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ビューポート

ビューポート

 ビューポートとは、簡単にいえば「のぞき窓」。。。いろんな形の窓から図面を覗いてるって感じかな。
 図面の一部を拡大して表示したり、レンダリングしたものを表示したりでプレゼンに使えますね。
 プレゼンボード(シートレイヤ)にぺたぺた図面や写真などを貼り付けていくってかんじですね。

はじめに

VW11より登場したビューポート。 当初ハードユーザーの一部からは、『AutoCadのまねや』『レイヤリンクがあれば、 そんなもんいらんのに』『レイヤ/クラスの概念さえ初心者には理解するのが難しい のに、この上、新しい概念を導入してどないするん?』等々の批判もありましたが・・ ・・(^ー^; 実際のところ一旦使い始めると、あって当然、最早、必須のもんとなりました。 ところが、VWのマニュアルの記述がとても小難しく、また、3Dで使用しているユーザ を対象にしているせいか、オールドユーザーにとっては近付き難いものになっていま す。 別に、ビューポートは3Dプレゼン専用のものでも何でもなく、単に、『提出用に図面 をまとめるためのもの』と考えるべきです。

以下に、2Dにおける基礎的な使い方を示します。

下準備

・取合えず、図面を描いて印刷する段階に来ているVWのファイルを用意して下さい。

・ファイルを開いて下さい。

ここから、始まります。

1. 〈ツール〉メニューの《オーガナイザ...》を選択します。

2. 開いた【オーガナイザ】ウィンドウの『シートレイヤ』タグをクリックします。

3. 左下にある『新規...(N)』ボタンをクリックします。

4. 【シートレイヤの作成】ウィンドウがひらくので「提出用プリント原稿頁01」等 の適当な名前をつけて、『OK』ボタンをクリックします。

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ここからが重要

5. 【オーガナイザ】ウィンドウに、今作った『提出用プリント原稿頁01』の名前が リストに表示されているので、それを選択し、ダブルクリックするか、下部左から二 番目の『編集...(E)』ボタンをクリックします。

6. 開いた【シートレイヤの編集】ウィンドウの『用紙設定...(P)』ボタンをクリッ クします。

7. 【用紙設定】ウィンドウが開くので、『プリンタ設定』ボタンをクリックします。

8. 【プリンタ設定】ウィンドウが開くので、お使いのプリンタ接続環境に応じて、 出力する用紙サイズ、方向、拡大率等、を設定して『OK』ボタンをクリックする。

9. 【用紙設定】ウィンドウに戻るので、右側の〈用紙の大きさ〉の『サイズを選択』 チェックをONにし、〈サイズ:〉プルダウンメニューから《単用紙》を選択します。

10. 左側の〈用紙の枚数〉が〈横:〉〈縦:〉ともに「1」になり、右側の〈用紙の 大きさ〉の〈ヨコ:〉〈タテ:〉寸法が、プリンタ設定で指定した用紙サイズに変わっ ていることを確認し、【用紙設定】ウィンドウの『OK』ボタンをクリックします。

11. 【シートレイヤの編集】ウィンドウに戻るので、〈DPI:〉の覧をプリンタの解 像度に合せた値に修正します。

12. 〈原点〉の値は〈X:〉〈Y:〉ともに「0」のままで問題ないので、『OK』ボタ ンをクリックし【シートレイヤの編集】ウィンドウを閉じます。

13. 【オーガナイザ】ウィンドウの『OK』ボタンをクリックすると、今作った『提 出用プリント原稿頁01』のレイヤが表示されているはずです。 尚、シートレイヤは名前は「レイヤ」でも、今まで作図していたレイヤと違い、何枚 も重ねて見ることは出来ません。デザインレイヤは「トレペ」、シートレイヤは「青 焼き」と考えるといいかもしれません。 また、スケールは常に「1:1」です。スナップグリッドを5mm〜10mm、レファレンス グリッドを50mm〜100mmに設定しておくと使い易いと思います。

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いよいよビューポート

13. 〈ビュー〉メニューの《ビューポートを作成...》を選択します。

14. 開いた【ビューポートを作成】ウィンドウの各項目を設定していきます。 必須設定項目は〈レイヤ...:〉〈2次元図形を表示〉〈クラス...:〉〈縮尺:〉 の4カ所です。 尚、設定内容は後から【データパレット】で変更できます。

15. まず、〈名前:〉覧は最初は特に触る必要ありません。〈シートレイヤ:〉覧 は今開いている『提出用プリント原稿頁01』になっているはずです。

16. 〈レイヤ...:〉ボタンをクリックします。 【ビューポートレイヤを表示/隠す】ウィンドウが開きます。各レイヤの表示(プリ ント)方法を設定にしますが、スケールが異なるレイヤは同時には表示できません。 ビューポートはスケールごとに別々に作成します。 また、3D表示してるレイヤの混在も出来ません。ビューポートは3Dを見るアングル、 投影方法などにより、別々に作成します。 すなわち、一つのシートレイヤ上に沢山のビューポートが出来るのですが、今は、と りあえず、2Dの一般図面ひとつだけをプリントすることを考えます。

17. 〈2次元図形を表示〉チェックボックスをONにして下さい。

18. 〈クラス...:〉ボタンをクリックします。【ビューポートクラスを表示/隠す】 ウィンドウにて各クラスの表示方法を設定します。最初は全てONで問題ないと思い ますが、捨て線用のクラス等を設定している場合はOFFにします。

19. 〈縮尺:〉はプルダウンメニューから選択します。元の図面を描いたレイヤの スケールに関係なく、プリントアウトしたいスケールを設定します。メニューにない 縮尺、たとえば「1:30」等にしたい場合は、メニューから《カスタム》を選択する と次の〈カスタム 1:〉覧が入力可能になりますので、『30』と記入すれば設定でき ます。

20. あと、〈3Dを見る:〉覧は《2Dへ戻る》、〈レンダリング:〉覧は《ワイヤー フレーム》、〈投影の方法:〉は《2D平面》になっていることを確認して、『OK』ボ タンをクリックします。

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21. 出来上がったビューポート図形が、シートレイヤである『提出用プリント原稿 頁01』の上にできて図面が表示されているはずですが、スケールが間違っていたり、 元の図面を描いたレイヤの描画エリア外の離れた位置に余分な図形等が描いてあると、 原点から遠くはなれた位置に表示されたり、非常に微小に表示されたりしますので、 データパレットを使って見直しましょう。

22. ビューポート図形は、他の図形と同じように、ドラッグ移動、複製、回転、反 転、他のシートレイヤへのコピーペーストなどが可能です。プリントアウトすること を考えて、用紙上の位置レイアウトを調整します。

23. ここから、このまま〈ファイル〉メニューの《プリント...》を選択すれば、と りあえずの「ビューポートの使い方」第1段階終了ですが、これだけなら2Dでビュー ポートを使うメリットがあまりありません。

ビューポートを使う

さて、前回の「ビューポートを作成する」に続く今回は「ビューポートを使う」です。 HELPだけでは何のことかわからないようなことが多いのですが、以下の4点のポイン トを押さえれば、使いこなすことが可能です。

1.シートレイヤと図面枠等

前回のステップでお分かりになったと思いますが、ビューポートはシートレイヤとい う縮尺1:1で透過性の無いレイヤ上に作成されます。 シートレイヤは、一つのファイルの中にいくつでも作成でき、それぞれにプリンタ設 定、用紙サイズ指定が可能です。つまり、A1でプリントしたいデータも、A3でプリン トしたいデータも、一つのファイルの中に混ざっていて問題ないと言うことです。 設計製図しているときは用紙の大きさ等は頭から外して、最後に提出用の図面サイズ を決めればいいと言う考え方です。
同じ図面データでも、提出先により出力サイズを変えたい場合でも、A1でプリントし たい場合はA1設定のシートレイヤを作成し、他にA3で出力したい場合はA3設定のシー トレイヤを追加します。 また、シートレイヤはスケールが1:1であり、常に2D表示であることを除けば、他の デザインレイヤと同じように、何でも作図描画が可能です。 図面用紙枠、タイトル覧、社名、工事名等、スケールが原寸の物は直接シートレイヤ に書き込むことが考えられます。これについては、使いながら工夫して下さい。 私の場合、様式が決まっている役所等に提出する書類に図面を入れ込む場合等に、書 式原本をスキャンして、直接シートレイヤに取り込んでいます。

2.縮小拡大出力/プロバティ

ビューポートは、それぞれに縮尺の設定が可能です。デザインレイヤで設計製図して いるときは提出時の縮尺等は頭から外して、最後に出力スケールを決めればいいと言 う考え方です。 一旦A1で1/100スケールで印刷した図面を、A3で1/200に縮小して提出したい場合も あります。 その方法を以下に記述します。

1. まず〈ツール〉メニューの《オーガナイザ...》から【オーガナイザ】ウィンド ウを開きます。

2. 『シートレイヤ』タグをクリックし、先にプリントした1/100スケールA1図面の シートレイヤを選択します。

3. 下の左から3番目の『複製...(N)』ボタンをクリックすると、複製されたシート レイヤがリストに表示されます。

4. 新しいシートレイヤ名をダブルクリックするか、下の左から2番目の『編 集...(N)』ボタンをクリックします。

5. 開いた【シートレイヤの編集】ウィンドウの『用紙設定...(P)』ボタンをクリッ クします。

6. 【用紙設定】ウィンドウが開くので、『プリンタ設定...』ボタンをクリックし ます。

7. 【プリンタ設定】ウィンドウが開くので、用紙サイズを「A1」から「A3」に変更 して『OK』ボタンをクリックします。

8. 左側の〈用紙の枚数〉が〈横:〉〈縦:〉ともに「1」にであり、右側の〈用紙 の大きさ〉の〈ヨコ:〉〈タテ:〉寸法が、A3用紙サイズに変わっていることを確認 し、【用紙設定】ウィンドウの『OK』ボタンをクリックします。

9. 【シートレイヤの編集】ウィンドウに戻るので、『OK』ボタンをクリックしウィ ンドウを閉じます。

10. 【オーガナイザ】ウィンドウの『OK』ボタンをクリックすると、A3用紙サイズ のシートレイヤに、以前のと同じ、1/100の図形がはみ出た状態で描画されているは ずです。

11. この1/100のビューポート図形を選択し、データパレットから、《縮尺:》覧を 〈1:200〉に編集します。

12. 図形はビューポート全体の中心を基準にして縮小されるので、データパレット の左上の九つの[図形の配置]ポイント?の中心の点をクリックし、中心点の《X:》 《Y:》座標覧それぞれに「/2」を追記すれば、座標値が1/2に自動計算され、正しい 位置に移動します。

13. 複数のビューポートがある場合は、それぞれについて上記11〜12の作業を行い ます。

14. これで、A3サイズ1/200でのプリントが可能ですが、これだけなら、ビューポー トを使うメリットは殆どありません。しかし、ビューポートには次の必殺プロバティー があるのです。

15. 縮小したビューポート図形を選択して、データパレットの一番下の《プロパティ ...》ボタンをクリックします。 【ビューポートプロパティ】というウィンドウが表示され、《線の太さの倍率:》 《マーカーの倍率:》《隠れ線の倍率:》《ハッチングの線の倍率:》《文字の倍率: 》の設定欄があります。

つまり、縮小して文字がつぶれてしまうような場合や、ハッチの線が飛んで消えてし まうようなことが無いように、ココで補正できるのです。1/100 を 1/200に縮小した 場合、文字の大きさは 1.2〜1.6 にするといいでしょう。 印刷してみてから、図面全体的に文字が小さすぎるとか、線が細すぎるとかが気になっ た場合、ここで一括して修正します。

また、この例で行ったように、オーガナイザでレイヤを複製すると、そのレイヤに含 まれるビューポート全てが一緒に複製されるので便利です。

3.マスキング・トリミング・フレーミング枠

一つのシートレイヤにビューポートはいくつでも配置できます。 例えば、各階の平面図、屋根伏図、基礎伏図、床伏図、天井伏図等を一つのファイル にレイヤを重ねて描いた場合、それぞれに必要なレイヤセットを設定したビューポー トを作成し、一枚の大きな図面用紙の中に並べてプリントすることができます。それ ぞれの縮尺は別々に設定できます。 もし、立面図や矩計を他のファイルで描画していたら、《ファイル共有》で取り込ん で、そのレイヤもビューポートに入れることができるので、小さな建物なら一枚の図 面用紙に全図面を配置することも可能でしょう。

単純に同じ内容のレイヤセットを配列複製して、複数並べることも出来ます。一見意 味のないことのように思われるかもしれませんが、そうでもないのです。 例えば、プリントしたい縮尺では建物の大きさが用紙に収まらない・・・で、途中を 省略したい場合等。

1. この場合、まったく同じビューポートを複製して、片方は用紙の上方に合せて配 置し、片方は用紙の下方に合せて配置します。

2. 当然2つの図形がずれて重なっているのですが、ここで一つのビューポートを選 択してダブルクリックする、または《加工》メニューの(ビューポートに入る)を選 択します。

3, 【ビューポートの編集】ウィンドウが開きますから、〈枠〉のラジオボタンを選 択して『OK』ボタンをクリックします。

4. レイヤ名表示が【ビューポート枠】となり、ビューポート枠の編集モードになり ます。ツールパレットから《四角形ツール》を選択します。

5. ビューポートの表示したいエリアを示す四角形を描画します。すると、描画した 四角形からはみ出ている部分の描画は消えます。

6. 複数の四角形を描いても最初の(一番下の)四角形のみが有効です。また、この フレーミングは四角形でなく、円形でも、多角形でも、曲線でもかまいません。詳し くは、HELPの「ビューポートをトリミングする」を参照して下さい。 また、この枠はそのままプリントされてしまうので、枠を表示したくない場合は、 [属性パレット]で線の太さを0にして下さい。破線等にして表示することも可能で す。

7, 描画ウィンドウ右上に現れている『ビューポート枠を出る』ボタンをクリックし て、もとのシートレイヤのウィンドウに戻ります。

8. 他のビューボートも同じ手順で、表示範囲を決めていきます。

このように、どんなに大きな建物等でも、デザインレイヤ上で全体をとりあえず描い ておいて、最後にシートレイヤ上で一部をカットしてして表示できるのです。 このビューポートのトリミング範囲を決めるのを【ビューポートの編集】ウィンドウ では『枠』と漢字で表示しているわけです。確かにFrame = 枠ですが、このウィンド ウだけ見て何のことかイメージできる日本人はどれだけいるでしょうか(^_^;

4.書込/注釈

上記の【ビューポートの編集】には、もう一つ名前からはイメージがつかみにくい 〈注釈(N)〉というラジオボタン項目があります。これをクリックすると、ビューポー ト内のスケールで図形を書き込むことが出来ます。主に全体図面の一部を拡大したビ ューポートを作成し、詳細な寸法等を記入するを想定している機能だと思いますが、 図面のレイアウトによって記載位置の調整が必要になるような書込事項はすべてこの 機能をつかって記入するという手もあります。いろいろ使いながら工夫して下さい。 尚、この書込は前記のビューポート枠の外でも記入可能です。

以上で、ビューポートの基礎がつかめたと思います。 次はVWRRのHPに紹介されているビューポートとレンダリングを組み合わせた使 い方へとステップアップしていって下さい。 こちらも、工夫次第で2Dでの応用がいろいろ考えられます。みなさんの使い方をHPに アップしていきましょう。

ビューポート使用例

2Dでビューポートを使った例

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  • 1/20の図面に1/5の部分詳細図を書いた例です。
  • 1/20の図面全体をビューポートしたのと、丸の部分をビューポートしたのを貼り付けてます。
  • 黒の線と青い波線の丸は1/20の部分に描き込んでます。
  • ビューポート枠は青い波線より一回り大きくして線を無しにしてます。
  • 赤い線は、注釈というところに描き込んでます。
  • ピンクの線はシートレイヤに直接描き込んでます。
  • ピンクの寸法線をみるとシートレイヤが1/1であると確認ですますね。
  • 画像をクリックすると、大きい画像が見れます。



いろんなのぞき窓の例
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コメント:
  • おお!そんなこつができるんか〜シフト+コマンドね また賢くなった。っで あちきの所では動くけどね。設定は何になってる?もしかして 移動が。めっちゃ細かいのになってない?スケールとの兼ね合いだね。 -- *JBOY
  • 『注釈』を使って書き込みをしました。ナッジ機能を使ったのですが、<shift+comand>で大きく移動するのがこのビューポート注釈内では機能しないようなんですが。&sad -- *nora
  • 久しぶりにビューポートを使って、図面を描いてみようって思った時に、『??』なところが出て来て、ここを尋ねました.助かりました。ありがとうございました。 -- *nora
  • ビュ-ポ-トペ-ジの復活完了 -- babyroom
  • 用紙を無視して、一個の平面から書いた展開を、シートレイヤに配置してみました。A1に配置したので、キープランも含めて全部で15くらいのビューポート。なるほど、ビューポートは「画像」なのですね、だからdpiの設定がでてくるんだ〜横向きで書いてた展開のハッチング、あとで向きかえたら治るだろうと思ってたら、そのままの見え方。シートレイヤで回転させても、治らないんですね。でも、今までは最終的にそれぞれをコピーして配置していたので、編集のたびにまたコピーして配置して、てなことがなくなりそうなので、便利です。縮尺も変えられるし、この機能は相当使えそうですね。これからもいろいろ試してみようと思います。ありがとうございました。 -- *saku
  • ふむふむ、この通りにやってみましたら、うまくいきました。『2Dの例』のような使い方はよくすると思うのですが、後からもっと詳細に書き込みを加えるっていうこともできるんですね。参考になります、ありがとうございました。 -- *nora

他のビューポート。。。