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そら、当然どこもいく行くやろ


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岡田監督激白、来季ドラフト手応えあり
 【マウイ(米ハワイ州)28日(日本時間29日)=松井清員】岡田彰布監督(47)が、来年のドラフトでトヨタ自動車・吉見一起投手(20)と早大・武内晋一内野手(20)のW獲りを目指す方針を明かした。吉見はMAX147キロを誇る本格派右腕で、武内は大学通算10発の左のスラッガー。ともに社会人投手、大学野手としてNO.1評価を受け来ドラフトの目玉的存在だ。他球団との争奪戦も予想されるが、ともに地元関西出身の金の卵。阪神は球団を挙げて獲得に動く。

 心地よいハワイの風を感じながら、岡田監督の心は来年のドラフトに飛んでいた。「大学も社会人も、関西出身でええのがおるんよ」。来季のドラフトで投手の目玉は、金光大阪からトヨタ自動車に進んだ本格派右腕・吉見。野手は智弁和歌山から早大に進んだ左打ちのスラッガー武内だ。どちらか1人を獲得できれば、その時点で補強は成功。だが、欲張りな指揮官は、地元出身の金の卵を2ついっぺんにかっさらうことを宣言した。

 「吉見はええで。高校の時から見てたけど、トヨタに行ってまた力をつけた」。岡田監督が絶賛する吉見の武器は、しなやかな腕の振りから繰り出すMAX147キロの速球と、スライダーの絶妙なコンビネーション。2年目にしてエースにのし上がり、今秋もチームを日本選手権に導いた。「吉田浩も言うとったよ。『僕が対戦した中で1番です』って」。現在社会人の住友金属鹿島でプレーする阪神OB吉田浩氏からも情報を仕入れ、獲得への気合は満点だ。

 野手は早大の後輩、武内だ。「当然(自由枠の)候補。早慶戦とか見たけど、打ち方が柔らかいからね」。175センチ、94キロのどっしり体型から繰り出すパワフル打撃を武器に、1年春から一塁の定位置を獲得。2年時の昨年は「3番鳥谷、5番武内」の中軸で史上初のリーグ4連覇に貢献し、春には17打点で打点王も獲得した。

 「今は一塁だけど来季はライトをやるらしい。プロなら一塁だけじゃいかんしね」。早大とのホットラインも存分に生かし、本格的な獲得態勢に入った。

 2選手とも評価が高いだけに、巨人をはじめとする各球団の参戦も予想される。だが指揮官は 「そら、当然どこもいく行くやろ」 と、争奪戦に負ける気持ちは毛頭ない。2人とも高校時代からスカウトがマークを続け、長年誠意を伝えてきた自負がある。しかも2人揃って「阪神ファン」という最強のアドバンテージもある。今年は野間口、一場獲りを目指したが、準備不足もあってW本命を逃がした。だが地元関西の星で、いずれはエースと4番になり得る吉見&武内のW獲りは譲れない。V奪回を目指す岡田阪神は、ドラフトの完勝も狙う。

 ◆武内晋一(たけうち・しんいち)1983年(昭58)12月10日、兵庫県生まれ。智弁和歌山で1年夏から一塁の定位置を獲得。2年時の00年にはセンバツ準優勝、夏の甲子園優勝に貢献した。早大でも1年春からレギュラーで、02年春からの4連覇を支えた。東京6大学野球リーグ戦で通算10本塁打。11月から新主将。175 センチ、 94キロ。左投げ左打ち。

 ◆吉見一起(よしみ・かずき)1984年(昭59)9月19日、福井県生まれ。金光大阪3年時の02年センバツに出場も、1回戦で森岡(中日)らを擁する明徳義塾に敗れる。最速140キロを超す本格派右腕としてドラフト候補にも名前が挙がったが、03年トヨタ自動車に入社。今年はエース格として活躍した。181センチ、80キロ。右投げ右打ち。

[2004/12/30/09:21 紙面から]