人名問題(じんめいもんだい)とは、回答として人名を問う問題。
人名問題回答の原則
多くの
オープン大会では、人名問題の回答について以下の原則が採用されている。
- 東洋人(日本人、中国人、韓国人など漢字文化圏の人物)についてはフルネーム(姓名)で回答。
- 西洋人についてはファミリーネームのみで正解。複合姓の場合は姓全てを回答して正解となる(ジスカール=デスタンなど)。
原則の例外
上記の原則には、いくつかの例外がある。
- 東洋人であっても、姓名の形でない芸名や登録名が一般的な場合は、一般的な名前が優先される。相撲の力士は四股名の名字に当たる部分のみで良い。
例:イチロー、友近、朝青龍など
- 西洋人であっても、題意としてファーストネームを問うている場合はこの限りではない。
例:「バラク・オバマの妻は?」という問題で「ミシェル」「ミシェル・オバマ」は正解、「オバマ」のみは不正解。
問題点
人名の体系は地域や時代によって大きく異なり、統一した回答ルールを作るのが難しい。現状においても、以下のような問題点が指摘されている。
- 「東洋人」の範囲はどこまでか
- 西欧に帰化した東洋人の扱いについて(米国籍の南部陽一郎博士を「ナンブ」で正解とするのか否か)
- 僧侶や俳人など、下の名前のみで呼ばれることが多い人々について(時代や知名度によって扱いに差がある)
- イタリアの芸術家など、ファーストネームで呼ぶことが多い人物について(ダンテ・アリギエーリ、ミケランジェロ・ブオナローティなど)
最終更新:2009年04月25日 18:25