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スカイシアター・ハリケンジャーショー 2003/3/9

忍風戦隊ハリケンジャーショー「素顔の戦士 後楽園ゆうえんち最後の戦い!!」ファイナルステージ



観覧日:2003年3月9日 16:15(6回目 追加・最終公演)の部
公演回数:6回(10:00、11:15、12:30、13:45、15:00、16:15(追加公演))
場所:後楽園ゆうえんち・スカイシアター

<主な出演者>
椎名鷹介/ハリケンレッド 塩谷 瞬(3回目まで休演。4回目より出演。)
野乃七海/ハリケンブルー 長澤奈央
尾藤吼太/ハリケンイエロー 山本康平
霞 一甲/カブトライジャー 白川裕二郎
霞 一鍬/クワガライジャー 姜 暢雄

烈火 岡元次郎

<感想>
最終日で今まで以上に混んでいました。
あまりの人の多さに ショーの入場整理券が11:30頃で、追加公演を含めたすべての公演ぶん 配布終了という事態に…。

さらに、スカイシアターの定員である1600人を超えてしまったようで、スタッフの方が「本日のハリケンジャーショー最終日、たくさんの人にお越しいただきましてありがとうございます。 誠に申し訳ありませんが、これからのご入場は今この場にお並びいただいている方のみとさせていただきます。 お並びいただいている方以外はご入場できませんのでご了承ください」とアナウンスされていました。

私は幸いにも整理券が取れたので、見ることができますが(本当にギリギリでした。もう後少しでも遅かったら、きっと見ることが出来なかったでしょう) 大泣きしている小さいお子さんとかいて かわいそうでした。
他にも、入場できなかった人が多数いるのではないかと思われます。

チケットを買いにチケット窓口へ。

その窓口に貼られている白い紙を見て目の前が真っ暗に…

「ハリケンレッド/椎名鷹介は、緊急入院のため 出演できません」

にゅ、入院て…、入院てどういうこと!?
足の具合が悪化したのか、それとも体調を崩してしまったのか…?

最後なのに… 今日が最後のショーなのに… また4人だけ?

先週のショーで足を怪我された白川さんだって、まだ本調子ではないだろうに、今度は塩谷くんが休演…
しかも、よりによって千秋楽…。
最後の最後で休演なんて…!!
はぁ……
チケットを買ったあとに、いきなりへこんでしまいました。

でも、一番つらいのは、塩谷くんご本人ですよね。

私は、塩谷くんが休演されていた回は見ていないので、内容は全く知りません。
ですが、先週、白川さんが休演されたときと同じような感じで進められていったのではないかと思います。

人から聞いた話ですが、白川さんが1回目の公演からずっと、全場面(烈火との立ち回りも含む)出演されたそうです。

鷹介休演のため、これ以上穴をあけることはできないと思ったのでしょうね。

昨日、全場面出たのは3公演(2、4、6回目の偶数回)だけなのに、今日は1回目から全場面出演…。 相当な無理をされたんだろうなあと思いました。

しかし、このときに 「烈火役が初日からずっとやっていらした岡元次郎さんで、白川さんをうまくフォローしていましたよ」とお聞きして、少しホッとしました。

今日の千秋楽は、岡元さんの烈火で見たいと思っていたので、本当に嬉しかったです。


昼食後、4回目のショーをスカイシアター裏から見ました。
裏から見ていたときに 中の客席からものすごい大歓声があがったんです。
いったい何が起こったのかわからずに そのまま裏で見つづけました。

しばらくして、私の後方にいた女の子達何人かが 「ねえ、シオシュンじゃない!?」と叫んだんです。
私もビックリして、見上げると…
そこには間違いなく、塩谷 瞬くんの姿がありました!!
見ていた私たちに気づいて、笑顔で手を振ってくれました。

「出てきて大丈夫なの!?」と、また声が聞こえました。

これ、私も全く同感でした。
なんせ 入院という告知まで出てしまったんですから…
最後ということで 無理をしてこられたことは確かですね。
本当に大丈夫なんでしょうか…? 心配です…。

でも、5人そろったということで 周りにいる人たちはみんな大喜びしていました。
もちろん私も、6回目のショーは5人全員見られる!とうれしかったです。

白川さんは、この回も全場面出演されていました。
足に、負担がかかっていなければいいのですが…

そして6回目。
整理券の集合場所へ行って 入場を待ちました。
夕方になって 冷たい風が吹いてきて すごく寒かったですが もうすぐショーが見れるということで 寒さなんか吹き飛んでいました。

中へ入って ショーが始まるのを待っていました。

ショーが始まる前、5人のキャストの皆さんがステージ上に登場されました。
そのため、席を立ってしまう人が何人もいて 後ろの私たちは全く見えない状態。
後ろにも人がいるんだから考えてほしかったです。

「座ってください!!」と叫びました。
ゆうえんちのスタッフさんも注意してくださって、助かりました。

立っている人が座ってから、5人の皆さんが声をそろえて「本日ラスト。精一杯頑張りますので声援よろしくお願いします!!」と気合のこもった挨拶をされました。

そのおかげで客席は最高にボルテージが上がり、あとはショー開始を待つのみとなりました。


16:15。
いよいよ最後のショーの幕が開きました。

素顔5人の登場場面では、白川さんと姜さんはスカイシアター入り口の扉から登場されました。
塩谷くん、長澤さん、山本くんは通常どおり、通路からでした。

素顔5人のアクション場面では、これが最後ということで、アクションをした後に、皆さん全員、それぞれの名乗りをあげていました。

一鍬から一甲へアクションがかわるとき、姜さんは今まで以上に大きな声で「兄者!!」と叫んでいました。


次の場面。
「烈火が生きていた…」で すでに涙声になっている姜さん。
その後、一甲に注意されて2人で立ち去るとき、姜さんは下を向いたまま すぐに走り去りました。
必死で涙をこらえていたようです。

烈火との立ち回りシーン。
「烈火、しっかりしろ! 目を覚ませ!!」
「烈火あんちゃん、俺達を忘れたのか? 一甲と一鍬だよ」

姜さんは涙をおさえることが出来ずに 涙声のままセリフを言っていました。
それが白川さんに便乗してしまい お2人とも 涙の演技でした。

「やめてくれ! 兄者!! 俺はどっちのあんちゃんも好きなんだ! だからやめてくれ!!」と叫ぶ一鍬。

一甲が一鍬を殴り飛ばし、「一鍬、俺だってあんちゃんを思う気持ちはおまえと同じだ。だがあの目を見ろ。完全に誰かに操られている。もう、あんちゃんじゃない! あんちゃんを救うため、この俺がこの手であんちゃんを斬る!!」と、言って 烈火と対峙します。
このセリフ部分で、白川さんも涙声になっていました。

白川さんと烈火役の岡元さんとの激しい立ち回り。
足の怪我を感じさせない立ち回りでした。
最後まで手を抜かず、いつもどおり演じきった白川さん、本当にすばらしかったです。
2月に見たとき以上に気合がこもっていて、今日が一番迫力がありました。

昨日、最後に見た横山さんとの烈火のときよりも、白川さんの演技が安定しているように思いました。

岡元さんが白川さんの動きに合わせて動いていたようなので、それが幸いしたのかもしれません。
また岡元さんは、以前の公演のときよりアクションを少しおさえめにしているように感じました。

烈火の死ぬ場面では、一甲と一鍬のセリフが増えた上に、少し変更されていて 涙が止まりませんでした。

「俺は負け犬だ… 俺は負けたんだ…」
「誰が負けたなんて思うんだ? 俺達がどれほどあんちゃんの生きかたに感動したか…!!」
「あんちゃん…!!」という一鍬。
今まで、こんなセリフ ありませんでした。

「あんちゃん、これからは3人で…いや、みんなで!!」という一甲。
「流派超越。究極のパワーを生み出すのは愛だ。 愛するもののために戦え。 俺は、おまえたちの心の中に永遠に生き続ける…」

烈火が奈落落ちする瞬間、「いやだ…! あんちゃん!!」と叫ぶ一鍬。
これも今までになかったセリフでした。
岡元さんの烈火だからこそ、言う事が出来たセリフかもしれませんね。

そして、優しい微笑みを残し、奈落落ちする烈火。
「烈火!!」と叫ぶ鷹介。
「……あんちゃ―――ん!!」と絶叫する一鍬。

絶叫する前に慟哭の演技が入って 一鍬の悲しみが手にとるように伝わってきました。
白川さんは昨日の公演以上に床をたたいて 一甲の悲しみを表現していました。

「キラー、貴様だけは絶対に許さん!!」と怒りをあらわにして戦いに挑みます。

再びシノビチェンジするところかどこかで 立ち上がるときに 白川さんがいくらか足をひきずるような感じで 立ち上がっていました。
私の目の錯覚ならいいんですが、ちょっと心配です。

スーツアクターさんといれかわって 最後の戦闘場面。
この戦闘場面中、館長からアドバイスを受けて 6人の心を一つにする場面でのセリフがこの最終公演で 初めて変更されました。

今までの公演では、「戦う心を一つに… 一心同体!!」と言っていたんですが、今回は、「戦う心を一つに…流派超越!!」と言っていました。
このあとの塩谷くんたちの声のみのセリフともリンクするので すごくよかったです。
強いて言えば、もう少し早めに このセリフを使ってほしかったですね。


戦闘場面後、いつもなら5人が出てくるんですが、この回はなかなか出てきませんでした。

何かアクシデントでも…?と不安に思っていたら、なんと テレビ本編最終回の後半部分(夕日の海で ジャカンジャを倒したことを報告する場面)と同じ スーツ姿で登場でした。

これを見たときに、1ヶ月前の最終回が頭の中によみがえって 泣きそうになりました。

このときの5人のセリフがテレビ本編の最終回とこのショーをかけあわせたセリフになっていました。

七海「ジャカンジャを倒しました。御前様」
吼太「"邪悪なる意志"も、キラー忍群も やっつけました」
一甲「シュリケンジャー、この星は守ったぞ」
一鍬「安心してお休みください。御前様、シュリケンジャー、あんちゃん…」
鷹介「終わったんだな。長かった戦いが」

まさか、最後がこういう演出になるとは。
涙がまた出てきました。


そして、卒業証書の授与もきちんとありました。
テレビのほうは、卒業証書争奪戦みたいな感じでしたよね。
司会を担当されているお姉さんが 涙で声をつまらせながら 文を読んで 5人に渡していきました。


このあとに5人の皆さんのコメントがありました。

最初は白川さん。
「うまく話せないかもしれませんが、皆さん、本当にありがとうございました。 僕達は来週の16日から 地方のファイナルツアーのほうへ出演しますが、弟役の一鍬が出演できません。 このスカイシアターで最後となります」

そうだった! 姜さんがファイナルツアーに出演できないこと、すっかり忘れていました。
この白川さんのコメントで そのことを思い出しました。

どおりで、姜さんがショーの最初のあたりから 涙になっていたわけだ、と納得しました。
ファイナルツアーに出演できない姜さんにとって、今日が卒業式みたいなものですよね。

「皆さんにも感謝していますが、一年間一緒にやってきた一鍬にありがとうといわせてください」
白川さん、姜さんのほうへ向き直って、
「ありがとう。 一鍬」

白川さんも泣いていらっしゃいましたが、ショーのときから涙だった姜さん、号泣でした。
お2人は しっかりと抱き合っていらっしゃいました。
私も ここで 大泣きしました。

続いてのコメントが姜さんなんですが、涙でコメントが言えなくなってしまっていました。
客席から、「がんばれー!」等の声が飛び交いました。

姜さんは「スタッフの皆さん、JACの皆さん、マネージャー、そしてファンの皆さん ありがとうございました」と コメント。
われんばかりの拍手に包まれました。

そして、山本くん、長澤さん、塩谷くんとコメントが続きました。


このあと、キャストの皆さんと 会場のお客さん全員で、オープニング曲「ハリケンジャー参上!」を歌いました。
私も最初のほうは歌っていましたが 途中から泣いてしまって歌えなくなってしまいました。


いろいろアクシデントもあって ショーを見るのがつらかったこともありましたが、最後はとても感動しました。
姜さんの卒業を見送ることが出来てうれしかったです。

ハリケンジャーのキャストの皆さん、スーツアクターの皆さん、そして、烈火役で特別出演された岡元次郎さん、横山一敏さん、本当にお疲れ様でした。




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最終更新:2008年02月16日 20:48