ペッチャタコタン

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父さん・・・。
今日はなんと蛮族の村に来ています。
大河のほとり、「川越」にも程近い集落です。
ペッチャタコタンという集落で、
「川辺の里」というような意味だそうです。
東都で出会った平賀源右衛門という人の影響もあって、
蛮族について調べてみることにしたわけで・・・。
平賀先生によれば、蛮族とはいうものの、独自の文化をもっていて、
われわれの知らないことを知り、知らないものを多く持っているそうです。
だから、彼らとうまく付き合ったほうが得なのだそうです。
「川越」では、彼らは野蛮で乱暴モノで、獣のようだと聞かされました。
「川越」で働く彼らの仲間は、まるで奴隷のような扱いを受けていて、
態度も卑屈でした。
しかしコタンの人々は違います。
彼らにいくつかお土産を持っていくと、大変喜んでくれました。
酒や米、煙草などです。
彼らは感謝の印に僕にマキリ(小刀)や彼らの衣服などをくれました。
見事なものです。
彼らは親切で、こちらが礼儀正しく接すれば、とてもいい人たちのようでした。
最初はかなり警戒していたのですが、
案内役の逸見熊八というひとがうまく取り持ってくれました。
熊八さんはなんでもペッチャタコタンの人とともに、
「イポカシ」という河にすむ生き物を狩ったのだそうです。
「イポカシ」というのはひどく醜いというような意味です。
このコタンの伝承を紹介します。
「イメラッカムイ(雷神)が天の穢れに怒りをあらわにし、
ルヤンベカムイ(雨神)が天の穢れを洗い流す。
天の穢れはイポカシとなりて、地上へと降り来る」
熊八さんがコタンの人に教わった歌を、僕らの言葉に訳したものです。
イポカシってのはどんなものだろうとおもって、熊八さんに聞いてみたら、
明日狩りに連れて行ってくれるそうです。
確かにさっきまでひどい雨でした。
夏の嵐の季節、雨のやんだあとに河に出没するそうです。
一体どんなものなんでしょう・・・。
今から楽しみだけど、ちょっとこわいわけで・・・。
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