膳所高校化学班「Briggs-Rauscher反応に関する研究」は、去る10月23日、第53回日本学生科学賞滋賀県審査高等学校部門審査会において、最優秀賞を獲得、中央審査への切符を手に入れた。のち10月29日、小中高合わせた審査会においては序列二位の教育長賞に輝いた。膳所高校としては2年ぶりとなるが、化学班としては約11年ぶりの快挙である。表彰式は10月31日午後1時半より東近江市池庄町の湖東公民館で行われた。
〈論文紹介〉
Briggs-Rauscher反応(ブリッグス-ローシャーはんのう)は振動反応の一種である。化学班では演示実験としてしばしば行っていたが、今年度は研究題材に選んだ。研究手法は、色の変化基準にして時間を測定し数値化する方法をとった。温度や試薬の量など反応を起こす条件を変えて実験し、その影響を観察し、考察した。