カルトQ方式

カルトQ方式(―キューほうしき)とは、早押しクイズにおけるルールの一つ。クイズ番組カルトQ』で使われたことからその名がある。
近年では「エンドレスチャンス」(もしくは略して「エンチャン」)という呼称もしばしば用いられる。

ある問題について1人が誤答してもその問題を終わりとせず、続けて他の回答者の回答を認めるルールをいう。
誤答した人はその問題の回答権を失うルールと、1問に何度も回答できるルールがある。
正解が出るか誰もボタンを押さなくなる、あるいは(誤答でその問題の回答権を失う場合)全員が誤答したらその問題は終了となる。

1人答えたら正誤関係なく終了となるシングルチャンスに見られる、他の者の誤答(問題潰し含む)によってその問題を正解できたはずのプレイヤーの解答機会が失われるケースや、誤答罰の重圧により全員が解答権獲得を躊躇した結果スルーとなってしまうケースが少なくなるため、問題を有効利用できるという利点を持つ。また、2番手以降の解答者が、先に出た誤答を利用して答えを絞り込むことができるという点により、シングルチャンスにはなかった新たな戦術の余地が生まれる。
一方で、2番手以降の回答権を得るために、回答者がボタンを連打することが不可避なルールであり、早押し機に負担がかかること、マナー的に見苦しいことなどから、TV番組ではおなじみの形式でありながらも愛好者間で採用されることはあまりない。採用されたとしても、「誤答ブザーが鳴り終わってから1回だけ押す」などのルールを設けることで、なるべくボタンに負担をかけない工夫をする場合が多い。*1

早稲田式早押し機における「全順位判定モード」

早稲田式早押し機においては、1着に誤答判定を出すことで2着、3着…と以下の回答者に回答権を送る「全順位判定モード」が搭載されている。連打を伴わないなど上記「カルトQ方式」とは似て非なるものであるが、こちらも「エンチャン」と称されることがある。

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最終更新:2020年11月22日 10:04
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*1 クイズルーム ソーダライトの一部のイベントでは連打が容認されている。例として、長戸勇人氏の企画では、早押し系のルールは一貫して本方式が採用された。