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**WristPDAのデータ WristPDAはバッテリーの持ちが悪く、1週間も充電をしないで放置すると完全放電してしまいます。通常の家電ならば充電してスイッチを入れれば以前と同じように動作しますが小さなコンピューターとも言えるWristPDAはそれまで蓄積したデータをすべて消失してしまい、購入した時の状態になってしまいます。 またこまめに充電をして電源が切れないように注意していても、ハードリセット等によりすべてのデータが消失することもあります。 WristPDAは小さくてもりっぱなコンピューターです。通常のPCでデータのバックアップが重要なようにWristPDAでもデータのバックアップが必要です。 今回、WristPDAでのデータのバックアップの方法と、万が一データがすべて消失した場合のリストア(復元)の方法について説明します。 **ホットシンクの重要性 PalmOS機にはホットシンクという便利なしくみがあります。定期的に母艦と呼ばれるPCに接続しホットシンクをすることによりWristPDAのデータとPC側のPalmDesktopというアプリケーションのデータが同期されます。これによってPalmDesktopとWristPDAの両方で最新のデータを使えるようになります。 このホットシンクは常にWristPDAとPalmDesktopとの同期を取るという役割のほかにデータのバックアップを取るという重要な役割があります。この機能をそのまま利用することによって&font(u,b,#ff0000){WristPDA側のデータがすべて消失してしまっても最後にホットシンクをした状態まで復活させることができます。} したがってデータを不慮の事故から守るためにも、&font(u,b,#ff0000){日頃からこまめなホットシンクを心がけてください。} #center{ #ref(nobatt.jpg) &font(b){完全放電によるデータ消失&br()ホットシンクしていないとすべてのデータを失います} } **リストアの前準備 まずはWristPDAを充分に充電してください。 充電が完了したら念のためWristPDAにハードリセットをかけて完全な初期状態にします。ハードリセットにかけかたについては[[リセットの方法]]の中のハードリセットの項目を参照してください。 次にWristPDAの初期設定を行います。 初期設定の方法については[[WristPDAの初期設定]]を参照してください。 **ホットシンクマネージャーの設定 ここであわててホットシンクしないでください。 通常、ホットシンクはWristPDAとPCの同期を取るよう設定されています。すなわちWristPDAで更新されたデータをPalmDesktopにコピーし、PalmDesktopで更新されたデータをWristPDAにコピーすることで、両方を最新のデータに保ちます。今回PalmDesktopのデータをすべてWristPDAに書き込む必要がありますので、データの同期ではなくPalmDesktopからWristPDAにすべてのデータを上書きする設定にします。 以下にその設定方法を説明します。 #center{ #ref(bk01.jpg) } タスクバーに図のようなホットシンクアイコンが表示されていますのでこれを右クリックし、ホットシンクマネージャーを起動します。 #center{ #ref(bk02.jpg) } プルダウンメニューが表示されますので、動作設定を選択します。 #center{ #ref(bk03.jpg) } HotSync機能の動作設定画面が表示されます。 上部のユーザー名がリストアしたいWristPDAのユーザー名であることを確認します。 コンジットの中でリストアしたい項目の設定を変更します。 デフォルトではファイルの同期になっていますので、これをPalmDesktopが本体を上書きするよう設定を変更します。 設定の変更方法は変更したい項目を選択して反転表示にし、変更ボタンをクリックします。 #center{ #ref(bk04.jpg) } HotSync機能の動作変更画面が表示されます。 ここでPalmDesktopが本体を上書きにチェックを入れてOKボタンをクリックします。 #center{ #ref(bk05.jpg) } この作業を繰り返して、予定、アドレス、ToDo、メモ帳の設定を変更します。この他にも追加のデータを入れている場合(図ではCardy等)その追加分のコンジットも設定を変更しておきます。 #center{ #ref(bk06.jpg) } 下にスクロールさせるとバックアップの項目があります。 これもデフォルトは本体がPalmDesktopを上書きになっていますので、これをPalmDesktopが本体を上書きに変更します。 #center{ #ref(bk07.jpg) } #center{ #ref(bk08.jpg) } ここまで準備できましたら終了ボタンをクリックして、一旦ホットシンクマネージャーを閉じます。 **データの復元 USBケーブルでPCとWristPDAを接続し、ホットシンクができる状態にします。 #center{ #ref(bk09.jpg) } WristPDA側からホットシンクをかけるとユーザーの選択画面になります。ここで対象となるユーザー名を選択しOKをクリックします。 #center{ #ref(bk10.jpg) } ホットシンクがはじまり、すべてのデータが復元されます。 すべてのデータを復元しますので、ホットシンクには通常より時間がかかります。すべて完了するとWristPDA側にソフトリセットをするようメッセージが出て、画面下部にResetボタンが表示されます。このResetボタンをタップします。 これでデータの復元は完了です。 WristPDAは前回ホットシンクした状態になっているはずです。 もし運悪く復元できなかった場合は、データが破壊された状態でホットシンクをかけてしまった等、いろいろな原因が考えられます。その場合は残念ですが完全な復元は難しいと思います。 **ホットシンクマネージャーの設定を元に戻す 最後にホットシンクマネージャーの設定が元に戻っていることを確認します。先ほどホットシンクマネージャーの設定を変更しましたが通常一度ホットシンクをした後は自動的にデフォルトの設定に戻るはずです。念のため下図のようにデフォルトの設定に戻っていることを確認してください。 #center{ #ref(bk11.jpg) } #center{ #ref(bk12.jpg) } **免責事項 -当サイトの内容によって被る損害についてサイト管理者は一切責任を持ちません。自己責任の上で情報を活用してください。 -記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。 -一部引用画像は引用元に著作権があります。 -当サイトの内容、写真等に問題がある場合、info @ pamupamu.com までご連絡ください。できる限りすみやかに対処いたします。 -説明の便宜上直接リンクがはられている場合があります。不具合がありましたらご連絡ください。 ---- #center{Copyright (C) 2005 by Shigeyuki Seko all right reserved.} ----
**WristPDAのデータ WristPDAはバッテリーの持ちが悪く、1週間も充電をしないで放置すると完全放電してしまいます。通常の家電ならば充電してスイッチを入れれば以前と同じように動作しますが小さなコンピューターとも言えるWristPDAはそれまで蓄積したデータをすべて消失してしまい、購入した時の状態になってしまいます。 またこまめに充電をして電源が切れないように注意していても、ハードリセット等によりすべてのデータが消失することもあります。 WristPDAは小さくてもりっぱなコンピューターです。通常のPCでデータのバックアップが重要なようにWristPDAでもデータのバックアップが必要です。 今回、WristPDAでのデータのバックアップの方法と、万が一データがすべて消失した場合のリストア(復元)の方法について説明します。 **ホットシンクの重要性 PalmOS機にはホットシンクという便利なしくみがあります。定期的に母艦と呼ばれるPCに接続しホットシンクをすることによりWristPDAのデータとPC側のPalmDesktopというアプリケーションのデータが同期されます。これによってPalmDesktopとWristPDAの両方で最新のデータを使えるようになります。 このホットシンクは常にWristPDAとPalmDesktopとの同期を取るという役割のほかにデータのバックアップを取るという重要な役割があります。この機能をそのまま利用することによって&font(u,b,#ff0000){WristPDA側のデータがすべて消失してしまっても最後にホットシンクをした状態まで復活させることができます。} したがってデータを不慮の事故から守るためにも、&font(u,b,#ff0000){日頃からこまめなホットシンクを心がけてください。} #center{ #ref(nobatt.jpg) &font(b){完全放電によるデータ消失&br()ホットシンクしていないとすべてのデータを失います} } **リストアの前準備 まずはWristPDAを充分に充電してください。 充電が完了したら念のためWristPDAにハードリセットをかけて完全な初期状態にします。ハードリセットにかけかたについては[[リセットの方法]]の中のハードリセットの項目を参照してください。 次にWristPDAの初期設定を行います。 初期設定の方法については[[WristPDAの初期設定]]を参照してください。 **ホットシンクマネージャーの設定 ここであわててホットシンクしないでください。 通常、ホットシンクはWristPDAとPCの同期を取るよう設定されています。すなわちWristPDAで更新されたデータをPalmDesktopにコピーし、PalmDesktopで更新されたデータをWristPDAにコピーすることで、両方を最新のデータに保ちます。今回PalmDesktopのデータをすべてWristPDAに書き込む必要がありますので、データの同期ではなくPalmDesktopからWristPDAにすべてのデータを上書きする設定にします。 以下にその設定方法を説明します。 #center{ #ref(bk01.jpg) } タスクバーに図のようなホットシンクアイコンが表示されていますのでこれを右クリックし、ホットシンクマネージャーを起動します。 #center{ #ref(bk02.jpg) } プルダウンメニューが表示されますので、動作設定を選択します。 #center{ #ref(bk03.jpg) } HotSync機能の動作設定画面が表示されます。 上部のユーザー名がリストアしたいWristPDAのユーザー名であることを確認します。 コンジットの中でリストアしたい項目の設定を変更します。 デフォルトではファイルの同期になっていますので、これをPalmDesktopが本体を上書きするよう設定を変更します。 設定の変更方法は変更したい項目を選択して反転表示にし、変更ボタンをクリックします。 #center{ #ref(bk04.jpg) } HotSync機能の動作変更画面が表示されます。 ここでPalmDesktopが本体を上書きにチェックを入れてOKボタンをクリックします。 #center{ #ref(bk05.jpg) } この作業を繰り返して、予定、アドレス、ToDo、メモ帳の設定を変更します。この他にも追加のデータを入れている場合(図ではCardy等)その追加分のコンジットも設定を変更しておきます。 #center{ #ref(bk06.jpg) } 下にスクロールさせるとバックアップの項目があります。 これもデフォルトは本体がPalmDesktopを上書きになっていますので、これをPalmDesktopが本体を上書きに変更します。 #center{ #ref(bk07.jpg) } #center{ #ref(bk08.jpg) } ここまで準備できましたら終了ボタンをクリックして、一旦ホットシンクマネージャーを閉じます。 **データの復元 USBケーブルでPCとWristPDAを接続し、ホットシンクができる状態にします。 #center{ #ref(bk09.jpg) } WristPDA側からホットシンクをかけるとユーザーの選択画面になります。ここで対象となるユーザー名を選択しOKをクリックします。 #center{ #ref(bk10.jpg) } ホットシンクがはじまり、すべてのデータが復元されます。 すべてのデータを復元しますので、ホットシンクには通常より時間がかかります。すべて完了するとWristPDA側にソフトリセットをするようメッセージが出て、画面下部にResetボタンが表示されます。このResetボタンをタップします。 これでデータの復元は完了です。 WristPDAは前回ホットシンクした状態になっているはずです。 もし運悪く復元できなかった場合、データが破壊された状態でホットシンクをかけてしまった等の原因が考えられます。その場合は残念ですが完全な復元は難しいと思います。 **ホットシンクマネージャーの設定を元に戻す 最後にホットシンクマネージャーの設定が元に戻っていることを確認します。先ほどホットシンクマネージャーの設定を変更しましたが通常一度ホットシンクをした後は自動的にデフォルトの設定に戻るはずです。念のため下図のようにデフォルトの設定に戻っていることを確認してください。 #center{ #ref(bk11.jpg) } #center{ #ref(bk12.jpg) } **免責事項 -当サイトの内容によって被る損害についてサイト管理者は一切責任を持ちません。自己責任の上で情報を活用してください。 -記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。 -一部引用画像は引用元に著作権があります。 -当サイトの内容、写真等に問題がある場合、info @ pamupamu.com までご連絡ください。できる限りすみやかに対処いたします。 -説明の便宜上直接リンクがはられている場合があります。不具合がありましたらご連絡ください。 ---- #center{Copyright (C) 2005 by Shigeyuki Seko all right reserved.} ----

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