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1時から6時までずっと美容院にいました。22,500円。少し赤がきつく入ったような気がするけど、どうだろう。
やっぱり、そろそろ。そろそろPC。
パナのC1、どうだろう。
んでも、年にどれだけペン使うんだ?っていう相方からのツッコミが。そーなんだよねー、どれだけ使っているかって、今や年賀状くらいだし。それだったら、テンキー付きのフルHD画面のノートの方がいいような気もする。仕事お持ち帰り的に。それならそれで物色するとなるとなあ。もうデルはやめたいような(だってサポート窓口が海外だし、っでも、それはHPもか)かといって国内メーカーっても。
どんなシチュエーションだかですか。
戦後も60年以上経って当時を偲ぶ事も語ることもむずかしくなって、ふと、思い出すことがある。テレビや新聞、ネットを賑わす近海の不穏な動きや、世界では未だになくならない銃声や爆音が、この記憶を繰るのかもしれない。
線路脇に打ち捨てられた正体不明の構造物をエアコンの室外機の空気が白く包み、側溝から上がる白い煙で、朝靄に白い息が混じる。薄明かりの中、下り1番列車が東京駅をするりと出て行く。夜明け前。東海道は赤いテールライトが遠ざかっていくその光の中に影を見つけた。
幽鬼がホームの端にいた。
いつかの路線の切れ端か、望郷の念を抱いたまま、つながった線路を導かれるままにこの国の中心にたどり着いたのか。形を保つこともできずゆらりと立っている。顔らしき位置にある口が言葉を紡いでいるのだろうか、言葉は届かない。制服も判別できず、当然、出自を判明できるようなものは何も。
彼が(いや彼女かも知れないが)腕を振り上げる。その先にズルッと伸びる細長いシルエットを見つけて、ああ、軍事路線の成れの果てかと気がついた。当時の総力戦では殆ど全ての路線が軍に関わっていたという。もっとも、戦地にいた自分に当時の様子など分かるはずもなく、これは弟からの伝聞でしかないが。
だからそんなものを持っているのか。
後生大事に抱えて、何を守っている。
東海道は酷く合理的にできている。
理想がもたらす破滅を知っている。理想はそれを実現する力が無ければただの絵空事に過ぎない。線路を敷き、街を作り、国を作ったところで所詮は夢、どんな信念を抱えても走れなければ意味がない。自身の完成が国鉄を分断させたのだと言われようとも、己の領分を越えることはない。
鉄道は繋ぎただ運ぶのみ。
そうして自身が手に入れた糧を奪いに来たのか、それとも、施せと迫りに来たのか。
必要とされれば在り、必要とされなければ消える。それほどまでに受動的な存在なのだ、我らという存在は。意思が生まれ魂を持つが故にそれが受け入れられないのか。
成仏できないのなら、私が送ってやろう。
一歩前に出て、ホームの端に向かう。そこには新幹線の父と字される元国鉄総裁のレリーフがあるが東海道は構うことなく右手に力を入れた。久々に手にする刀の重さに眉間の皺を深くする。階段を上ってきた山陽が慌てて走ってくる靴音が聞こえる。
足取りが覚束ないかつて鉄路であったものは、東海道に袈裟懸けに吹き飛ばされ、淡い靄がレリーフに降りかかった。儚い叫び声はなんと言ったのか、遠い汽笛を響かせながら朝の大気に溶ける。ただ、発射ベルとドアチャイムに掻き消され、山陽が現場にたどり着いた時には次の列車がホームに滑り込んできていた。
山陽が目に留めた東海道の右手の刀は、軍刀よりは幾分短く、随分と古いもののように見えた。まして、高速鉄道の官給品にない代物は自分が嘗て持っていたものとも違う。
「お前、それ」
「往ったか」
踵を返した東海道の手には何もなかった。きれいさっぱり白い手袋は何も持っておらず、彼はポケットから時計を取り出して時刻を確認する。
「どうした山陽!珍しく早いな」
「あ、ああ。あー、あまりの寒さに目が覚めました」
ホームの先ではビルの谷間から差し込む朝日が線路を照らしていた。
ガラス張りのビルの壁面を太陽が昇っていく。
分厚いコートを羽織った人々が次々と白い列車に乗り込み、東京駅を目指した在来線の工事の音が甲高く響き渡った。
しかし、これ、よく考えたら、新幹線の線路を辿ってくるなんて変だな、たどり着くなら在来線だよな。ってことは駆け寄ってくるのはジュニアなのかなあ。
お風呂の温度をあげたよ
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つれづれ] - &trackback() - 2011年01月30日 10:13:05
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