デリバティブとは、既存の問題から新たな問題を派生して作成することを指す語。
時期によって表す内容が異なるため、以下では2つに分けて記す。
初期デリバティブ
- オーケストラの音合わせに使われる楽器は何?(オーボエ)
- 温度差による音程の狂いが少ないため、オーケストラの音合わせに使われる楽器は何?(オーボエ)
このように、既存の問題に新たな要素を足すことで、
早押しの
ポイントに差をつけようとしたもの。
長文クイズの基本的な考え方と言える。
第3回
K-1グランプリの記録集において、永井荘一郎氏により「デリバティブクイズ」と名付けられた(永井氏は「この言葉の命名者として名前が残って欲しかった」と書いていた)。ただし97年の鈴木舟太氏の記述によると「この用語を使っている人はほとんどいない」とのこと。しかし、現在でも一部のプレイヤー間で使われている。
現在のデリバティブ
- 版画家・橋口五葉による装丁も評判となった、明治38年に発表された文豪・夏目漱石の代表作は何?(『吾輩は猫である』)
- アール・ヌーヴォー風の画風で「大正の歌麿」と呼ばれた版画家で、夏目漱石の『吾輩は猫である』の装丁を手がけたことで知られるのは誰?(橋口五葉)
既存の問題で前振りに使われていた単語を掘り下げ、解答に据えて作成したもの。「前振り昇格」とほぼ同義。
最終更新:2021年12月08日 17:40