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「≪2章≫ ~迷路~」(2005/09/06 (火) 17:45:51) の最新版変更点
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<p>「よし着いた!早速中に入ろぉ~っと!」</p>
<p>
何も考えないでしゃべっているのは、やっぱりピノンだ。</p>
<p>「何言ってんのよピノン!<br>
勝手に入って迷ったらどうすんの!<br>
ぜったい三人で行動でしょ!ねっライヌ!」</p>
<p>
「え?!うっうん。でもちょっと言い方がきつくないか?」</p>
<p>
ライヌがピノンをかばおうとすると、マティの視線がライヌにぐさっと突き刺さった。</p>
<p>
「は・はは;さぁ早く行かないと時間が無くなるぜ;」</p>
<p>話をそらすようにライヌが<br>
「さささ」と小走りでドアのほうへ向かった。</p>
<p>二人もライヌに続いてドアに入っていった。</p>
<p>「<4>行こ!」「次<2>」<br>
「<2>行ったから<1>」<br>
と三人は、どんどん進んでいった。</p>
<p>「フゥー次どこ行く?」マティが行った。</p>
<p>「うーん;あっいいこと思いついた!<br>
ずっと<3>の方にむかって、誰が一番早く端っこにたどり着けるかってのどおだ?」<br>
ライヌがいった。</p>
<p>「わぁー、面白そうね!」<br>
マティが目をきらきらさせて言った。</p>
<p>「えぇーぼくは、あの・・その・・」<br>
うじうじ何かを言いかけているのは、ピノンだった。</p>
<p>「何よ?もしかしてやりたくないの?」</p>
<p>そうマティに言われたピノンは<br>
「ま・まさかやりたいに決まってるよ;はは」<br>
と少し強がって見せた。</p>
<p>
「良し!決まり それじゃあ行くわよー!ヨーイ!スタート!!」</p>
<p>その掛け声と同時に三人は、一斉に走り出した・・・<br>
と思ったのだが、一人スタートダッシュで転んだリヴがいた。<br>
そう、やっぱりピノン</p>
<p>「いたた!あぁー早く追いつかないと」</p>
<p>
ピノンは、一生懸命走ったが、マティ達は、一向に見えてこなかった。</p>
<p>
「ハァハァ、みんな早いなぁー。どこまで行ったんだろう」</p>
<p>
少し止まって休んだピノンは、顔を上げてはっとした。</p>
<p>
「あれ?<3>方向ってどっちだっけ・・・? えとえと、早く二人を見つけなきゃ」</p>
<p>
急ぎと不安がまじって何がなんだかわからない状況だった。</p>
<p><br>
それでもピノンは、ひたすら走った。</p>
<p>ピノンの瞳には、たった4つしかない扉が <br>
まるで大きな大きな迷路のように移っていた。 </p>
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