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数字のトリック」(2010/02/27 (土) 16:23:49) の最新版変更点

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*統計数字のデタラメ 北海道新聞とも一悶着起こしましたね(無断転載問題) まずは背景に、ロシア船からの犬の不法上陸の問題があって 狂犬病に感染した犬が上陸するかもしれないとう切羽詰まった状況があります。 これをふまえて、「道内の登録犬の狂犬病予防の接種率が下がっているのは問題だ」との内容です また接種率のデータが載っています(2004年で75.3%) これも前文の一部だけを使って >権益団体などの意向を受けた歪曲した報道  だと決めつけ あたかも獣医が金儲けの為に新聞社を動かしているような言い方です そして >ワクチン接種をしないのはカネの問題ではなく、愛犬の健康と長寿の問題だ。 との結論になってます http://plaza.rakuten.co.jp/aikentotozan/diary/200607050001/#comment そもそも狂犬病予防法ってのは、愛犬の健康と長寿の問題とは無関係 犬の健康の為にやっているわけじゃ無いんですが。。。 この日記の中でどうにもお粗末な論理が有ります >犬の登録率は全国平均で約5割だ。その数値をもとに計算すると、北海道の愛犬たちの狂犬病ワクチン接種率は38.2%だ。 はぁ? どうして全国平均がわかると、それを元に都道府県の数値がわかるんでしょうね? 全国平均と北海道の数値が同じだとでも思っているのでしょうかね? 全都道府県の数値が狭い範囲に固まっていれば、まあ近似的にはそれなりの数字が出るでしょう でも数値のバラツキ(分布)が分からいのではどうにもなりませんね。 普通に考えても登録率の高い県と低い県が有ることぐらい容易に分かりますよね 38.2% だなんて細かい数字を出せばそれなりに見えますが、意味の無い数字ですね 北海道の登録率のデータが入手出来なかったんでしょうかね? また、このようにも書いております >この数値は全国平均の狂犬病ワクチン接種率38.5%とほぼ一致する。 おいおい 全国平均を元に北海道の登録率をだして(全国平均並みと仮定)、それをまた全国平均と比べるのですか? まったくナンセンスです 北海道の登録犬の接種率がもし全国平均並みだとしたら ほぼ同じになるのは当たり前 実際に調べてみると厚生労働省のデータでは全国平均に僅かに及ばないがほぼ平均並み  北海道では2004年に75.3% 全国平均が約76% まったくもって意味のない比較をして正しい計算だと主張しております。 たとえば、貴方はこんな理論を受け入れますか? 「全国の所帯平均所得は600万である。それを元に推定すると貴方の家の所得は、ほぼ600万である。」 「3年B組のテストの平均点は38.2点であるから、B組の生徒であるA君の点数は38.2点ぐらいだ」 当たっているかもしれなし、そうで無いかもしれない。 そんな事で決めつけられてもねぇ~ ではもう一点、 「犬の登録率は全国平均で約5割だ」はどこから来ているかといえば 氏の日記の2005.08.19に書いてあります。 http://plaza.rakuten.co.jp/aikentotozan/diary/200508190000/ 「ペットフ-ド工業会の調査によると、犬の頭数は1,245,7000頭だ。」 へぇ~驚きましたね! ペットフ-ド工業会ってのは千頭単位で日本の犬の実数を把握しているのかと。。。 それでペットフ-ド工業会のサイトを調べてきました。 http://www.jppfma.org/index.html やはり予想通りの結果でした。 以前は面接もありで、現在はインターネット利用もありの抽出調査ですね 「○○世帯を調査した結果○○頭の犬がいた 全国は○○世帯あるから全国には○○頭の犬が居ると推定される」 調査件数が充分に大きければ、それなりに推定値は信頼度が上がります。 調査年度ごとの推移グラフもあります。でも但し書きもちゃんとついてます。 「拡大推計値」 はいその通りですね ですからこの場合(2004年)には「推定1200万頭以上の犬が居る」 と解釈しておくのが無難なことろです。 間違っても「犬の頭数は1,245,7000頭だ。」などと断定してはいけません   ※追加補足 2004年には1245万頭となっていますが、2005年には1306万頭と毎年増加していた飼育頭数が 2006年には一転して1208万頭と大きく減少しています。 普通に考えて1年で100万頭も減るわけもなく、その要因はちゃんと資料を見れば分かります 2006年から調査方法が大きく変わったのです。 以前の調査方法なら、毎年増加している事からして2006年は恐らく1350万等前後と推定できます。 調査方法を変えただけで約10%程の差が出る事になります。 こんな数値を使って千頭単位の飼育数から小数点以下まで計算しても意味がないことがよく分かります。 このような数値は「当たらずとも遠からず」ぐらいに把握しておくのが大人の対応ですね 「厚労省の犬の登録頭数は6,394,264頭で、狂犬病注射をした犬は4,799,555頭だ。」 と該当日記に有りますが、役所側が把握してる数字ですからほぼ実数でしょう ここで氏は計算を始めました 6,394,264割る1,245,7000で登録率は51.3%だ! こんな小数点以下まで出したところで意味など無いとは分かり切ったこと ついでにご丁寧にも接種率まで細かく計算していてくれます 接種率は38.5%だ!!!! これが日記の表題になってます。 細かく小数点まである数字を載せて信憑性が有るように書いていますが その実際は大して意味のない数字です。 数字で騙す類ですね。如何にも正しいように見えますからねぇ 氏の日記の「この数字を基にすると、犬の登録率は51,3%で、注射率は38,5%だ。」 こんな断定は即刻却下です。仮定に仮定を重ねた上での数字なんてどうでも良い事です せめて下記のように書いて欲しいものです。 「ペットフ-ド工業会の調査による全国の犬頭数の推定値からさらに推定すると、 犬の登録率は約5割、注射率は約4割程度と思われる」このくらいが妥当です。 小数点付きの数字を出せば信用するとでも思ったのでしょうか? **あれ????  お話ははじめに戻りまして 「>犬の登録率は全国平均で約5割だ。その数値をもとに計算すると、北海道の愛犬たちの狂犬病ワクチン接種率は38.2%だ。」 全国平均で約5割だ。その数値をもとに計算。。。 ってことは北海道も登録率を全国平均の51.3%と仮定するって事でしょ 北海道の登録犬の接種率が75.3%だから。。。 0.513 X 0.753 = 0.386  38.6% ありゃ? 38.2%じゃ無いですねぇ 困りましたねぇ 38.2%にするには登録率が50.7%でなければいけません この数字は何処から出してきたの? 北海道の登録率は50.7%なの? そのデータが有るなら全国平均を元にする必要もないし  はぁ。。。 謎ですねぇ~ **なんと言えば良いのやら 呆れます 統計数値の嘘 2 前項で統計数値の不適切な取扱について指摘した。 それにも関わらず再度不適切でいい加減な解釈を行い、 事実と異なる可能性のある数値をもって持論に利用しているので再度指摘しておく。 全くもって氏には学習効果は無いのであろうか?  ここでも論理の途中までは正しいと思われる物を使用しながら、 ある時点から根拠のない数値や事象にすり替える手口は相変わらずである。 予備知識の無い者や深く考えない者を容易に間違った方向に誘導するので油断ならない。 では今回の指摘を述べていく 取り上げるのは2007年9月15日の楽天ブログである。これでは見ていこう 日記タイトル 沖縄県の狂犬病ワクチン注射率は25%だ !           引用ここから--------  琉球新報は沖縄県の犬の狂犬病ワクチンの注射率を50,5%と報道しているが、 国民、県民に誤解を与える報道だ。全国の犬の登録率の平均は約5割だ。そのことを勘案すると、 沖縄県の犬の狂犬病ワクチンの注射率は約25%だ。4匹に1匹の割合だ。  沖縄県の飼い犬は犬にとって有害無益なワクチンを注射されずに、 健康な生活を享受しているということだ。大いに歓迎すべきことだ。   ---------引用ここまで 前回は北海道の某新聞社の記事に噛み付いたが、今回は沖縄に飛び火した。 まず今回の指摘に先立ち。評価出来る点を一つだけ挙げておこう  「全国の犬の登録率の平均は約5割だ」 この一文である。 前回は51.8%だと小数点以下まで出して、得意げに無意味な数字を絶対的のように主張した ここの前項で「無意味な数値であり約5割とするのが妥当である」と諫めた その結果であるのか定かではないが、今回は約5割と控えめの表現になり 僅かながらの学習効果が有ったのではないかと思える。 だがしかし、根本的な間違いは相変わらず繰り返している 小学生でも間違いに気が付くような御粗末な思考である。 「全国の犬の登録率の平均は約5割だ。そのことを勘案すると・・・」 まだ言ってる事に唖然とする。どうにも救いがたい思考と言える。 全国の犬の登録率の推計から全国にいる犬の接種率を推計するならまだしも 勘案するとなど言いながら、単に全国平均値を沖縄県に当てはめているだけである。 未だに全国平均値を各県にも適用できるとでも思っているのであろうか? 氏の脳内の思考回路は次のようになっている  沖縄県の犬の接種率 = 全国の犬の登録率 X 沖縄県の登録犬の接種率            =  0.5       X    0.505   これにより25%であると決めつけている。 肝心な沖縄県の犬の登録率を元にしなければこんな計算をしても意味はない こんな事では日記中の「国民、県民に誤解を与える報道だ・・・」 これをそっくりそのまま氏にお返ししたい 「根拠のない数値で誤解を与える主張だ」だと 誰かが次のような主張をすれば氏はどんな反応を見せるのであろうか? 「全国の登録犬の接種率は74%である(厚労省 17年度発表数値より) http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/01.html これを勘案すると沖縄県の登録犬の接種は4頭に3頭の割合である」 こんな主張をすれば氏は即座にこんな反論をするであろう 「沖縄県の数値は50.5%だ!他人を惑わすような嘘は迷惑千万だ!」 でもやっている事は氏も同じなのですがねぇ・・・ 上の厚労省のデータを見れば直ぐに分かるのですが全国平均値は74%ながら 最高値は長野県で94.8% 最低は沖縄県の50.5% 全国平均値を各県に適用する事が愚の骨頂であることぐらい小学生でも分かる 平気でこんな論理で断定的な数値を出して主張するとは言葉も出ない **余録 「ペットフードは処分された犬猫が原料」だとか「基準も無く、材料表示がないから出鱈目フード」だとか とにかく、愛犬のことなど考えていないインチキ商品だと罵倒して、 常々メーカー側の出したの説明・資料などは嘘っぱちとまで切り捨てている。 製造・販売しているメーカーや団体に対して、商業主義の悪徳業者であり あの集まりで有る工業会は信用できない団体と罵りながら その工業会の出した統計数字は、なんの疑いもなく信用するんですかねぇ? たいしたお人です。 *どうでも良いオマケの話 - その1 平均値に囚われると失敗することもあるって話   米国のとある急速に発展した市で、住宅事情が悪くて住む部屋が見つからないので 何とかしてくれ!とお役所に沢山陳情があがったそうな そんじゃま 市営住宅でも大量に作って供給するか って話になりました でも...どんな間取りが良いのやら?どんな広さの住宅を用意すれば良いんだ? 担当部署は困ってしまいましたとさ  それなら「1戸当たり何人が住むのか調査して、それを元に決めればよいじゃん!」 って事に相成りまして、大調査が行われましたとさ しかる後に調査結果が出ました「1戸あたり平均2.7人です!」 「よっしゃ!余裕をみて3人用の住宅を大量に用意すればOKだね」 こうして3人用住宅の建設が始まり、無事に完成しました。 「これでもう市民の住宅は確保できた。一安心だ」 っと胸をなで下ろしたものの、一向に住宅建設の要求は減りません。 「そんな馬鹿な!沢山作って用意したのに何故だ?」 担当者は頭を抱え込みました。 なんでこんな事になったのでしょうか?調査での平均値が間違っていたのでしょうか? 調査結果を調べ直しても間違いは見つかりませんでした。 ... その真相とは? この市は大学誘致に企業誘致をして急速に人口が増えて先の問題が出ていたのです。 学生の一人住まいには3人用は広すぎて無駄で割高 企業従業員の多くは妻帯者で4~5人の家族構成が多くで3人用では狭すぎてダメ 住宅を要求していたのはこんな人達だったのです。 建設されたのはどっちつかずで中途パンパな住宅だったのです 本当に3人用を必要としていた人は僅かだったのです。 それで双方からの要求は止まらなかった訳です 一人用と4~5人用の要求 その平均値が2.7人に過ぎなかったのです 実際には有りもしない統計上の2.7人世帯 この数字が一人歩きを始めた為に起こった悲劇でした 以上、平均値だけを見ていてはダメな事もあるって話でした (事実を多少元にした殆ど創作話(数字も適当)ですので、何処の市の話だ!との突っ込みはご勘弁) *どうでも良いオマケの話 その2 平均値で個別を語ることの危うさの例をもう一点挙げてみる 「総重量1400kgの乗用車がある。タイヤは4本なので一本当たりの荷重は350kg 1.5倍の安全率を見込んで525kgまでの荷重に耐えられるタイヤを用意した。」 貴方はこんな車を安全だと思って運転しますか? 近頃多い前輪駆動車(FF車)なんかだと重量配分がかなり前よりで 前輪荷重840kg(一輪当たり420kg)後輪荷重560kg(一輪当たり280kg) このくらいの比率(6:4)の車はごく普通に有ります。 まだまだ前輪のタイヤの荷重にはまだ100kgの余裕がある なんて思ってはいけません。 これは止まっているときの話です(静止荷重) 実際に車にお乗りの方は実感としてお分かりだと思いますが、 加速・減速中は結構荷重移動しています。また道路の勾配でもかなり移動しています。 きつい下り勾配でブレーキを強く踏むと、前後比率が8:2くらいに達することがあります。 その時、前輪には一輪当たり560Kgくらい荷重がかかる可能性があります。 そうなると先の安全率を見込んだ数値を超えてしまいタイヤが破損する可能性が高くなります。 実際の車ではそんな心配は全く不要です。 安全率はもっと高く見込んでいますし、四輪の平均値なんて馬鹿な数字は使いませんからね もしこんな平均値を使うような設計者がいたとしたら恐ろしい話です。 また、荷重の偏りを無視して平均値だけで建物の構造計算や柱の強度設計をするような建築士がいたら そんな建物には近寄りたくないですね。 ----
*統計数字のデタラメ 北海道新聞とも一悶着起こしましたね(無断転載問題) まずは背景に、ロシア船からの犬の不法上陸の問題があって 狂犬病に感染した犬が上陸するかもしれないとう切羽詰まった状況があります。 これをふまえて、「道内の登録犬の狂犬病予防の接種率が下がっているのは問題だ」との内容です また接種率のデータが載っています(2004年で75.3%) これも前文の一部だけを使って >権益団体などの意向を受けた歪曲した報道  だと決めつけ あたかも獣医が金儲けの為に新聞社を動かしているような言い方です そして >ワクチン接種をしないのはカネの問題ではなく、愛犬の健康と長寿の問題だ。 との結論になってます http://plaza.rakuten.co.jp/aikentotozan/diary/200607050001/#comment そもそも狂犬病予防法ってのは、愛犬の健康と長寿の問題とは無関係 犬の健康の為にやっているわけじゃ無いんですが。。。 この日記の中でどうにもお粗末な論理が有ります >犬の登録率は全国平均で約5割だ。その数値をもとに計算すると、北海道の愛犬たちの狂犬病ワクチン接種率は38.2%だ。 はぁ? どうして全国平均がわかると、それを元に都道府県の数値がわかるんでしょうね? 全国平均と北海道の数値が同じだとでも思っているのでしょうかね? 全都道府県の数値が狭い範囲に固まっていれば、まあ近似的にはそれなりの数字が出るでしょう でも数値のバラツキ(分布)が分からいのではどうにもなりませんね。 普通に考えても登録率の高い県と低い県が有ることぐらい容易に分かりますよね 38.2% だなんて細かい数字を出せばそれなりに見えますが、意味の無い数字ですね 北海道の登録率のデータが入手出来なかったんでしょうかね? また、このようにも書いております >この数値は全国平均の狂犬病ワクチン接種率38.5%とほぼ一致する。 おいおい 全国平均を元に北海道の登録率をだして(全国平均並みと仮定)、それをまた全国平均と比べるのですか? まったくナンセンスです 北海道の登録犬の接種率がもし全国平均並みだとしたら ほぼ同じになるのは当たり前 実際に調べてみると厚生労働省のデータでは全国平均に僅かに及ばないがほぼ平均並み  北海道では2004年に75.3% 全国平均が約76% まったくもって意味のない比較をして正しい計算だと主張しております。 たとえば、貴方はこんな理論を受け入れますか? 「全国の所帯平均所得は600万である。それを元に推定すると貴方の家の所得は、ほぼ600万である。」 「3年B組のテストの平均点は38.2点であるから、B組の生徒であるA君の点数は38.2点ぐらいだ」 当たっているかもしれなし、そうで無いかもしれない。 そんな事で決めつけられてもねぇ~ ではもう一点、 「犬の登録率は全国平均で約5割だ」はどこから来ているかといえば 氏の日記の2005.08.19に書いてあります。 http://plaza.rakuten.co.jp/aikentotozan/diary/200508190000/ 「ペットフ-ド工業会の調査によると、犬の頭数は1,245,7000頭だ。」 へぇ~驚きましたね! ペットフ-ド工業会ってのは千頭単位で日本の犬の実数を把握しているのかと。。。 それでペットフ-ド工業会のサイトを調べてきました。 http://www.jppfma.org/index.html やはり予想通りの結果でした。 以前は面接もありで、現在はインターネット利用もありの抽出調査ですね 「○○世帯を調査した結果○○頭の犬がいた 全国は○○世帯あるから全国には○○頭の犬が居ると推定される」 調査件数が充分に大きければ、それなりに推定値は信頼度が上がります。 調査年度ごとの推移グラフもあります。でも但し書きもちゃんとついてます。 「拡大推計値」 はいその通りですね ですからこの場合(2004年)には「推定1200万頭以上の犬が居る」 と解釈しておくのが無難なことろです。 間違っても「犬の頭数は1,245,7000頭だ。」などと断定してはいけません   ※追加補足 2004年には1245万頭となっていますが、2005年には1306万頭と毎年増加していた飼育頭数が 2006年には一転して1208万頭と大きく減少しています。 普通に考えて1年で100万頭も減るわけもなく、その要因はちゃんと資料を見れば分かります 2006年から調査方法が大きく変わったのです。 以前の調査方法なら、毎年増加している事からして2006年は恐らく1350万等前後と推定できます。 調査方法を変えただけで約10%程の差が出る事になります。 こんな数値を使って千頭単位の飼育数から小数点以下まで計算しても意味がないことがよく分かります。 このような数値は「当たらずとも遠からず」ぐらいに把握しておくのが大人の対応ですね 「厚労省の犬の登録頭数は6,394,264頭で、狂犬病注射をした犬は4,799,555頭だ。」 と該当日記に有りますが、役所側が把握してる数字ですからほぼ実数でしょう ここで氏は計算を始めました 6,394,264割る1,245,7000で登録率は51.3%だ! こんな小数点以下まで出したところで意味など無いとは分かり切ったこと ついでにご丁寧にも接種率まで細かく計算していてくれます 接種率は38.5%だ!!!! これが日記の表題になってます。 細かく小数点まである数字を載せて信憑性が有るように書いていますが その実際は大して意味のない数字です。 数字で騙す類ですね。如何にも正しいように見えますからねぇ 氏の日記の「この数字を基にすると、犬の登録率は51,3%で、注射率は38,5%だ。」 こんな断定は即刻却下です。仮定に仮定を重ねた上での数字なんてどうでも良い事です せめて下記のように書いて欲しいものです。 「ペットフ-ド工業会の調査による全国の犬頭数の推定値からさらに推定すると、 犬の登録率は約5割、注射率は約4割程度と思われる」このくらいが妥当です。 小数点付きの数字を出せば信用するとでも思ったのでしょうか? **あれ????  お話ははじめに戻りまして 「>犬の登録率は全国平均で約5割だ。その数値をもとに計算すると、北海道の愛犬たちの狂犬病ワクチン接種率は38.2%だ。」 全国平均で約5割だ。その数値をもとに計算。。。 ってことは北海道も登録率を全国平均の51.3%と仮定するって事でしょ 北海道の登録犬の接種率が75.3%だから。。。 0.513 X 0.753 = 0.386  38.6% ありゃ? 38.2%じゃ無いですねぇ 困りましたねぇ 38.2%にするには登録率が50.7%でなければいけません この数字は何処から出してきたの? 北海道の登録率は50.7%なの?  そのデータが有るなら全国平均を元にする必要もないし  はぁ。。。 謎ですねぇ~ **なんと言えば良いのやら 呆れます 統計数値の嘘 2 前項で統計数値の不適切な取扱について指摘した。 それにも関わらず再度不適切でいい加減な解釈を行い、 事実と異なる可能性のある数値をもって持論に利用しているので再度指摘しておく。 全くもって氏には学習効果は無いのであろうか?  ここでも論理の途中までは正しいと思われる物を使用しながら、 ある時点から根拠のない数値や事象にすり替える手口は相変わらずである。 予備知識の無い者や深く考えない者を容易に間違った方向に誘導するので油断ならない。 では今回の指摘を述べていく 取り上げるのは2007年9月15日の楽天ブログである。これでは見ていこう 日記タイトル 沖縄県の狂犬病ワクチン注射率は25%だ !           引用ここから--------  琉球新報は沖縄県の犬の狂犬病ワクチンの注射率を50,5%と報道しているが、 国民、県民に誤解を与える報道だ。全国の犬の登録率の平均は約5割だ。そのことを勘案すると、 沖縄県の犬の狂犬病ワクチンの注射率は約25%だ。4匹に1匹の割合だ。  沖縄県の飼い犬は犬にとって有害無益なワクチンを注射されずに、 健康な生活を享受しているということだ。大いに歓迎すべきことだ。   ---------引用ここまで 前回は北海道の某新聞社の記事に噛み付いたが、今回は沖縄に飛び火した。 まず今回の指摘に先立ち。評価出来る点を一つだけ挙げておこう  「全国の犬の登録率の平均は約5割だ」 この一文である。 前回は51.8%だと小数点以下まで出して、得意げに無意味な数字を絶対的のように主張した ここの前項で「無意味な数値であり約5割とするのが妥当である」と諫めた その結果であるのか定かではないが、今回は約5割と控えめの表現になり 僅かながらの学習効果が有ったのではないかと思える。 だがしかし、根本的な間違いは相変わらず繰り返している 小学生でも間違いに気が付くような御粗末な思考である。 「全国の犬の登録率の平均は約5割だ。そのことを勘案すると・・・」 まだ言ってる事に唖然とする。どうにも救いがたい思考と言える。 全国の犬の登録率の推計から全国にいる犬の接種率を推計するならまだしも 勘案するとなど言いながら、単に全国平均値を沖縄県に当てはめているだけである。 未だに全国平均値を各県にも適用できるとでも思っているのであろうか? 氏の脳内の思考回路は次のようになっている  沖縄県の犬の接種率 = 全国の犬の登録率 X 沖縄県の登録犬の接種率            =  0.5       X    0.505   これにより25%であると決めつけている。 肝心な沖縄県の犬の登録率を元にしなければこんな計算をしても意味はない こんな事では日記中の「国民、県民に誤解を与える報道だ・・・」 これをそっくりそのまま氏にお返ししたい 「根拠のない数値で誤解を与える主張だ」だと 誰かが次のような主張をすれば氏はどんな反応を見せるのであろうか? 「全国の登録犬の接種率は74%である(厚労省 17年度発表数値より) http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/01.html これを勘案すると沖縄県の登録犬の接種は4頭に3頭の割合である」 こんな主張をすれば氏は即座にこんな反論をするであろう 「沖縄県の数値は50.5%だ!他人を惑わすような嘘は迷惑千万だ!」 でもやっている事は氏も同じなのですがねぇ・・・ 上の厚労省のデータを見れば直ぐに分かるのですが全国平均値は74%ながら 最高値は長野県で94.8% 最低は沖縄県の50.5% 全国平均値を各県に適用する事が愚の骨頂であることぐらい小学生でも分かる 平気でこんな論理で断定的な数値を出して主張するとは言葉も出ない **余録 「ペットフードは処分された犬猫が原料」だとか「基準も無く、材料表示がないから出鱈目フード」だとか とにかく、愛犬のことなど考えていないインチキ商品だと罵倒して、 常々メーカー側の出したの説明・資料などは嘘っぱちとまで切り捨てている。 製造・販売しているメーカーや団体に対して、商業主義の悪徳業者であり その集まりで有る工業会は信用できない団体と罵っています. でも・・・その工業会の出した統計数字は、なんの疑いもなく信用するんですかねぇ? たいしたお人です。 *どうでも良いオマケの話 - その1 平均値に囚われると失敗することもあるって話   米国のとある急速に発展した市で、住宅事情が悪くて住む部屋が見つからないので 何とかしてくれ!とお役所に沢山陳情があがったそうな そんじゃま 市営住宅でも大量に作って供給するか って話になりました でも...どんな間取りが良いのやら?どんな広さの住宅を用意すれば良いんだ? 担当部署は困ってしまいましたとさ  それなら「1戸当たり何人が住むのか調査して、それを元に決めればよいじゃん!」 って事に相成りまして、大調査が行われましたとさ しかる後に調査結果が出ました「1戸あたり平均2.7人です!」 「よっしゃ!余裕をみて3人用の住宅を大量に用意すればOKだね」 こうして3人用住宅の建設が始まり、無事に完成しました。 「これでもう市民の住宅は確保できた。一安心だ」 っと胸をなで下ろしたものの、一向に住宅建設の要求は減りません。 「そんな馬鹿な!沢山作って用意したのに何故だ?」 担当者は頭を抱え込みました。 なんでこんな事になったのでしょうか?調査での平均値が間違っていたのでしょうか? 調査結果を調べ直しても間違いは見つかりませんでした。 ... その真相とは? この市は大学誘致に企業誘致をして急速に人口が増えて先の問題が出ていたのです。 学生の一人住まいには3人用は広すぎて無駄で割高 企業従業員の多くは妻帯者で4~5人の家族構成が多くで3人用では狭すぎてダメ 住宅を要求していたのはこんな人達だったのです。 建設されたのはどっちつかずで中途パンパな住宅だったのです 本当に3人用を必要としていた人は僅かだったのです。 それで双方からの要求は止まらなかった訳です 一人用と4~5人用の要求 その平均値が2.7人に過ぎなかったのです 実際には有りもしない統計上の2.7人世帯 この数字が一人歩きを始めた為に起こった悲劇でした 以上、平均値だけを見ていてはダメな事もあるって話でした (事実を多少元にした殆ど創作話(数字も適当)ですので、何処の市の話だ!との突っ込みはご勘弁) *どうでも良いオマケの話 その2 平均値で個別を語ることの危うさの例をもう一点挙げてみる 「総重量1400kgの乗用車がある。タイヤは4本なので一本当たりの荷重は350kg 1.5倍の安全率を見込んで525kgまでの荷重に耐えられるタイヤを用意した。」 貴方はこんな車を安全だと思って運転しますか? 近頃多い前輪駆動車(FF車)なんかだと重量配分がかなり前よりで 前輪荷重840kg(一輪当たり420kg)後輪荷重560kg(一輪当たり280kg) このくらいの比率(6:4)の車はごく普通に有ります。 まだまだ前輪のタイヤの荷重にはまだ100kgの余裕がある なんて思ってはいけません。 これは止まっているときの話です(静止荷重) 実際に車にお乗りの方は実感としてお分かりだと思いますが、 加速・減速中は結構荷重移動しています。また道路の勾配でもかなり移動しています。 きつい下り勾配でブレーキを強く踏むと、前後比率が8:2くらいに達することがあります。 その時、前輪には一輪当たり560Kgくらい荷重がかかる可能性があります。 そうなると先の安全率を見込んだ数値を超えてしまいタイヤが破損する可能性が高くなります。 実際の車ではそんな心配は全く不要です。 安全率はもっと高く見込んでいますし、四輪の平均値なんて馬鹿な数字は使いませんからね もしこんな平均値を使うような設計者がいたとしたら恐ろしい話です。 また、荷重の偏りを無視して平均値だけで建物の構造計算や柱の強度設計をするような建築士がいたら そんな建物には近寄りたくないですね。 ----

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