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2005.07.01 - 10

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犬の糞地下鉄放置で世界が騒ぐ!!? 2005.07.10


 今年6月、ソウル市内の地下鉄で愛犬の糞を放置したまま姿を消した女性の顔がインターネット上に公開された「犬糞女事件」をめぐる議論が米国にまで広がった。

 アメリカの有力紙ワシントンポストも取り上げた。
「市民メディアとしてのインターネットの威力を見せると同時に、ネットの未来に対する宿題も共に投げかけている」と報じた。

 「同事件は、自分の愛犬の後始末は自分ですべきだという、大半の人々が同意する規範をあつかっている」
「大半の人々は、インターネットを社会監視の新しい道具として使うことに賛成しているが、それが行き過ぎないように、適正な水準を見いだすべきだとのことにも同意している。」

 即ち、「個人の規範違反に関連した記録を永久に保持することは、デジタル版『緋文字』も同然で、その人に烙印を押すことになり、社会的な制裁を全く新しいレベルに押しあげたものだ」と報じている。
( 『緋文字』とは清教徒の法律によって、姦通を犯した印として胸に緋文字を付けた女の生涯を描いたアメリカ文学上の傑作のこと。)

 「この事件は、15億人がオンラインでつながれている時代には、かつての国家とは異なり、近所の人々や地下鉄の人々が『ビッグブラザー(監視者、独裁者)』になるとの点を教えてくれた事例だ」と指摘している(2005.07.08 中央日報等)。


 インタ-ネットは今までのテレビやラジオのように一方的に情報を押しつけらるメディアではなく、誰でも自由に自分の思いや意見を発信することができる。
公権力や巨大マスコミによる歪曲報道に良識のある一市民が異議を述べる発信手段として利用価値が高い。

 愛犬のノ-リ-ド問題やドッグフ-ドの原料問題だけを取り上げても、公権力や業界がコンプライアンス(法令順守)の意識がないことがわかる。今までは、一方的に歪曲した情報を国民に押し付けることが容易だったからだ。
多くの国民は一方的に流される風説風評を安易に信じ、それが国民の常識になった。

 ドッグフ-ドメ-カ-が意図的に流している「犬には人と同じ食べ物や鶏の骨は食べさせてはいけない」ということはその一例だ。
愛犬のノ-リ-ド問題についても、各都道府県条例に係留(リ-ド)の例外規定があることを市役所の公園管理者は故意に隠している。条例に違反するル-ルを勝手に作り、市民に強要している。コンプライアンス(法令順守)の意識がなく悪質だ。

 そういう毒された風説風評や歪曲報道に一般市民が対抗するには、インタ-ネットはありがたい情報発信手段だ。世の中が浄化される。

 しかし、物は使いようで危険な物になる。上記の「犬糞女事件」はその一例だ。
人権侵害や名誉毀損問題が起こる可能性が高い。正しく使わないと、危険だ。
「気違いに刃物」という。「暴走族にバイク」、「ブログ荒らしにパソコン」と思っている。有用な機器も使う人によって危険な機器になる。


愛犬は皆最良のセラピ-ドッグだ!! 2005.07.09


 セラピ-ドッグとはアニマルセラピ-(動物介在療法)に貢献している愛犬のことだ。療養中のご老人等の心理療法の一つとして、50年前にアメリカで試みられて発達し、10年ほど前に日本にも導入された。犬との触れ合いで人の心がいやされ、自然治癒力で病気がなおり、元気になるのだ。
愛犬たちの聡明で従順な性格を医療や福祉に生かしている。人と犬との共生だ。

 NHKで放映していたが、セラピ-ドッグに触れることで、重症で動かなかった手が動くようになったり、一人では歩行訓練に意欲がわかない人でも、セラピ-ドッグと一緒だと意欲的に訓練するようになるので、効果が抜群のようだ。重症のリュウマチの人が治癒したとのこと。 また、記憶力の回復にも効果があり、認知症(痴呆)の治療にも有効のようだ(05.7.8)。

 新潟県中越地震の被害地では日本レスキュ-協会のセラピ-犬ドッグ4頭が活躍し、多くの被災者の心を慰め、感謝されたと報道されている(読売新聞05.01.11)。

 犬は人との共生の長い歴史の中で、その遺伝子には人への忠誠心を示すDNAが組み込まれたのであろう。小言一つ言わないで、惜しみない無償の愛を与えてくれる。
人は見返りのない無償の愛を他に与えることはできない。何かを密かに期待している。
愛犬の飼い主に対する愛は純真で駆け引きがない。もらうことよりも、与えることに喜びを覚える愛だ。

 2005年現在、日本に約1,200万頭の飼い犬がいると推定されている。10人に1匹の割合で犬が飼われていることになる。その殆どがかわいがられて育てられ、大切に飼われている。  

 愛犬は生まれながらにして、人の心を癒してくれるセラピ-ドッグとしての素質を持っている。しつけと育て方で、人それぞれのセラピ-ドッグになる。飼い主の好みに合ったセラピ-ドッグだ。愛犬とその飼い主が和気藹々として、たのしく暮らすことができればよいのだから、セラピ-ドッグ協会の認定は必要ない。

 愛犬のパピヨンのパナのしつけはほぼ終わった。今はパナを「飼っている」と言うより、一緒に「暮らしている」と言う感じだ。いわゆる、コマンド語は使わない。普通の会話のように話している。 
パナは飼い主だけでなく、多くの人に無償の愛を与えて、喜べる素質がある。生まれながらのセラピ-ドッグだ。

 他の愛犬の飼い主も、同じことを思っているかも知れない。自分の愛犬は地球上で最もすばらしいセラピ-ドッグだと。そうだ。そう思うことが一番良いことだ。
 最良の愛犬から、いつも無償の愛を受けていると思うと、心がなごみ、幸せな気分で暮らせる。うるおいとやすらぎのある心豊かな生活ができる。
 人それぞれのセラピ-ドッグは、皆それぞれ世界一のセラピ-ドッグだ。


獣医の医療ミスにどう対処するか?? 2005.07.08


 動物病院の医療ミスで愛犬が死んだ場合でも、泣き寝入りする愛犬家が多い。裁判に訴えても勝訴するのは難しい。法律が獣医に有利なように制定されているからだ。
つまり、獣医がミスしたから愛犬が死んだのだと訴えても、裁判所は取り上げてくれない。獣医がミスしたことを愛犬家が証明しなければならない。

 獣医がミスを認めてくれると、簡単だが、言い逃れをしてミスを認めない。
専門的な誤診や治療ミスを実際に証明するのは、明確なミスがなければ証明するのは困難だ。弁護士に頼んでも、弁護士は法律の専門家であり、医療の専門家ではない。

 獣医は言い逃れをして責任を認めない。そこに動物医療訴訟の難しさがある。悪徳獣医が大きな顔で横行している要因がある。平然と、また、乱脈診療や誤診を繰り返して、金儲けを続ける。何か変な世の中だ。

 交通事故で愛車に少しでもキズをつけられると警察は飛んで来るのに、獣医が誤診で愛犬を殺しても警察は動かない。何か変だ。
クルマが大破しても、人身に被害がなければ、泣く人はいない。しかし、愛犬が死んだら、多くの人が泣く。

 訴訟額が30万円以下の場合は、弁護士に頼まないで、自分で裁判所に損害賠償請求訴訟をすることができる。例えば、借用書があれば、それを証拠に、裁判所の判決が容易に得られる。少額訴訟制度だ。

 しかし,愛犬の医療ミスの場合は、たとえ30万円以下に請求額をさげても、獣医のミスを証明する証拠を文書にするのは難しい。
元気だった愛犬の歯石を取るために、麻酔をして、その麻酔で死んだ場合でも、獣医は他の病気が原因で死んだと言い逃れするかも知れない。簡単にはミスを認めない。

 悪徳獣医が多すぎる。かかりつけの獣医が誠実な獣医かどうかを日頃の言動から判断しておくことが肝要だ。
愛犬が急に病気になると、気が動転して冷静な正しい判断ができないで、獣医の言うがままに愛犬を任してしまうことになりかねない。それでは、愛犬がかわいそうだ。
元気なときも、急病のことを考えてやるのが良い飼い主だ。愛犬を守ってくれるのは飼い主以外にはいない。

 獣医が乱脈診療で愛犬家を騙して金を巻き上げても、医療ミスで愛犬を殺しても、行政も警察も本気には問題にしてくれない。そこに、悪徳獣医がはびこっている背景がある。
行政の悪徳獣医に対する対応はおうようだ。詳細は誤診不正獣医も免許取り消し不可!?」 に記述してある。



アクセス10万到達お礼 163日目!! 2005.07.07


 ブログ開設半年足らずで、アクセスが10万を越しました。
これは、ひとえに、皆様のご支援の賜物です。厚くお礼を申し上げます。
ブログ【愛犬と登山】にリンク頂いている120ブログの管理人様には、特に衷心よりお礼申し上げます。

 愛犬に関して、あらゆる角度から問題点を取り上げ、考えてきました。
何が常識で、何が非常識かを論じてきました。唖然とした愛犬家も多いとみています。いわゆる非常識なことを言うからです。
でも、広く知られていることが必ずしも正しいことではないことが多いのです。
特に愛犬の世界は科学的な根拠のない風説風評がまかり通っています。

 法律的にも正しくないことが堂々と行われています。不思議な世界です。
自分の飼っている愛犬を守るために勉強を始めてたのですが、いろんなことを勉強することができたと喜んでいます。

 通常のホ-ムペ-ジ【愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓】は愛犬との登山に関する法律問題や自然環境問題を取り上げてあります。

 世界最大の検索エンジンであるGoogleのディレクトリ-の
『 社会> 問題・争点>環境>環境保護 』に厳正な審査を経て登録されています。

 環境保護問題のHPはほとんど団体のHPですが、【愛犬と登山】は一個人のHPで、登録数62中11位にランクされています。
それでも、特殊な問題なので、アクセスが10万に到達するのに2年近くかかりました。

 楽天は人の集まるよいブログだと喜んでおります。
今後ともご支援、ご指導のほどをお願い申し上げます。


臭いの消えるドッグフ-ドは詐欺商品!? 2005.07.06


 自然の植物のエキスを入れてあるので、そのドッグフ-ドを食べさせると、3,4日後には犬の糞や尿の臭いがなくなりますという意味の記述が包装紙にあるドッグフドが大手ス-パ-などで堂々と販売されている。詐欺商品だ。

 犬も人も哺乳類で、その胃は強い塩酸酸性であり、いろんな消化酵素がある。
食べたものは胃の中で分解され、消化される。金属やプラスチックなどは分解されない。ダイオキシンも分解されない。そのまま体内に蓄積される。だから、毒物として問題になる。

 「植物のエキス」は胃の中では分解しないのか。分解しないのなら、ダイオキシンのように、愛犬の体内に蓄積して、愛犬の健康を害することになる。

 「植物のエキス」は犬用の消臭剤にも悪用されている。詐欺商品では人工的な化学合成品はお題目にはしてない。一般消費者の化学物質に対する感情的な拒否反応があるのを逆手にとって、自然の「植物のエキス」をうたい文句にしている。「犬用消臭剤では臭いは消えない!?」 に詳記してある。

 その消臭剤の有効成分はすべて不明だ。化学的に見て、わけのわからないように美辞麗句が並べられている。「人体に無害な植物成分のエキス」というのが多い。そんなもので、消臭ができるわけがない。マスキングができるかどうかも怪しい。

 話をドッグフ-ドに戻す。
「植物のエキス」は化学的には胃の中で分解すると見るのが常識だ。コンニャクのように人や犬の胃の中では分解しない食べ物もあるが、普通の植物のエキスは胃の中で分解する。
分解した成分が犬の糞や尿に作用して、臭いを消すのか。どんな反応が起こって、臭いが消えるのか。化学的に証明できるのか。化学に無知蒙昧な詐欺師だ。

 「植物のエキス」で犬の糞尿の臭いがなくなるというドッグフ-ドは、他の記載事項もすべていい加減な記載だろうと見ている。何が原料かは誰も調べない。法律の規制もない。ドッグフ-ドはブラックマ-ケットの原料不明の商品だ。
農業や畜産業の産業廃棄物が原料だ。殺処分された犬猫も原料となる。「毒殺犬猫ドッグフ-ド化!告発投稿!?」 にショッキングな投稿がある。

 肥料の鶏糞は100g6円位だ。安いドッグフ-ドは100g10円位だ。ドグフ-ドは包装も良いし、宣伝広告も派手だ。原料代は鶏糞と同じ位だろう。
そういう安物に、高価と思われる「植物のエキス」を入れてあるのか。しかも、糞尿の臭いが取れるほどの量を入れてあるのか。世の中を愚弄している。

 愛犬のおやつの宣伝販売も花盛りだ。ネット広告に次の記述があった。原文のまま一部を引用する。

 ペットのふん尿のニオイを大幅にカットする、ビスケットタイプのドッグフード(犬用スナック)です。穀物発酵エキス(消臭成分)、緑茶ポリフェノール、オリゴ糖を配合。食べて2-3日頃よりニオイに作用しはじめます。ワンちゃんと一緒のさわやかな生活に。

 ペットのふん尿のニオイを大幅にカットする消臭成分の「穀物発酵エキス」とは、いったい何だ。科学的な根拠のないインチキ商品だ。ポリフェノールやオリゴ糖にも消臭作用はない。詳細は「愛犬には人用のおやつが最高!?」 に記述してある。


ノ-リ-ド取り締まる市民は何様だ? 2005.07.05


 「公園犬放し飼い禁止は動物愛護法違反だ 」 に賛同した人から、次の投稿があった。

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この勇気あるHPにめぐり合って本当にスカーッとしました。犬好きの者としてすべての意見に賛成です。
私は町田市に住んでいますが 「町田市」も似たようなものです。公園管理課にこのHPを読ませたいです。
あと、町田市では「取り締まり」が大好きなおばさんがいて、周りにほとんど人がいないところでボール投げをしていても 寄ってきて「つなげ」と言います。
もちろん反論はしていますが、何か効果的な文句はないものでしょうか。
「役人篇」だけでなく、「市民篇」も作っていただきたいものです。
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 公園でノ-リ-ドで愛犬を遊ばせている飼い主にクレ-ム(苦情)をつけてくる人は大別して三つの分けられる。

その1 自分の飼い犬がしつけが悪く、ノ-リ-ドができない飼い主。
その2 犬がほんとに怖い人で犬恐怖症の人。
その3 犬嫌いで自己顕示欲の強い人。

 最も多いのは、その1の自分の飼い犬がしつけの悪い飼い主だ。
公園でノ-リ-ドができる愛犬はしつけと訓練に相当の時間をかけた愛犬だ。自分の飼い犬は望んでも到底望めそうもないので、負け惜しみのひがみ根性で嫌がらせを言う。
「東大に入学すると、将来、汚職で逮捕されるかも知れないから、実用学校の方が良い」と、他人に自分の子供と同じ道を勧める輩の偏屈な精神状態に似ている。度が過ぎると、見苦しい。無視している。「ノ-リ-ド反対派の意見と反論」に詳述してある。

 その2については「犬恐怖症の人への配慮」 と「 犬恐怖症を治すには暴露療法!?」 に詳述してある。

 今日のテ-マは、その3 犬嫌いで自己顕示欲の強い人への対処法だ。
今までの経験では、他人の生活行動について、とやかく言ってくる人は大抵、教養の高くない人が多い。愛犬にリ-ドしろと、高圧的に言ってくる人には、次のように言っている。

 「ノ-リ-ドは警察さえ取締りの対象にしてないことを知っているのか。」
「法律条例はどうなっているのかわかっているのか。」
その一言か、二言で黙ってしまう。ホ-ムペ-ジに犬の係留(リ-ド)に関する法律条例のことが書いてあるから、言いたいことがあったら書き込むようにと、名刺を渡そうとすると、負け犬の遠吠えみたいなことを言いながら、逃げていく。自分の住所氏名を教えろといわれるのを避ける。その程度の人が多い。無知蒙昧で教養の低そうな人が多い。

 その程度の人を、西東京市の公園緑地課がノ-リ-ドを取締るボランティアとして、市報で募集したことがある。
公園管理の小役人はコンプライアンス(法令順守)意識が欠如している。法律条例よりも自分が偉いと思い上がっている。まともな社会人ではない。何かが狂っている。
 詳細はに「ノ-リ-ド取締りボランテイア募集」記述してある。

 その公園管理の課長と部下が、当方を裁判所に訴えると、脅かしてきた。法律に無知蒙昧な連中だ。「どうぞお好きなように」と言ってある。詳細は「市役所がノ-リ-ド奨励HPを訴える!?」にある.


フィラリア予防はしない!治療薬がある!!? 2005.07.04


 「副作用が怖いフィラリアの薬!?」に詳述したように、フィラリアの予防薬の副作用はこわい。アナフィラキシーでショック死することもあることが農水省の報告にある。
 アナフィラキシーとはアレルギ-反応の親玉みたいなものだ。元気だった愛犬が短時間でショック死する。

 フィラリアの幼虫が毒死するような化学物質が犬の体内に夏の半年間も滞留していて、副作用がない筈がない。愛犬がアナフィラキシ-ショック死をしなくても、肝臓機能を阻害されることはありうる。注射部位の硬結、嘔吐、元気食欲減退、顔面腫脹などは農水省の報告書にある。 

 愛犬を何代も飼い続けているが、フィラリアの予防薬のお世話になったことがない。副作用が怖いからだ。
愛犬のパナは室内犬だし、夜は殆ど連れ出さない。蚊に刺されなけばよい。仮に、刺されても、その蚊がフィラリアに汚染されていなければ問題はない。
だから、室内犬がフィラリア病にかかる確率はきわめて少ない。

 もし、愛犬がフィラリア病になったら、治療すればよいと決めている。
「フィラリア治療薬!!好評発売中!?」 に詳述したように、フィラリアの治療薬が発売され、立派な治療効果を上げている。

 テッツ犬猫病院(仙台市若林区古城3-14-36 電話022-282-9921 )では1999年11月の時点で100頭以上の犬に使用し、死亡した犬はいないとのHPの報告がある。

 2004年3月2日の農林水産省の動物用医薬品等部会でイミトサイドの安全性と有効性が再確認されている。
20施設で、1,087頭の感染犬を治療して、肝臓への副作用はないと報告されている。

 今までは安全で有効な治療薬がなかったので、蚊に刺されないようにと、かなり気を配っていた。治療薬が発売されたので、もし、発病しても、完治する薬があると、気が楽だ。ありがたいことだ。このブログを書くために、いろいろと調査してきたが、一番うれしい情報だ。

 「犬アトピ-性皮膚炎新薬発売 世界初!」に詳記したように、愛犬のアレリギ-性の皮膚炎については、世界ではじめて治療薬が発売される。朗報だ。


犬アトピ-性皮膚炎新薬発売 世界初! 2005.07.03


 愛犬の皮膚病で悩んでいる愛犬家が多い。いろんな犬の皮膚病があるが、アレルギ-に関係するアトピ-性皮膚炎を治す新薬を東レが世界で始めて開発し、発売するとの報道があった。動物病院向けに11月に発売し、拡大するペット市場を開拓し2年後に50億円の売り上げを見込むとのこと(日経バイオ等 05.6.30)。

 世界初のイヌインターフェロン製剤で、犬の皮膚病で最も発生率の高いアトピー性皮膚炎に対する治療薬だ。
アトピー性皮膚炎は、再発を繰り返し完治が困難な皮膚病で、現在ステロイド剤によって治療される場合が多く、長期のステロイド剤使用による副作用が懸念されている。従って、より有効で安全性が高く、簡便な治療法が待望されていた。

 イヌインターフェロン-を主剤とする注射剤で、臨床試験の結果、アトピー性皮膚炎の主な症状である「掻痒(そうよう)」、「掻破痕(そうはこん)」、「紅斑(こうはん)」、「脱毛」に対して高い有効性が認められている他、安全性についても問題のないことが確認されているとのこと。商品名として”インタードッグ”の商標を登録済み。

 皮下注射。投与回数としては、1日1回とし、4週間、週3回隔日投与を行う。

 インターフェロンは、人用として、抗ウイルス剤、抗悪性腫瘍剤として各国で使われている治療薬だ。
今回の“インタードッグ”は、犬の皮膚病である犬アトピー性皮膚炎の治療薬として開発されたものでだ。別に、”インタ-キャット”もあり、ネコにも効くようだ。

 犬の皮膚病は難病のひとつだ。専門の獣医もきわめて少ない。人には皮膚科の専門医がいるが、犬にはいない。それどころか、獣医大学の中には皮膚科の学科がない大学もある。
そこの卒業生は犬の皮膚の病気のことは何も知らないで、卒業してくるのかと疑いたくなる。

 獣医が犬の皮膚病のすべてを診察治療することは負担過重だと思う。
特にアレルギ-に関連する皮膚病、つまり、アトピ-性皮膚病を治療することは獣医にとっても重荷であっただろうと同情する。解明されてないことが多すぎる。

 今回の東レのアトピ-性皮膚炎治療薬の発売の発表は愛犬家だけでなく、獣医界にも朗報だろう。東レの今後の愛犬たちのための新薬開発に大いに期待したい。


犬用消臭剤では臭いは消えない!?? 2005.07.02


 犬用消臭剤でほんとに効くものがあるなら、直ぐに購入したい。愛犬家の多くは、1,2度は騙されて購入しているだろうと見ている。拙宅にも昔、玄関に置いてあった。来客の時に使うつもりだったようだ。1年ほども置いてあったが、重さが新品と殆ど同じだった。2,3回使っただけで、効かないことがわかったようだ。

 犬用消臭剤で効くものはない。明言する。
臭いを消すのではなく、香料などの他の臭いでごまかしているだけだ。専門用語ではマスキングという。消すのではなく、マスク、つまり、覆い隠す。

 何千年も香水がもてはやされているのは、生活の知恵だ。臭いを無くなすのではなく、覆い隠す。シャネルの何番とかはマスキングの最高の技術の粋なのだ。パ-ヒュ-マ-(調香師)の秘伝中の秘伝で偽造品はない。

 「消臭剤」ということ自体が誇大広告と言うよりも虚偽広告だ。
ほんとに臭いを消することは物理的にも化学的にも至難のワザだ。

 活性炭などで臭いの成分を物理的に「吸着」させて、臭いをなくすことは可能だが、時間が何時間もかかる。冷蔵庫用などの狭く密閉した空間には有効だ。

 臭いの成分を他の成分と化学的に「反応」させて、瞬時に無臭の成分に変えてしまうことは可能だが、散布する成分が化学的に活性なので、人体にも反応して弊害をもたらす。アレルギ-の誘発物質になりかねない。

 工業的な装置でなら可能だが、一般家庭での消臭は実際にはできない。水で洗い流すのが簡単で確実だ。

 ところが、犬に関する消臭剤は数多く売られている。
世界最大の検索エンジンのGoogleの日本語版で、キ-ワ-ドに「消臭剤 犬」を入力して検索してみてびっくり。75,000件出てきた。

 その消臭剤の有効成分はすべて不明だ。化学的に見て、わけのわからないように美辞麗句が並べられている。「人体に無害な植物成分のエキス」というのが多い。そんなもので、消臭ができるわけがない。マスキングができるかどうかも怪しい。

 マスキングに相当する日本語がない。消臭でも脱臭でも正しくない。
犬用マスキング剤の商品名では売れなくなるので、消臭剤としているのだろう。ごまかしで虚偽表示だ。

 ドッグフ-ドの防腐剤は、いつの間にか、合成保存料と表示されている。防腐剤は危険な薬物のイメ-ジがあるから、名称を変えたのだ。
実際にはエトキシキンという枯葉剤としてベトナム戦争で使用された猛毒が使われていることには変わりはない。愛犬の肝臓が悪くなることは周知の事実だ。

 消臭剤がマスキング剤とか、それに相当する日本語が用いられるような時代がいつ来るかな。愛犬の世界でも誇大広告や虚偽広告を許さない社会は国民が安心して暮らせる社会なのだが。



愛犬に塩分はほんとに害か?? 2005.07.01


 犬と人は哺乳類で同じ仲間だ。人の筋肉や臓器は何百億の細胞が塩分のうすい海水でひたされた状態でつながっている。その液体を細胞外液といい、その塩分濃度は約0,9%だ。

 この塩分濃度は太古の地球の海の塩分濃度と同じだ。哺乳類の祖先が海から陸に移り住んだ頃の塩分濃度だ。医療用の生理食塩水の濃度も0,9%だ。

 人の好む塩分濃度は汁物で0.7~1%程度、煮物では0.8~2%程度だ。細胞外液の濃度と同じだとおいしく感じる。
 厚生労働省の指針で、塩分の1日の摂取量は10g以下がが望ましいとされている。高血圧の人はもっと少ない方がよいようだが、実際は13g位とっている人の方が多い。
毎日摂取する塩分で、細胞外液の塩分濃度を保持している。余分にとった塩分は腎臓から排泄される。汗をかくと、その中にも塩分が放出される。

 愛犬も哺乳類なので、細胞外液の塩分濃度は人とほぼ同じだろう。犬の祖先のオオカミの時代には肉食動物として他の動物を食べていたから、塩分はその動物から、そっくりもらっていた。つまり、その動物の細胞外液にある0,9%の塩分で間に合っていた。

 しかし、ドッグフ-ドは100%肉類のものは少ない。多くのドッグフ-ドは穀物の副産物が原料だ。穀物の塩分濃度は肉類よりも少ない。
穀物を主体に愛犬の食餌を作るなら、人と同じように塩分は追加した方が自然の摂理にあう。愛犬には人と同じ味付けの食べ物を与えても、何ら問題はない。

 獣医のHPに非科学的な記述がある。その一部を原文のまま引用する。
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 調理された人間用の食品 栄養素の必要量が人間と大きく異なるイヌ・ネコは塩分をほとんど必要としません。イヌ・ネコは足の裏からの汗で少々塩分を放出する程度で、ほとんど排泄される事なく体内に蓄積してしまいます。心臓や肝臓に負担をかけたり、腎臓病や高血圧の原因にもなります。
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 犬猫は塩分を足裏の汗だけから排泄するとは、馬鹿げている。人も犬猫も塩分の排泄は腎臓で行う。汗をかかない人は毎日摂取する塩分は体内に蓄積するのかと聞きたい。1年も汗をかかない人は塩分で身動きできなくなるのか。そんな話は聞いたことがない。
 このような論法の獣医が多い。獣医とはその程度の教養しかないのかと情けなくなる。

 愛犬には人の食べ残しなどは食べさせないように、塩分は害があるとの風評を流している。科学的な根拠は何も示してない。ただ、悪いと言っているだけだ。、
 副業として、ドッグフ-ドも販売したい気持ちはわかるが、ウソ、でっち上げまでして世の中をたぶらかすとは浅ましい。無知蒙昧なのか、欲に目がくらんだ悪徳なのか。

 長寿犬の飼い主は皆、異口同音に「愛犬にはドッグフ-ドは食べさせてない。」と言う。人と同じ食べ物を食べさせている。それが健康で、長生きする秘訣だ。
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