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 アイドレス活動、そんなに活発にやっていませんが…。
 仙台で行われるオフ会に参加している間に弟がたくさんできました。
 その弟一人、 00-00172-01:黒葉九印 さん(PL:Clover)が
秘宝館デビューするのにSSを書く練習をしたいので何かいいログはないですか?
というので私の俺の尻を見ろ!は、どうだろう?と言ったところ快諾してもらい
書いて貰ったSSです。
 黒葉さんからは、mixiとここへのSS転載に関して、了承を得ています。

 くろさんマジ、天才!もっとSS書いて欲しいし、読みたい!
 そして、ありがとう!




この広い宇宙のどこかにあるらしいうさんくさい国語辞典で「純粋」という言葉を引けば、そこには「さるきのこと」とかかれているというのが彼のもっぱらの評判である。

強い漢になるために体力だ、と言われれば犬のごとくダッシュ。

フナムシを捕まえて来い、と言われればそれが強くなるためだと信じて全長2mのどう考えても危ない系の化け物に竹刀で挑みかかろうかと思案する。

泳ぐとなれば漢らしく褌一丁、煌く笑顔。

素敵な筋肉はいろんな男と磨くと言われれば、真剣に方法を聞き始め、女を覚えろと言われればウィスと返事。あわや良い子の時間をぶっちぎって、パライソ突入3秒前、である。

もう一度言おう。国語辞典で「純粋」という言葉を引けば、そこには「さるきのこと」とかかれているのである。「純粋」と書いて「さるき」と読んでももちろん是である。

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輝く空は無邪気に微笑み、白い波は軽やかなメロディーを奏でている。8ヶ月前のリベンジを胸に秘め、純粋漢さるきが挑むは大海に咲く一大輪の薔薇、海賊船はてみ丸。

彼女の心臓たる4本マストはその身体を大きく広げ、風を受ける。布の胸は大きく膨らみ、船首は波を掻き分ける。彼等を乗せてザァザァと。だが、この航海がまさかあのような事になろうとは誰一人想像することはできなかった。そう、できなかったのだ。

「船の上の風は気持ちいいもんですねー」

鼻腔を通して体に染み広がる海風の匂いを楽しみながら、さるきは小さな身長で精一杯背伸びした。彼の身体は船の力を借りて風を切る。戦場での風と違って、ここの風には血の匂いが混じっていないから無意識のうちに彼はそれを感じとり、気持ちいい、と、そう思ったのだろう。決して、その風に漢達の匂いが混じっているから気持ちいいと思ったわけではないと、筆者は信じたい。ここは海上はてみ丸。戦場には血の匂いしか漂わないが、船上には漢達の汗と涙とその他諸々の匂いが漂うのだ。

「ははは」

あらゆる危機の瀬にあっても、その笑顔は豪華絢爛。彼が笑うだけであらゆる絶望は自ら道を開ける。その道を人は王の道と呼び、皆はその道を敬い、憧れ、そして希望を込めた眼差しで見つめるのである。

笑顔の主の名はキャプテン・レッドサーモン・北海道。無敵の海賊である。半裸で、片目には眼帯、赤いレザーパンツ、同じく赤いレザーの船長上着をはおり、赤い薔薇を挿した帽子を被っているその姿はまさに良い漢である。その戦闘能力は絶大の一言につき、どこかの時間軸では瞬間移動して0.1秒刻みに自分を16分割して攻撃をするという絶技さえ披露している。強さを求めるさるきが先生と仰ぐのもこれでは無理が無い。カリスマ性においては荒くれ海賊達を一纏めにし、七つの世界には彼を慕うものは多いことからいわずもがな、である。

戦闘においては絶大無比。

そのリーダーシップは荒くれ海賊達を纏め上げる。

彼こそは全ての漢が理想に描く、真の良い漢なのである。


―interlude―


「ははは」

あらゆる危機の瀬にあっても、その笑顔は(大・絶・賛・特定の方向に向けて)豪華絢爛。彼が笑うだけであらゆる絶望(ノンケ)は自ら道を開ける。その道を人は王の道(別名、薔薇園への道)と呼び、皆はその道を敬い、憧れ、そして希望を込めた眼差しで見つめるのである。

その眼差しの大部分が「ウホ、いい兄貴」的眼差しであることは、語る必要は最早あるまい。

笑顔の主の名はキャプテン・レッドサーモン・北海道。赤鮭、赤様とも呼ばれている無敵のセクハラ大魔王(男限定)である。半裸で、時には褌一丁(ちなみに、赤褌だぜ喜べ兄弟!)片目には眼帯、赤いレザーパンツ(脱ぐと凄い)、同じく赤いレザーの船長上着(脱ぐともの凄い)をはおり、「象徴的」な赤い薔薇を挿した帽子を身につけ女嫌いで男が大好き。その姿はまさにいい男(誤字にあらず)である。そのセクハラ能力は絶大の一言につき、どこかの時間軸では白兵戦を行っている真っ只中で、その相手(もちろん男)の服のボタンを外して服を脱がしてしまうという絶技さえ披露している。世界中のあっちでそっち系のガチムチな野郎共が兄貴と仰ぐのもこれでは無理が無い。カリスマ性においては荒くれガチムチ兄弟を一纏めにし、七つの世界には彼を慕う男は多いことからいわずもがな、である。ちなみに婚約者(男)を寝取られた女に命を狙われてたりした過去もあるおちゃめな一面もある。…おちゃめ?

戦闘(と書いてセクハラと読む)においては絶大無比。

そのリーダーシップは世界中のガチムチ兄弟達を纏め上げる。

この変態こそは全ての男(ガチムチ、とルビが振ってある)が理想に描く、真の(ウホ)いい男なのである。

あぁ、もう駄目だ。この台詞ばかりは書いてはいけないと思っていたのに指が止まらない。恐ろしいこれが赤鮭の力なのか。

では、皆さんご一緒に。

や ら な――


―interlude out―


さて、そんなガチムチ界のスターダム、赤鮭兄貴と一緒にいるとは露知らず、さるきは「うわぁぁ!船に乗るの初めてだったんで感動者です!赤鮭先生!」と暢気に感想なぞ言っている。そのうち彼の中で赤鮭が「先生」から「兄貴」にジョブチェンジするのは太陽が西から昇って東に沈む程度に誰の目に見ても明らかである。なぜなら、宇宙のどこかにあるうさんくさい百科事典人名項で「さるき」と引けば「国語辞典・純粋の項を参照」と書かれているのだから「強くなるためにはまず俺と肌と肌でスキンシップだ、考えるな、感じるんだ」なぞと言われてしまえばあっというまに可愛い小熊ちゃんが一匹、鮭の胃袋に納まってしまうという弱肉強食のピラミッドを上下反転させたようなシュールな世界が展開されることまず間違いない。(ちなみに、前述したとおり国語辞典で「純粋」と引けば「さるきのこと」と書かれているので、螺旋状態になっているのだが、誰も気にしない)

修羅場(と書いて、薔薇園と読む。お好みでパライソと読み替えても可)の匂いが船上の戦場に微かに混じり始めたその瞬間である。赤鮭がついにその魔口を開き、小熊に食指を伸ばすため、彼の空前絶後の絶技を披露したのだった…!

「ははは。そうかそうか。」



「よし。よく俺の尻を見ろ」



よく俺の尻を見ろ。

俺の尻を見ろ(日本語)

Look at my hips(英語)

看我的屁股(中国語)

Regardez mes fesses(フランス語)

Sehen Sie mein Gesas an(ドイツ語)

Mire mis nalgas(スペイン語)

非常に大事な事なので5ヶ国語で訳しました。


考えて欲しい。今だかつてこのような台詞を聞いたことがあるだろうか?俺の歌を聴け、という国民的名台詞ならまだしも、俺の尻を見ろ、である。俺の尻。これぞまさしく世界中の兄弟達があこがれる兄貴の技なのである。さすが、兄貴。俺たちのやれないことをさらっとやってのける。そこにシビレル憧れる、俺はノンケを止めるぞジ○ジ○状態である。今ここに絶技、ガチムチパライソが展開されたのだった。この絶技にかかったのならば、もうノンケではいられないのである。ありとあらゆるノンケを虜にしてしまい瀬戸口とか、ドランジとか、谷口とかヤガミとかも逃げられなかったという筆者の友達の従兄弟のお兄さんの隣に住んでいるおじいさんが聞いたらしい風の噂の魔性の技。ゴッドスピード、さるきの貞操。ノーマルだったころの君は忘れない。

もう駄目だ。

直視できない!

ここからは18歳以下の同志戦友は見てはいけない世界が展開され―



さるき 「はい!(赤鮭先生の尻とじーと真剣にみます)」



―なかった。あれ?絶技不発?いやいや、諸兄はもう一度1頁に戻って冒頭を読み返して欲しい。

―この広い宇宙のどこかにあるらしいうさんくさい国語辞典で「純粋」という言葉を引けば、そこには「さるきのこと」とかかれているというのが彼のもっぱらの評判である―

さるきは「俺の尻を見ろ」と言われ、ただ、尻を見たのだ。変な意味は砂漠の砂に混じるマリアナ海溝の砂の一粒並みに、無い。皆無で絶無だ。
彼にしてみれば、赤鮭の鍛えられ引き締まった尻には強くなるための深遠で遠謀で意味不明な真理の一片がきっと隠されていて、先生は僕にそれをご教授くださっているのだ、とでも思ったのだろう。尻を見て強くなれるのなら、世界中のガチムチ兄弟はいまや無敵の軍団と化し、この世の春を謳歌しているのだろうけれども、赤鮭兄貴の尻にはそっち系に強くなれる要素はあっても、普通の意味で強くなれる要素は残念ながら含まれていなかった。

ガチムチ界に冠たる兄貴の絶技を打ち破ったのはただの、純粋な眼差し。それだけなのである。

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こうして赤鮭兄貴の野望は潰えた。

嵐は刹那のうちに過ぎ去り、凪の後にはいつもと変わらぬ無限の大海原。

はてみ丸はこのままテスト航海を終え港へ戻り、次の出航へ思いを馳せるのだろう。

さるきはただの小熊ではなかった。

彼こそは、七つの世界に冠たるガチムチキラー。

良い漢とは成ろうとする目標ではなく

そうあろうとする心。

そうあろうとする純真さ。

そう、世界はこんなにも青く、さるきに向かって微笑みを向け―

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副官「いや、見るなら自分の(尻)を。さあ」

ガチムチ界とさるきの戦いはまだまだ終焉を見ないようであった。

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―epilogue

赤鮭はさるきに向けって手を差し出した。それは兄貴系絶技でもなんでもなく、船の急加速に驚いて情けない格好をさらしたと恥じているさるきに対する、彼のただの思いやりだった。

ありがとうございます、とその手を取ったさるきに赤鮭は言った。

人に交渉するより知識をつけて覚えろ。

足元を見られるな、顔を見られるようになれ。

言葉には表さなかったが、そうすればお前はもっと良い漢になる、と、そう兄貴は言いたかったのだと思う。

ハイ!というさるきの元気の良い返事に満足した彼は帆を部下で操りながら舵を切る。アイアイサー兄貴!という返事と共に華麗なチームワークを披露する船員達に感激し、今日は色々勉強になる、そう呟いたさるきに赤鮭は笑顔を向けた。

あらゆる危機の瀬にあっても、その笑顔は豪華絢爛。彼が笑うだけであらゆる絶望は自ら道を開ける。

笑顔の主の名はキャプテン・レッドサーモン・北海道。

さるきの頭をこれでもかとなでまわす、我らの兄貴である。


―epilogue close




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