Sinker×Thinker

Sinker×Thinker~変化球問題最強位決定戦~(シンカーシンカー・-)とは、高津クイズ愛好会が主催するクイズ大会である。

概要

副題の通り、「変化球クイズで真剣勝負をし、最強は誰かを決める」というコンセプトのもと開かれた大会。
「変化球クイズ」について、本大会では 「普通のクイズ大会では聞かれないような傾向の知識についての問題、主に知識よりその場の発想力が問われる問題、答えはよく聞くものだが問文が通常とは異なる着眼点のもと作成された問題、何らかの形でユニークさが表現されている問題等」(第1回公式ブログより引用)と定義している。
「問題以外はいたって普通の大会」という点も重視しており、クイズ形式や演出など、問題以外の面に関しては一般的なスタイルを貫いている。
大会のナンバリングは、「変化球を投げる」ということから「The ○th Pitch」となっている。

この大会を機に「変化球クイズ」というジャンルがクイズ愛好家たちの間で認知され、同様の出題傾向を持った大会が数々開催された。

企画内容

1stステージ:ペーパークイズ

文章問題、ビジュアル問題、サウンド問題(4th Pitch~)、近似値問題からなるペーパークイズ。
ビジュアル問題およびサウンド問題は、問題用紙に問題文のみ書いており、開始から一定時間後に画像や音声が順次発表される。
上位12名は3rdステージに進出、13位から60位(2nd Pitchまで)/80位(3rd Pitchより)までが2ndステージ進出。

2ndステージ:アドバンテージ付き3○2×

12名×4組に分けて行う早押しクイズ。3問正解で勝ち抜け、2問不正解で失格。各組7名が勝ち抜け。
3rd Pitchより、ペーパークイズの通過枠が緩和された代わりに、各組5名の「空席待ち」プレイヤーが追加された。この5名は、勝ち抜け者か失格者が出て空席が発生するまでボタンにつくことができない。

3rdステージ:コース別クイズ

各コース、8名中上位3名がSEMIFINALに進出する。

Aコース:Sinker×Thinker式クイズハンター

早押しクイズ。30ジャンルの問題が1問ずつ用意されている。ジャンル内容はクイズ開始時まで発表されない。
1問正解で10P、ただしジャンル指名者が正解すればさらに5P。
最後の正解者(1問目はペーパー最上位者)が、次の問題のジャンルを指名する。
50P以上で勝ち抜け。誤答は2回で失格。

Bコース:サバイバルブービーショウ

近似値クイズ1問+早押しクイズ7問を1セットとし、これを5セット行う。
まず、全員に対し近似値問題を出題。答えから遠かった下位2名が早押しクイズで対決する。
対決クイズは全7問で、正解で1ポイント獲得、誤答は相手が1ポイント獲得。
対決で負けた方(同点の場合は近似値問題で最も遠かった方)が敗退となり、次のセットに移る。

Cコース:ムダ長文早押しボードクイズ

12問限定の早押しボードクイズ。
問題は全て、「読み終わるまでに比較的時間のかかる長文問題であるが、最後まで聞けばほとんどの人が正解を出せるような問題」で構成されている。
ボタンが押されてから15秒以内に筆記で解答する。問題文の読み直しは行わない。
ランプ点灯者は、正解:+3P、誤答:-3P。ランプ非点灯者は、正解:+1P、誤答:±0P。

Dコース:消える魔球タイムレース

3分間の早押しタイムレースクイズ。
問題は全て、「問題として成立しているのかが非常に怪しい、極限まで文を省略した問題」で構成されており、これを本大会では「消える魔球問題」と称している。
正解:+1P、誤答:-1P(4th Pitchのみ-2P)。

Eコース:5○5休バカ大盛り

35問限定の早押しクイズ。5問正解で勝ち抜け、誤答は5問休み。プレーオフは大喜利を実施する。
毎回、企画書に普通ではない方法で表記されるのが恒例(例:顔文字、ヒエログリフ、モールス信号)。

EXTRAステージ:択一の神様

敗者復活戦。

予選ピリオド

一斉解答の3択問題。
全部で3ピリオド実施。いずれかのピリオドで全問正解すれば決勝ピリオド進出。

決勝ピリオド

一斉解答の2択問題。
1問不正解で失格。3名がSEMIFINAL進出。

SEMIFINALステージ:登竜門

18名を9人ずつ2組に分けて行う早押しクイズ。両組とも「60問限定」「4名勝ち抜け」が共通。

~3rd Pitch

壱の門:連答ボーナス付き7○3×
7Pで勝ち抜け。3問不正解で失格。
連答の場合、2Pが追加される。
弐の門:マンオブ風通過クイズ
2Pで通過席。阻止できるのは1Pを持った人のみ。
誤答は3回で失格(通過席での誤答を含む)。

4th Pitch

両組とも5問正解で勝ち抜け。ただし、誤答罰がそれぞれ異なる。
壱組目
2問不正解で失格。
弐組目
誤答すると、次に他の人が誤答するまで休み。
全問題終了時に休みになっていた場合は正解数に関わらず即失格となる。

FINALステージ:板問格闘倶楽部(ボードファイトクラブ)

20問限定のボードクイズ。開始前に問題の出題順をシャッフルする。FINAL進出者のうちペーパー最上位者の者が、「何回ランダムソートを実行するか」をコールする。
まず、全員に7つの「ファイトオーブ」が与えられる。
正解者がいた場合、誤答者のみファイトオーブが1つ減る。ファイトオーブがなくなった者から失格。
最後まで生き残った1名が優勝となる。


過去の大会

大会名 開催日 開催地 参加人数 優勝者 ペーパー1位
Sinker×Thinker 2010年8月28日 国立オリンピック記念青少年総合センター 122名 垣内隆治 春日誠治
Sinker×Thinker the 2nd Pitch 2012年10月28日 国立オリンピック記念青少年総合センター 143名 山本俊治 小鍋祐輔
Sinker×Thinker the 3rd Pitch 2015年7月11日 サンピアンかわさき 145名 東大輔 山下雄太
Sinker×Thinker the 4th Pitch 2019年10月5日 横浜市鶴見公会堂 175名 片岡桂太郎 野田修平

関連項目

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最終更新:2020年11月23日 12:04
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