全国高等学校クイズ選手権

全国高等学校クイズ選手権(ぜんこくこうとうがっこう―せんしゅけん)は、1983年から日本テレビで放送されている特別クイズ番組
通称の「高校生クイズ」の名でよく知られる。

概要

アメリカ横断ウルトラクイズの参加資格が無い高校生からの要望にこたえ、1983年12月31日に第1回が放送。
「世界一多くの人が参加したクイズ大会」としてギネスワールドレコーズにも掲載されている。
同一校の1チーム3名でチームを組んで参加する(第34回~第37回は2名、第43回は2名または個人参加)。
予選は全国をいくつかの地方に分けて開催するのが長年の恒例であったが、第39回よりスマートフォンを使用したオンラインによる全国一斉開催となった。
また地方大会ごとに選出された第1~5回・第23~24回を除き、基本的に「都道府県代表47チーム*1+各回ごとに異なる形の特別枠」というのが定番であったが、
第42回からは通過枠は地域を問わずに成績上位校となる*2
当初は夏と年末の2回開催であったが、1986年以降は年1回夏のみの開催となり、近年は9月上旬の金曜日に「金曜ロードショー」の枠で放送されている。
第40回は新型コロナウイルスの影響により放送が12月に延期され、全国大会は全編リモート収録で行われた。
第2回〜第41回までライオンがスポンサーをしていた。

数年ごとに大きく問題形式が変更される。
  • 2008年の第28回大会から2012年の第32回大会までは「知力の甲子園」と銘打ち、クイズ知識を重視する大会であった。この時代の大会内容はのちに「頭脳王」で再現されている。
  • 2013年の第33回大会から2017年の第37回までは1回戦のみを東京で開催し、勝ち残ったチームによる海外でのクイズ開催が中心になっていた。34回以降はアメリカで行われ、決勝をニューヨークで開催するなどウルトラクイズを意識した内容であった。
  • 2018年の第38回大会から2020年の第40回までは「地頭(じあたま)力」が問われる形式とし、知識よりも発想力などが問われる内容となった。第41回はこれを発展させた「ソウゾウ(創造・想像)脳」がコンセプトに。
  • 2022年の第42回からは大会システムをさらに一新。スマートフォンによる一次予選(指定された10ジャンル×10問)と東京の日本テレビで開催される二次予選(ペーパークイズ)を勝ち抜いたチームが本戦に出場する。
    • 第42回のテーマは「クイズにかける夏~努力が報われる日~」
    • 第43回のテーマは「日本の未来を変える最強頭脳No.1決定戦」

データ

総合司会

  • 福留功男(第1回~第10回)「燃えているかー!!」
  • 福澤 朗(第11回~第20回)「FIRE!!」
  • ラルフ鈴木(第21回~第30回)「POWER!!」
  • 桝 太一(第31回~第40回)「VICTORY!!」
  • 安村直樹(第41回~)「トトトトTRY!!」

各回の結果

大会 放送日 全国出場枠 優勝校
第1回 1983年12月31日 38枠 県立山形南高校(山形)
第2回 1984年8月28日 40枠 県立第一女子高校(宮城)
第3回 1984年12月31日 40枠 都立江戸川高校(東京)
第4回 1985年8月28日 40枠 県立加納高校(岐阜)
第5回 1985年12月31日 40枠 県立仙台第二高校(宮城)
第6回 1986年8月27日 49枠 私立東大寺学園高校(奈良)
第7回 1987年8月28日 49枠 県立山形東高校(山形)
第8回 1988年8月26日 50枠 県立静岡高校(静岡)
第9回 1989年8月18日 49枠 県立宇都宮高校(栃木)
第10回 1990年8月31日 49枠 道立札幌西高校(北海道)
第11回 1991年8月23日 49枠 県立高志高校(福井)
第12回 1992年8月28日 49枠 県立水戸第一高校(茨城)
第13回 1993年8月27日 49枠 私立ラ・サール高校(鹿児島)
第14回 1994年8月26日 49枠 県立石橋高校(栃木)
第15回 1995年8月25日 49枠 県立米子東高校(鳥取)
第16回 1996年8月30日 49枠 県立西条高校(愛媛)
第17回 1997年9月12日 56枠 県立弘前高校(青森)
第18回 1998年9月4日 59枠 国立筑波大学附属駒場高校(東京)
第19回 1999年9月3日 51枠 道立札幌南高校(北海道)
第20回 2000年9月1日 50枠 県立川越高校(三重)
第21回 2001年9月7日 50枠 県立宇部高校(山口)
第22回 2002年8月30日 50枠 道立旭川東高校(北海道)
第23回 2003年9月12日 30枠 私立栄光学園高校(神奈川)
第24回 2004年9月3日 30枠 県立岐阜高校(岐阜)
第25回 2005年9月2日 49枠 県立浦和高校(埼玉)
第26回 2006年9月1日 50枠 県立浦和高校(埼玉)
第27回 2007年9月7日 51枠 私立ラ・サール高校(鹿児島)
第28回 2008年9月5日 50枠 私立東海高校(愛知)
第29回 2009年9月4日 52枠 私立東大寺学園高校(奈良)
第30回 2010年9月3日 55枠 私立開成高校(東京)
第31回 2011年9月9日 52枠 私立開成高校(東京)
第32回 2012年8月31日 54枠 私立開成高校(東京)
第33回 2013年9月13日 48枠 私立慶応義塾高校(神奈川)
第34回 2014年9月12日 60枠 府立洛北高校(京都)
第35回 2015年9月11日 60枠 県立浦和高校(埼玉)
第36回 2016年9月9日 60枠 私立灘高校(兵庫)
第37回 2017年9月1日 60枠 私立桜丘高校(三重)
第38回 2018年9月14日 50枠 私立桜丘高校(三重)
第39回 2019年9月13日 51枠 府立洛北高校(京都)
第40回 2020年12月11日 50枠 私立渋谷教育学園幕張高校(千葉)
第41回 2021年9月10日 50枠 私立西大和学園高校(奈良)
第42回 2022年9月9日 12枠 私立開成高校(東京)
第43回 2023年9月8日 16枠 私立東大寺学園高校(奈良)

全国大会出場回数ランキング

第43回まで。
順位 学校名(都道府県) 出場回数
1 私立東大寺学園高校(奈良) 27回
2 私立ラ・サール高校(鹿児島) 22回
3 県立岐阜高校(岐阜) 19回
4 県立熊本高校(熊本) 18回
5 県立宇都宮高校(栃木) 17回
県立金沢泉丘高校(石川)
7 県立米子東高校(鳥取) 16回
8 県立浦和高校(埼玉) 15回
県立甲府南高校(山梨)
私立智辯和歌山高校(和歌山)

外部リンク

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最終更新:2023年09月12日 11:07
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*1 第29回までは北海道と東京都は全国高等学校野球選手権大会と同様2チームが選出され49チーム

*2 第42回では一次予選に限り複数チーム通過可能であったが、第43回は一次予選から「1校につき1チームのみ通過」となる