本質情報

本質情報(ほんしつじょうほう)とは、物事の根本の性質を表す情報のこと。脳科学者の茂木健一郎氏が2014年のツイートで造語し、バズワードとしてネット上に広まった。

クイズ界での使われ方

問題文に組み込まれた情報が、問われている物事にとって重要か些末かといった文脈で使われることが多い。
たとえば森鴎外について「ドイツに留学経験がある」「軍医としても活躍した」といった情報は彼を語るときに外せない情報であり、本質に近いといえる。対して「饅頭を茶漬けにしたものを好んだ」といった逸話は些末であり、本質的ではないといえよう。
またたとえば、シューゲイザーという音楽ジャンルについて、ジャンル名の由来を知っている人よりも、どんな音楽がシューゲイザーと呼ばれるかを理解している人の方が本質的な知識を持っているといえる。

クイズ問題の理想として、本質的な情報を持っている人がよく正解できるような問題が好ましいと考えられている。
しかし本質と非本質の境は曖昧であり、また本質的な事柄ほど抽象的・非言語的であることも多い。さらに、早押し問題では本質情報が後限定に、些末な情報が前振りに使われることが多いため、必然的に些末な情報が対策の対象となり重用されるという構造上の問題もある。

「何を問うべきか」というクイズにおける論点のひとつにつながる論題であり、今後の議論の推移が注目されるテーマである。

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最終更新:2020年11月08日 04:07
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