パネルクイズ アタック25は、朝日放送制作・全国ネットの
クイズ番組。1975年4月6日に放送を開始し、視聴者参加番組の中では最長寿番組であった。毎週日曜13:25 - 13:55放送。
2021年9月26日をもって終了し、46年半の地上波放送の歴史に幕を下ろすことになったが、2022年3月27日よりBS放送局「BSJapanext」にて『パネルクイズ アタック25 Next』として開始。
放送時間は13:25 - 14:25の60分に拡大。引き続き朝日放送系列の制作会社「ABCリブラ」が制作する。
ルール
オセロゲームの要領で、赤・緑・白・青の4人の回答者が
早押しクイズで25枚のパネルを取り合う。
- 「Next」では「すべて答えましょう(一問多答クイズ)」や「数字を当てましょう(近似値クイズ)」といった出題もある。
- 正解すると5×5に並べられた1~25番までのパネルのうち、1枚を自分の色にすることができる。
- 自分の色のパネルで他人の色のパネルを縦・横・斜めいずれかの方向で挟むと、挟まれたパネルが自分の色に変わる。
- 誤答は1問目はペナルティなし、2問目以降は2問休み(かつては3問休みだった)。
- 指名できるパネルの条件は、
- 1問目の正解の場合は、自動的に13番。
- 挟めるパネルがある場合は、必ず挟めるものを指名。
- 挟めるパネルがない場合は、「次に正解したときに挟むことができるパネル」を指名。
- それもない場合は、現在あるパネルに隣接したパネルを指名。
- 残りパネルが5枚になった次の問題は「アタックチャンス」。誤答が出た場合はアタックチャンスが継続される。
- アタックチャンスの問題に正解すると、通常通り1枚を指名した上で、現在あるパネルのうち1枚を消すことができる。
- 全パネルが埋まった段階で、獲得パネル数が最も多い回答者が「トップ賞」獲得。同点の場合は同点決勝(プレーオフ)が行われる。早押しクイズで1問正解すれば勝利。誤答罰は同点決勝の参加人数により以下のように異なる。
- 2人の場合:誤答は相手に回答権が移る(サイドアウト)。
- 3人の場合:最初に誤答した人を除いた2人で、上記のルールでもう1問出題。この2人で正解が出なかった場合、再度3人で早押しクイズを行う。
- 優勝者は旅行(主にフランスをはじめとする海外旅行。Nextでは日本一周クルーズ船)を賭けた「フィルムクイズ」に挑戦。
- 人物や都市などの「ある○○」を問う問題。ヒントVTRを見て答えるが、VTRは自分が獲得したパネルの分しか見えない。
出演者
- 司会
- 児玉 清(1975年4月6日 - 2011年4月10日)
- 板東英二(児玉急病のため代役。1984年10月14日・10月28日)
- 浦川泰幸(児玉病気のため代役を経て2代目司会者。2011年4月17日 - 2015年3月29日)
- 谷原章介(2015年4月5日 - 2021年9月26日)
- 出題
- あかはゆき(1975年4月6日 - 1976年3月28日)
- 中村京子(1976年4月4日 - 1980年3月30日)
- 相沢純子(1980年4月6日 - 1984年9月30日)
- 豊島美雪(1984年10月7日 - 1993年9月26日)
- 相馬宏美(1993年10月3日 - 1999年3月28日)
- 沢木美佳子(1999年4月4日 - 2009年3月29日)
- 加藤明子(2009年4月5日 - 2013年3月31日、2015年4月5日 - 2021年9月26日)
- 角野友紀(2013年4月7日 - 2015年3月29日)
next
- 司会:谷原章介
- 代理司会:石井亮次(2022年5月1日 - 7月31日、2023年1月29日・2月5日)
- 出題:沢木美佳子
年間チャンピオン大会
1978年から毎年末最後の放送で行われる、年間王者を決定する大会。
基本的には「一般大会のパネル獲得枚数上位4名」が出場して行われるが、2004~14年はパネル数上位の10~20名程度が出場し、予選ラウンドとして早押しクイズなどが行われた。
「Next」では特別大会を除く5週間を1セットとして、4週目までの優勝者4名が5週目の「ファーストラウンド」で再度対戦し、
その勝者が年末の「ファイナルラウンド」に出場。ファイナルラウンドは以下の構成で行われる。
- 敗者復活:ファーストラウンド勝者以外のパネル獲得上位8名による早押しクイズ。1名がセミファイナル進出。
- セミファイナル:ファーストラウンド勝者7名+敗者復活者が「Red」「Green」「White」「Blue」の4ステージのクイズで争う。各ステージの勝者が最終決戦に進出。
- 最終決戦:セミファイナルで勝利した4名が通常ルールで対戦し優勝者を決定する。
歴代優勝者
1978年 |
水津康夫 |
1979年 |
仁平昇 |
1980年 |
三浦春城 |
1981年 |
黒沢郁雄 |
1982年 |
新納克広 |
1983年 |
森本栄浩 |
1984年 |
藤松修 |
1985年 |
平川直也 |
1986年 |
青木紀美江 |
1987年 |
溝根武史 |
1988年 |
岡田仁 |
1989年 |
木村富子 |
1990年 |
松本順司 |
1991年 |
栗原哲也 |
1992年 |
太田英雄 |
1993年 |
貝谷英大 |
1994年 |
嶋田康幸 |
1995年 |
宝沢健資 |
1996年 |
石野まゆみ |
1997年 |
池田宜史 |
1998年 |
上田秀夫 |
1999年 |
山野目隆 |
2000年 |
國光恭幸 |
2001年 |
波平治 |
2002年 |
河田誠 |
2003年 |
中野亨 |
2004年 |
平島良一 |
2005年 |
高野晶人 |
2006年 |
中村大輔 |
2007年 |
大橋俊夫 |
2008年 |
藤本篤嗣 |
2009年 |
古川千加志 |
2010年 |
舘井信太郎 |
2011年 |
永江兆徳 |
2012年 |
阿部貴浩 |
2013年 |
後藤要二 |
2014年 |
荒樋紗也果 |
2015年 |
田中勇介 |
2016年 |
小林究 |
2017年 |
柴田絹華 |
2018年 |
小川由佳 |
2019年 |
大井正之 |
2020年 |
広木孝子 |
|
|
Next
用語
- アタックチャンスの狙い目
- アタックチャンスで消すパネルのこと。選択されたパネルの内側に黄色の枠が点滅した後パネルが消灯し、枠のみが表示される(かつては黄色のパネルで表示された)。
- ウェストミンスターの鐘
- 用意された問題を全て消費したり、時間切れなどでクイズが打ち切られるときに鳴る鐘。その時点でのトップが優勝となる。
- お立ち
- 誤答のこと。休みの間、回答者は起立しなければならない。
- クイズの手練大会
- 特別大会
- 優勝しても年間チャンピオン大会出場権の対象外となる放送回。
一般参加で行われるものとしては「高校生大会」「夫婦ペア大会」「親子ペア大会」などが恒例となっている。
- 喪が明ける
- 『アタック25』では一度出場してから5年間は出場停止期間となるが、この期間が終わることを言う。Nextでは3年間に短縮される。
- ラストコール
- 最終問題に正解し、残った1枚のパネルを指名すること。
外部リンク
最終更新:2024年02月19日 11:10