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サプリメントと偽薬は同じ効果! 2005.06.20


 「椎間板ヘルニアの予防薬はない!?」を6月18日に掲載したら、グルコサミンとコンドロイチンのサプリメントを飲ませたら、知人の愛犬が股関節不全の悪化をとめられたり、皮膚のトラブルが治ったりしているとの投稿があった。よかったと喜ぶのは人情だ。

 しかし、サプリメントで病気がよくなったと、世の中に知らせるには問題がある。
サプリメントの代わりに、鶏肉や野菜を食べさせても、同じように治ったかも知れない。愛犬が本来持っている自然治癒力で治ることが多い。

 新薬がほんとに薬効があるかどうかを調べるのに、盲検法という薬のテスト方法がある。
沢山の患者をAグループとBグループに分ける。
Aグループの患者には新薬を与え、Bグループの患者には味や形状もまったく同じように作った偽の薬(プラセボという)を与える。

 もし症状が改善した人の数が2つのグループの間で同じ程度ならば、その新薬は効かないと判定する。
症状が改善した人の数が偽薬を与えたグループより新薬を与えたグループの方が多い場合は新薬は効くと判定する。

名医からもらった薬なら、小麦粉だけの錠剤でも神経痛が治ることがあるのだ。医学的にはブラセボ(偽薬)効果という。自然治癒力で治るのだ。

 更に新薬のテストを厳密に行うときには、患者だけでなく、医師にも、新薬と偽薬のことは知らさないでテストすることがある。二重盲検法という。

 愛犬用のサプリメントは医薬品ではないので、盲検法や二重盲検法は実施してないだろう。つまり、病気が治るかどうかは、判定してないと言うことだ。
 サプリメントの説明書には「サプリメントは薬ではありません。効果が出るまでは少なくとも、一月は食べさせてください」と書いてある。

 一月もすれば、治る病気は自然治癒力で治るだろうと期待していると見ている。それでも治らなければ、半年くらいは続けたら、治るでしょうとは、さすがに書いてない。効かないことが疑われるからだ。

 サプリメントは人間用も愛犬用も花盛りだ。特に若い人の愛好家が多い。サプリメントとは栄養補助食品のことだ。医薬品ではない。そのことさえわかってない人がいる。
 つまり、何の薬効がなくても、販売できるのだ。しかし、薬なみに高価だ。



断尾断耳の愛犬たちの写真集 2005.06.19


 断尾断耳は動物虐待だ。コ-ギ-には生まれながらに尻尾がないと思っている人や、ド-ベルマンが本来は垂れ耳で、見るからにおとなしそうで優しい顔立ちだと言うことを知らない人が多い。ド-ベルマンはどう猛ではなく、実際はおとなしい性格なのだ。

 日本は犬の断尾断耳について非情な国だ。犬の断尾断耳については犬に関する各協会も素知らぬ振りをしている。儲けにつながらないと見ているのだ。ドッグショウを大々的に開催している協会も、犬種標準(スタンダ-ド)に 断尾断耳を黙認どころか、奨励しているような記述がある。その方が子犬が売りやすいからだ。

 犬の断尾断耳をする現在の理由は下記の通りだ。

1 JKCが犬種標準(スタンダ-ド)に定めているから。
2 ブリ-ダ-が慣習として続けている。
3 美容整形・ファション性のため。
4 垂れ耳の犬は断耳により耳の病気が減るから。
5 尾に糞がついて不潔になるから。

 JKCの犬種標準(スタンダ-ド)に 最も大きな問題がありそうだ。
米国のハリウッド市の条例は人間の身勝手な美容整形・ファション性のための断尾断耳を認めないと表明している。
 人間は自分で美容整形をするかどうかの判断をするが、動物はその是非を判断できないから、条例で禁止するとのこと。

 断尾断耳が禁止されている国はドイツ、オランダ、デンマ-ク、スウェ-デン、ノルウェー、フィンランド、ニュ-ジ-ランドとイスラエルだ。

 禁止運動の盛んな国はイギリス、オ-ストラリア、スイス、ルクセンブルグ、キプロス、ギリシャだ。

 それらの国の中にアメリカがなかったが、カリホルニア州南部のウェスト・ハリウッド市が動き出した(2005/2/9)。全米に広がることを願う。


 動物愛護法第1条は、動物の虐待の防止と生命尊重を規定している。
第2条は「 動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。」と規定している。

 国際社会は断尾断耳禁止の方向に進んでいる。
それなのに、日本はJKC(日本ケンネルグラブ)などには全くその動きはない。
動物愛護の精神が欠落しており、犬を商売の対象として扱っているだけだ。
愛犬家ひとりひとりが断尾断耳について考え、自分のブログで意見を述べるなど、何らかの行動を起こすことをお勧めする。
一人一人の意見がやがて大きな潮流になり、日本からかわいそうな断尾断耳の犬がいなくなる日が来ることを願っている。



椎間板ヘルニアの予防薬はない! 2005.06.18


 胴長短足のミニチュア・ダックスなどのダックス系の愛犬が椎間板ヘルニアになりやすい。その他にはビーグル、シー・ズー、ヨークシャー・テリア、トイ・プードル、柴犬などだ。

 椎間板とは、背骨の骨と骨の間にあって、緩衝材的な役目を果たしている軟骨のことだ。ヘルニアとはラテン語で「飛び出す」の意味だ。 
つまり、椎間板ヘルニアとは、骨と骨との間にある軟骨の椎間板が所定の位置から飛び出している病気だ。飛び出している椎間板が神経に触れて痛む。

 愛犬の背中に触ったり、抱こうとすると痛がる。歩く時、足がふらついたり、のろのろ歩きになったりする。ソファや階段などへの昇り降りを嫌がるようだ。
重症になると、歩行困難になる。

 原因は先天的に軟骨の形成が異常で、若いころから椎間板が固く、もろい犬種がいる。ダックスのように胴長の場合は脊椎への負荷が大きい。さらに、室内でも元気よく跳んだり、駆けたり、ほえたりしがちで、脊椎に無理な力がかかり、椎間板を傷めやすい。
予防としては無理な動作や運動をさせないことと肥満を避けることだ。

 昨日の随想「愛犬にサプリメントは不要!?」への投稿の中に椎間板ヘルニアを恐れている愛犬家が多かった。サプリメントを食べさせていたり、予防のために食べさせた方がよいと誤解していたとの記述があった。
グルコサミンやコンドロイチンが入っているサプリメントに関する投稿だ。

 グルコサミンとはブドウ糖(glucose)の一部にアミノ基(amine)が付いた化学構造をしている。人も犬も自分の体内で作って皮膚や軟骨の成分としている物質だ。
グルコサミンはカニ、エビなどの甲殻類の外皮を形成するキチン質に多く含まれていて、20年ほど前に工業生産できるようになった。

 コンドロイチンも体内で作られる。その化学構造はグルクロン酸とガラクトサミンが交互に数珠のように何百と連結した形をしている。主に軟骨、関節、眼球、角膜等に分布している。

 もともと体内で自分で生成している物質なので、本来は補給の必要のない物質だ。
ビタミンやミネラルは体内では生成できないので、不足したら、補給しないと、健康を害する。だから、ビタミンやミネラルの供給源として、野菜類は不可欠だ。

 しかし、グルコサミンやコンドロイチンは供給しなくてもよいものだ。
なぜ、サプリメントとして愛犬に食べさせないといけないのか。その愛犬がグルコサミンやコンドロイチンを自分では生成できないと言う確かな兆候があるなかと聞きたい。

 登山中に自分の持ち物と同じ食べ物をあげると勧められても、荷物になるだけで迷惑だ。
工業的に安く製造できたからといって、体が必要としてない工業製品を愛犬に与えるのは、愛犬の体が迷惑する。工業製品のビタミンも多く摂取すると、健康を害するというのは常識だ。野菜や果物などの天然のものなら、その心配はない。

 グルコサミンとコンドロイチンは人の椎間板ヘルニアの治療薬としても予防薬としても認可されてない。

 サプリメントの宣伝販売は花盛りだ。踊らされて、必要でもないサプリメントを愛犬に与えないことが大切だ。余分なものは、何事であれ、害をもたらす。


愛犬にサプリメントは不要! 2005.06.17


 サプリメントの宣伝販売が花盛りだ。ドッグフ-ドは栄養バランスが悪いから、栄養補助食品のサプリメントで補う必要があるということだろうか。

 サプリメントとは、日常の食餌で不足する栄養成分を補う目的で摂取する食品のことだ。ドッグフ-ドは総合栄養食品で栄養バランスがよいと宣伝販売しながら、片方では、ドッグフ-ドだけでは、栄養が十分ではないので、愛犬には、必要な栄養成分を補充するために、サプリメントを食べさせた方がよいと宣伝販売している。
ドッグフ-ドは栄養バランスのよくないフ-ドだということを自ら明らかにしているようなものだ。

 愛犬用だけでなく、人用のサプリメントも花盛りだ。世界には飢餓で死ぬ人も多いというのに、わが国は豊かな国だと、あらためて思う。

 人のサプリメントは規制がきびしく、競争も激しいので、ペット業界で、一儲けしようとしている人達が多いと見ている。
ペットフ-ド業界は法律の規制のないブラックマ-ケットだ。ドッグフ-ドもサプリメントも、その原料を検査する公的な機関がない。詐欺商法がまかり通る。

 「関節痛に効くサプリメント」、「皮膚と被毛のためのサプリメント」、「免役力アップのサプリメント」、「消化酵素のサプリメント」、「関節軟骨の弾力性維持のサプリメント」など、何でもありだ。同じ会社がいろんなサプリメントを販売している。

 中身は皆、同じものではないのかと疑いたくなる。小さな企業で、そんなに沢山の商品を開発できたのかと聞きたい。
 人のサプリメントは大企業が相当の研究費を投入しなければ開発できない。
犬用はラベルだけを変えても誰も中身を調べない。研究開発はしなくてもいいのだ。

 「サプリメントは薬ではありませんから、すぐには効きません。少なくとも、1ヶ月くらいは食べさせてください」との記述がある。関節痛に効くというかと思うと、薬ではないという。いったい、中身は何だと聞きたい。

 何十年も愛犬を飼い続けているが、サプリメントを買ったことはない。勿論、食べさせたこともない。それで長寿で元気だ。
それを買う金で肉を買って与えた方がよい。間違いなく、愛犬の健康に良い。
愛犬のパナは鳥の毛羽先や砂肝等の肉類を毎日食べていて、健康優良犬だ。


ノ-リ-ド反対のル-ル教盲信者! 2005.06.16


 日本は法治国家だ。つまり、国民市民の多数決で成立した法律条例に違反してなければ、自由に生活を楽しんでも罰されることはない。独裁国家や宗教国家と根本的に違う点だ。独裁国家や宗教国家では為政者が国民の意向を無視して、身勝手にル-ルとかマナ-とかを作り、国民に押しつける。

 そのような社会常識は中学生でも知っている。しかし、それを知らない非常識な人から、下記の投稿があった。
ブログの随想「 愛犬の放し飼いに罰金はない。しかし?.」(05.06.12)に関する投稿だ。
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 「ノーリードを推奨してらっしゃるようですが、世の中には犬が嫌いで仕方がない人や、アレルギーのある人がいるということは、ご存知でしょうし、今までに色々な方に言われてきてらっしゃると思います。
Mt.Dogさんがノーリードを推奨されることは自由ですが、私には少々無責任な勧め方であるように感じられました。
本文のように「法律では問題ない」などのような発言をされると
「じゃぁうちの子も躾ができてるからそうしよう」と思う飼い主さんも出てくるのは当然です。というかそれがMt.Dogさんの思うところだと存じます。

ル-ル教やマナ-教の信奉者
等と仰られていますが、ルールやマナーを守らない人間が世の中でバッシングを受けるのは当然です。
いくら法律に違反していなくてもです。
逆さ読みして「法律を破っていなければ多少のルールは守らなくても構わんわ」と勘違いする飼い主もいるかもしれないと、お考えの上、お書きいただけると幸いです。」
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 法治国家とは何かがわかってないようだし、法律条例が何のために制定されているかがわかってない。救いようのない低俗な輩だ。
 法律条例とル-ルやマナ-が、どちらがより大切かがわかってない。社会良識が欠如してる。ル-ルやマナ-は解釈が人それぞれに違う。

 オウム真理教は教団が勝手に定めたル-ルに反したとの理由で殺人を平気で行った。
この投稿者が教団にいたなら、ル-ル違反だから、殺すのもやむをえないと同意しただろうと恐ろしくなる。ル-ル教の盲信者はオカルト教徒と同じほど怖いものだ。

 法律条例を無視して小役人が勝手に作るル-ルやマナ-に従う義務はない。
コンプライアンス(法令順守)の意識の欠如した小役人は横着横柄だ。
法律条例に違反しているのは小役人の方だ。法律条例よりも小役人の方が偉いと思いあがっている。

 小役人が当方の通常のHP記事を裁判に訴えると口頭で脅かしてきた。
「どうぞご自由に」と伝えてある。裁判で敗訴するのは小役人であることがわかってない。1年以上経つのに音沙汰がない。

 この投稿者は法治国家とか法律条例に無知蒙昧だ。教養の程度が透けて見える。こういう連中が、いわゆる掲示板荒らしだ。八方破れの屁理屈を並べて、他人のブログや掲示板に泥足で上がり込んでくる。迷惑千万な連中だ。

 自分では正論と思い込んでいるからタチが悪い。世の中に公開する情報としては価値がないので、一読して削除することが多いが、この投稿は典型的な掲示板荒らしの投稿なので、反論して残してある。こういう連中が世の中にはびこると、弊害が多い。



愛犬は耳掃除もしたことがない! 2005.06.14


 外耳炎は耳の垂れている犬種、耳の中にも被毛が生える犬種、耳の中に分泌物の多い犬種に発生しやすい。その原因は細菌や酵母菌の繁殖、またはミミダニだ。

 長毛犬種のシーズー、プードル、コッカースパニエル、シュナウザ-、マルチ-ズなどは耳の中にも被毛が生えるている。そのために通気性が悪く、耳の病気になりやすいようだ。被毛が生えている状態での耳掃除もむつかしいようだ。

 外耳炎の犬は耳を痛がる、引っ掻く、擦りつける、頭を傾ける、あるいは頭をしきりに振るといった症状がみられ、時には悪臭や排濃があるようだ。

 老犬や栄養状態が悪く、抵抗力が落ちている場合に、もともといる細菌や酵母菌が繁殖して病状がでることも多いようだ。ドッグフ-ドだけに頼っていることにも
原因があると見ている。

 スピッツ、シェルティ-、パピヨンと飼い続けているが、愛犬の耳を一度も掃除したこともないのに、どの愛犬も耳の病気になったことがない。
先代のパピヨンも今のパピヨンのパナの耳の中は、薄いピンク色にニスを塗ったように綺麗だ。汚れが全くない。耳掃除の必要はない。なお、耳の中には毛は一本も生えてない。

 昨日、「愛犬の爪切りは必要がない!?」を書いたが、耳掃除のことを忘れていたので、追加して書くことのした。
先代のパピヨンも、今のパナも、耳掃除も爪切りも歯磨きもトリミングも肛門腺絞りも一度もしたことがない。それで、容姿端麗で元気溌剌だ。

 パピヨンは器量がよく、頭もよい。運動神経は抜群で、身軽で活動的だ。三拍子そろった犬種といわれる。その上に、寒さに強く、冬山にも向くので、四拍子そろった犬種と思っていたが、更に、病気に強く健康的な犬種だとあらためて思う。 先代登山犬のパピヨンが名犬だったので、二代目もパピヨンにしたのは正解だった。   
 20年ほど前まではパピヨンといえば、体重は5~6kgあるのが普通だった。
今は3kg以下のものが喜ばれている。パナは2,7kgだ。

 食餌は鶏の毛羽肉を主体にしたもので、1日1回の手作り品だ。必ず、余るように作るので、食べ放題だ。好きなおやつはない。ジャ-キ-さえ食べない。食餌だけで満足している。ドッグフ-ドは全く食べない。たまに、人用チ-ズを食べることがあるが、食べないことの方が多い。

 人と同じように、何を食べさせたかがわかるような食事で愛犬を飼うことが大切だ。変な病気にならない。先代のパピヨンは享年15歳以上であったが、13歳まで、ワクチンなども含め、一度も獣医の世話になったことはなかった。



愛犬の爪切りは必要がない!? 2005.06.14


 犬を何代も飼い続けているいるが、爪を切ったことがない。その必要を感じたこともない。スピッツ、シェルティ-は屋外で飼っていたので、爪を切ることなど思いもよらなかった。先代のパピヨンからは屋内で飼っているが、爪切りの必要性はなかった。

 昔、家族の一人がデパ-トで偶然見つけたらしくギロチン式の爪切りを買ってきた。それで、爪を切りすぎて、出血させてしまった。
必要のないことは、する必要はないということにして、以後、誰も爪切りをした人はいない。
 爪切りをしなかったために起こった不都合やトラブルは一度もない。

 ところが、最近、ブログを始め、ネットサ-フィンをしていると、爪切りに悩んでいる愛犬家が多いことがわかった。
 愛犬に口輪をはめてとか、酒を飲ませてとか、あるいは、キャリ-バッグから足を一本づつ出させて切るとか、いろいろ苦労しているようだ。
切ることに一生懸命だ。なぜ、切らなければいけないかは考えてないようだ。誰も、切る理由に触れてない。奇妙な気がする。

 愛犬が噛み付かんばかりに嫌がることをするというのに、なぜ、そんなに嫌われることを、あえてしなければならないかを考えてない。他人がするから、自分もしなければならないと思い込んでいるのではないだろうか。愛犬がかわいそうだ。迷惑だろう。

 あらためて、聞く。何のために愛犬の爪を切るのか。
獣医やトリマ-には立派な理由がある。利益になるからだ。
愛犬家、特に、その愛犬にメリットがあるのか。
愛犬のパナは一生に一度も嫌な爪切りを強いられることはないだろう。

 パピヨンのパナには後ろ足にはないが、前足には、オオカミツメがある。つまり、後ろ足には四つの爪があり、前足には五つの爪がある。親指の爪は他の爪とは違い、肉球より2cmほど上部にあり、土につくことがない。オオカミ時代の名残とのこと。
 オオカミツメは怪我の原因になるから、切除した方がよいという人もいるが、自然の摂理であるものを、人間の勝手な思いで、切除する必要はない。何でも商売の対象にしたがる。

 先代のパピヨンも、今のパナも、爪切りだけでなく、昨日の随想に書いたように歯磨きもしたことがない。トリミングも肛門腺絞りも一度もしたことがない。それで、容姿端麗で元気溌剌だ。
 トリミングと肛門腺絞りの詳細については、それぞれ次のタイトルにリンクしてある。
 [ トリミング代不要で容姿端麗な愛犬!?]
 [ 肛門線絞りが必要な愛犬は病気だ!?]

 先代のパピヨンは15歳を越していて、風呂上り1時間後に、飼い主の腕の中で5分ほどで急逝したが、13歳までは病院にも行ったことがなかった。
登山犬で名犬だった。大手ス-パ-の入り口で別れ、買い物が終わる頃には、出口で待っていた。

 ワクチンもフィラリアの薬にも一切お世話にならなかった。今のパナも同じだ。
先代と同じように、13歳までは病院のお世話にはなりたくない。出来れば、先代を超えてもらいたい。

 そのためには、飼い主の愛犬の健康管理は大切だ。正い情報を入手して、正しく対応することが必要だ。そのための勉強のつもりで、このブログを毎日書いている。



愛犬は歯磨きしないで丈夫な歯! 2005.06.13


 「犬 歯磨き」でGoogleで検索して、びっくり。88,200件が出た。
その殆どが獣医の歯磨きや歯石除去の宣伝広告や歯磨き用品の販売のHPだ。
その中から、獣医のHPの記述文を原文のまま転写する。

「■小型犬の歯は歯石がつきやすい
歯の病気は、小型犬や短頭種の犬に特に多く見られます。歯の病気の最大の原因は歯石ですが、これらの犬の歯は歯石がつきやすい構造になっているからです。すなわち、歯が密に生えているため、食べ物のカスが歯の細いすき間にはさまったままになりやすく、そのために歯石がつきやすいのです。」

 統計的科学的な根拠のないことを書くなといいたい。世の中を惑わすような捏造をしてもらっては困る。でっち上げとはこういうことを言うのだ。
他の犬種の犬は「歯が密に生えてない」というのか。いい加減すぎる。

 先代の小型犬のパピヨンは歯磨きは一度もしたことはなかったが、享年15歳以上まで、歯は丈夫だった。今のパピヨンのパナも、歯磨きは一度もしたことがない。今後もする気はない。

 先代も、今のパナも鶏の唐揚げの骨を頻度よく食べさせているので、それで歯磨きをしていることになる。ケンタッキ-やマクドナルドの鶏の唐揚げの骨なども、喜んで囓って食べる。両端部分を囓り、中央部分は残すことが多いが、骨が少ないと、中央部分もこな粉に囓って食べる。鶏の骨はカルシュ-ムを補給するだけでなく、歯磨きにもなる。

 同一獣医のHPから、別の宣伝文をそのまま転写する。
「■動物病院で歯石を除去する
歯石が付着してしまったら、動物病院で除去する方法があります。歯石は通常、歯の根元の部分や歯間や歯肉に付着します。歯が黄色くなり、口臭が強くなりますから、比較的容易に気づくことができます。
動物病院では、痛くないように麻酔をして、歯と歯肉に付着した歯石を除去し、よく洗浄して、歯の間の歯石を洗い流します。次に、軽く研磨して、歯の表面を滑らかにします。フッ素塗布の処置を行うこともあります。」

 「痛くないように麻酔をして」とさらりと書いてあるが、愛犬が麻酔死することも多い。獣医に麻酔で死なない保証をできるかと聞いてみるよい。町の開業医はほぼ全員が保証できないと答える。経験がある。大学病院だけが、全検査結果を見て、保証した。つまり、麻酔で死亡する事故は多いのだ。

 愛犬の命は保証しないで、歯石を取るために、危険な麻酔をする。金儲けのためにはどんなことでもする悪質な獣医がいる。
 もし、麻酔死の怖さを知っていて、愛犬の歯石を取る飼い主がいたら、愚の骨頂だ。馬鹿な飼い主に飼われた犬がかわいそうだ。

 歯磨きガム等の犬用ガムによる食道閉塞や腸閉塞が多発していることについては2005.5.3の随想「 犬用ガムによる食道閉塞や腸閉塞が多発!?」に記述した。
病院が繁盛するので、事故が多発していることについては獣医は何もいわない。ガム業界との共存共栄だ。鶏の骨は食べさせるなと言う。ドッグフ-ドを売りたいためだ。

 愛犬の歯磨き一つを取り上げても、不合理、理不尽なことが横行している。
愛犬家は自分自身で正しい情報を入手しないと、愛犬の健康と長寿は守れない。



愛犬の放し飼いに罰金はない。しかし? 2005.06.12


 公園などでしつけのよいおとなしい愛犬をノ-リ-ドで遊ばせても、法律条例に違反しているわけではないので、当然、罰金はない。
つまり、犬の係留(リ-ド)については猟犬などについて、条例に例外規定がある外に、愛玩犬についても「人畜に危害を加えるおそれのない」犬の場合は係留しなくてもよいという規定がある。

 さらに、人畜に危害を加えるおそれのある怖そうな犬でも、係留違反だけで罰金が科されることはない。
通常のHPのBBSに、 各都道府県の条例を列記して、係留違反も罰金刑が科されると主張する人がいる。法律に無知蒙昧だと、ほっても置けないので、付言する。
 例えば、人身傷害事故を起こした犬の飼い主に対し、柵を作って、その中で、犬を飼うように知事が命令を出したにもかかわらず、その命令に従わない場合などである。
 すなわち、条例に規定している知事の命令に違反した場合の罰金で20万円以下だ。

 軽犯罪法や都道府県条例には係留違反について科料が規定してある。科料は千円以上1万円以下で、罰金は1万円以上で上限がない。
金額の問題だけではない。罰金はいわゆる、前科者となる。就職などにも影響する。
科料は交通違反の罰金(正しくは過料)と同じような取り扱いだ。重要記録には残らない。

 しかし、放し飼いの愛犬が他の愛犬や人に危害を加えた場合は、他の法律が適用されて、民事事件として多大な損害賠償が請求されたり、時には刑事事件として、罰金だけでなく、懲役刑が科されることがある。
噛みつき癖のある犬を放し飼いにすると言うことは犯罪に直結していると言うことだ。過失傷害罪、重過失傷害罪、さらには、傷害罪の成立することもある。

 だから、すべての犬は放し飼い禁止だ、ノ-リ-ド禁止だと、犬の傷害事件があると、掲示板がにぎやかになる。鬼の首でも取ったように勝ち誇って書き込んでくる輩がいる。いつものことだ。慣れっこになっている。
 昔は、丁寧に反論していたが、最近は一読して、削除している。世の中に知らせる情報としては価値がない。

 飲酒運転をして、人をひき殺す不埒者がいるから、クルマは殺人機械だ。だから、すべての人はクルマを運転すべきでない。クルマ運転禁止だと騒いでいるようなものだ。
あるいは、飲酒運転する人がいるから、この世の中から、酒を追放せよと騒いでいるようなものだ。馬鹿げている。

 特殊な事例を取り上げて、すべてを禁止しようと、大騒ぎする輩の知能の程度がわかる。相手にしないことにしている。
中にはル-ル教やマナ-教の信奉者らしいも者もいて、その偏見を押し売りしてくるオカルトかぶれもいる。小役人かぶれ、あるいは、市役所かぶれかも知れない。

 しつけがよく、おとなしい愛犬は、愛犬の大小を問わず、ノ-リ-ドにして、公園などで愛犬と共に楽しく遊ぶとよい。法律条例も認めている。



愛犬入店可ス-パ-と身体障害者補助犬法! 2005.06.11


 盲導犬を連れた視覚障害者9人が参院本会議の審議を傍聴した。補助犬を受け入れている国会の様子を紹介し、全国の公共施設や店舗、企業などでのスムーズな受け入れを促進するのが狙い(2005・6・8 読売、毎日新聞)。

 2002年に成立した身体障害者補助犬法の趣旨を国民に広く知ってもらい、盲導犬,介護犬、及び、聴導犬の重要性を理解してもらいたいためだ。同法により身障者が補助犬の同伴が可能となった施設には、不特定多数が利用するホテルやスーパー、レストランなども含まれており、国や地方自治体は国民の理解を深めるよう努めなければならないと定めている。

 法律でいう「介助犬」とは、定義をそのまま転記すると、「肢体不自由により日常生活に著しい支障がある身体障害者のために、物の拾い上げ及び運搬、着脱衣の補助、体位の変更、起立及び歩行の際の支持、扉の開閉、スイッチの操作、緊急の場合における救助の要請その他の肢体不自由を補う補助を行う犬」のことだ。

 「 聴導犬」とは、「聴覚障害により日常生活に著しい支障がある身体障害者のために、ブザー音、電話の呼出音、その者を呼ぶ声、危険を意味する音等を聞き分け、その者に必要な情報を伝え、及び必要に応じ音源への誘導を行う犬」のことだ。

 このように法律で定めている補助犬でさえ、入店を断るス-パ-やレストランが多いという。犬に対する偏見で法律も無視しているのだ。見方によっては人権侵害だ。

 犬に関する文化の高い欧州、たとえば、イギリス、ドイツ、フランスなどでは普通の愛犬でも公共の乗り物やデパ-ト、レストランなどに気楽に入店できるという。

 日本人は金儲けに関しては直ぐに真似るのに、金に結びつかない文化に関しては世界の文化に無関心な面が強い。
 かって、貿易摩擦の際、日本人がエコノミック・アニマルと酷評されたことがある。経済大国になった現在でも、三井物産、三菱自動車等日本を代表する大企業の悪行が暴露されている。精神的に貧しくいやしいということか。心にゆとりがないのだ。

 愛犬専用のカ-トに乗せて、愛犬も自由に入店できる大型ス-パ-がある(写真2枚)。
東京都三鷹市の東八道路沿いにあるス-パ-の「Jマ-ト」だ。
食料品以外の日常雑貨はすべてある。駐車場も完備しているので、よく利用する。同じ商品なら、このス-パ-で買う。愛犬と一緒に店内を回れるのは楽しい。
 真夏に、愛犬をク-ラ-をつけたまま、車内に留守番させるのは気になるが、その心配がない。

 本屋や100円ショップも愛犬が入店できる店と禁止の店がある。当然、禁止の店には行かない。科学的に禁止する根拠があるのかと聞きたい。学識教養や文化程度の低い経営者だと言いたい。

 「犬は動物だから」と差別する輩は、自分が動物であることがわかってない。生物学的にはホモサピエンスのヒトに分類されている哺乳類という犬と同じ動物だと言うことがわかってない。無菌の神や仏に近い存在と誤解している。救いようがない動物だ。

 日本が欧州の犬の文化先進国の仲間入りができるのは、いつの時代だろうか。愛犬に相続権が認められ、自由にレストランで共に食事を楽しむことができる時代は生きている間に来るだろうか。

 無理な夢は見ないで、愛犬とは毎日一緒に食事を共にしている。タマネギなどのネギ類以外は、愛犬が食べるものは、何でも分け与えている。同じ哺乳類だ。食べ物で差別する必要はない。差別して、何の益がある。
 人生のよき伴侶でり、よき友である愛犬とは同じ釜の飯を食べると仲間意識が互いに沸く。幸せだ。


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