無題7


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地を這う冷気のかたまりに意識をゆすぶられて目が覚めた。
まだ毛布から出たくない時分だ。
ホロの尻尾で暖められた毛布の中の空気は乾いて凍えそうな外気と正反対に
温もりのなかに淫靡なまでに心地よい湿りを含んでいた。
だからなのか、ロレンスは牙をのぞかせ寝息をたてている少女の顔をみて
あらぬことを考えてしまう。


(やはりホロは後ろから突かれるのが好きなのだろうか?)

亜麻色の髪の先にある白く細い腰に手を伸ばす。
引き締まっているのに指を吸いつけるように滑らかで柔らかいそこを掴むと、
甘えるような短い声を意図的に無視して、いきなり腰をつきつける。
「…――っ!!」
マシュマロのような臀部とこそばゆい尻尾の感触を交互に楽しみつつ
熱く濡れそばった肉壁を繰り返しおのれできりひらいていく。
いつも手綱をつかまれ引きずり回されている少女を
なすがままに征服している悦びが腰から脳天につきぬける。

いつしかホロは髪を振り乱して悶え狂い、
まなじりを甘露と濡らして肉の快感に打ちふるえ、
牙のあいだから舌をつきだして、だらしなく涎の珠をこぼすのだ。

(だが、後ろからではその表情を楽しむことができない)

そんなことを陶然と考えていると「ん‥」と微かな声がもれ
みだらな妄想の相手が身じろぎする様子が伝わってきた。
ロレンスはあわてて口の端をぬぐうと思考をきりかえる。

しかし、焦りを含んだ動きが伝わってしまったらしい。
目覚めたホロはじっとこちらに瞳をすえると小首をかしげて問いかけた。
「のう、ぬしさまや?なにやら良からぬことを想像せなんだかや」
「いや……いつか大きなガラスを商ってみたいと考えていただけだが……」
咄嗟にいったが嘘ではない――用途には多少の問題があったけれども。
「ほぅ……」
ふところの狼はまゆをひらき耳をふるわせると、もぞりと毛布のなかで手を動かした。
身を引くいとまもなく、熱く硬くなったものが
爪をたてるように握られたのがわかった。
股間とは対照的に顔から熱と血が引いていく。
獲物を前足で押さえ込んだ肉食獣のような満足気な溜息がホロの鼻からこぼれる。
その表情が想像のなかのホロより遥かに淫らで、ロレンスは息を呑んだ。
首筋に牙を立てるように、はやすように彼女はささやく。
「ぬしさまがこんなに自分を好いておるとは、わっちは知らなんだ」


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