3-184 another side

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208 :184:2009/03/01(日) 21:58:23 ID:nsKUhboi ロレンスが来ていてくれたらしい。 この街に来ていたのかと思い顔がにやける。 そして今ロレンスの泊まっているという宿の部屋の前にいる。 コンコン 「はい、今行きます。」 中からロレンスのものではない声がする。 たぶん、あいつだろう。 ドアが開く。 やっぱりな。 「ロレンスはいるか?さっきは来てくれたのに留守ですまなかったな。」 「ロレンスさんは今寝ているのですいませんが、またにしてもらえませんか?」 寝ているのか。 よく見てみるとドアから見える。 はぁ、ロレンス・・・・ こいつに気づかれないように起こそう。 そう思い、自然とあたったように見せてドアをたたいた。 「ごほ・・コル、誰か来てるのか?」 成功。 「その、エーブさんが来ています。」 少し驚いた。 こんなにすぐに言ってくれるとは。 「ロレンスは病気なのか?」 一応聞いておく。 「はい、ですから今日はすみません。」 こいつはどうしても私に帰ってほしいな。 だがこれは、ロレンスの体を心配しているのではないだろう。 私がロレンスと仲良くしてるのがいやなのか? 子供だな。 「いや、少しお見舞いをさせてくれ。あいつには世話になったからな。」 きっと、すいませんと断られるだろう。 答えを聞く前にさっと入ってやるよ。 「よう、久しぶりだな。」 「どうも、こんな体勢ですみません。」 久しぶりに見たロレンス。 相変わらずだ。 心が躍るのを感じた。 「いや、いいよ。それよりも大丈夫か?」 「はい、席が出るだけでそれほど悪くは・・ごほっごほ・・」 私に気をつかってくれるのはいいが、無理してるのがばればれだ。 「大丈夫には見えないがな。」 ここで気づいた。 今料理のできるところを見せ付けていろいろとアピールしておこう。 今なら病気だから余計ありがたく思えたりすることがある。 そうなれば私とロレンスの距離が縮まること間違いなしだ。 209 :184:2009/03/01(日) 22:22:27 ID:nsKUhboi 外に急いで行き買い物を済ませる。 ロレンスの喜ぶ顔が見たくて仕方がない。 「ロレンス、少し待ってろよ。」 急いで料理を作る。 これを食べたときのロレンスの顔がうかぶよ。 ふふ・・・ふふふ・・・・・ おっと、ぼ~っとしていたらまずくなっちゃうな。 料理をしているとさっきのロレンスのところのガキがきた。 こっそり見張っているつもりか? ちょうどいい使ってやる。 気づかなかったふりをして部屋のほうに行く。 ガキのまえで今気づいたふりをして頼む。 「あ、お前もこれもつの手伝ってくれないか?」 渡して部屋に急ぐ。 210 :184:2009/03/01(日) 22:25:25 ID:nsKUhboi 外に急いで行き買い物を済ませる。 ロレンスの喜ぶ顔が見たくて仕方がない。 「ロレンス、少し待ってろよ。」 急いで料理を作る。 これを食べたときのロレンスの顔がうかぶよ。 ふふ・・・ふふふ・・・・・ おっと、ぼ~っとしていたらまずくなっちゃうな。 料理をしているとさっきのロレンスのところのガキがきた。 こっそり見張っているつもりか? ちょうどいい使ってやる。 気づかなかったふりをして部屋のほうに行く。 ガキのまえで今気づいたふりをして頼む。 「あ、お前もこれもつの手伝ってくれないか?」 渡して部屋に急ぐ。 ドアを開けるとロレンスがこちらを見てくる。 そんなに見つめるなよ・・・・・ 心臓が壊れてしまうだろ。 「ロレンス、ほらこれを食べろよ。体にいいものを使ってある。」 「え・・エーブさん、わざわざ作ってくれたんですか?」 お前のためならいくらでもするよ。 「あぁ、前に約束していたろ?」 ロレンスはやっぱり約束を覚えていてくれたようだ。 すこしはっとした顔をしてから微笑んだ。 となりでガキが私をにらんでいる。 「ほんとにありがとうございます。」 笑顔もやっぱりいいな。 律儀なロレンスのことだ。お礼をしてくれるんだろうな。 「気にするな、お礼ならまた今度別のことで・・・な。」 体で払ってくれ、とはまだいえないな。 211 :184:2009/03/01(日) 22:26:18 ID:nsKUhboi ロレンスが起きようとした。 「あ、起きなくてもいいぞ。ほら」 すこしアピールしておこう。 そこで思いついた。 食べさせてあげよう。 スプーンをもちロレンスの口の前までもっていく。 「だ・・大丈夫ですよ!そのくらいできます!」 「ほら、遠慮するな。」 そういうと、ロレンスさんは照れながら口をあけた。 うっ・・・眩しすぎる。 こんな可愛い面もあったのか・・・! 「あ、おいしいです!」 「そんなに、ほめなくていいよ。ほら」 最後までしっかり食べさせてやるよ。 そう思いスプーンでよそった瞬間。 隣のガキが急に立ち上がった。 「エーブさん、後は僕がやります。ありがとうございました。」 は?何を言っているんだこのガキは。 ばかなのか?私が出している幸せオーラに気づかないのか? 気づいていて邪魔してるのか? スプーンをぱっとうばわれた。 何なんだこいつは本当に。 ホモなのか?男の癖に。 「ふぁぁ~~、もう朝かや。ん?なにかいいにおいが」 この声は・・・・・ 「き、狐!なんでここにいるんじゃ!」 向こうも私に気づいたようだ。 それよりもなんだ狐って。 私はそんな風に呼ばれていたのか。 「ホロ、起きたのか。エーブさんがお見舞いに来てくれたんだ。」 「ふん、いらぬことを!」 ふ、嫉妬の塊だな。 「おや、あんたはロレンスの風邪なんかどうでもいいっていうのかい?」 さりげなくロレンスの手を触った。 この手が私を救ってくれたのか。 温かい。 まぁ、今はこの女をあしらわなければならない。 さあ来い。相手をするよ。ロレンスは誰にも渡さない。

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