱要員の操り人形がソリー、もうダルジスタンの盗賊クローカスが場面を変えながら話を進めていくんだけど、魔法が強力すぎて一般兵士がゴミのようで、魔法が使える人たちがめちゃ活躍するする。
帝国視点で読んでいたから、最後がちょっとなー、パランが指揮することになる隠密小隊の面子がいいのに。活躍するけど、最後撤退だもんなあ~。唐突に聖戦を仕掛ける真の敵なんて出されても困るよ。
しかし、出たばっかな上、あんまし評価が良くないので感想書いてるサイトが少ない少ない。海外サイトを巡ってるよ、このままだと自分でページ作ってしまいそうだ。碌なイラストないし。
氷と炎の歌と並び称されるなんて言われてたけど、比較対照の話をしらないから、世界感は思いっきりRPGみたいでふーんそーなんだーってだけ思っていたけど、氷と炎の歌が七王国の玉座シリーズのことだったと知ってびっくり。
あれは読みやすかったなあ。面白かったし。
マラザンは面白いけど、面白さが読みにくくで台無しになってる気がする。
あと、女の子成分が足りない。女性陣だと20代前半のローン女官と少女ソリーくらいしか目立ってない。タターセイルも2巻途中でほとんど出てこなくなるし。
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いろいろ感想] - &trackback() - 2010年09月23日 19:54:49
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